※この作品はR-18です。

狂愛神話~Harlem or Buddy〜   作:サナ

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紅く美しい夜の王

ーーー紅魔館 屋上ーーー 

 

紅さを一層増した霧の世界を彩る閃光。

お互い傷だらけの満身創痍、

宿の確保の筈がここまで飛躍してしまうとは。

 

しかし思うのは【俺は何者だ?】

気がついたら森に倒れていて所持品は身につけてる服以外一切無く

記憶が名前しか覚えていない。

丁度近くにあった館で、妖怪である美鈴の加減の無い一撃を受けても無事。

そのタフさを見込まれたのか異変とやらの協力をする代わりに住まわせてもらえるという条件を得て今に至るが。

 

炎を出しては、気がつけば飛んでさえいた俺は本当に人間だろうか

俺は記憶を失う前、何をしていたんだろうか

 

 

「煉!何を呆けているの!」

 

「え?うわっ!?」

 

考え事に耽っていた俺はレミリアに強く蹴飛ばされた、そして俺が居た場所にド派手な光線が放たれていた。

 

「うわぁ…危うく消し炭にされる所だったのか…」

 

「全く、やけに私に集中して攻撃が飛んでくると思ったら何してるのよ!」

 

「あ、ああゴメン。少し考え事してたわ…」

 

相当弾幕を浴びたのかプスプスと焦げながら

文句を飛ばしてくる。

 

「やっぱり、さっきまでのアイツの急変は誰かが乗っとってたみたいね…雰囲気真逆ね。そういえば私もあの吸血鬼と会う前に確か…」

 

「ま、考え事は後回しね。」

 

 

 霊符【夢想封印 集】

 

札が散開し、やがて一点に集束し標的を狙う。

 

「また私か、同じ手は二度も三度も通用しないと・・!?」

 

「そう?後ろには注意しておきなさい!」

 

レミリアの羽に凄まじい回転をしながら針が5本飛来し掻っ切った。

 

「レミリア!!」

 

剣で再度飛来する針を3本斬り落とす、

しかし2本は落とせず腹と肩に被弾してしまう。

 

「っ!勢いが落ちないもんだな、あの針は!」

 

「背中が甘いわよ!」

 

「くっ!!」

 

剣で祓い棒を受け止めるも、幾度も斬り落とせなかった針が戻って来た事により背中に針が食い込んだことで防御が崩れる。

 

「ああっ!!くそっ!」

「空いたわね!!」

 

 必殺【ハートブレイク】

 

一瞬何かが横切り、目の前からは巫女が居なくなっていた。

 

「羽だから良かったものを、首だったら少し危ない所だったじゃない。煉、背中にグサッと刺さってるけど平気?」

 

「平気な訳ないだろ、かなり痛むわ・・」

 

「ま、そうだと思ったわよ。ほら、引っこ抜いとく。」

 

「ダアアアアア!!?おまっ!引っこ抜くじゃなくてブチ抜くってもんだぞ、それえええええ!!」

 

レミリアに背中に刺さっていた針を容赦なく引っこ抜かれた、背中から血が噴き出して

見た目にも酷い様だ。

 

「さっきまでボーッとしてたんだし良い気付けでしょ?安住の為なら問題無いんじゃない?」

 

「うーーーー…家賃払う方が良い気がしてきたぞ…」

 

 

 恋符【マシンガンスパーク】

 

突如として下から連射された光の束が次々と俺とレミリアの周囲を飛んでいく、狙いは付けているみたいだが安定していないみたいだ。

次々に放たれてくるが乱射と言える程に当たりはしない。

 

「流石に狙い付けれる程の余裕は持ち合わせていないからな、ゴリ押しさせてもらうぜ・・!」

 

 炎波【ブレイズゲイザー】

 

炎による波状攻撃で弾幕を片っ端から撃ち落とす。

以前の極太の光線の様な激しさを持たないものの弾の数が多く処理しきれない。

 

「ぐっ!?ったく、バラバラに撃ってるから余計に避けづらいな…!」

 

数撃ちゃ当たるとはこの事だろう、炎波よりも相手の弾幕の方が数が多い上に速いから漏らした弾を止めれず喰らう。

 

 紅符【スカーレットシュート】

 

上からレミリアの弾幕が降り注ぎ、光弾を相殺する。

レミリアと魔理沙の弾幕に巻き込まれないように退避するが

 

「え?なんだこれ?」

 

 

何かが腹に巻き付いてきた、これは

 

「鎖…?って、なああああああぁぁ!?」

 

鎖を巻かれた直後、勢い良く上へとスイングされる、その勢いやフリーに動くジェットコースター。

 

「ごはっ!!」

「ちょっ!?」

 

スイングされたかと思いきや何かにぶつけられそのまま地面へ落下、これで地面に落ちたの二回目じゃねーか…

 

「いたたたた…レミリアの奴、人の扱いが雑すぎるぞ…」

 

文句を垂らしつつ手を地面に付け、立ち上がろうとすると手が柔らかい物に当たった。

 

「あっ。」

「………」

 

俺の下にはレミリアスイングの餌食になった巫女が下敷きとなっていた、そして手が後少しで女性の軽く触っては駄目な場所にあった。

 

「ご、ごめんなさ…い?」

「疑問にしてどうするのよ・・」

 

腹を足蹴され浮いた俺を上へと更に蹴り飛ばす。

そしてまた腹に鎖が巻かれる、が今度はスイングはしないみたいだ。

 

「あらおかえり、早かったじゃない。」

 

「まさか武器扱いされるとは、軽く酔ったぞどうしてくれる・・」

 

「良いじゃない、丁度いい所に居たんだし」

 

「理由が単純だな、もう一つくらい追加してくれよ…」

 

「理由なんて要らないわよ、やりたかったからやっただけだし。ま、貴方が巫女を抑えてたお陰で魔法使いは仕留めておいたから」

 

【残るは貴女だけね、博麗の巫女】

 

レミリアの声に威圧がかかる、見た目の幼さで忘れていたが彼女は吸血鬼。

美しさと威厳を顕にし両腕を大きく広げ彼女は紅く染まる。

 

 

 紅魔【スカーレットデビル】!!!

 




お読み頂き有り難う御座います~。

次回から2週間に一回のペースでの投稿に変更します。
仕事の関係で1週刊に一話のペースが維持できそうに無いのでペース変更をします。

入れてみたかったラッキースケベ、たまには入れていきたいですね~

次話は26か27日に投稿します。
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