※この作品はR-18です。

ドラゴンボールC【本編完結】   作:SHV(元MHV)

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※タイトルを入れ忘れるという痛恨のミス…!修正しました( ̄▽ ̄;)

主人公の声は檜山修之さんをイメージ(´・ω・`)

タイトルのサイヤ人は主人公です。


サイヤ人の恐怖!!

***side 悟空***

 

目を覚ますと、胸のうえで瞳を閉じてぐっすり眠る赤毛の少女ーーースノの姿が目に入る。

 

彼女を起こさぬようにおでこにキスをすれば、くすぐったそうに身じろぎしてーーー昨晩から挿入したままだった逸物が彼女の膣内で固さを取り戻していった。

 

「んんっ!?…あ、悟空さん、おはよ、ぅんっ!」

 

「起こしたか、悪いな」

 

「…もう、昨日あんなに出したのに、こんなにっ、はぁ、かたくなってる…」

 

中が乾いたまま大きくなった逸物は彼女に痛みを与えるかと焦ったが、刺激せずとも目を覚ますとともに彼女の膣から溢れてくる愛液が潤滑油となった。

 

膣の柔らかな刺激を受けた逸物はさらに固さを増し、膣から溢(あふ)れそうになる。

 

しかしスノは、そんな逸物を逃がすまいと締め上げると、いまだ寝ぼけたまぶたを擦りながら上体を起こし、ゆっくりと動き始める。

 

「はぁっ、はぁっ、はぁっっ…!」

 

しばらくは彼女にされるがままに動かさせ、幼さを残す無毛なアソコを眺めながら逸物が刺激を受けるがままに任せる。

 

「あっ、だめ、イっちゃう…!またあたしがさきにイっちゃう…!!」

 

かわいく身じろぎしながら自身がさきにイかないよう可愛い抵抗をするスノ。言葉とは裏腹に、膣は全体で俺の逸物を味わおうと収縮を繰り返す。

 

どれ、手伝ってやるか。

 

俺はスノの細い腰を両側からつかむと、腰を持ち上げ、さらに手で彼女を自分に押し付け、子宮へ向けて激しく突き上げる。

 

「ひきゃぁっ!?あ、ダメ、ダメなのにぃ、ひく、ひきゅううぅぅ…!!」

 

すでに限界が近かったスノはあっという間に絶頂を迎え、舌をもつらせながら潮を漏らす。

 

しばらく快感の波に震えていたスノだが、十分ほどしてようやく息を整えると、抗議するように頬を膨らませてこちらをのぞいてくる。

 

いかんな、そんな顔をされたらすぐに回復してしまうじゃないか。

 

「…もう、たまには先にイってほしかったのに」

 

「ははは、10年早いぞ。その台詞は」

 

「むぅー…あんっ…!?うそ、もう、大きくなるの…?」

 

「そういうことだ。もうしばらく付き合ってもらうぞ…!」

 

「え、ちょ、ちょっと待って、あたしまだ回復してな、きゃひいいぃぃ…!?」

 

抵抗しようとするが、力の入らないスノは再び固さを取り戻した俺の逸物で膣をえぐられ悲鳴をあげる。

 

まあ、ほどほどで止めておくさ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

結局それから追加で三回ほどして、朝から腰が抜けて気絶したスノをタオルで拭き、俺はシャワーを浴びてたのだが…

 

「んむ、んじゅ、んぶ、っぷは!まったく、朝からこんなに大きくしているとは、わたしがシャワーを浴びれないじゃないか!」

 

「いや、先に入ってたのは俺なんだが…」

 

思わず抗議の声をあげるもそれを無視して一心不乱にむしゃぶりつくバイオレットは股間から視線を外さない。

 

いや、時々うかがうようにしてチラチラと上目使いをしているな。

 

「仕方のないやつだ、な!」

 

「むごぉ!?」

 

俺はバイオレットの意図を察して彼女の喉奥へと逸物を突っ込む。

 

気管を塞ぐ俺の逸物は、バイオレットから呼吸を奪うが、彼女はむしろうれしそうに喉を使って逸物をしごく。

 

あまり負担はかけたくないのだが、そんな顔をされてはたまらない。

 

俺は彼女の喉を犯すことを決めると、一度逸物をギリギリまで引き抜いてもう一度彼女の喉奥まで突きいれる。

 

プシュッ

 

炭酸のプルタブを開けるときのような音を鳴らして、バイオレットが失禁した。

 

潮ではないその臭いはすぐにシャワールームに充満するが、俺は腰の動きを止めることなく、無遠慮に彼女の喉を犯し続ける。

 

「そら、出すぞ!」

 

「~~~~っっ!!」

 

喉を塞がれているために叫ぶことはできないが、胃に向かって直接注がれる精液を感じて彼女が絶頂したのがわかる。

 

グポォ…

 

胃液混じりの精液でねっとりした逸物を引き抜くと、バイオレットは呼吸を求めて喘ぐ。

 

「が、がはっ、はぁ、はぁ、はぁ…」

 

半ば白目を剥きながら、あおむけにシャワールームの壁に上体を預けるバイオレット。

 

だらしなく開かれた股間はぬらぬらと光っており、それを見た俺は固さの変わらない逸物をいまだ喘ぐバイオレットの秘所へとぶちこむ。

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛ああ~~~っっ!」

 

今度こそ完全に白目を剥きながらバイオレットが気絶する。

 

だが、おとなしく気絶などさせるはずもない。

 

俺はバイオレットの子宮へ快感増幅の気と一緒に意識の覚醒を促す気を送り込んで無理矢理目を覚まさせる。

 

「…うあっ…!?ああっ…!お、おぐぅ、ひ、きひぃ…!」

 

激しい注挿は彼女から完全に余裕をなくし、元の美人からは想像もつかないほどに乱れた顔を俺に見せつける。

 

この顔を俺だけが見れるのかと思うと、さらに興奮してくるな。

 

やがてバイオレットが再び絶頂を迎えると、彼女の膣が激しく痙攣を起こし俺の逸物をがっちりとつかみこんだ。

 

む、膣痙攣になってしまったか。

 

ふふ、だがな。この俺がその程度の対策をしていないと思うなよ。

 

俺は逸物へと力を込めると、それを抜き差しするのではなく、逸物単体を震えさせる。さらにカウパーを大量に溢れさせ、振動による摩擦で彼女に負担がかからないように保護をする。

 

「ふあ、や、や、きゃあああああ~~!!??」

 

単なるバイブと思うなかれ。相手の弱点を同時に刺激することで、逸物でありながら優秀な性器具と変わらない絶頂を相手に与えるのだ。

 

おかげで最近感度増幅の出番がないことないこと。というかアレ使っても耐えられるチチやブルマがとんでもないのか?

 

「………」

 

「ま、まずい!?呼吸が止まった…!戻ってこいバイオレット!!」

 

焦ったが、手慣れた心肺蘇生で息を吹き返したバイオレットにその後怒られた。

 

が、目は悦んでいた。…ハマったのか?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

9年という歳月は長いもので、短い。

 

俺はピッコロJr.を相手にニコニコと全力で組手する息子ーーー悟飯を眺めながら今日までを改めて振り返る。

 

悟飯は、俺の子供のなかでぶっちぎりに強い。

 

正直無自覚にその力が振るわれることを恐れたこともあったが、アイツはピッコロJr.をいい手本としてすくすくと育っている。

 

潜在能力解放には驚いたが、考えてみれば5歳にしてすでにそれだけの下地があったということでもある。

 

悟飯にとって組手とはストレス解消であり、ピッコロJr.との貴重なコミュニケーションなのだろう。ちょっと好きすぎて父親として複雑だが。

 

「どうした悟飯!もっと攻めてこい!!」

 

「はい!ピッコロさん!」

 

ピッコロJr.が悟飯の攻撃を肘で受け止め挑発するように距離を開ければ、悟飯は気を解放して突っ込んでいく。

 

ちなみにこうして俺が見守っているのは、二人の戦いが周囲へ影響を与えないようにバリアーを張る必要があるからでもある。あのレベルになると、放っておいたら辺り一体が更地になりかねん。

 

「…はは、相変わらずお子さんは元気ですな」

 

「あれ元気ってレベルか?俺相当強くなったつもりだけどよ、あれ見てると自信なくすぜ…」

 

乾いた笑いを浮かべたのはチャパ王。それに呆れて答えたのはギランだ。

 

彼らはすでに俺の元を卒業し、故郷で暮らしている。とはいえそれでも月に一度は顔を見せに来るし、ついでとばかりに組手などもしているのだが。

 

「だがさすがは師匠の子供だ。すでに人智を越えた強さを持っている…」

 

遅れて答えたのはナム。十センチほどのサイズに縮めた如意棒を腰から下げ、飲み物を持ってやって来た。

 

「お、悪いなナム。だが、アレとお前らを一緒にするなよ。出力だけならあっちが上かもしれんが、武ではお前らが遥か高みにいるんだ。俺がそう育てたんだ、そこは誇っていい」

 

「し、師匠からそれほどの言葉を頂こうとは…!師匠、飲み物を取ってくる程度のこといくらでもお申し付けください!師匠に頼まれれば北の大山脈地帯の雪解け水だろうとすぐに汲んできますよ!」

 

「…微妙に悟飯に対抗意識持つなよ、笑えねえから。それに俺は、水より酒がいい」

 

そう言って俺はナムが持ってきた缶ビールに口をつける。口のなかを苦味が見たし、炭酸が喉を潤す。

 

一息に全部飲み干し、手元で豆粒ほどに潰せば、すぐにナムが次のビールを差し出してきた。

 

「どうぞ!」

 

「お、おう、ありがとう」

 

控えるナムに気圧されながら2本目に口をつけると、ギランがこちらを見て話しかけてくる。

 

「それで師匠よ、今回俺たちを呼んだ理由はいったいなんなんだよ。つい先週に集まったばかりだろうに」

 

相変わらず無遠慮なギランにナムがお約束のごとく殺気を飛ばすが、それを意に介さないのもお約束だ。

 

「おお、そうだったそうだった。いや実はな、明日宇宙人が地球にやってくるみたいなんだが、ちょいと派手な挨拶をやらかそうと企んでるみたいだからな。お前たちの修行相手にもちょうどよさそうだし、出迎えに付き合ってもらおうと思ってな」

 

「宇宙人…!まさか、スラッグのときのような侵略者ですか…!?」

 

一番に警戒した声をあげたのはチャパ王。彼が戻ってから彼の弟子は驚異的な成長を遂げた。

 

恐らく、師範代連中に至ってはかつての亀仙人レベルの強さはあるだろう。

 

そしてチャパ王の息子らはそれぞれ、サパは料理人に、ペルカは道場の経営を任されている。いまではチャパ王の道場は門下生数百人を数える大所帯だ。

 

そして最も才能があるとチャパ王自ら言っていたチャプだが…

 

「…ぜえ、ぜえ、じ、じじょう、はじ、はじりごみ、おわりまじた…!」

 

お、噂をすれば亀仙流の甲羅を背負ったチャプが帰ってきたようだ。チャプはあれからも道場でめきめきと力をつけたが、チャパ王が戻る頃にはすっかり天狗になっていたらしい。あっさり鼻を折られたみたいだが。

 

今は俺のもとで弟子をしている。

 

「おう、じゃあもう一回行ってこい」

 

「…も、むり、です、がふっ…」

 

「…はあ、はあ、はあ、鬼かあんた!?」

 

遅れて走り込みを終えたのは、同じく亀仙流の甲羅を背負った後のMr.サタンことマークだ。

 

こいつの師匠を弟子にしてやることを約束したことをすっかり忘れていた俺だが、そいつからの推薦状でやってきたこいつを見ても、最初はあのMr.サタンだとは思わなかった。

 

なんというか、武道に関して真摯なのだ。たしかに情けない言葉は飛び出すし、でかいことばかり口にする。おまけに才能に関しては、9年鍛えてチャプとどっこいどっこい。

 

とてもじゃないが戦力として数えられたもんじゃない。

 

だが、マークがいたからチャプは変われた。俺の元に来て厳しい修行を課されても、チャプは自分と他を線引きして輪に入ろうとはしていなかった。

 

ところがそれを見たマークは、めげずにチャプへと言葉をかけ続けた。最初はうっとおしいとだけ思っていたようだが、俺の気づかぬ内に馬鹿話をするようになった二人を見て俺とチャパ王は目を丸くしたものだ。

 

…たぶん、どれだけ鍛えてもマークがこれ以上強くなることはないだろう。だがそれでいいのだろう。やつの強さはそういったものではないのだから。

 

まあ、それはともかく。二人揃ってブルマのシャワーを覗いたのは許さん。

 

「マーク、お前は重り追加な」

 

「ノオオオォォ!?」

 

笑顔で伝統の亀甲羅を差し出せば、マークはこれ以上事態を悪化させたくないのか、言葉とは裏腹に素直にそれを背負って倒れたままのチャプへと肩を貸して起こす。

 

…自分も限界まで疲れてるだろうに、こういうことを自然とやれるんだからな、こいつは。

 

ちなみに二人に言いつけたのは中の都までの走り込みである。制限時間つきだ。

 

まあいざとなれば疑似フリーザを監視につけてあるから、ホントに限界で倒れたときにはすぐに助けてやれるしな。

 

「…さて、話が中断しちまったな。ということで、向こうにもなんらかの目的があるみたいだが、それでどこかの都が被害を受けたりするのを受容するわけにはいかない。ピッコロ神は当然として、他にも亀仙人の大師父と、クリリンや天津飯にも声をかけてある。なにか質問はあるか?」

 

全員の顔を見渡せば、ナムがまず質問したいのか手をあげる。

 

「…地球へやってくるという宇宙人は、いったい何者なのですか?」

 

「お、そこが気になるか。聞いて驚け、俺と同じーーーサイヤ人だ」

 

「なにぃ!?」

「なんですと!」

「…むぅ、これは一筋縄ではいかなそうですな」

 

「はっはっは、まあそう構えることはねえよ。たしかに中にはお前たちより数段上の実力者がいるみたいだが、これまで鍛えてきたお前らの実力は俺が保証してやる。自信をもって戦えばいいさ」

 

そう、それに彼らの目的はなんとなくだが察しがついている。俺の情報と合わせて事態が少しでも進展すればいいが…

 

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【2年前】

 

***side 悟空***

 

「ええっ!?俺たちが界王様のところへ!?」

 

俺の提案に思わず声をあげたのはクリリンだった。隣で同じく聞いていた天津飯も驚いている。

 

「ああ、悪い話じゃないはずだ。そこへ行けば、お前たちは限界を越えた強さを掴むきっかけを手に入れられると思っている」

 

「…悟空さんは、なぜその話を俺に?」

 

どこか警戒した様子で話しかける天津飯だが、俺はその様子を見て無理もないと思う。

 

スラッグの事件で世界各地に出現した魔族どもは、俺やピッコロ神、三弟子や大師父など仲間達の活躍によって被害を最小限に防ぐことができたが、ゼロだったわけではない。

 

当然死人はわずかながら出たし、怪我人も多数となった。

 

そしてその結果を知っていながら、俺は我欲でドラゴンボールを使わなかった。

 

恐らくこれで身内に死人が出ていたのならば、俺は迷わずドラゴンボールを使っただろう。

 

だが、あのときドラゴンボールを使って暗黒神龍が出たときに、俺はそれに対応しきる自信がなかった。だから、生き返れたかもしれない人間を生き返らせることを俺はしなかった。

 

これは俺の罪だ。恐らくそのことを知れば、家族が死んだものたちは俺を許すまい。俺がそうだからだ。

 

天津飯はそのことを知っている。そして理由も理解している。だが理屈が伴ったところで感情が納得できるわけではない。

 

ゆえに、彼は俺を身勝手な人間だとして軽蔑しているのだ。

 

仮にも殺し屋を目指した人間が、亀仙流で修行したことでこれほど正義感に溢れた青年に成長するとは思わなかった。

 

そのことを考えれば、俺が嫌われる程度のことはなんでもないのかもしれん。

 

「その修行、わしも付き合わせてもらってよいかな?」

 

俺が自己嫌悪に浸っていると、後ろから大師父こと亀仙人に声をかけられた。

 

「だ、大師父がですか?ですが…」

 

「なあに、わしもまだまだ強くなれそうなんでな。いい機会じゃから、ねえちゃんが世話になってる閻魔大王様に挨拶もしときたいしの」

 

発想のスケールが違うことに驚くが、そもそもこの人は年齢が300歳を越えているんだったな。

 

そういえば占いババにもあったことがなかったな。亀仙人より年上というのもそうだが、桃白々をはじめ彼らはいったいなぜこれほどに長寿なのだろうか。

 

「でも、武天老師様が着いてきてくれるなら安心ですよ!その界王様ってひとのところへ行くのも、いきなり違う流派に入門するみたいでなんか嫌ですし」

 

「…俺は強くなれるならば構わん」

 

二人の亀仙人への全幅の信頼感が感じられる。天津飯もああ言っているが、安心したのかさきほどよりも気が穏やかだ。

 

「天さん!僕も行く!」

 

「もちろんだチャオズ。お前だけを置いていくなどありえん。…悟空さん、構いませんね?」

 

「決めるのは俺じゃなく界王様だがな。まあ構わないだろう」

 

そうして俺はピッコロ神を呼ぶと、蛇の道へと続く閻魔大王の元へと飛ぶ。

 

ちなみにこの瞬間移動じみた技。神となったモノが身に付ける基礎能力のようなものらしく、指定した場所へと移動することができる能力らしい。ただし欠点があり、許可が得られた場所にしか飛べないというところだ。界王神が使う瞬間移動も同じものだが、あちらは権限がそもそも地球の神とは比べ物にならないほど上なのでほとんどどこへでも移動することができるようだ。

 

こうして、亀仙流一行は界王星で修行することになった。ちなみに亀仙人は界王様のギャグ試験を真っ先にクリアして全員を驚愕させていた。

 

 

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***side ターレス***

 

「お、ようやく地球が見えてきたな。へへ、腕がなるぜ…!!」

 

俺は拳を握りながら地球にいるというまだ見ぬ強者を想像して武者震いする。

 

クローンとして生まれ、毒を制してサイヤ人としての力に目覚めた俺に、血の繋がった家族はいない。

 

だから今では兄貴分として認めているラディッツのことも、最初は大嫌いだった。

 

ベジータ王率いるサイヤ人が俺の住む“毒の星”へ来たのは偶然だった。理由はボロ船を直すためだったか。

 

わずかに反応があった宇宙船からパーツを拝借しようと来たらしいが、あんなところにサイヤ人がいたことには随分驚いたらしい。

 

なかでもラディッツ兄貴やセリパの姉御の驚き様ったら今じゃ想像できないほどだしな。あの頃は映像媒体のことも知らなかったが、もし今知ってれば絶対記録してあとで弄ってやったのによ。

 

…あー、でもセリパの姉御はやめておくかな。あのひと基本冗談通じねえもんな。

 

「舞い上がってドジ踏むんじゃねえぞ、ターレス」

 

「ンダ」

 

後ろから声をかけてきたのは相変わらずキザったらしいアクセサリー男のダイーズ。後ろにはサイボーグ戦士のカカオも控えている。どちらも俺がドジを踏むと思って笑ってやがる。

 

「けっ、言ってろ。俺の戦闘力がいくつだと思ってやがるんだ」

 

「4万2千だったか?俺とカカオの連携プレイに負けたのはどこのどいつだったかな」

 

「残念だったな、そいつは2ヶ月前の話だ。今の俺は戦闘力5万はあるんだぜ!なんなら今からリベンジしてやってもイデェっ!?」

 

頭を固いもので叩かれ、目の前がチカチカして震えやがる。痛すぎて涙まで浮かんできやがった。

 

「これから大事な戦いが控えているというのに、なにを考えているんだお前は…!」

 

「お、怒るなよラディッツの兄貴ぃ。ほんの冗談じゃねえか…!!」

 

「ほう、じゃあセリパの前でも同じことを言えるのか?」

 

「…俺が悪かったよ、なんだよ、せっかく強くなったてのによ」

 

ふてくされるようにその場であぐらを組めば、頭をくしゃくしゃと撫でられる。さっき俺の頭を殴ったのと同じやつだとは思えないほど優しくてあったけえそれに、俺はなにも言えなくなる。

 

「お前が強いのはここにいる全員が知っている。だが、その力を向けるのは必要なときを除いて仲間じゃない。わかったら、地球へ降下する準備をはじめろ」

 

手が離れたことになんとなく寂しさを覚えるが、そんなことを口にしようものならバカにされるのが目に見えているから何も言わねえ。

 

「地球へ降下…?このまま船ごと降りるんじゃねえのか」

 

「ベジータ王の考えでな。船はなにかあったときの為に衛星軌道上で待機させるそうだ。降下には丸形ポッドを使う」

 

「えいせいきどう…ってのがどこかはわかんねえけど、上ってことだな、わかったぜ。おし、カカオ!ポッドまで競争だ!」

 

「ンダ!!」

 

先に走り出したから俺の方が早い…と思ってたらカカオのやつバーニア使いやがった!ずりいぞ!

 

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***side ラディッツ***

 

騒がしく部屋を出ていった弟分を追いかけ、ダイーズも部屋を後にする。

 

俺は閉まる扉を見つめながら、ふと気になって地球を眺める。

 

…地球。本来なら、フリーザに殺されたカカロットはこの星に送られる予定だった。

 

ヤツが生きていたら、この星にいるという伝説の超(スーパー)サイヤ人もどこか見知らぬ銀河にいたのだろうか。

 

いや、カカロットは赤ん坊だった。もしかしたら、心配性のお袋が勝手についていったかもしれない。

 

そうしたら、バーダックも、親父も地球に追いかけてきて、俺もその後を追いかけて、今ごろは…

 

「ーーーィッツ!ラディッツ、聞こえないのか!!どこにいる!」

 

セリパの怒声に意識が戻され、俺は振り向く。そこには肩を怒らせ部屋へ入ってくるセリパがいた。これは一発ぐらい殴られるか。

 

と思えば、俺の顔を見たセリパがとたんに神妙な顔になり、どこから出したのか、ハンカチを差し出してくる。

 

「…なにをしているのかと思えば。ターレスにそんな顔を見せるつもりかい、さっさと拭きな!」

 

「ーーー俺は…泣いていたのか…」

 

顔を触れば、そこには汗とは違う液体があった。頬を伝い、ハンカチを受け取った拳へと落ちてくる。

 

「そうか、地球はカカロットが行く予定の星だったね。あんたのことだから、また家族のことを思い出したのかい?」

 

「…ああ、もし少し運命が違っていれば、俺たち家族はあんなことにならなかったのかとな」

 

「運命だなんてものがあるとは思いたくないね。あるとしても、それはあたし達が生きてきた後にできるものだよ。さきにあるのは、いつまでも真っ白な道だけさ…」

 

「すまない、余計な手間をとらせたな。…それにしてもセリパからそんなロマンチックな言葉を聞くとはな」

 

場の空気を変えようとセリパの言葉を笑ったが、どうやら悪い意味で変えてしまったようだ。

 

「くだらないことを言ってないでさっさとポッドまで行きな!!地球まで生身で蹴り飛ばされたいかい!!

 

「わかったわかった、すぐに行く」

 

涙のあとを拭き取った俺は、待っているであろう“弟”の元へと急ぐのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

***side 悟空***

 

「…来たか」

 

空を見上げれば、宇宙船から放り出された丸形ポッドが6つ。どれも地球へ向かってきている。

 

「師匠、全員をここに集めてしまいましたが、もしヤツラがバラバラに侵略してきたらどうしますか?」

 

「心配するなナム。目の前に降りてきてもらうさ」

 

俺は拳を上にかかげ、掌をひろげる。

 

俺が張った“円”の結界は、太陽系全域に及ぶ。さらにその結界は複数の層をなし、地球にも大気圏に張り巡らせている。

 

「むんっ!」

 

今回はその結界を使って、ヤツラの行き先をちょいと指定してやるだけだ。

 

遠視能力で見れば、丸形ポッドの行き先を固定され中の連中が慌てているのが見える。

 

「…なあに、壊しはしないさ」

 

そうして丁寧にヤツラを運んでやれば、ものの数分で目の前へと丸形ポッドが降り立った。

 

女性もいたからな、ひときわ丁寧に下ろしたから地面にヒビひとつ入っていない。

 

やがて、中からそれぞれが姿を現した。

 

「妙な技を使いやがって…!どいつが余計な真似をしやがった…!」

 

怒りながら降りてきた人物、一人目はターレス。

 

ヤツが生き残っていたことは正直俺も驚いた。あの見た目だ、フリーザ辺りに八つ当たりで殺されていると思ったが、運良くベジータに拾われたみたいだな。

 

「ターレス!!勝手に突っ込むんじゃないぞ!!」

 

今にも飛び出しそうなターレスを制したのは、足まで届く長髪をバンダナで縛ったラディッツ。

 

「…やれやれ、どう考えても勝てそうにないのがゴロゴロしてやがる」

 

「ンダ…」

 

次に降りてきたのはダイーズとカカオ。今気づいたが、全員がスカウターに似た装備をつけている。モノクルに似たモニター部分がないが、単なる通信装置だろうか。

 

「ひ、ひとりも勝てそうなやつがいねえんでっせい…いや、あのチビならなんとかなるでっせい…?」

 

情けないことを言いながら降りてきたのはアモンド。巨体を必要以上に縮めて、睨むというより怯えた目でこちらを見てくる。…調子が狂うな。

 

「…アンタ本当に情けないね。もういいから、この戦いが終わったら船から降りな、これ以上情けないツラは見たくもないよ」

 

冷たく別れ(クビ)を切り出し降りてきたのはセリパ。レオタード状のバトルジャケットから覗く見事な尻の食い込みから目が離せない。

 

「そ、そんなぁ…!」

 

ああ、そういえばセリパに惚れてるとか言ってたなアイツ。とはいえこの場にあって戦うことを選べないようでは役立たずにもほどがある。

 

ちなみにこちら側だが、数でも質でも勝っている。

 

まずは言わずと知れたピッコロ神。老界王神による潜在能力解放を受け、その力はすでに完全体のセルを越えている。

 

「お、おい、あのナメック星人、測定不能だってよ…」

 

「…もうかえりたい」

 

どうやら宇宙船で測定した戦闘力をあの通信機で聞いているみたいだな。

 

ピッコロJr.。その実力はすでに父親と互角の領域にあり、今も定番の肩当て付きマントにターバンを身に付け無言で佇んでいるが、着いてきた悟飯を肩車しているので非常にシュールな状態となっている。

 

「…あのガキ、戦闘力2万4千だってよ」

 

「ンダァ…?」

 

悟飯は“通常時”でまだそれだけあるのか。もっと戦闘力を抑える訓練を積まないとな。ちなみにさっきから戦闘力を報告しているのはダイーズである。返答は最初がアモンド、次がカカオだ。雰囲気的に今のカカオの返答は「うそぉ…?」かな。

 

次に亀仙流チーム。

 

天津飯は界王様の元での修行を終え、大きく自信をつけたことで俺への不信感も吹っ切れたみたいだ。地味に辛かったから助かる。

 

クリリンは余裕だな。チャオズと談笑している。せめて見てやれよ。ちなみにだが、切り札を使った場合の実力は天津飯以上である。

 

亀仙人は修行してきてからマッチョ形態がデフォルトになった。…正直実力の伸び代が半端じゃない。一番年上にも関わらず、成長性は三人で一番大きいかもしれん。

 

「三つ目族のハゲが7万、浮いてるチビが1万、星入りチビが5万、マッチョじじいが10万だ」

 

「あ、あのチビが俺と互角だとお…!?」

 

「サイヤ人でもあるまいに、いったいどういう理屈だ…!?」

 

もう報告するダイーズの目が死んでいる。肩を叩くカカオの気遣いが逆に辛いだろう。

 

ちなみにリアクションしているのはターレスにラディッツだ。誰かダブルバイセップスでアピールする亀仙人にも触れてやれ。

 

「ドラゴンもどきが3万、棒を構えているのが2万8千、鎧来た腕の多いやつが15万だ。…それと追加だが、恐らく全員が戦闘力をコントロールできる可能性があるそうだ。つまり、まだ本気じゃない…」

 

沈黙が場を包み込む。数字で告げられた厳しい現実に、クラッシャー軍団の面々は黙りこんでしまう。

 

「相手が自分より強いからってなんだい!あたしたちはあのフリーザ軍をも脅かすクラッシャー軍団だよっ!!」

 

「…そうだな、相手が強いなら、それなりにやりようはあるさ」

 

「ンダァ!」

 

「兄貴…!俺が隙を見てパワーボールを作るから、時間を稼いでくれ…!!」

 

「任せろ…!!」

 

セリパの喝に気合いを入れられ、クラッシャー軍団が正気を取り戻す。だがちょっと待て。

 

「おい、そこのオシャレ」

 

「お、おれのことですか…?」

 

なんでびびってるんだ。

 

「そうだ、なんで俺だけスルーするんだよ」

 

「む、無茶言わねえでくださいよ…!正直、あんたのこと無視でもしなきゃ、俺たちここで立ってるのも厳しいんスからっっ!!」

 

「えー…」

 

俺は不満を口にするが、見ればクラッシャー軍団の面々は誰一人としてこちらを見ようとはしていない。いや、セリパだけはなにか覚悟したかのように俺を睨んでいるか。

 

「…悟空、正直つっこんでやるか迷ってたんだが、せめて威圧を解いてやれ」

 

「あ、忘れてた」

 

俺は自分が気を解放して威圧していたのを思いだし、目の前の彼らを緊張から解放する。

 

「ぷはーっ、戦ってもいないのにすんげえ消耗したぞ…!」

 

「…ふう、これでどうにか動けるか」

 

「…」

 

「おい、アモンドのやつ気絶してるぜ」

 

「ンダ」

 

順にターレス、ラディッツ、アモンド、ダイーズ、カカオである。たぶん今のカカオのンダは「放っとけ」だな。

 

「…あたしが、あたしがあんたの相手になるよ…!!!」

 

突然気を解放しだしたセリパにこの場にいる全員の視線が集まる。

 

たしかにこのなかで一番強いのが彼女のようだが、それでも俺には勝てるはずないのはわかっているだろうに。

 

「あたしの戦闘力は20万!こいつら木っ端どもとは同じに行かないよっ!来な!」

 

いつの間にか他のクラッシャー軍団とは勝ったことになっているらしい。

 

「…ふむ、まあいいだろう。相手してやる…!!」

 

俺は構えを取りながらセリパの3サイズを測定する。イメージは劇場版で亀仙人が披露したスカウターもどきのアレである。

 

「…!?くっ、このあたしが寒気だなんてね!!」

 

言いながら空に飛び上がるセリパの太ももに吸い寄せられるように俺は空へと飛び上がっていく。さて、楽しませてもらおうか…!!

 

 

 

 

 

 




補足★追記
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スノちゃんですが、ハッチャン自爆によるショックでだいぶ落ち込んでいました。そこへやってきた悟空が慰めたのです。最初の慰めかたは体に無理をさせない程度のものだったと明記しておきましょう(´・ω・`)…家に彼女がやって来るまでは悟空は頻繁に通ってました。

Mr.サタンは才能はないけれど、武道に対しては真摯です。悟空の無茶振りにも言われたとおりまじめに鍛えてます。それでも強さは初期亀仙人よりちょっぴり強いくらいでしょうか。その肉体的精神的タフさは三弟子も認めるほどで、なにかと目をかけられています。…ちなみに奥さんと悟空のことは知りません。

クラッシャー軍団の三人は映画版と違い神聖樹の実を食べていないので弱体化しています。逆にサイヤ人組はメディカルマシーンを改良して性能をあげてますので、死にかけるまでトレーニング→メディカルマシーンのコンボで大幅に戦闘力をあげています。あ、アモンドはセリパが喝を入れた時点で気絶してます。
ちなみにそれにも関わらずターレスがダイーズ&カカオのコンビに負けたのは、勝負の内容が相手を倒すことではなく、後ろにある旗を取った方が勝ちという内容だったためです。なので戦闘力は関係ないのにそれをアピールするターレスが面白くてからかわれてます。
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キャラが多くてめっちゃ疲れた。

フリーザの現状まで語るつもりだったのに…

とりあえず次回もエロい意味でサービスサービスゥ(笑)
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