今回はエロ一切無しのシリアス回です。
ちなみにこの話の元ネタ、漫画の育成計画でちょっとだけ出てきたり……?
星空の下で君は微笑む 前編
あれから早くも4年が経った。
転生したシンジは4歳になり、近所の幼稚園へと通い出した。母親のユイとの肉体関係は未だに継続中だが、夫妻関係や親子間の家族仲は概ね良好だ。
シンジは文字を使わずに言葉で自分の意思を相手に伝えられるようになってからというもの、エッチ全般に関して慎重姿勢を見せるようになった。
これはユイとの性的な関係が父親であるゲンドウや近所に住む人達に発覚するのを危惧してのシンジなりの判断だった。
あれから4年の歳月が経過し、ユイはゲンドウとの夜の営みを完全に止めてしまい、今はその溢れるばかりの若々しく我が儘な性的欲求をシンジとのエッチで解消している日々。
そんな彼女は息子のシンジに対して従順になり、シンジが幼稚園児になった現在ではどんなに恥ずかしいエッチでも受け入れるようになっていた。
しかしいくら常人より性欲旺盛なシンジと言えど、精通は当然ながらまだなのでユイとの性行為は基本的に前戯が中心となっている。
4年経っても汚れたり垂れたりせずに綺麗な20代の乳肌を保ち、衣服の上からでもはっきりと膨らみが分かる丸みを帯びたお椀型のEカップおっぱいは未だに健在だ。
セックスも彼女本人の強い希望により一応してはいるが、シンジが幼稚園児な為に激しい動きや難しい体位でのセックスが出来ていないのが母子共通の悩みだったりする。
そう言った事情もあって、シンジは最近エッチに関して消極的になり始めていた。
とは言え、ユイ以外にシンジ好みの女性を発見したらその女性を淫乱に育成し、自分専用の性奴隷にしてハーレムを作るという自分勝手なシンジの育成計画は氷面下で進行中だ。
シンジが赤ん坊の頃に病院で約束した“ユイ以外の女性にはエッチな事はしない”という約束は“今のところ”守っている。
……もちろん、女の子とのエッチ大好きでハーレム願望の強いシンジがそんな約束を守るはずないのだが。
しかしユイの他に“可愛い、エッチしたい”と思った女性がなかなかシンジの前に都合良く現れないのが現実。
そこでシンジは現状ユイと禁断の主従関係を維持しつつ、表向きは可愛らしい幼稚園児の男の子として退屈な幼稚園生活を送っていた。
──そんなある日のこと。
夜遅くにゲンドウとユイが“一人の女の子”を連れて自宅のマンションに帰ってきた。
女の子は短い青髪に赤い瞳という日本人離れした容姿で、不思議な事に顔立ちはユイに酷似していた。
夫妻仲の良いゲンドウとユイの間に誕生した新しい子供と説明しても疑問に思われなかっただろう。尤もユイはゲンドウを旦那として愛してこそいるが、既にゲンドウとの性行為に関しては自分が満足できないからと諦めてしまっている為、二人の子供ではない事は明らかなのだが……。
それにしてもユイと似ているなとシンジは幼心に思った。
転生してから4年が経過し、前世で覚えていた原作知識も年が経つにつれて頭から次第に抜け落ちていき、4年間ユイとほぼ毎日エッチするのに夢中になり過ぎていた事もあってか、現在では原作知識のほとんどを忘れてしまっていた。
辛うじて目の前に立っている青髪の女の子が『綾波レイ』の幼少期の姿だという事は覚えていたものの、彼女がどんな人間で、シンジとの関係はどうだったか……そう言った重要な情報は既に頭の中から消えていた。
(なんだろう。一言に可愛いと言うより、不思議な感じのする女の子だな……)
シンジは綾波レイの姿を初めて見て、不思議な雰囲気を漂わせた年齢不相応の寡黙な女の子という印象を覚えた。
レイは人前に出るのが恥ずかしいのか、先程からシンジ達が暮らす家の玄関先でゲンドウとユイの後ろに隠れ、恐る恐ると言った不安げな表情で興味津々に彼女を観察していたシンジを見つめていた。
「母さん、父さん。その女の子はどうしたの?」
半袖のシャツに短パンという幼稚園児らしいラフな格好をしたシンジが二人に問い掛ける。
「おぉ、聞いてくれ。実はな……シンジ、お前に可愛い妹が出来たぞ! ハッハッハッハッハ!」
玄関に入って来るなり、嬉々とした表情でとんでもない事を告げるゲンドウの頭を、冷静沈着なユイがボカッと痛そうな音を立てて殴った。
「シンジに誤解されるような事を言わないで。私はあなたの二人目を妊娠した覚えはありませんから」
「うぐぅ……ちょっとした冗談だったのに」
きっぱりと言い放つユイにゲンドウは泣き真似をして謝ると、今度は真面目な顔を作ってシンジに伝える。
「コホン。あ~、実はな……母さんの遠い親戚の娘を明日の1日だけ預かって欲しいと頼まれてな。レイ、隠れてないで入ってきなさい」
ゲンドウはそう言ってユイの後ろで遠慮がちに隠れていたレイを家の中に招き入れる。
「この娘は綾波レイだ。シンジとは同い年で遠い場所にある幼稚園に通っているらしい」
「ただちょっと問題があるらしいの。レイ、ここには恐い人はいないわ。大丈夫だからシンジに挨拶して、ねっ?」
ゲンドウがシンジに説明する傍らで、ユイの優しい口調に誘導されたレイが恐る恐るといった様子でシンジの前に出てきた。
「……ほんと?」
(うわっ、すっごい可愛い声……! やばい、ロリっ娘の綾波レイやばいって!)
ユイの手を掴んで放さないレイは不安そうな表情で上目遣いに訊ねる。その小動物のような可愛らしい仕草だけでシンジのレイに対する好感度はぐんと上がった。
「えぇ。シンジは優しくて頭も良くて頼りになるから。レイも遠慮しないでシンジに甘えていいのよ?」
「うん……よろしくね? シンジくん」
「あっ、うん……こちらこそ」
──こうして、我が家に1日だけ綾波レイがやって来た。
──その翌日の朝。家族集まる台所の食卓で。
上着越しに膨らむ胸の谷間がはっきり見える白を基調とした長袖ニットセーターに膝下まである暗色系のスカート、さらに黄色いエプロン着用という、実に清楚な人妻らしい出で立ちのユイは朝早くから台所に立って家族全員の朝食を用意していた。
台所のテーブルにユイお手製のスクランブルエッグ、こんがり焼けたウィンナー、新鮮野菜のサラダ、バターを乗せたトーストなどが乗った白い食器が次々と並べられていく。
「どう? 昨日はちゃんと眠れた?」
そんな中、ゲンドウの隣の椅子に座るユイはシンジの隣に座っているレイに話し掛けた。
「あっ、えっと……うん」
しかしレイは碇家に馴染めないのか、遠慮がちな態度でユイやゲンドウに接している。
(……訳あり、か)
その様子を横目で見つつ、シンジはユイが作った朝食を黙々と食べ始める。
──とその時、今朝届いた新聞を広げて読んでいたゲンドウが不意に口を開いた。
「シンジ、今日は家族みんなで出掛けるぞ。星空を見に行くピクニックってやつだな」
「えっ? どうして?」
シンジはユイとゲンドウの仕事が休みという事を昨日の夜に二人から直接聞いていた。
当然ながら多忙な毎日を送っている二人が貴重な有休を使ってまで、シンジやレイを連れて何処かに出掛けたいと言い出した。
シンジの意見としては別に出掛けるのは構わない。ユイがゲンドウと一緒に働くようになってからはシンジも昼間は幼稚園に通い、夜は仕事から帰ってきたユイと二人でゲンドウに隠れて内緒の禁断エッチと、ほとんど繰り返しのような日々が続いていた。
たまには家族揃って息抜きもいいかと思い、シンジはゲンドウの提案を素直に聞き入れる事にした。
(それに……あの娘の事も気になるしね)
シンジはこの時既にゲンドウから出た突然の家族旅行宣言に隠された意図を内心で察知していた。
恐らくゲンドウはレイの為にピクニックに行くと言い出したのだろうが、どうもそれだけが理由ではない気がする。
「あらいいわね。それじゃあお母さんがいっぱい料理を作らないと──ねぇ、シンジも一緒に手伝ってくれる?」
「もちろん。母さんの頼みなら喜んで」
……実はシンジ、母親のユイから美味しい料理の作り方を習っていたりする。
最初は幼稚園から自宅のマンションに帰って来て暇だったという事もあるが、ユイも頻繁に職場へと出掛ける機会が増えた。
そんな時シンジ一人で過ごす空いた時間を有効に使って料理や掃除、洗濯などの家事がある程度は出来ないと将来的にも困ると考え、シンジは自分からユイに家事の仕方を教えて欲しいと頼み込んだ。
それを聞いたユイは嬉し涙を流して息子の自立を喜び、家にいる時は家事を手取り足取りで優しく教えた。
最初の頃はユイの見様見真似でしか料理を作れなかったシンジだが、習っている間にいつしか料理そのものに興味を持ち、それからは自分で色々と調べるようになった。
シンジは物覚えが良く、料理作りが密かな趣味のユイですら驚くほどの難しい料理を簡単に作って見せるなどで上達していった。
そして現在、シンジと二人で過ごす時は裸エプロン着用を義務付けられたユイによる“ユイ先生のエッチなお料理教室”で培った才能と技術を遺憾無く発揮したシンジは、幼稚園児とは思えないレベルの本格派ピクニック料理を次々と作り始めた。
シンジとユイが台所を独占してピクニックに向けての料理を作っている間、ゲンドウは登山用の大きなリュックサックにキャンプ用のテントやランタン、人数分の寝袋に望遠鏡などを積んでいく。
「~~♪」
黒いサングラスを掛けたまま、楽しそうに口笛を吹きながらピクニックの準備を進めるゲンドウ。元々は妻のユイが登山家だったという事もあり、彼女と付き合い始めた影響で登山がいつしか趣味になっていたゲンドウである。
ユイと結婚してからは二人で登山する機会も減ってしまったものの、こうして今は家族揃って山に出掛けるという事に小さな幸せを感じていた。
──そんな時、ゲンドウの背後に一人の女の子が現れた。
「……おじさんはどうして笑っているの?」
レイだ。女の子らしい私服を着た彼女はつまらなそうな表情でゲンドウの後ろ姿を観察していた。
「ん? ああ……それは楽しいからだ」
「楽しい?」
ニコニコ笑顔のゲンドウに対してレイが不思議そうに首を傾げる。
「楽しいとも──最高にな」
言いつつレイに振り返ったゲンドウ。サングラスで隠された素顔はニヤリと笑っている。
「レイは嬉しかったり楽しかったりすると、何だか笑いたくなってこないか?」
「ううん……笑えない」
「何故だ?」
僅かに眉間に皺を寄せたゲンドウにそう言われ、俯いて暗い表情を見せるレイはぽつりぽつりと静かに呟き始めた。
「……いつも幼稚園のみんなに虐められてたから……“普通じゃない”私を見て笑っている人達をあっちでいっぱい見てきたから……」
「……だから笑えない、笑いたくないと?」
ゲンドウの静かな問い掛けにレイはこくんと小さく頷いた。
「そうか……だがレイ、今日は恐らく違う笑いができるぞ」
「えっ……?」
優しくもはっきりとした言葉を聞き、レイは僅かに目を見開いてゲンドウを見返す。
「この私が必ず楽しい1日にして見せる。だからレイ、嫌な事なんか忘れてみんなで家族の思い出を作って帰ろう」
「……できるの? 私はおじさんの家族じゃないのに」
レイはそれでも信じられない様子。しかしゲンドウはフッとクールな微笑を浮かべつつ言う。
「なら形から入ればいい。私が父さんでユイが母さん、シンジはお兄ちゃん──そして“碇レイ”ちゃんだ」
確信を持ったゲンドウの温かい言葉に、冷たく閉ざされたレイの心は微かに揺れ動く。
(家族……私にも……?)
それはまるで波紋が広がりゆく水面に映る月のように、レイの心に小さな石を投じ始めた。
ちょっと長くなりそうなので、キリのいいところで前後編に別けました。
次回はシンジ×レイです!
エロなんか無くたって恋愛はできるんだよ?
今後、ヒロインたちとのエロ回がかなり増える予定です。そこで少しでもキャライメージをしやすいようにAIを使った挿絵を導入しようか迷ってます。アンケート結果によって採用するかしないか決めるので、もしよければ皆さんお答えください。
-
AI挿絵が欲しい
-
AI挿絵は要らない
-
原作キャラの挿絵だけ欲しい
-
オリキャラの挿絵だけ欲しい