※この作品はR-18です。

ドラゴンボールC【本編完結】   作:SHV(元MHV)

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初のエロなし話。

色々な相談とフリーザ様side。

んー、やっぱエロがないと書くペースが落ちるし文字量も減るなあ

でも考えたらエロってあえぎ声が大半だし、実際大した量じゃない?

まあ伏線とまではいきませんが、今後に繋がりますのでお読みください。ではでは。

あ、そういえば明けましておめでとうございます。

本年中に完結するかはわかりませんが、細々と続けていきますので今年もよろしくお願いします。


相談/変貌 ★

***side 悟空***

 

精神と時の部屋を出た俺が感じたのは、違和感だった。

 

神様の気が妙なことになってるのはいい。あのとき感じたピッコロ大魔王となんだかんだで融合したのだろう。

 

だが、わずかに空気中に漂うのは瘴気。如何にピッコロ大魔王といえど、これほどの瘴気を残すだけの“格”はない。

 

いったいどうしたことか、と確認に出てみればそこには予想通り大魔王と融合を果たしたと思わしき神様の姿が。

 

…かなりのパワーアップを成し遂げたみたいだな。精神的にも成長したようだ。常に身に纏っていた悲壮感がなくなっている。

 

なんでわかるかって?俺が修行で手に入れたのは超パワーだけじゃないってことさ。

 

「む、悟空か。修行を終えたようだな」

 

「はい、修行は思った以上の成果がありましたよ。…神様も色々あったみたいですね。いやこの場合、神コロ様か、それともピッコロ神(しん)様か」

 

「ピッコロでいい、不出来な私には相応しい名だよ。もっとも、神をやめたわけではないのでな。ピッコロ神とでも呼ぶがいい」

 

「じゃあピッコロ神様、一応確認なんだがここで一体誰とやりあったんだ?ピッコロ大魔王は瀕死だったから、万が一のことはないと思ってたんだが…」

 

「ああ、そのことか。ピッコロ大魔王が瀕死だったのは、ヤツを追う魔族の手によるものだったのだ。襲ってきた魔族はすでに倒したがな」

 

「なに!?俺はてっきり神様が気まずくて隠してたものとばかり…だがだとしても、俺が気配を、ましてや魔族の気を探れないだなんて考えられません」

 

そう、そこだけが疑問だった。魔族は通常の気と混ざるようにして瘴気を発生させている。俺は義父さんを殺されて以来、人一倍魔族には敏感だ。その理由が瘴気だ。正直ピッコロ大魔王が神様の半身じゃなければ気配を感じた瞬間に殺している。

 

「なるほど、だがあれでは無理もあるまい。私もあれから下界を探ってみたが、ついぞ奴らだけを見つけることは叶わなかったがな」

 

「“だけ”?どういうことだ?」

 

「うむ、お主ならいいであろう。ミスターポポ、ピッコロJr.はどうしている」

 

「眠っている。連れてくるか」

 

「ああ、悪いが頼む」

 

そういえばさっきまでいなかったなミスターポポ。ん?ピッコロJr.?

 

すると、ミスターポポがおくるみにくるまれた小さなナメック星人を連れてきた。まさかこの子は…

 

「そうだ、私の子であり、ピッコロ大魔王の子供でもある。安直だが、ピッコロJr.と名付けさせてもらった」

 

まさかのピッコロさんである。そうか、神様がピッコロを名乗るようになったからJr.か。まあ脳内ではピッコロさんとでも呼ばせてもらおうか。

 

「…わけがわかりませんね。神様ーーーいや、ピッコロ神様。なにがあったか教えてくれませんか?俺も知る限りのことを話します」

 

「うむ、少し長くなりそうだな。中で話すとしよう」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「…そうですか、神様も色々あったんですね」

 

白湯で喉を潤しながら一人ごちる。

話は一方的なモノではなく、俺も自らの過去を話すことにした。

 

「お主こそな。使い捨てのサイヤ人か、宇宙一の凶戦士と呼ばれるサイヤ人を使い捨てにするとは、随分贅沢なことだ。それにしても、その後お主が世話になった場所が我が故郷とはな…」

 

感慨深い様子の神様はひとつため息をついた。過去の記憶に思いを馳せているのだろう。

 

少々ドライになったように感じるのは大魔王との融合の結果か。

 

「気になるなら今度行ってみればいいじゃないですか。宇宙船も、その内ブルマやブリーフ博士が改造する予定ですし。たぶん俺がここへ来たときよりもかなり早く行けますよ」

 

「それはいいな。だが、最長老様が予見していた避けられない巨悪の気配というのが気になる…悟空、お主は気づいているようだが、教えてはもらえんか」

 

ううむ、以前までの正義感に固まった神様なら黙りとおしたかも知れないが、今なら相談してもいいかもしれない。

 

「無茶をしないと、約束してください。あなたが死ねば、最悪ドラゴンボールで生き返ることもできなくなってしまう」

 

「それは充分わかってるつもりだ。だが悟空、お前は私が死ぬ可能性も考慮していたのではないか?さもなければピッコロ大魔王が如何に瀕死だったとはいえ、そのままにしておくはずもあるまい」

 

「そりゃあ最悪はポルンガ、ああナメック星の神龍のことです。それに願って生き返らせてもらう予定でしたが、あれだけ力の差があって万が一にも遅れはとらないだろうと思いましたし…まさか、結構危なかったんですか?」

 

冷や汗が垂れる。あの時点での神様の戦闘力は少なくともそれまでの倍はあったはずだ。それがどうやったらあの燃え尽きる寸前の蝋燭がごときピッコロ大魔王に遅れをとるというのか。

 

「油断していた私が悪かったんだが、胸を貫かれて危うく死ぬところだったぞ。それとこれは融合してからわかったことだが、どうやら私と大魔王は同期していたらしい」

 

同期だと。まさか…

 

「そうだ、私がお前から気の運用を教わったのと同じくして、大魔王もまた同じ技を身につけた。まあ、これはヤツが我が半身だったからゆえのことだったとは思うがな」

 

どうやら気づかないうちに綱渡りをしていたらしい。

 

その後の展開は予想通り。ピッコロ大魔王をなぶっていた魔族が現れ、神様を攻撃。しかしピッコロ神様になっていた彼には通じず倒されたようだが、やはり直前までその気配に気づくことはできなかったようだ。

倒した後は大魔王に託された子供を探しに出向き、卵の状態だったそれを持っていこうとしていた雑兵を片付けて連れ帰ったらしい。

 

「なにか、やつらが身に付けていた装備はありませんか?魔族固有の気配を消す技とかであるなら手の打ちようがありませんが…」

 

「ああ、それなら手にいれておいたぞ。なにかわかるかと思ってな」

 

そう言って神様が懐から出したのは鬼の意匠が刻まれた腕輪だった。

 

「全員が身に付けておったし、試しに着けている腕を切り落としたら急に気配がしたからな。その腕輪で間違いなかろう」

 

「わかりました。これはお預かりします」

 

念のため球状に展開したバリアーで包み、すぐ近くに浮かせておく。あとでブルマに見てもらうとしよう。

 

「スラッグ配下の魔族に関しては少ししたら私が下界を監視するようにしよう。なにか妙な動きがあれば念話でお主に伝える」

 

「わかりました。正直最近は遠視能力を使っていないので自信がなかったんです。そもそも場所がわからなければ使えるものでもないですから、助かります」

 

「そこまで任せきりにはできんよ、これでも神なのでな。それにしても、ナメック星を襲うその巨悪とやらはそれほどの相手なのか?今さら自惚れるわけではないが、充分に修行した私とお前なら大半の相手はどうにかできるだろうに。それこそかつて封印されたという、魔人ブウでも現れるというならば話は別だろうが…」

 

そいつ地球にいますよ、って言ったら驚くんだろうなあ、と思いつつとりあえず後回しにして話を進める。

 

「そ、そうですね…言い淀んでも仕方がないからはっきり言いますが、相手は宇宙の帝王を自称するフリーザという者です。そしてヤツが俺の知る通りなら、確かに俺たちでなんとかできると思います。むしろ俺だけで充分です。…ですが、外へ出てきてから妙な胸騒ぎを感じるんです。こんなことははじめてだ」

 

俺はフリーザの虐殺劇を見てから遠視能力を使うことを忌避していたが、これはそうも言っていられないのかもしれない。

 

大丈夫だ、トラウマは女達に癒してもらおう。

 

「やれやれ、次から次へと頭が痛いな。では悟空よ、折りを見てナメック星の様子を見ておいてくれ。場合によってはスラッグを片付けたらナメック星に向かわねばならないかもしれん」

 

「わかりました。ピッコロ神様はこれからどうされるんで?」

 

「わしはこれから、精神と時の部屋へ入ろうと思っている。そして、強くなるためにひとつ切り札を使うつもりだ」

 

「切り札ですか。これはまた今さらな気もしますが、今のあなたが言うならそれなりの代物なのでしょうね」

 

「ああ、かつて分化する前の私が作ったものでな、超神水という」

 

「超神水?」

 

あれは、ただの劇薬じゃないのか。たしかに原作では悟空がパワーアップしていたが、あれはどちらかというとサイヤ人の血が成せる技であろうし。

 

「なんだ、知っておったか。どう話が歪んで伝わったのか、下界ではあれを飲めば強くなれると一部で言われておるようだがな。あれはナメック星人専用のモノだ。地球の人間が飲んでも毒にしかならん。まあよほど凶悪な毒物ならば、逆にそれを相殺することもできるかもしれんが」

 

ああ、毒を以て毒を制するということか。たしかにアクアミストやらベビーの卵やらを溶かしてたっけか。

 

「まあ、効果は見てのお楽しみとしておけ。それで、お前に頼みたいことがあるのだ」

 

「天界の留守ですか?二日程度ならなんの問題もありませんが」

 

「いや、そうではない。それに少しの留守程度ならミスターポポに任せられる。お前に頼みたいのは、しばらくピッコロJr.を預かってほしいということなのだ」

 

「あの子をですか?たしかにナメック星人に関してはそれなりに詳しいですが…」

 

「頼む。あの子に必要なのは愛情だ。その点、私はお前とその女たちなら充分なものを与えられると思っている。もう私のような過ちは繰り返すべきではないのだ」

 

「…わかりました。そうおっしゃるなら、この子は一時的にお預かりします。ですが、親はきちんとあなたであることを教えますし、定期的にここへ連れてきますからね」

 

「それは勿論だ。私からもそちらへ可能な限り赴こう」

 

ということで眠るピッコロJr.を預かることになった。抱えて連れ帰るのもなんなので、ブルマに頼んで週末宇宙船で迎えに来てもらうことにする。

 

「それでは私は早速精神と時の部屋に入ってくるとしよう。悪いが後は頼むぞ、悟空、ミスターポポよ」

 

「任せてください。それにあなたが留守している間にナメック星の様子程度は見ておきますよ」

 

「神様、気を付けて」

 

「部屋から出たあとを期待してますよ」

 

さてと、とりあえずブルマに連絡するか。都合をつけてもらわなきゃな。

 

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***side フリーザ***

 

…目を覚ましてすぐに、そこがメディカルポッドの中だと気づいた。

 

どうやら誰かが助けたらしい。

 

ポッドの中の回復液が抜かれ、僕は外へと出る。

 

起きたときから気づいていたが、そこには僕のパパであるコルド大王が立っていた。

 

「…目が覚めたかフリーザよ」

 

重々しく開かれたその口から出た言葉には、明確に怒りが込められていた。

 

「正直ギリギリだったからね。助かったよパパ」

 

僕はその怒りを気にも止めず、パパを無視して部屋を出ていこうとする。そこで違和感に気がついた。

 

体が変身したままなのだ。

 

おかしい。あれだけのダメージを負っていたのであれば、体は第一形態に戻っているはずなのにだ。

 

「貴様には失望したぞ、フリーザ。今お前になにが起きているか、自分で把握できているか?」

 

パパの言葉には先ほどの怒りに引き続いて苛立ちと、言葉通りの失望が。

 

一体どういうことだ。僕をこんな目に合わせたサイヤ人を始末するのに急かすならともかく、こんなところで僕を責め立てる必要などないはずだというのに。

 

「パパ、たしかに僕はあのサイヤ人に、バーダックとかいう男に負けたよ。でもね、あんなのは不意打ちに過ぎない。僕が本気を出せば、MAXパワーの4分の1程度で宇宙の塵に変えられるよ」

 

「やはり理解しておらんか…フリーザ、ここで最終形態まで変身してみせろ」

 

ますますわけがわからない。ここはパパの部下が多くいる基地のはずだ。最終形態になれば周りがどうなるかわかっているだろうに。

 

だがその態度にさきほどからイラついているのも事実。

 

だったら見せてやろうじゃないか。最終形態を。

 

「はああぁぁぁぁぁっ!」

 

気合いをこめて全身の殻を突き破るようにしてエネルギーを高める。

 

すでに僕を治療していた医者らしき連中は部屋から退避し、部屋には破壊の渦が吹き荒れる。

 

だというのに。

 

「な、なぜだっ!?なぜ変身できないっっ!!」

 

そう、僕は変身できないでいた。

 

たしかに戦闘力は高まっただろう。恐らく1千万は下らない。

 

だが、明らかにおかしい。なぜ変身ができなくなっている。

 

「わしの言っている意味が理解できたか?お前が負けたことはまあいい。死にかけたところで必ず治療しよう。だが、今のお前のその姿はなんだ。わしがお前を作るのにどれだけの労力を割いたと思っている!」

 

「そ、そんなバカな。パパ、待ってくれ。きっとメディカルポッドの不良だよ、きちんと治療すれば変身できるようになる…!」

 

「そんなものはすでに試したわ。担当した者の不始末かと三人を殺して確認させたが、なにも不手際はなかった」

 

嘘だ嘘だ嘘だ…!このフリーザが、宇宙の帝王であるこの俺が…!

 

こんな、こんなバカなことがあってたまるかぁ…!!!

 

「フリーザよ。もはやお前はわしの息子ではない。近いうちにクウラ軍とフリーザ軍を再編成し組み直す予定だ」

 

「そんなっ!?パパ、待ってくれ!これは何かの間違いだ!!」

 

「もはや貴様の姿など見たくもない。フリーザの名も取り上げる。わしの気が変わって殺されないうちにさっさと失せるがいい」

 

なぜだ。どうしてこうなった。

 

あのサイヤ人だ。あのバーダックとかいう男が原因で、俺は…!!

 

「殺してやる…!貴様だけは、絶望の淵に落として必ず殺してやる…!!!」

 

部屋には空しく僕の慟哭が響き渡った。

 

 

***

 

 

***side ナッパ***

 

妙なことになりやがった。

 

それが、フリーザと戦う前に抱いた俺の感想だ。

 

そもそも、俺は頭が悪い。敬語なんて使えねえから、べジータ王子にもため口をきいちまう。

 

だから俺は自分の直感を信じる。

 

今もべジータ王と共に確保しておいた惑星へと向かっているが、正直さっさとバーダックと合流したほうがいいと思ってる。

 

どうにも嫌な予感しかしやがらねえぜ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

嫌な予感的中だぜ。

 

俺はべジータ王子と一緒に行動していたんだが、フリーザが追ってきやがった。

 

あれから一ヶ月。パラガスからの通信じゃ、フリーザは生死不明だと聞いたが、そんなことは微塵も感じさせねえ暴れっぷりだ。

 

にしてもフリーザだよな、あれ。なんつうか、如何にもな化け物になってるが。ああ、変身したのか。こいつは本格的にやべぇな。

 

俺か?さっさと一人用ポッドかついで、離れた場所で脱出さ。どうにか抱えてこれた呆然としてるべジータ王子を連れてな。

 

お、べジータ王も脱出できたらしいな。他は全滅か、やれやれ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

このままじゃ全員殺される。

 

ここにフリーザを招いたのは俺の責任だ。

 

ちくしょお、気づくべきだったんだ。フリーザのやつがポッドを撃ち落とさなかった意味に。

 

俺は、べジータ王子にパワーボールを作らせて大猿へと変わっていく。

 

バーダックとの訓練で俺の戦闘力は3万を越える。

 

大猿になれば40万だ。あれ、30万だっけか。

 

ともかく、今の俺でもあのフリーザ相手には時間稼ぎにしかなる気がしねえ。

 

だがせめて誰かが逃げる時間くらい稼がねえとな。

 

…パラガス、てめえはガキがいるだろう。無理して俺に付き合うこたぁねえぞ。

 

ちっ、死にたきゃ別に止めねぇよ。

 

さあて、ナッパ様最後の大暴れだ!!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

***side フリーザ***

 

「くくく、どうだいバーダック?無様に殺されていく仲間の姿は?最高だろう、ハーハッハッハッハッハッッ!」

 

「や゛め゛ろ゛、ウ゛イ゛イ゛ザ、や゛め゛て゛く゛れ゛ぇ゛…」

 

僕に首を掴まれたバーダックが呻き声をあげる。喉がつぶれて声が出ないのに、必死に僕へ懇願する姿は最高だね。

 

「なんて言ってるのかわからないなぁ、おや?」

 

「夫の仇!死ね、フリーザ!!」

 

やれやれ、どうしてサイヤ人は自分から死ににくるんだろうねえ。

 

僕は向かってきたメスのサイヤ人の頭を吹き飛ばすと、首から溢れた血が僕とバーダックを濡らす。

 

「ふふ、気持ちいいぬるま湯のシャワーじゃないか。バーダックもどうだい?気分転換になるだろう?」

 

「ち゛く゛し゛ょお゛め゛、や゛め゛ろ゛お゛…」

 

それにしてもサイヤ人はしぶといねえ。喉を潰して手足をもいで、体のあちこちを穴だらけにしてやってるというのにまだ反抗できるんだから。ああ、目を閉じれないようにまぶたを剥がしておこうか。

 

おや、反応が薄いね。ほんとならこれだけ生意気な態度をされたらもう何発か殴ってもいいんだけどね。でもまだ死んでもらうわけにはいかないし、ちょっぴりストレスかな。

 

ん?なんだ、バーダックめ急にもがいて。

 

…ああ、なるほど。

 

「…あのサイヤ人、ひょっとして君の知り合いかな?」

 

「がああああああっ!!」

 

さっきまでの様子が嘘のように、全身から血を撒き散らして暴れ始めるバーダック。どうやら正解みたいだね。

 

「そうかそうか、それはいいことを聞いた」

 

僕は超能力で赤ん坊を抱えてるメスのサイヤ人を引き寄せると、無造作にその腹へ手を突きいれる。

 

吐き出す血が顔にかかるが、気にせずそのまま丁寧に内臓を引きずり出していく。知ってるかいバーダック、内臓ってこんなに入ってるんだよ?

 

肺をかきだした辺りで動かなくなった。バーダックは瞼のない目からとどめることなく血の涙を流している。

 

「ねえバーダック、これってひょっとして君の子供なのかな?」

 

僕は泣きじゃくる赤ん坊を持ち上げて、バーダックと対面させる。

 

「ぎいいい!がああああ!!」

 

もはや意味のある言葉を話すことさえできなくなったのか、バーダックはうるさく囀ずるばかりだ。

 

「はい、残念♪」

 

顔の前で赤ん坊の頭を握りつぶす。

 

「あああああああああっ!」

 

はははは、最高だ。最高の気分だよ。こんなに素敵な気持ちになれるなら、君に負けたのだって許せるよ。そうか、これが愛とかいう感情なのかもしれないな。

 

そうだ、良いことを考えた。このままバーダックは生かしておいてやろう。適当に改造して、首輪をつけて。ひたすら僕が行く先々でのショーを見てもらうんだ。

 

うん、最高のアイデアじゃないか!

 

そんな風に悦にひたりながら最後のサイヤ人二人、赤ん坊を抱えたメスと対峙してると、いつの間にかバーダックが黙っていた。

 

ダメじゃないか、バーダック。ちゃんと唸らないと。そうだ、今すぐこのメスをバラバラにしてあげるよ。

 

さっきと被るけど、バーダックの反応がよかったから内臓を引きずり出すのでもいいなあ。

 

「え…?」

 

メスのサイヤ人に気をとられた僕はバーダックの髪をつかんでその顔を覗く。

 

悪意に、憎悪に、なによりも怨嗟に満ちたその顔。

 

僕が見とれていると、一瞬バーダックはメスの方を見た。

 

次の瞬間、バーダックが光って…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

最低の気分だ。

 

バーダックが死んだ。

 

せっかく楽しい気分になれたというのに。もう終わりだなんて。

 

それにしてもサイヤ人を皆殺しにしてから急に力が戻ってきた気がする。

 

部下に調べさせたら魔族化の傾向があるとか言ってきたから、“かじって”黙らせてやった。

 

ナニカ変化しているのかもしれない。

 

でも全部どうでもいいや。星を侵略するのも飽きちゃったなあ。

 

…そうだ!まだ生き残ってるサイヤ人がいるかもしれない。

 

もしかしたらバーダックみたいな、いや、そうだよ!

 

“バーダックがいるかもしれない”。

 

そうだ、そうだよ。“バーダックがあれくらいで死ぬはずがない”じゃないか。

 

ふふふ、バーダックめ。僕から隠れたつもりかい。

 

かくれんぼなら見つけるまでさ。

 

…ん?通信?パパからの呼び出し?

 

まったく、自分の息子じゃないとか言っておいて身勝手なヤツだ。

 

くく、丁度いい。うるさいパパもかじったら黙るだろう。

 

そうだな、行き掛けの駄賃にこの基地にいるやつらはみんな“食べちゃおう”。

 

そうだ、それがいい!フハハハハハハハハ!

 




ヤンデレ変態フリーザ爆誕

どうしてこうなった(´・ω・`)
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