「ねえ、お兄さん。これと同じ中に星が入ったボールを知らない?」
鈴の転がるような、どこか甘えた声で突然こちらに話しかけてきた少女。
まだ十代も前半だろうか。しかし未発達ながらも快活で輝くようなその姿に、どことなく“においたつほどの女”を感じさせる。
「ねえってば、聞いてる?あたしの顔見て固まっちゃってもう。あ、やだ!ひょっとしてあたしが美少女だから?もうしょうがないわね~、じゃあボールくれたらあたしのパンツ見せてあげる♪どう?」
媚を売るように少女がこちらへ近づきながらスカートの端をつかんでちらりとその健康的な太ももの付け根を見せる。
ずくりと、腹のそこからうずくような衝動が駆け巡る。
「…中に星が入ったボールだな。いいぜ、家にあるから着いてきな」
そう言ってすぐ近くの家に向かって歩き出す。
無愛想にならない程度に感情はこめたが、すぐに背を向けて正解だった。…見れば股間がはち切れんばかりに盛り上がっている。
かれこれ十年近くぶりに感じた獣欲が、俺の思考から冷静さをあっという間にこそぎとっていく。
この少女が“あの”ブルマだとか、彼女に手を出せば将来的にはトランクスが、とか。
そういった冷めた思考すべてが無駄なものとして頭から追い出されていく。
「キャーッ!あったわ!四星球(スーシンチュウ)よ!」
無邪気に喜ぶ彼女の背からそっと近づき、壊さないように優しく抱き締める。
「えっ!?やだ、ちょっと、いくらあたしが可愛いからってーーーっ!」
そうして、抱きすくめられたままわたわたと顔を赤くして焦る彼女の頤(おとがい)を持ち上げ、少々強引に口づけた。
「~~~!?んぅ、む、やだ、なんでーーーんむぅ!」
抗議を上げようとする舌を押し倒すように口腔にしまいこむ。舌と舌をからませ、互いの口の中がどちらともつかない唾液で溢れかえる。
ぽーっ、とした表情で惚けたままの彼女をトサッという軽い音とともに寝具へ押し倒す。
再びお互いの唇を絡めあわせたまま、丹念に彼女の全身を撫でていく。慰めるように、優しく髪をすくようにして体を撫でる。
胸に触れると、まるで泡沫が弾けたかのように彼女の体が震える。
しかしそれをこの夢が覚める合図にするようなことはせずに、より深い口づけで彼女の身も心も溶かしていく。
そうして全身の愛撫を一時間も続けた頃にはーーー
「はぅ、はわ、やあ、もっときすぅ、するのぉ」
全身のあちこちを恥じらいの朱に染めながらも、ねだるようにして俺を欲しがる少女がベッドに転がっていた。
俺はそのまま遠慮せずに失禁したかのようにずぶ濡れの下着を脱がし、一息に足さきから抜き取る。
足をやや強引に広げると、指と舌と唇の三つを使った“本格的な”愛撫をはじめた。
「ーーぁっ?んんっ!?うあ、あ、あああぁぁぁぁぁっっっ!」
弛緩しきっていた体に与えられた絶妙な刺激は、あるいはいま痛みにも似た衝撃となって彼女を襲っているだろう。だがここで遠慮するようなことはせず、一息に“豆”と“皮”と“穴”へと執拗に刺激を加えていく。
そうして指が感じる処女膜の全容を把握すると、細心の注意を払い気で包んだ指によってそれを切り裂いた。
鋭すぎる切り傷が時として無痛をもたらすように、いま受けている刺激と相まって彼女は自らの処女喪失に気づいてはいないだろう。
さらに出血を抑えるために、切れた処女膜を広げるようにして膜を回復の気で治癒していく。
ーーーこの間、わずか2秒の出来事である。
俺は思い、確信した。妄想の練習も、できてしまえばそれは現実の鍛練となんら変わりはないと。
さて、ほぐれてしまえばこちらのモノである。
俺は自身の剛直を彼女の性器へとあてがう。自身を襲う刺激が止んだことに彼女は息を途絶えがちにしながら、貴重な呼吸を行っていく。
彼女がある程度落ち着いたのを見計らうと、やや無遠慮に剛直を穴の中へと沈めた。
「~~~ぁぁあぁぁああああっ!?」
饗宴がはじまった。
サイヤ人の元から脱走しナメック星について、一年が経った。
いま最長老と向き合っている。
あれからなにがあったかを簡単に説明しよう。
ナメック星に向かう途中で人質にしていた異星人を脱出挺で解放すると、一路ナメック星に向かった。
到着までに時間がかかったこともあるが、その間この体について調べたり、可能な限り気のコントロールを精密に行えるようにしたりと、そうこうしているうちに瞬く間に時間は過ぎていった。
いざ到着すると、警戒されながらもどうにか俺はドラゴンボールを使うにあたっての試練を受けられることになった。
まず最初の村では数人のナメック星人との腕試し。
戦闘力にして3000前後あるため、普通に戦えば俺の敗けだっただろう。
だが、だてに前世の知識を持っているわけではない。
念能力のオーラ運用を参考にした気の集中、さらにそこから発展させた気の収束によって一撃の威力を極限まで高めることができなければとてもではないが勝てるものではなかった。
まあ正直戦ったあとにナメック星人の長老が回復してくれなかったら、無茶な気の使い方の影響で死んでいたが。
次に出されたのが高度な数学問題。
これには一番苦戦した。幸いにも長老に教えを請うと教師役を務めてくれたので、時間はかかったが理解して解くことはできた。またおかげでナメック星人とのコミュニケーションも増え、だいぶ警戒心を解いてもらうこともできた。
だが、できれば二度とやりたくない。ちなみにこの試練に半年かかっている。
その次は雌雄の区別がつかない原生生物の中から、十年に一度生まれるメスを探しだすことだった(ちなみに例のカエルだった)。
最初は無茶を言うなと思ったが、達成できない試練を出さないナメック星人のことだから何か特徴があるのだろうと、擬似的な“円”を利用した気の結界で生息域を調べたところ、一匹だけ中心になって動かないメスがいたのですぐに捕まえることができた。
なんでも、このカエルたちはナメック星人が生きていく上で不可欠なきれいな水を汚染してしまうのだそうで。すでにかなりの数が繁殖しているとのことだったが、ヒューマノイドタイプの食事に利用可能というとても重要な情報をもらったので絶滅させない程度に食べるつもりだ。宇宙船の食料プラントもいつまで持つかわからないしな。
その次の村ではちょっとした小山ほどある岩を指定の場所まで制限時間内に運びきる試練。
さらに次が三番目の太陽が一巡するまでの間に星を一周してくる試練。
どちらもすぐに終わらせた。おかげで気の運用もかなりうまくなっている。
次はまれに生える毒アジッサの剪定。
見た目ではわからない、とのことだったので少しずつかじることで見つけた。しばらくまともにしゃべれなくなるほど口が腫れた。
最後の試練は巨大な塩湖を縄張りにする大蛇の討伐。推定戦闘力10000と、逆立ちしても勝てない差だが、そこは覚えてよかった気円斬。残念ながら発射することはできないので丸鋸を構えて突っ込むような姿になってしまったが、不意打ちをしかけたことでどの試練よりもあっさり片付いた。ちなみの万が一のため監視役のナメック星人がネイルだった。頭の悪そうな蛇と違い、本気で勝てそうにない。
どれひとつとっても楽な試練ではなかったが、どうにかこうして一年という時間ですべてクリアすることができた。
感無量である。
「くじけぬ人よ。あなたはこれまでの試練に不平を漏らすことなく、また試練を通じて我らナメック星人の助けとなってくれました。あらためてお礼を申し上げます。ここにあなたがドラゴンボールを使うことを、最長老であるわたしが認めましょう」
思い出に浸っていると最長老から話しかけられた。俺は巨大な彼を見上げて答える。
「こちらこそ礼を言う。もしナメック星に何かあれば呼んでくれ、俺が必ず力になろう」
まあフリーザがくるとなればこのままではどうにもならないな…
将来的にはせめて一撃で倒せるくらいにはなっていなくては。
「そんな日が来ないことが何よりですが、避けられない巨悪の気配をわたしは感じています。…かつて正義の心を持ったサイヤ人が悪に立ち向かったという伝説があったように、あなたが希望を示す存在になることを祈ってますよ。それではネイルよ、彼をドラゴンボールのもとへ」
このじいさん、最長老は俺の心を読んでいない。にも拘らずフリーザがやがてこの星を狙うであろうことは薄々感じているようだ。実際接してみてわかるが、存在としての格が違う。戦闘力だけで世界は見れないもんだな。
「わかりました。…ここに来てないとは思うが、もし貴様の願いが邪悪なものだった場合は実力で止めさせてもらう。構わないな」
今日に至っても最長老に敬語で話すことのなかった俺をネイルは嫌っており、その警戒心を隠そうともしない。
「どんな間抜けだそれは。恐らくだが、ドラゴンボールに願いを伝えるのにはこの星の言葉でなくてはいけないんじゃないか?だったら俺がどんな願いを言ったところで、お前たちがそれを伝えなければいいだけの話だ。違うか?」
「そのとおりだ。わかってるなら下らない問答はここまでだ、いくぞ」
自嘲するような笑みがこぼれた。やはりナメック星人はまじめだ。わざわざ言わなくてもいいことを告げてくれるのだから。
「なあネイル」
「なんだ、さっさとしろ」
「あんたっていいやつだな」
「なっ、なにを!?ふん、くだらん!行くぞ」
肌の色が緑なので分かりにくいが照れているのだろう。どこかツンデレなネイルに烈海王臭を感じる。
そしてやってきた広場には…これ、恐らくこの星のナメック星人ほとんどが集まってるんじゃないか。
「おお!来られたか、ではさっそくポルンガを呼び出すとしよう。みな待ちきれなくなっておる」
そう言ったのはムーリ長老。原作では次代の最長老任されるナメック星人である。ちなみに俺の数学の先生だ。
「タッカラプト・ポッポルンガ!プピリット・パロ!」
置かれていたバスケットボールサイズのドラゴンボールが輝き、空が暗くなる。ひときわ輝きが増すと、そこには巨大な竜の半身と、どこか人にも似た上半身を持つ存在が現れる。
ナメック語で“夢の神”を意味するポルンガである。
『ドラゴンボールを7個揃えし者よ…さあ、願いをいうがいい…!どんな願いも可能な限りみっつだけかなえてやろう…!!』
「さあ、願いを言いなされ。わたしがポルンガへと伝えよう」
「ああ、ではひとつ目の願いとして“俺の体を本当のサイヤ人”にしてくれ」
これは散々考え、自分の体を調べた結果だ。寿命を伸ばしたりだなんだと細かい注文が必要そうなら、体そのものをサイヤ人のものにしてもらえばいい。
《ポルンガよ!ここにいる者の体を“本来のサイヤ人”へと変えてくれ!》
『よかろう、だが少し時間がかかるぞ』
ポルンガの目が光ると、俺の体に変化が起きる。
「…くっ!ぐう、くっ!」
熱い。
体が熱を持ち、あっという間に全身を焼かれているような灼熱が包む。
「ぐああああっ!」
高まる灼熱に耐えることどのくらいか。
気づけば熱は収まり、こちらを心配そうに見つめるネイルと、肩に手を置くムーリ長老と目があった。
「大丈夫かね」
どうやら見かねて回復しようとしてくれたらしい。
「ああ、問題ない」
実際熱が過ぎてしまえば体調に問題はなく、むしろなにか自分を押さえつけていた枷のようなものが外れたような軽さを感じさせる。
それにしても激しい変化だった。大猿化を経験していなかったら気絶していたかもしれない。
ふと、違和感を感じて自分の姿を見下ろす。
腕には手首までびっしりと体毛が生え、下半身も腿の外側からくるぶしにかけてまでが同じように体毛に包まれている。
色は茶色だが、まさか。いや、まだ早計かもしれない。
だがこの内側からみなぎるエネルギーは、自分が単なるサイヤ人ではないことを確信させるに足るものだ。
…ひとまずポルンガへの願いを叶え終えるとしよう。確認はそれからだ。
俺は現状に悩みながらも、残り二つの願いをムーリ長老に伝え叶えてもらった。
今後俺がどうなっていくのか、それは俺にはわからない。
いい間違えたのはナメック語との齟齬ではなく、ムーリおじいちゃんのドジです。お茶目。
エロいことしてる現代編と現代にたどり着くまでの過去編同時進行で行きます。
せっかくのドラゴンボールなのに過去の時期だとそういうことできるキャラがいないんですよね。
ということでたぶん次回もブルマとにゃんにゃんしてます。話が進めばランチさんくらいまでいけるかな?