「アアアアアアァァ!!!」
レミリアに対して叫び穿たんとレーヴァテインを構え特攻する彼女を物ともせずレミリアはスペルを発動した。
運命【ミゼラブルフェイト】
「!?」
「解りなさいフラン。そうやって周りを見失い訳も分からず壊してしまおうとするのが今の貴女よ。」
「あァッ、グッ!!」
「(やっぱり鎖で繋ぎ止めるくらいじゃ駄目ね、少し荒いけど強引に止めるわよフラン!)」
彼女は自力で鎖を破り間髪入れずにレミリアを切り裂こうとしている、レミリアはフランの背後に素早く移り爪で2連続斬りそのまま突き飛ばし再度スペルを発動する。
運命【ミゼラブルフェイト】
今度は四肢の拘束では無く、彼女の腕だけを一ミリも動かせない様に拘束したまま横の壁へと勢いを付けた状態で叩き付け追撃の弾幕を放った。
「ッ!!」
彼女は壁に激突した衝撃を利用したのか彼女の腕を拘束していた鎖を破壊し少女の身体がから出るとは到底思えない雄々しい叫びを上げ右手を翳し、崩れていない壁や照明を粗方壊し続けていく。
「っこの!だから言わんこっちゃない!!」
最早レミリア自体を敵視しているのではなく周りの見える物全てが敵として見えているかの様な破壊衝動は時が経つに連れ強さを増しているようだ。
禁忌【フォーオブアカインド】
「(ああ!ますます面倒になったじゃない!)」
レミリアが頭を抱え嘆いている、最早この地下室は数本の支柱が残っているからこそ崩壊していない為に支柱さえ彼女に壊されれば生き埋め直行だろう。
彼女は4つに分かれ、それぞれが異なる動きでレミリアを翻弄する。二人は弾幕を張り、別の二人は自らが放った弾幕に当たる事も構わないのかレミリアへ捉えられない速度で突進しレミリアを弾幕と物理の波に呑み込ませる。
「「「「壊れろ、壊れてしまえ、壊れてよ、壊れちゃえ、ワタシノジャマシカシナイオマエナンテキエテシマエバイイ!!!」」」」
禁弾【スターボウブレイク】
紅符【スカーレットシュート】
色鮮やかな高速弾を弾幕を放っている彼女の分身2人をスペルで一気に撃ち落としていく、
続いてレミリアに急接近してくる二人の内、一人を肘で受け止めつつ腹部を爪で刺し消滅させた。残る最後の一人は空中で動きを止め、そのままレミリアを見つめる。
「ふぅ、そろそろ大人しくする?流石に連続でアカインドは保たないでしょ?」
「………」
禁忌【カゴメカゴメ】
「ったく、こんなの隙間縫えば余裕で…」
「待て!レミリア後ろだ!!」
「え?」
今まで壮絶な彼女達の喧嘩に割り込まんと黙り込んでいたが俺が先程彼女に殺された際に出された弾幕であり、その中に紛れるようにレミリアを狙う物体が見えた。
弾幕は当てる為に出しているものでは無い、レミリアの背後に位置する弾幕に隠された炎の杖でレミリアを刺し貫く為の隠蔽弾幕。
「お姉様ざーんねん。周りを見ないお姉様の悪い癖直した方がイイよ?」
レミリアは回避しようとしたが間に合う事も無く、10本はあろう炎の杖に身体を穿かれた。
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黒い外套を身に着けた背の高い白髪の老人がいつの間にか私達の前に姿を現していた、厳格な視線と老人の放つ異様な気が只者では無いと私達に示している。
「貴様の様な誇り高き男であれば死から蘇るなど無いと踏んでいたが、蘇るだけではなく未だ災厄を齎すその愚考は最早治る事も無いか。」
「ふむ、言ってくれるな仇敵よ。確かに余は蘇る術を使用した、だがこの惨事は余は関わっていないと言わせてもらおう。状況自体は余の行いと酷似しているものの現在在る余はルーマニアでの聖杯における暴走から脱している。極めて冷静であるぞ?」
「どうだかね、人を駒として扱い使い棄てた化物の冷静を信用できると言えば否だ。」
「フッ、そうだな。貴様が信用出来んというのは仕様もない事だ、寧ろそれで良い。だが本来、余は人を駒では無く敬意を払わせ畏れられる事を基としている。余の思想を信じず余の吸血鬼としての有り様のみを信じて貰えれば良い。」
「あれほどの惨事を起こしておきながら信じろと言われてもな・・」
「人が持つ吸血鬼の想像が吸血鬼の全てでは無い、余は血は欲するが支配など欲する事は無い。寧ろ逆だ、人類全てを眷属にしてしまえば畏れはされども恐れられる事が無い。」
「ああ、貴様はそういう奴であったな、ならばあの蠢いてる者共は貴様の所業では無いか。」
「ああ、余が人間を眷属にしているならば今頃貴様等に無数の眷属が這い寄っているだろう?」
「そうだな、従うべき主など最初からいないと言わんばかりに動きが乱れているな、貴様の配下としてはあり得ん様だ。」
「であろう?流石は余と長き戦の果て生き長らえた者よ、その賛美は心地良いぞ。」
「貴様に心地良くなぞなってほしくないわ!ニヤけるな気色悪いぞ白髪老害!!」
「冷たいものだな…あれだけ激しくやりあったというのに…」
「えぇ…神将ってそういう…いや、別に否定しないわよ。同性愛も良いものよね。」
「ヴラド、主が完全に誤解しているぞ。斬るか?踏み潰すか?何にせよ貴様を駆逐せねば私の心が癒えん。」
「余を駆逐すると来たか!久方振りに貴様と相対し合うのも良いが止めておこう。今争えばあの徘徊者共に気づかれる可能性が絶大だ。それとも余に敗北した劣情を拭いたいか?」
「神将負けたのあんた?中々強いような言いぶりしてたけど?」
「負けたさ、此奴の切り札は私と相性が悪くてな・・そういや結局貴様は誰に処されたのだ?」
「余と同じく吸血鬼だ、あの若造にしてやられるとはな・・人間と吸血鬼のハーフだと甘く見ていたのが浅はかであったよ・・さて、余は貴様等に頼み事があって表に出てきたのだ。」
「貴様が頼み事だと・・受けたくないのだが。」
「まあそう言わずにな、余自らの調べでは此奴等の出所は大方見当付いている。原因若しくはそれに準ずる事象があるとすれば此度の聖杯戦争の地、貴様等が目的としている閉ざされた楽園。【幻想郷】だ。」
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ヴラドさんはfate/apoのヴラド三世とは別人です、姿は
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