※この作品はR-18です。

狂愛神話~Harlem or Buddy〜   作:サナ

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警告の炎

ーー紅魔館 屋上結界内ーー 

 

 炎弾【ディザイア】

 

無数の炎弾が展開され全てが私を飲み込む様に遅ってくる、これは避けれないか、

 

 夢符【封魔陣】

 

「霊夢ならば避けると思ったがな…避けれないと勘付いたか。」

 

「あら、さっき知り合ったってのに前々から知ってる口振りね?」

 

「さあ、どうかな。今はそれを問うよりも…」

 

彼が消えた!?一体何処に!?

 

「後ろ!?」

 

「おっと、これもまた勘付かれたか。」

 

咄嗟に後ろにお祓い棒で受けたからいいものの一瞬で私の後ろに付いて斬りつけて来るなんて、さっきまでのあいつとはやはり違う。こいつは強い。

 

「勘付かれるならば勘付かれようと押し通すまで、次は簡単には避けない行くぞ霊夢。」

 

 【フレアム・ソードハウンドナイト】

 

彼の周りに炎の剣が複数現れ、一気に向かってくる。

それぞれの炎剣を躱すが、炎剣は跳ね返るでも無く私が避けた直後に方向を変え再度向かってきている。

 

「このっ!やりづらいっ!」

 

この剣まさか当たるまで落ちないんじゃないでしょうね!?どれだけ札を当てても針を当てても叩き落としても狙い返してくるんだけど!

 

「なんだあの技は!霊夢、一気に離れろ!こいつで纏めて…」

 

 恋符【マスタースパーク】

 

「はぁ、ギリギリで離れられたけど…」

 

あれでもまだ炎剣は残って私を狙っている、一体何なの?あいつがこの短時間でここまでの技を使えるなんて…

 

「まさか私のマスパで落とせないなんてな…なんの魔法掛けてあるんだありゃぁ…」

 

「さぁね、こっちもそろそろきついし、あの剣を突っ切ってあいつを直に落とすしか無いわね…」

 

炎剣の隙間を潜り抜け、あの男へ急接近し叩く強引な行動。

危険だけどこのままの距離で戦っていたら負ける。

 

「なるほどねぇ、避けれぬなら突っ切るか。しかしな俺が本人と符を見違えると?」

 

「かはっ!?」

 

急接近すると見せ掛けた身代りを破って背後に回って零距離弾幕を仕掛けようとしたが軽くいなされ反撃を食らってしまう、追撃を警戒したけど追撃してくる様子が無い。

 

「安心しろ、精神に干渉するだけのダメージさ。実質的なダメージでは無くダメージを受けたという認識だけを与えてるものだ。弾幕ごっこなら範疇の内だろう?」

 

「そうね、でも貴方はどう見ても外来人。別にルールに乗らなくても良いのよ?」

 

「俺がルールを破る訳にもいかんだろうさ、何故かは告げはしないがいずれ解る時が来るだろう。」

 

「くっ!」

 

重い、彼の振るう剣が余りにも重過ぎる。結界じゃ防ぎきれない。

 

「ああッ!!」

 

押し切られ斬られはしたものの外傷が無い、あいつの言ってた通り精神にだけ影響させてるのね…

 

 黒魔【イベントホライズン】

 

「……消滅せよ」

 

「なっ!?嘘だろ!?」

 

まさか、信じられない。魔理沙の放ったスペルが掻き消されるじゃなく文字通りに消されてしまった。

 

「手負いならあまり干渉しない事をオススメするよ。レミリアとの一戦で消耗は激しい筈だ。」

 

「この私が何時までも外野とは限らないぜ!もう充分復活したさ!」

 

恋符【マスタースパーク】!!

 

「避けられるよな!まだまだぁ!!」

 

恋符【マスタースパーク】

恋符【マスタースパーク】!!

 

魔理沙のマスタースパークの連続発射、単純な破壊力のある光線を

連発していく後を考えない一気攻勢。

 

 

「全く、勢いに乗ると暴走してくるのは悪い癖だな、」

 

忌炎【幻夜の灯火】

 

「魔理沙!今すぐ避けなさい!!」

 

「もう遅い。」

 

「ーーーーっ!!?」

 

「魔理沙!!!」

 

魔理沙が炎になって散らばったあの男による砲撃をまともに喰らってしまった、

マスタースパークをすり抜け、いとも簡単に魔理沙を切り伏せた。

 

「死ぬ事は無いと言ったぞ、そう睨みつける事も無いだろう霊夢?」

 

「…あんた、容赦無いわね。」

 

「容赦か、殺生の無いルールであれども戦いに変わり無い、容赦も加減も無いだろう?いや、これは弾幕ごっこだったか」

 

「霊夢、お前の加減は誰かを傷つけてしまう、まあ相当後の事だが憶えておいてくれ、

【加減は誰かの心に傷を与える】と。憶えていなければいずれ後悔する。」

 

「・・・・・」

 

何も言葉が出なかった、何を言っているのかと思いつつもあの言葉には

黙り込むしかなかった。

まるで未来の人から警告されたような気分だ。

 

「あんた・・何者よ・・」

 

「んあ?え?なんだ。なんで物凄い睨まれてるんですかね俺!?」

 

突然だった、人が変わったようにおどおどし始める目の前の男。

さっきまでは遊々と構えていたというのに。

まさか本当に人が変わってたとでも言うの?

 

「あんた、覚えてないの?」

 

「さっきまで寝てたとしか記憶に無いが・・ってか何で俺はいつの間にここに!?」

 

どうやら本当に記憶に無いみたいね・・加減が傷を与える・・ねぇ。

 

「私にも良く分からないわね。で?どうするの?まだ戦うつもり?」

 

「ええ、この程度で敗北しては恥も当然。」

 

「何時の間に起きてきたのよあんた。」

 

「ついさっき。煉、まだやれるのでしょう?」

 

「そろそろ身体のあちこちが痛いけどな・・ま、もう少し頑張れますよっと」

 

「全く、しぶといにも程があるわね・・そろそろお茶の一つでも飲みたいんだけど!!」

 

 

 

ーーーfateサイド 市街地 ほぼ壊滅状態ーーー

 

2体の巨獣が激しく争っている。

その激しさは戦場全体が見渡せる程の上空だというのに振動がビリビリと伝わたってくる程に。

 

【ーーーー!!】

 

【オオオオオオオ!!!】

 

グルームという蛇にも似た巨大な化物は、鬼神と名乗り、姿をグルームと同じ程の大きさの怪物へと変化した男「眼千」に長い巨体を活かした薙ぎ払う様な突進をするも、眼千の腕がグルームの首を貫いた。

 

【ッラアアアアアアアア!!】

 

グルームの首元に腕を貫通させたまま、背負い投げの勢いでグルームを翻す。

 

【オッ、ガァハ…】

 

眼千が倒れたグルームに拳を打ち込むがグルームは巨体に似合わぬ速度で逃れる。

 

【ほう、図体の割には動きが良いな】

 

打ち込んだ拳に地面が抉れ上がり衝撃波を含んだままグルームに直撃する。

しかし、彼と一緒に来た露出度の高い女の人と青タイツの男の人は手助けを加えるつもりさえ無い雰囲気で化物の戦いを見ている、

 

【ゴ、アアアアアアアアアアアアアァァァ!!!】

 

 

【闇の衣よ】

 

グルームから膨大な熱線が放たれた。

黒い霧に包まれた眼千に熱線が当たり、眼千を焼き尽くす。

熱線を照射したままグルームは眼千へと突撃していく。

 

【ちっ!熱線では意味が無いと察したか!】

 

眼千が防御の姿勢を崩すと、手に黒い靄を纏った紫色の剣を持ち攻撃の

態勢を取っている。

 

【こいつを出さずとも行けると思ったが世の中、甘くは無いってか。】

 

眼千はグルームに向かって走り出す、グルームはそれを迎え撃とうとしているが・・

 

【悪いな、少々強引ではあるがっ!】

 

【ゴガァッ!!】

 

眼千の剣がグルームを裂いた、しかしそれだけじゃ無い。

 

【ガッ!オオッ・・オオオアアアアアアアア!!!】

 

裂いた部分から紫色の鎖がグルームの身体を蝕んでいく、内部から外部へ

鎖はグルームの顎を貫いて自由を奪い拘束した。

 

 

眼千【顎を飛ばした様だな、いけるぞ、クーフー。】

 

クーフー「おっ、本当に良いタイミングを作りやがったか!抵抗の無い奴をやるってのは主義じゃねえがな!!」

 

上に立ち乗っていた青タイツの男は勢い良く飛び出すと紅い槍を構えた。

 

 

  ゲイ・ボルグ!!!!

 【刺し穿つ死棘の槍】

 

紅い槍がグルームの身体に深々と突き貫いていく、拘束されているグルームには

抵抗が一切無い。

 

眼千【いや、死にきっていない!?躱せクーフー!!】

 

槍に貫かれたグルームは最後の抵抗と言わんばかりに熱線を放とうとしていた、

青タイツの男が避けるには時間が足りないだろう。

 

クーフー「ちぃっ!!」

 

 

  【三歩絶刀!!無明三段突き!!!】

 

 




お読み頂き有り難う御座います~

また近々に人物紹介出したい所ですな。

続きはまた来週の日曜日に~
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