なので最後です。約ひと月ちょい、沢山の方に読んで頂き有難うございました。
ちなみに短く、エロは無いよ。
あぁ、この歌は懐かしいな。あれから十五年か。いや、まだ俺若いけどさ。
俺は中学高校と順調に終わらせ、大学も明日奈と同じ所へ進学した。
明日奈とは高校卒業後、六月に結婚した。大学卒業までは両親と一緒に暮らしたけど、その後は近くに家を建てたよ。その金はどこからって? 茅場や須郷、浩一郎義兄さんとなんやらかんやらが有って稼ぎが出来てたんだよ。学生時代から、結局お金に困る事は無かったぐらいだ。
大学卒業後はレクトに入社した。そして今の俺の立場はかなり特殊だ。ほとんどアイディア出しの存在となってる。あと茅場晶彦担当。これは俺があっちの世界で読みふけった小説などの本の力が大きい。此方の技術で実現可能なものがあるしね。
こんな仕事内容である故に、いつも定時で上がれる。根性で上がる。意地でも上がる。そんな俺を見て、あの須郷も必死に定時で帰ろうと仕事をしている。大好きな女の元へ早く帰りたいよな。気持ちが分かるから、とても仲良くなったよ。
あぁ、ちゃんと定時で上がっても稼ぎはあるぞ。あちらの世界で小説を五千冊以上読んだ俺は、ネタに困る事は無い。
今じゃレクトの二大愛妻家と呼ばれているぜ! あと一人は須郷で微妙だけどさっ。
明日奈は正妻様の性能をこれでもかと見せてくる。毎日、愛妻弁当が美味しいんだぜ。行ってらっしゃいのキスも、お帰りなさいのキスも何もかもが素晴らしい。色気もたまらなくなってしまうほどある。毎晩可愛がりたいが子供が居るから出来ないけどな。
なんだと? いつの間にって言われても困るぞ。まだまだ子供を作るけどなっ。うはははっ、涙するがよい!
そんな訳で俺は義弟から夫へとなった事を知らしめるのだ。誰にとは言わないがな。
あと、ユイ姉妹は最強と言っていいだろう。彼女達はそんな事はしないが、世界を握られていると言っても過言ではない。たまにユイ以外の子がお茶目してるらしいけど。
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気持ち良く晴れ上がった青空の下で。
私はいつものようにキスをして、夫となった友也君を仕事に送り出したの。
友也君と出会ってから、もう十五年も経つんだよね。過ごした日々がとっても懐かしい気がする。
だけど、どれだけ時間が過ぎてもくっついてるのは変わらないんだよ。今は二人の間に出来た雛ちゃんや響ちゃんも一緒にくっついてるのがとても愛しいの。
この子達の名前は友也君が付けたの。雛子ちゃんは「明日奈→後ろ半分の日奈→雛」って。響子ちゃんはお母さんの「京→響」って感じ。私やお母さんみたいに素敵な女性になって欲しいってね。凄く照れちゃうよ。
お母さんは喜んでいたけど、男の子が居ないからお父さんが泣いてる。私、まだ何人でも欲しいし男の子も出来るといいな。
友也君や子供たちと一緒に暮らす家をお掃除して、お洗濯して、お買い物して、お料理して、毎日が幸せな日々。いつまでも……きっと幸せ。
友也君が大好き、優しい所が好き、可愛い所が好き、エッチな所も……大好き。全部…全部……愛しているの。
だから帰ってきたら抱きしめて、キスをして、幸せだと伝えるの。くっついて…伝えるの……。
家事をしながら、いつも明日奈が視線を送る場所がある。
そこには……初めて買ったペアカップが大切に飾られていた……。