パラガスが壊れてますが、試行錯誤の結果なぜかムッツリスケベ親父ぃに(´・ω・`)
***side パラガス***
私の名はパラガス。サイヤ人のエリート戦士だ。
ある一点において、私はベジータ王をも上回っていると自負していることがある。
それは、文化的な生活というやつだ。
サイヤ人は風呂に入らない。だが私は毎日風呂に入るし、最近ではシャワーで済ますことも覚えた。
サイヤ人は物を愛でない。だが私は密かに様々な惑星で手にした芸術品や工芸品を集めている。
サイヤ人は一人の女を愛さない。だが私は妻であるコリーを愛し、彼女にも文化的な生活を送らせている。
そんな私だが、最近気になるサイヤ人がいる。
セーロという幼い少女だ。
彼女を見ていると目が離せなくなり、終いには動機を覚え、遂には“何もかもを彼女に捧げてでも”彼女を抱きたくて堪らなくなる。
これは明確に異常だ。私にはコリーがいたし、文化的な紳士を自認しているからな。少々気の迷いは感じたが、まあ、慣れれば少し欲情するだけで済む。
だが私以外、殊更に下級戦士らは違うだろう。
最近では彼女を囲うように人波が移動するという異様な光景が広がっている。
由々しき事態となる前にこれを収めなくてはなるまい。
ふむ、第二夫人ということで手を打ってもらえないか本人に訪ねるとしよう。
…だめであったか。何が不満なのだろうか。
そんな風に考えていると、下級戦士の異端児として最近名を挙げてきているバーダックから話しかけられた。
戦い以外では妻のギネのこと以外興味がないといった男が私に相談とは、なにやらろくな予感がせんな。
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…案の定とこの際言うべきなのか、話題はセーロのことだった。
とはいえまさかベジータ王に直訴するとはな。思いきったことをするやつだ。
だがなぜナッパまで連れてきたのだ?
正直この単細胞が問題を理解できるとは思えんが。
…前言を撤回しよう。殺す、か。たしかにそれは誰も、いや、考え付くことすらできなかった。これもあの娘の影響なのか?
なるほど、バカも使い方ということか。
しかし下級戦士でも決闘を辞さない、か。この問題は思ったより根が深いのかもしれないな。
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しばらくは忙しい日が続いた。おかげでコリーにも全然会えていない。
この間取引した惑星で全身を女の体で洗うという文化があったので、今度家に帰ったらさっそくコリーにやってもらおう。
ふむ、とはいえ紳士協定か。いささか事務処理が多すぎるな。いい機会だ。バーダックにもやらせよう。セーロの監視だけさせているのでは割りにあわん。陳情の処理だけで一日が潰れるなどと、今まででは考えられなかったことだ。なあに、言い出しっぺはやつなのだ、断らせるものかよ。
…はあ、面倒が続くな。いっそバーダックもエリートにできないか本人とベジータ王に聞いてみるとするか。ヤツなら断りそうだが。
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馬鹿者めが。
私はバーダックが意識不明に陥ったという知らせを聞き、溜め息をついた。
あいつは既に私より強い。どうやら戦闘力を下げて活動していたようだが、油断でもしたか。
やれやれ、しばらくナッパと二人でセーロの監視をするか。
あの下心満載のバカに調子を合わせていれば早々疑われまい。
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目を覚ましてからバーダックの様子がおかしい。
戦うことを何よりの生き甲斐とするサイヤ人が、戦いで後遺症を負うなどとはな。
メディカルポッドで肉体的な損傷は完全に回復しているはずだ。
内臓は言うに及ばず、脳や遺伝子レベルでの欠損でさえな。
だというのに後を引くということは、侵略したカナッサ星でなにかされたか…
少し調べてみるとしよう。
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カナッサ星についての資料を、他の書類仕事と平行しながら目を通す。
超能力を得られるエネルギーに満ちた奇妙な惑星か。
魚に似た原住民が住み、科学力はA-(マイナス)。戦士階級の者達は押し並べて戦闘力が高く、攻略に至るまでに随分とかかっている。
んん?サイヤ人のエリート階級が使い捨てのクローンに殺された、か。なにかこの星独自の環境が作用したのか。いや、妙だな。この男は何者かの指示で動いているが、ベジータ王ではない。サイヤ人のエリートに指示を出すとなると、残る可能性はフリーザ様直属の部下か。いや、フリーザ様直々の指示ということも考えられる。
むう、気になるが、今知りたいのはそんな情報ではない。
まあカナッサ星そのものに関しては、地上げに時間がかかりすぎたせいでもはやボロボロだ。フリーザ様がかつて自ら価値ありと見なした星のようだが、大猿化したセーロ程度で制圧できてしまうのだから、たかが知れている。
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あの傲岸不遜を絵に描いたようなバーダックが私とナッパに頭を下げている。
この間なにやら覚悟を決めたような顔をしていたが、やはりカナッサ星でなにかあったのだな。バーダックめ、死にかけて蘇ったたわけでもあるまいに、肌で感じるだけでも戦闘力が上昇したのを感じる。
話を聞いてみればなるほど、強くなるための時間作りか。
たしかに最近ではサイヤ人の事務方をまとめるような立場にいるので、バーダックのアリバイ作りをするのはさして難しいことではない。いくら強くなったからといって、下級戦士という身分は変わらんからな。勝手に動けば処罰の対象となる。
だがな、バーダックよ。それで私にとってのメリットはなんだ。私とてただでお前の手伝いをしてやるほどお人好しではない。
なに?この間侵略した星で手に入れた“閨の教導本”?
ふん、たかだか本などでこの私が…ちょっと待て、口付けだけで百以上のアプローチだと。ぬ、夜の作法とな。おおお…!こ、これはなんと退廃的で文化的な…!
なに?ギネを相手に試したら好評だった?
…うむ、まあ我々は数少ない真実を知る同士。そのお前がこうも頼るのだ。時間作りに関しては任せておくがいい。
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少しやり過ぎてコリーに怒られてしまった。
だがあの教導本、ハウツー本だったか。実に興味深い。夜の文化がブレイクスルーした。文明開化の夜明けを見たぞ。
…少々錯乱した。あれからバーダックは私が用意した辺境の星でナッパを相手にひたすら鍛えている。いや、あれは鍛えているとは言いがたいな。
バーダックがやっているのは一種の拷問だ。戦闘力を限界まで下げて、まともに防御もせずにナッパと戦い続ける。
正面から戦えばすでにナッパを圧倒するほどの力を得ているはずなのだが、ヤツはそれに満足せずひたすらに同じ事を繰り返している。
見かねて旧式だがメディカルポッドを辺境の星まで運んだ。これでわざわざ近くの星まで行ってメディカルポッドを使うよりも格段に効率がよくなるだろう。
これほどの修練を必要とする相手、最初はベジータ王かと警戒したがどうやら違うようだ。
まさかとは思ってたが、あのフリーザ様を倒すつもりとはな。だがあの目は明確にフリーザ様を憎んでいた。
一体あの二人になにがあったのだ?
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セーロがなにやら助言をしたらしく、バーダックが劇的にパワーアップを遂げた。数年かかったと言うべきか、数年で恐るべき成果をあげたと誉めるべきか。
その名もスーパーサイヤ人。まさかの伝説の再来と来た。
なにやら策があるらしくベジータ王にまでスーパーサイヤ人のことを教えていたが、まったく、ベジータ王は自身の邪魔になるなら赤子でさえも殺そうとする男だぞ。私が取りなしていなければお前のギネは危うく人質だ。…まあそんなことをすればベジータ王が殺されるだけか。
だがおかげで、生まれながらに戦闘力一万のブロリーはお目こぼしを貰えたからな。
とはいえ、世話をかけるやつだ。
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バーダックの策は単純なものだった。つまり、一対一でフリーザと戦える場を作ってほしいというものだった。
たしかにフリーザの周りにはザーボンやドドリアをはじめとして、最悪ギニュー特選隊という強戦士の集団まで控えている。
これら全員が集まっている場合さえ想定して動かねばなるまい。
ふむ、かなり大掛かりな仕掛けになるな。
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作戦の概要が決まった。
まずベジータ王によって事前にフリーザを惑星ベジータの地上ないしは軌道上へ呼び出し出迎えてもらう。
そこへベジータ王への反逆と称して、現在いるサイヤ人のエリート全68人の半分に及ぶ34人をナッパが率いてベジータ王ごとフリーザを強襲する。ベジータ王はそれに合わせてパワーボールを展開。周囲のエリートを大猿化させる。
また、残りのエリートと他の下級戦士は私が展開したパワーボールで大猿化し、他のフリーザ配下を相手にする予定だ。
私はその後非戦闘員のサイヤ人を避難させる。遺憾ながら、一番実戦から離れているからな。非戦闘員への声かけはセーロに任せる。あれの妙な力の影響で彼女を嫌う人間は一人としていないからな。ベジータ王からの直印も預けたことだし、事務処理も問題なかろう。
しかしバーダックはなぜあそこまで焦るのだ。あれだけの力があればもはや恐れるものなどあるまいに。まさかフリーザはあれ以上だとでも?ううむ、避難船の脱出するタイミングを早めるべきか。
…はてさて、無事に倒せればいいが。
***side バーダック***
いよいよ戦いがはじまる。
ベジータ王の前では大見得を切ったが、正直強くなればなるほどわかる。
フリーザは異常だ。その強さにおいて、他の連中は有象無象にすぎない。
ザーボンやドドリアがフリーザの側近であることを誇っているが、あんなもんは文字通り雑用だ。面倒ごとを片付けるための便利な小間使いってとこだな。
…以前やつが惑星ベジータに来たとき、それとなく戦闘力を計ってみたことがある。ベジータ王からフリーザは戦闘力が高すぎて“部屋”で計ると聞いたことがある。
確かにスカウターなんかじゃ計れねえはずだ。そこにいるだけで極寒の吹雪を思わせる刺すような“存在感”。圧倒的という言葉があれほど似合う相手を俺は知らない。
…さて、作戦が上手くいけば、ベジータ王は数十人のエリートと同時にフリーザを強襲する。
まずまともなダメージは与えられないだろうが、側にいる邪魔な連中はどかせるだろう。
狙いは速攻。今の俺はサイヤ人の中で図抜けて強い。この戦闘力を自慢しつつ、フリーザからできるだけの油断を引き出す。
後は出たとこ任せだな。畳み掛けられなければ、俺も、みんなも、ギネやこの間生まれたカカロットも、全員殺されるだけだ。
考えている最中、背筋をぞくりと悪寒が走る。
…来やがったか、フリーザ…!
***side フリーザ***
私の名はフリーザ。この宇宙の帝王を自認しております。
今日はお猿さんの王様であるベジータ王から直々に話したいことがあると言われたので、彼らの拠点である惑星ベジータまでやってきました。
十中八九私を殺すつもりでしょうね。やれやれ、面倒なことをしかけてくるものです。
皆さんそれなりに真面目に働いていただいて、そこそこ役には立っていたのですけどね。ビルス様からも“破壊”してしまうように言われてますし。
ここらでさくっと絶滅していただきますか。
それにしても向こうから仕掛けさせるのには骨がおれましたね。まあギニュー特選隊はあれで役に立ってますし、まるで無駄骨だったわけではないのですけど。
本来ならあちこちに散らばっているサイヤ人を予め集めておければ、より面倒がなくてよかったのですが。まあほとんど集まっているみたいですしいいとしましょう。
それにしてもスーパーサイヤ人に、スーパーサイヤ人ゴッドですか。
…実に忌々しい。
パパから聞いた話ではご先祖様を殺されたことがあるそうで、私も半信半疑なんですけどね。このフリーザにとって将来の憂いとなるようなモノは根から断たせていただきますよ。
さて、ベジータ王が迎えに来たようですね。それではお出迎えしてあげるとしますか。
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「よお、フリーザ様。はじめまして、でいいのかな」
目の前にたつ慇懃無礼な男はバーダックというようです。どうやら彼がベジータ王の切り札みたいですね。
部下どもはベジータ王らによって私から切り離されてしまいました。
「これはこれはご丁寧に。はい、わたしがフリーザですよ」
なるほど、確かに肌で感じられる戦闘力は通常のスカウターでは計りきれないみたいですし、“今”の私より強いのかもしれませんね。
くくっ、でもそれが絶望への入り口だと知ったら、彼は一体どんな顔をするのでしょうか?
「今からでも遅くありません。私の部下になりませんか?ご褒美に惑星ベジータと王の称号をあげましょう」
「悪ぃな。俺にはそんなもんより欲しいもんがあるのさ…!」
やはりダメですか、仕方ありませんね。彼が部下になってくれればギニュー特選隊に任せられない仕事でもこなせそうでしたのに。
ですが、断った以上は殺すまで。
私の真の力をほんの一部見せてあげましょう!
***side バーダック***
軽いやり取りを交わすと、フリーザが臨戦態勢に入った。
俺は機先を制するようにフリーザに掴みかかり、手四つの状態で組み合う。
「はああぁぁぁっ!」
「かああぁぁぁっ!」
力の余波でお互いに上半身のボディーアーマーが弾け飛ぶ。
フリーザの目が光り、光線が発射されるのを首を曲げることで避けると、下から顎を思い切り蹴りあげる。
首の骨が折れていてもおかしくない一撃のはずだったが、フリーザは平然と俺を見返し頭突きを返してくる。
こっちも頭突きで応えて距離を取ると、俺は戦闘力ーーー“気”とあの異星人が呼んでいたそれを全開にする。
「ほぉ、これは素晴らしい。参考までに教えてあげましょう。
“私の戦闘力は53万です”。
あなたの実力は私には及ばないものの、今の時点では私以上です。ですが、だからこそあなたは私に勝てない!」
そう言ったフリーザの気が一息に高まっていく。遂にきたか。ここからが勝負どころだ。
小柄なフリーザの体が不自然に膨れ上がっていく。同時に巨大化していく戦闘力はさっきまでとは比べ物にならねえ。
「…ふうう、この状態になったからにはさっきほど加減はできんぞ…!戦闘力にして100万以上はあるだろうからな!」
どこか成長した姿を思わせるフリーザの姿に気圧される。これがやつの全力か?いや違う、まだだ。まだその時じゃない。
「かあっ!」
フリーザの拳を受け止めようとするが、あっさり防御を抜かれて吹っ飛ぶ。
腹に鈍痛が残る。が、戦えないほどじゃない。
反撃したくなる気持ちを押さえつけて、ひたすら防御する。まだだ、アレにならせるわけにはいかねえが、ヤツにはもう一段階あるはず。
必死でフリーザの攻撃を防ぐ。こちとらタフさに関しちゃナッパのお墨付きだぜ。
「うっとおしい猿だな。なにやら切り札があるみたいだが、さっさと見せたらどうだ」
「…へへっ、ああ、あるぜ、とっときがよぉ。だがいいのかフリーザ。お前だって全力を出しちゃいねえだろぉが」
「ふん、カスがよく囀(さえ)ずる。いいことを教えてやろう、俺は後2回の変身を残している。この意味がわかるな?」
知っているよ、と口から出そうになって危うく引っ込めた。そうだ、早くなっちまえ。その時がお前の最後だ。
「はったりだな。少なくとも俺が切り札を使えば、今の状態なら勝てなくもない。それをわかってて脅してるんだろう?おら、どうした。今なら謝れば命だけは助けてやるぜ?」
こいつは賭けだ。もしこの挑発に乗って次の変身ならいいが、最後まで変身されたら為す術がない。ここまで戦ってきてわかる。俺の全力は、精々ヤツの全力の四分の一程度。だったらあいつが勘違いしているうちに殺しきる。
「ふふふ、はっはっはっは!減らず口もここまで来ると哀れみを通り越して笑えてくるぞ。いいだろう、ではお望みの変身だ!」
フリーザの体が変わっていく。これまでと違い頭部は長く後ろに伸び、頭から背中にかけて刺々しい角が生えている。上半身はさらに隆起し、肩のアーマーが広がる。
異形。
まるで怪物じみた姿だが、俺は知っている。あれは“繭”だ。
フリーザの体は通常時、常にサナギのような役割をしている。
やつは変身を重ねることで内部を適応させ、本来のパワーを発揮できるように表皮を強くしていってるに過ぎない。最終形態との隔絶した力の差はそのためだ。
なんでこんなこと知ってるかって?今でも毎日夢で殺されてるからな。おかげで本人よりも詳しいんじゃねえかってくらいフリーザのことを知っている。
「さあ、お待ちかねの変身だ。せいぜい悪あがきして
「だあああああっっっ!!」
ぐおおおっっ!?」
余裕を崩さなかったのがてめえの敗因だ。中身ぐずぐずにしてぶち殺してやる!
この機会を待っていた俺はスーパーサイヤ人へと変身し、喋っている途中のフリーザの腹に渾身の一撃をくれてやる。
「だりゃああっ!」
フリーザの全身、至るところに当たるが幸いと打ち続ける。
もちろん一撃一撃に必殺の意思をこめて。ここで決めなきゃ、未来は変わらねえ。
「な、あうぐぅっ!?お、おのれええ!!」
フリーザが最後の変身をしようとするが、そうはさせねえ!
「変身なんぞさせるかあああっ!!!!」
これですべてが変わる。
この俺の運命。
惑星ベジータの運命。
サイヤ人の運命。
そして、ギネとカカロット、ラディッツら俺の家族の運命も!
「これで終わりだああああああ!!!」
エネルギーを拳に集中してフリーザの胸をぶち抜く。そしてそのまま、体のなかでエネルギーを解放させる。
「ぐぎゃああああああああ!???」
全身がひび割れ、体のなかで俺のエネルギーが荒れ狂う。
そうだ、くたばれ。くたばっちまえ!
「こんな、こんなところで、死んでたまるかあああ!」
「なにっ!?」
フリーザが胸に俺の腕が刺さったまま大地に向かって無茶苦茶にエネルギー波を放つ。
やばい…!これじゃ惑星ベジータが!
「うあああああああ!」
叫び声と共にフリーザの全身からエネルギー波が放たれる。
激しい破壊の渦に巻き込まれ、俺はスーパーサイヤ人としての力を開放して爆発に耐える。
「くっそお、すまねえ、ギネ、みんな、俺はしくじった…!!」
惑星ベジータが閃光に包まれた。
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俺が目を覚ましたのは、パラガスが寄越した宇宙挺の中だった。
嫌な予感がしたパラガスが前もって避難する時間を早めてくれたおかげで、サイヤ人もそれなりに助かったらしい。
とはいえ、あの宙域にいたので生き残ったサイヤ人は、ベジータ王やベジータ王子をはじめとするエリート戦士と、宇宙でフリーザ軍と戦っていた下級戦士らだけらしい。ナッパも生き残ったようだ。ギニュー特選隊のリクームとかいうやつと戦っていたらしいが、大猿化して戦いながらいつのまにか宇宙に出ていたというのが、いかにもナッパらしいと思った。
俺の体は、見た目はともかく中身がボロボロになっちまったらしい。最新型のメディカルポッドにでも入らなければ戦うことも厳しいようだ。
あと、パラガスに聞いたがフリーザの死体は見つけられなかったらしい。何人かのエリート戦士で探し回ったらしいが、せいぜい壊れた宇宙船の破片が見つかった程度だそうだ。
くそぉっ!俺があのときもっときっちり止めを刺しておけば…!
パラガスは戦闘の詳細を聞いて、フリーザは死んだと思ったようだ。だが俺は違う。やつは絶対に生き残っている。
とはいえ後悔しても満足に体も動かないのでは何にもならない。このままじゃサイヤ人の超回復も働かないしな。
とりあえず先に逃げたセーロらは、俺が特訓に使っていた星にいるらしい。あそこには旧式だがメディカルポッドがある。回復にはだいぶかかるだろうが、ひとまずはそれを頼るとしよう。
このとき俺は気づかなかった。
悪夢は終わったんじゃなく、はじまりに過ぎなかったことに。
ということで年内更新最後です。
いやあ、エロなしだとこんなに文章量が減るとは(笑)
これにてバーダックsideのお話は終了です。次回は負けたフリーザ様がどうなったか、そしてそれが宇宙の悪党にどう影響していったかを書きます。
現代編では日常を書きます。つまり、エロですね。
レッドリボン軍?ギャグ要因以外のなにものでもないですわ。早くバイオレットさんにエロいことしたい。
まあ人造人間に関するフラグは一応張りますが。
(´・ω・`)「前回ナッパの回想が入ると言ったな」
(´Д`)アプール「そ、そうだ。だから助けてくれ!」
(´・ω・`)「あれは嘘だ」
(´Д`)アプール「うあああああああっ…」
ちなみにアプールはどさくさで死にました。