「あ♡ あはっ♡ あ♡ あ♡ あ♡」
激しい息遣いと嬌声だけが、辺りに響いていた。
「んん♡ ど、どうですか、先輩♡ 気持ちいいですか?」
椅子に座った俺の上で、裸に白衣を纏って腰を振り続けていた理科が尋ねてくる。
「あ、ああ……」
俺は、あまりの快感にそうとしか答えられなかった。頭が蕩けそうなほどの快感が、ずっと俺に押し寄せていたのだ。
「♡」
俺の返事に気を良くしたのか、理科が一層リズミカルに腰を振り続ける。
「んんっ、あっ、あっ、んんんっ、んん、んはぁ!」
き、気持ちいい。なんて気持ちいいんだ。
頭が痺れる。頭が蕩ける。頭がふやける。
俺のモノが、理科の中で激しく猛り狂う。俺に快楽を伝えるために。
ここは、理科室の準備室。理科のための部屋と言ってもいい。
俺は、ある日突然ここに連れ込まれ、理科に襲われた。日頃の過剰なセックスアピールが実行に移されたわけだ。
いきなり服を脱がされ、口で奉仕され、そして、本番突入。
もちろん、俺にとっては、すべてが初の体験だった。
理科も初めてだったはずなのだが、その知識とテクニックは、まさに熟練者のものだった。
そのテクニックにより、一発で快楽の虜となってしまった俺は、こうして今も、理科のなすがままになっている。
「理科ぁ、明日からしばらく学校にこれないんですけどぉ、その間、先輩が寂しくならないように、しっかりとヌいておいてあげますね♡」
そう言って、前後左右に激しく腰を動かし続ける理科に、俺はやはり、何も答えることができず、ただ、快楽を享受することしかできなかった。
イフ は〇ない編 ~幸村~
放課後の部室には、俺と……幸村しかいなかった。
いつものように、幸村が俺に紅茶を入れる。最近では当たり前となった俺たちの日常だった。
しかし、今日の俺は、いつもとは少し違っていた。理由は簡単。幸村が、実は女だと知ってしまったからだ。
初めて会った時から、可愛いとは思っていた。密かに惹かれていた。
しかし、幸村が男だということが、俺の理性にかろうじて歯止めをかけていた。
でも、今はもう、幸村が女だということが分かっている。一人の可愛い女の子だということが分かっている。
それが、今日の俺を、少しだけ変にしていた。
紅茶を入れ終えた幸村が、俺の前にティーカップを差し出す。
俺はいつものように、軽く礼を言った。
幸村がカップを差し出す間際、柑橘系の爽やかな香りが俺の鼻腔をくすぐる。
今日の俺はやっぱり変だ。
今日の部活は、俺と幸村しか来ない。みんな、用事があるとかで欠席。
つまり……チャンスは今しかなかった。
「ゆ、幸村……」
俺は、震える声で言った。
「はい。何でしょう、あにき?」
幸村が、子犬を思わせるクリクリした目で俺に尋ねる。
心臓の鼓動が、跳ね上がった。
「そ、その……折り入って、お前に頼みがあるんだが」
俺の言葉に、幸村が顔を輝かせた。
「何でしょう? 何でも言ってください。この幸村、尊敬するあにきのためなら、どんなことでもしてみせます」
幸村が嬉しそうにそう言った。どうやら、俺に頼み事をされるのが、よほど嬉しいらしい。
「その……ちょっと変な頼みなんだが」
「構いません。何でも仰ってください」
「その、キ、キスしてもいいか?」
その言葉に、幸村は凍り付いた。しかし、十秒ほどで回復。
「す、すみません、あにき。もう一度お願いできますか?」
「だ、だから、お前にキスしてもいいか?」
幸村の顔が、一瞬にして炎上した。
「ど、どどど、どうしたんですか、あにき! もしや、熱でもあるのでは……」
熱は確かにある。恥ずかしくてな。
「別にどこもおかしくねえよ。ただ、ちょっとお前にキスしたくなっただけだ」
「な、なな、何故わたくしなどに……」
「そ、それは……」
俺は言葉に詰まる。
「お、お前が、か、か、可愛いからだよ!」
幸村の体が、雷でも受けたかのように、ビクリと震えた。
「だ、だから……その、お前にキスしたいんだけど……ダメか?」
幸村は、少しの間、顔を伏せていた。
「あ、あにきがしたいというのであれば……」
しばらくの後、幸村からそう答えが返ってくる。
「い、いいのか?」
「………………はい」
その言葉は、か細すぎてほとんど聞こえなかった。
しかし、無事に承諾を得た俺は、ゆっくりと立ち上がって幸村との距離を狭める。
しかし、俺が一歩距離詰めると、幸村は一歩俺から距離を取った。
一歩詰める。一歩離れる。一歩詰める。一歩離れる。
やがて、幸村が壁に行き当たり、それ以上進めなくなったことで、ようやく俺は、幸村を捕まえることに成功した。
「何故、逃げる?」
「そ、それはその、何と申しましょうか……」
「やっぱり嫌か?」
「違います! わたくしが、あにきを拒むことなどありえません。ただ、その……」
「その?」
「は、恥ずかしくて……」
そう恥じらう幸村があまりにいじらしくて、気が付くと俺は、幸村の唇を俺のそれで塞いでいた。
「ん……」
いきなりキスされた幸村は、初めこそ瞳に驚きの色を滲ませていたが……
「ん……んちゅ……ちゅぱ、ん……」
次第に目を閉じ、抵抗せずに俺のキスを受け入れる。
幸村とのキスに、俺の脳髄が痺れてくる。もっともっとと、俺の中のどす黒い何かが訴えてくる。
最近、理科ともヤってないので、正直、溜まりに溜まっている。
俺は、我慢できずに舌を入れた。
「!」
舌を入れられた幸村は、それでも、抵抗を見せずに、俺の舌を受け入れる。
甘美でいて刺激的な幸村とのキス。その情熱的な行為が、俺の股間を激しく猛らせる。
さらに我慢できなくなった俺は、今度は幸村の短いメイド服スカートの中に、自らの手を這わせた。
「あ、あにき! 何を……ん!」
幸村が、慌てて俺から口を離し、抗議の声を上げる。
しかし俺は、またもそれを自らの口で塞いだ。
今度は手で俺を制そうとする幸村。しかし、力で俺に勝てるはずもなく、その手はあっさりと俺の手にロックされる。
俺はキスを続けながら、幸村の頭上で、幸村の両手を自身の片手で拘束したまま、空いた方の手で、ゆっくりと幸村の太ももを弄る。
白く、それでいて肌触りのいい幸村の太もも。肉付きもよく、それでいて程よい弾力だった。
俺は、ひとしきりその弾力を楽しんだ後、今度は、その手をさらに上へとスライドさせる。
ビクンと体を震わせる幸村を横目に、俺は幸村の下着の中に手を這わせる。
細身だが、つきたての餅のような弾力を持つその尻を、俺は夢中で撫でまわした。
「ん……あに、やめ……ん!」
抗議の声をやはりキスでやめさせた俺は、最後にゆっくりと、幸村の秘所へと指を伸ばす。
「んん! あ、あにき、ダメ! そこは……」
幸村の力なき抗議を楽しみながら、俺は、幸村の秘所を弄り回した。
「や、やめ、や…ん、ん、ああ……」
弄る秘所が徐々に湿り気を帯びてくる。それと同時に、幸村の声にも徐々に甘い響きが混じってきた。
「んく……あ、あに、ま、ちょ……ちょっとまっ……」
もちろん俺は待ったりしない。むしろ弄る強さを上げる。
「ひゃっ! やあ……や、やだ、やだぁ……」
すでに、俺の指は幸村の愛液でぐっしょりと濡れていた。
立っていられなくなったのか、幸村が荒く息をしながらその場に倒れこむ。
俺は、自身の指についた幸村の愛液を軽く舐め、倒れこんだままの幸村を抱きかかえて、中央にある長机にそっと寝かせる。
徐々に呼吸の落ち着いてきた幸村は、羞恥のためか、頬を染めながら俺から顔を逸らした。
そんな幸村に、俺は内心で小さく笑みを浮かべ、幸村の穿いていたショーツを脱がせる。
「あっ!」
幸村が、慌てて俺の手を押さえようとするが、もう遅い。
すでに俺は、幸村のショーツを脱がし終え、愛液で濡れそぼる幸村の秘所にくぎ付けになっていた。
「すげえな、幸村。ぐっしょりだ」
「~~~~」
幸村が、頭から湯気が出そうなほど赤くなって、またも俺から目を逸らす。
たまらなくなった俺は、急いでズボンを脱ぎ去り、猛り狂った俺自身を露わにした。
幸村が、じっと俺のモノを凝視する。
「そ、それがあにきの……すごく、大きい……」
俺は、幸村に覆い被さるようにして、幸村の顔の横に手をつく。
「幸村、いいか?」
幸村から言葉はなかった。ただ、小さく頷くのみ。
それを見た俺は、ゆっくりと幸村の秘所に自身のモノをあてがい、挿入を開始する。
「んく!」
幸村が小さく声を漏らす。
しかし、俺は構わずに挿入を続けた。
俺の心を、どす黒いドロドロとしたものが塗り潰していく。
もはや、俺の中に、幸村への気遣いなど微塵もなく、あるのは快楽への欲求だけだった。
「んんん!」
幸村が切なげな声を上げる。しばらくして、俺のモノは壁へと突き当たった。
幸村の初めてが自分の物になる。そんな満足感が俺の中に広がる。
俺は、下腹に力を入れて、一気に挿入を続けた。
「んあ!」
破瓜の痛みからか、幸村が小さく悲鳴を上げた。
しかし俺は、自らに押し寄せる快楽に抗えず、さらに挿入を続ける。
「んん! あにき、ちょっと待って! おね……んぐ!」
幸村の声は、俺の耳には入ってこなかった。俺はただ、無言で挿入を続ける。
やがて、俺のモノは、完全に幸村の体に収まった。
動きが止まったことに安堵したのか、幸村の体から少しだけ力が抜ける。
そんな幸村の様子に、内心で昏い笑みを浮かべた俺は、そのまま一気に腰を振り始めた。
「んああああ!」
幸村が堪え切れずに叫んだ。しかし、その表情と声が、俺の動きをさらに加速させる。
「あ、あにき! やめ、やめてぇ! 痛い! ほんとに痛いの! お願いだからもすこしゆっくり……」
必死の懇願にも、俺は止まらない。獣のように、快楽だけを求めてさらに腰を振り続ける。
「ん! ん! ん!」
俺の動きに反応して、幸村から声が漏れる。
幸村の目尻に光る涙はスパイスだった。幸村から漏れる声は潤滑油だった。幸村から出る女の匂いは、まさに麻薬のようだった。
乱暴に幸村のメイド服を引きちぎる。
幸村の、白く小振りな双丘が露わになる。
その先端に、俺は迷わずかぶりついた。
「ひぃあ!」
幸村が声を上げる。
俺は、その声にさらに欲望を掻き毟られ、幸村の胸に吸い付いた。
「きゃう! あっ! ……ああ!」
幸村の汗と匂いで味付けられた胸は、吸い付く度に、俺の情欲を燃え上がらせる。
俺は腰を振り続ける。狂ったように腰を振り続ける。
いつしか、幸村の声は掠れ始めていた。息も絶え絶えで、その目はどこか虚ろだった。
それでも、俺は腰の動きをやめなかった。
もっと、もっと快楽がほしい。もっと、もっと、もっと……
俺の中の昂揚感が徐々に臨界点へと近づく。もう少しだ。もう少し……
「んはっ!」
快楽が限界を突破した俺は、幸村の中に、その熱い飛沫を解き放った。
「ハア、ハア……」
幸村は、抵抗する様子もなくそれを受け入れる。
俺は、浅く息をするだけとなった幸村から、ゆっくりと自身のモノを引き抜いた。
そこで終わると思っていた。俺の欲望は、これで収束すると思っていた。
しかし、違っていた。一時、ナリを潜めかけた俺の中の欲望が、またムクムクと起き上ってくる。
まだだ。まだ、足りない。
もっとだ。もっと快楽がほしい。もっともっと幸村を汚したい。
俺は携帯を開いた。午後四時四十五分。まだ、時間はある。
俺は薄く嗤って、幸村の体をひっくり返し、うつ伏せにする。
大事なところが全て丸見えになった幸村を見て、満足の笑みを浮かべた俺は、またゆっくりと幸村の体に手を伸ばした。