次回タイトルは『催眠・凌辱・そして敗走』になります。
次回もエロ回になります。
第76話はエロ回ではありません
第76話URL『https://syosetu.org/novel/105831/57.html』
「そんなにでっかい荷物を抱えて、どこに行く気っすか、犬子?
柘榴達の我が家は逆の方向っすよ」
「ざ、柘榴……」
九十郎が歴史を変えろと無茶ぶりをされていた頃、犬子と柘榴は人気の無い小道で対峙していた。
「何で……何でここに……?」
「犬子が考えそうな事くらい、お見通しっす」
荷物を握る犬子の腕にぎゅっと力が入る。
それは怒りか、苛立ちか、それとも……
「……柘榴には分からないよ」
犬子がそう言いながら、足早に柘榴の前を通り過ぎようとする。
「いいや分かるっすよ」
柘榴は即答した。
一切の迷いも見せずに力強くそう答え、後ろから犬子の肩を掴んで引き留める。
「……何が分かるの?」
「そりゃあ、犬子が今悲しんでて、不安になってる事っすよ」
「それだけじゃないよ……全然、それだけじゃない……」
「……犬子が思っているよりもずっとずぅ~っと、柘榴は犬子の事が分かってるっすよ」
犬子は俯いたままだ。
「お? なんでそんな事が分かるんだって顔してるっすね」
犬子は自分の内心が見透かされたかと思い、一瞬だけ肩をすくめた。
「心の中全部って訳にゃいかねーっすけど、そのくらいは分かるっすよ。
だって……犬子と柘榴は家族っすから」
犬子は顔を歪めた。
犬子は泣きそうな顔になった。
犬子は自分が情けない顔になったのが分かった。
そんな情けない顔を見せたくないと、柘榴がいる方向から顔を背けた。
「離して、柘榴。 犬子はもう戻れないから」
「そんな事はねーっすよ。 練兵館は犬子と柘榴と九十郎の家っす。
あそこは犬子の帰る場所っす、何があっても」
「帰れる訳ないよ……犬子が……犬子が九十郎にどれだけ酷い事して、
どれだけ傷つけたか知ってるでしょ!? 見てたでしょ!?」
「見たっ! 知ってる!」
柘榴は力強く断言した・
「だったら放して! 放してよっ! 行かせてよぉっ!!
犬子はもう九十郎に合わせる顔が無いんだよっ!!
どんな顔して九十郎に会えば良いのか全然分かんないんだよっ!!」
「そんなものは会ってから考えりゃ良い事っすよっ!!」
「そんなもの……そんなものって……」
「たった一回! たかが一回! 他の男のちOこ挿れられた程度で諦めるっすかぁっ!?」
柘榴はそう叫び、犬子の肩を強引に引っ張り、自分の方に向き直らせた。
犬子は泣いていた。
その胸に、その頬に、その目尻に、大粒の涙をいくつもいくつも漏らしていた
「たった一回強姦された程度で九十郎を諦めるっすか!?
アンタの愛はその程度っすか!? ああっ!!」
それは恐喝するような、恫喝するかのような声だった。
「柘榴には分からないよぉっ!!」
犬子は泣きながら叫び声をあげ、柘榴に言い返す。
「あの新田剣丞ってのに脅されたっすか?」
犬子は俯き、首を横に振る。
「新田剣丞に襲われて、組み伏せられたっすか?」
犬子は俯きながら首を横に振る。
「犬子は……犬子は……わ、忘れちゃったんだ……忘れちゃったんだよ、九十郎を……」
「わ、忘れた……?」
その言葉が嘘でも冗談でもない事はすぐに分かった。
すぐに分かったからこそ、柘榴は困惑した。
物心ついた時からずっと九十郎と共に生き、九十郎を誰よりも誰よりも愛していた犬子が九十郎を忘れる等、ありえない事だからだ。
「何か薬でも……? それとも柘榴の知らない御家流……?」
何者かが、柘榴が気づかぬ内に何かをしたのではないか……そんな考えが自然に浮かぶくらい、ありえない事だった。
「柘榴、お願い……お願いだから放してよ。
犬子をこのまま行かせてよ……お願いだから……」
今にも崩れ落ちてしまいそうな程に弱り切った犬子の顔を見て、犬子の声を聞いて、頬を伝う涙を見て、柘榴は怒りが湧いた。
新田剣丞か、剣丞隊の誰かか、それとも別の第三者かは知らないが、犬子を泣かせた罪は必ず償わせると心に誓った。
「……やっぱり、行かせる訳にはいかねーっす」
「どうして……どうしてさ……?」
「このまま何もわからずにお別れして、それでお終いなんて絶対に嫌っす。
そんな悲しい終わり方、誰も望んじゃいねーっす」
「でも……」
「犬子はそれで良いっすか!? 何が起きたのかも分からないままどっかに行って!
さよならして! それでお終いで良いっすかぁっ!?」
「分かってるから辛いんだよっ!!」
犬子が大きな声で言い返した。
それは悲鳴にも似た声だった。
犬子にとって一番辛い事、一番悲しい事、一番衝撃を受けた事がソレなのだ。
「犬子は忘れてただけっ! 九十郎を忘れてただけなんだよっ!!
それが分かるから辛いんだよっ! 分かるから悲しいんだよっ!!」
「ど、どういう意味……すか……?」
「犬子は自分で剣丞様に抱かれたのっ! 自分であの人が恰好良い人だって思って!
自分で男らしくて素敵だなって思って! 自分で……自分で服を脱いで……
自分で……それで……あ、操られてた訳じゃ……ない……から……」
犬子はぽろぽろと泣き続ける。
涙で体中の水分が抜けきってしまうのではないかと思う程に泣き続ける。
犬子は悲しくて悲しくて仕方が無かった。
「出会う順番が逆だったら……犬子はきっと、剣丞様を好きになってた……
それが……分かるんだよ、分かっちゃったんだよ……犬子は……
犬子は最低の女なんだよっ!! もう九十郎に会う資格なんて無い!
九十郎の妻だって名乗る資格も無い最低の女なのっ!!」
柘榴はそんな犬子の慟哭を耳にしながら、何も言う事ができなかった。
あまりにも衝撃的で、頭が理解するのを拒んで、何の言葉も浮かばなかった。
「分かったでしょ! 放してよっ! 放してよ柘榴っ!
犬子はもう戻れない! 戻れないんだよぉっ!!」
「あ……」
暴れ出した犬子の勢いに圧され、柘榴は掴んでいた手を放し……
「……駄目っす! やっぱり絶対に駄目っすよ!!」
……完全に手が離れる寸前に、もう一度掴みなおした。
「放してよ……もう分かったでしょ……」
「それでも……それでもやっぱり嫌っすよ、こんな別れ方は。
こんな事で、こんな訳の分からない事で犬子と別れなんて」
「柘榴には関係無いよっ!!」
「犬子は柘榴の家族っすよっ!!」
「か……ぞく……?」
「犬子は柘榴の事、どう思ってるっすか? まだ、家族とは思っちゃくれねーっすか?
辛いのは分かるっす、苦しいのも分かるっす、悲しいのも分かるっす、でも……
柘榴が嫌がるからって理由じゃあ、柘榴が残って欲しいって言うからって理由じゃあ、
残っちゃくれねーっすか……?」
「それは……それ、は……」
犬子と柘榴が睨み合ったまま動かなくなる。
犬子も柘榴も恐怖と悲しみに満ちた顔だった。
「ああ残念だ、残念だよ。 犬子は所詮、本当の愛を持っていなかったとい事だからな」
その声は突然聞こえてきた。
その声が聞こえてきた瞬間、犬子も柘榴も背筋が凍った。
美しい声だった、美しい声だった。
この世のものとは思えない程に美しい声であった。
その声を聞いた瞬間に全てを投げ出してしまいそうになる程に美しかった。
それが2人にとってこの上なく恐ろしかった。
「……何者っすか?」
柘榴は反射的に腰に帯びた太刀を抜いた。
そして声のした方向をキッと睨み……瞬間、柘榴は自らがした行動を後悔した。
そこにいた存在はあまりにもあまりにも美しかった。
ため息が出る程……いや、一目見ただけで異常だと確信できる程に美しかった。
柘榴は即座にヤバイと感じ、咄嗟に視線を逸らした。
「んう!? んんっ……!?」
次の瞬間、目の前の存在が突如として柘榴の目の前に現れ、柘榴の唇を奪った。
「このっ! いきなり何するっすか!?」
咄嗟に目の前の美しく妖しい人物に膝蹴りをして引きはがす。
その瞬間、犬子と柘榴には、その人物の額から二本の角が伸びている事に気がついた。
「(い、今……どうやって近づいてきたか、全く分からなかったっすね……しかも……)」
柘榴の腰が震えていた。
柘榴の背骨が震えていた。
柘榴の顔も震えていた。
ほんの一瞬、唇と唇が軽く触れ合っただけだというのに、柘榴の全身が歓喜に震えていた。
人外の快楽としか表現できないものが全身を駆け巡っていたのだ。
あとほんの少しでも蹴り飛ばすのが遅かったらどうなっていたかと考える程に。
「アンタ……何者っすか? 柘榴の唇は安くねーっすよ」
「もしかして……鬼?」
「私は鬼子だ、半人半魔の超生物。 名は……森蘭丸」
「森……?」
「蘭丸……?」
鬼子と聞き、森蘭丸という名前を聞き、柘榴が様々な事を考える。
森一家の関係者か、新戸の同類か、敵なのか、味方なのか、戦うか、逃げるか、それとも会話を続けて何かを聞き出すか……いずれにせよ、命に代えてでも犬子は守らなければならない。
柘榴は心の中で決意して、混乱する犬子を背中に隠すように前に出た。
「少し試してみようか。 お前達が本当の愛を持っているかどうかを」
「なんの話っすか?」
「お前達に本当の愛があるのなら、私程度の精神干渉は跳ね除ける筈なんだ」
「なんの話を……」
「サァ、発情シロ!」
その言葉が聞こえた瞬間、犬子と柘榴は全身の毛が逆立つような感覚を覚えた。
「あ……う、あ……」
「な……何っすか、これ……」
まるで何十人、何百人分の指や舌が全身を這いまわり、愛撫をされているかのようだった。
ドクン、ドクン、と心臓が高鳴り、その度に身体の奥がかあぁっと熱くなるようだった。
まるで肉体そのものが男を……おOんぽを欲しがっているかのようであった。
「へぇ、中々頑張るじゃあないか。 これは期待が持てそうだよ」
蘭丸が妖艶に笑ながら、身に着けていた衣服をはらりと落とす。
思わず見とれてしまう程、均整なとれた裸体が露になる。
そして蘭丸は自らの肉体を操作して、
女性の身体から男性のシンボルを生やし、犬子と柘榴に見せつけた。
「お、男……いや、あれは……!?」
「な、何……あれ……?」
男根すらも美しかった。
見るだけで腰が抜けてしまいそうになる、まるで美術品のような男根であった。
「……何かわらんがくらえっす!」
微妙に死亡フラグっぽい台詞と共に、異常を感じた柘榴が剣を振りぬく。
何がどうなっているかも、目の前の存在が何なのかも分からないが、これ以上時間を与えたら何か取り返しのつかない事になるような気がしたのだ。
しかし……
「……残念、私はそこじゃない」
確かに斬ったと思ったが、古い切り株に剣先が突き刺さるのみだった。
蘭丸は平然とした顔で、さっきまでいた場所とは正反対の方向に一瞬で移動していた。
「催眠術の応用でね、私がいる場所をご認識させている。 念のための用心にね」
「くっ……そっちっすか!?」
柘榴が再度蘭丸に斬りかかる……しかし、切れたのは木の枝だけだ。
「こっちでも無いっすか、一体どこに……」
「ふふっ、頑張るなぁ……元気元気。
その元気がいつまでも続いてくれると私は嬉しい」
剣を振っている間にも、膣内がどんどんふやけていくのを感じた。
子宮が降り、精液を求めて震えているような感覚もした。
頭がぼやっとして、おOんぽが欲しいと口走りそうになっていた。
「それじゃあ、少し能力を強めてみよう。 これにも耐えられたら大したものだよ。
無論、本当の愛を持っているのなら、簡単に乗り越えられるだろうけどね」
瞬間……柘榴の世界が変わった。
「あ……」
「うくっううっ! うあぁふっ! ま、拙っ……」
柘榴は声を抑える事ができなくなった。
先程からまるで全身を愛撫されているかのような感覚を覚えていたが、今は柘榴自身すら本当に愛撫されているのではないかと思う程、リアルな感覚に襲われていた。
「ふわっあんんっ! ぁあっぁ! くっ……このっ!? うっ……」
まるで数百、数千人の男達に輪姦されているかのようであった。
それもただの男ではなく、何十年も柘榴の身体を味わい尽くし、知り尽くし、開発し尽くしたセックスの手練れに襲われているかのようであった。
「あっぁあっあっ……んんっ! ああふわっ!」
柘榴が喘ぎ声を漏らしながら尻もちをぺたんとついてしまう。
最早剣を握って飛んだり跳ねたりはできそうもない……いや、仮にそれができたとしても、蘭丸がどこから能力を発現させているのかも分からない状況では、何度剣を振っても空振りに終わってしまうだろう。
「(イチかバチか、この辺一帯を薙ぎ払うしかないっすね……)」
柘榴が犬子を巻き込まぬよう、自分の傍に引き寄せる。
最後の力を振り絞り、自身の御家流・昇竜槍天撃に全てを賭けるつもりである。
だがそこで、犬子の異常に気がついた。
「ああっ……ああっ……あ、ううああっ!」
犬子は蹲り、ぐちゅぐちゅと自らの秘所に手を伸ばし、自らを慰めていた。
視線が蘭丸の男根に釘付けになっていた。
「犬子……? 犬子、どうしたっすか!? しっかりするっすよ!」
柘榴が犬子の肩を揺するが、犬子からは全く反応が無い。
視線はおOんぽだけに向け、正気を失い、一心不乱に腰を揺さぶりながら自慰を続けていた。
「ああっあぁ……はぁっうっ! ふっああっ!」
犬子のメスの顔を見ていると、犬子のアソコがぐちゅぐちゅと水音が鳴るのを聞いていると、柘榴まで同じように自慰を始めたい気分になっていく……
「うっ! はぁふっくっ……」
無意識の内に、柘榴は自分の胸をまさぐっていた。
乳首に触れた瞬間、全身が震えて、快感が電流のように迸り、膣内に肉棒をブチ込みたいという欲求が何倍にも何十倍にもなった。
「あ……ま、拙……これは……」
一瞬、自分が異常な状態にある事を忘れていた。
自分が置かれた状況を忘れ、犬子を引き留めるためにここに来た事も忘れ、犬子と同じようにオナニーを始めようとしてしまった事に気がつき、柘榴は愕然とした。
「ま、まさか……まさかお前が犬子を……?」
そして柘榴は思った……目の前にいる蘭丸と名乗った鬼子が犬子に何かをしたのではないかと。
今の自分や犬子のように強制的に発情され、新田剣丞と交合させたのではないかと……
「頑張るなあ、いや本当に感心したよ。 とても嬉しいよ、本当に嬉しくてたまらない。
それに比べ……そっちはもう駄目そうじゃないか。
心が折れてしまっている、だから催眠に対する抵抗が無くなってしまっている」
「な……に……?」
鬼子にそう言われ、気づいた。
「はぁ……はぁ……ほ、欲しい、欲しいよ……あぁ……」
犬子が発情し切った顔で、声で、地面を這うように鬼子の元へと進んでいる事に。
「行っちゃ……だ、駄目っす……よ……」
柘榴は耐えた。
歯を食いしばって、ギリギリの所で耐えていた。
そして蘭丸の妖しい美しさに一気に魅了されてしまった犬子の手を握り、引き留めていた。
柘榴には意地があった。
九十郎の正妻としての意地と見栄があった。
それが柘榴をギリギリの所で踏みとどまらせた。
それが無ければ、たぶん柘榴は一瞬で蘭丸の前に跪いて、おOんぽをくださいと懇願していただろう。
「駄目……欲しい、欲しいよ……おOんちん、欲しいよ……」
犬子は譫言のように呟きながら、地面を這って蘭丸に近づいていく、その視線の先にあるのは……蘭丸の股間に生えた男性器だ。
「欲しいかい? 欲しいのかい? だけどまだお預けだ。 その代わり……」
蘭丸の人差し指がずぷん、と緩み切った犬子のワレメに飲み込まれた。
瞬間……犬子の全身が電流でも流されたかのように跳ね、狂ったように喘ぎ始める。
「あふわっ! ふわっふわっぁ! あっぁあっふわっ!!」
狂ったような声だった。
柘榴は犬子がそんな狂った声を出したのを聞いた事が無かった。
「わ、犬子! しっかりするっす! なんとか逃げるっすよ!」
柘榴が必死に声をかける。
何度も、何度も、何度も……
「あううぅんんっ! んんっ! あっあううぅぁあっ!」
しかし、犬子は柘榴の声に全く反応しない。
狂ったように喘ぎ、狂ったように感じていた。
蘭丸はただ、犬子の秘所に指を一本だけ挿れ、クニクニとナカを揺らしているだけだ。
ただそれだけで、犬子は狂ったように喘ぎ続ける。
「あっううぅ……ぁあっっあんんっ! ううぅ!」
このままでは犬子は本当に気が狂ってしまう。
精神が壊れて二度と戻らなくなってしまう……柘榴はそう思った。
「犬子……ごめんっす!」
だから柘榴は、咄嗟に犬子を刀の峰で叩く。
「うっ……あ……」
犬子は気絶した。
かつて犬子が御家流を暴走させ、犬の姿から戻れなくなっていた頃、柘榴は何度も何度も犬子を気絶させていたため、どのくらいの力加減で叩けば犬子が気絶するのか感覚的に分かっていたのだ。
「へぇ……考えたじゃあないか。
その対処は正しいよ、私の能力は気絶した人間には効力が及ばない。
意識を操作する能力だから、意識が無い人間には使えない。 でも……」
「ううぅうっ! うっ! うぐっうう……ああっくっうぐっ!」
「だけどその先はどうするつもりかな?
2人共気絶したら、私はどこか遠くに君を連れ去ってしまうつもりだけど。
鬼モドキ共に比べれば私は非力だけど、人間2人を担ぎ上げる事くらいはできるんだよ」
……だが、そこで柘榴に限界が来た。
頭では危険だと分かっていても、手足が言う事を聞かなくなっていた。
ぐちゅぐちゅ、ぐちゅぐちゅと胸とアソコをいじくり、自らを慰め、どんどん性欲を昂らせていた。
「っううぅ……あっあっんんっ! と、止まらね……ううぅっ! ぁあっ!」
柘榴は既に自慰以外の行動がとれなくなっていた。
セックスの事を考えてはいけないと自分に言い聞かせているものの、頭の中がどんどん快楽に犯され、視線は男根に釘付けになってしまっていた。
「ぁあっああっ……ぁぁぁあっんんっ!」
喘ぎ声がどんどん大きくなっていく。
まともな思考がどんどん消えていき、既に立ち上がる事はもちろん、御家流を使うために精神を集中させる事もできなくなっていた。
「こ……このまま、じゃ……んんっ! んんっ! あふわっ……
あ、アレを挿れたくなって……ぁあっ!!」
頭では駄目だと思いながら、身体も思考も思うようにならなかった。
「さあ、今度はキミがイキ狂う番だ。
頑張って耐えてくれ……そして本当の愛を私に見せてくれ」
蘭丸が柘榴に近づく……柘榴は動けない、逃げられない。
蘭丸が柘榴の腰履の隙間に手を入れて、アソコへと手を伸ばす。
そして、ずぷん……と、先程犬子を喘ぎ狂わせていた指が、今度は柘榴のナカに呑み込まれた。
「や、やめ……ぐっうっ! ぐっふっはぁっ……ぐっ!」
腰が抜けてしまう。
まるで腰から下が破裂して消失してしまったかとすら思った。
あり得ない程の快楽が柘榴を襲った。
「……あがっ! ……ううぅがぁ……えぅ! うっ! はぁっううぐっあ、ああっ」
柘榴は奥歯を噛みしめる。
必死になって身をよじり、蘭丸の指から逃れようとするが、身体が言う事を聞いてくれない。
「ほら、ほら……ほらほらほら、さっきからヤラレっぱなしじゃないか。
頑張って耐えてる所は評価するけど、耐えてるだけじゃどうしようもないよ」
蘭丸が指先をくにっ、くにっ、と上下に動かす。
それが柘榴の感じる場所を的確に刺激し、何度も何度も絶頂させる。
「っあっううぅ! ふわっううぅっ! あぁあっぁあっ!」
ついに柘榴は、自力では指一本動かす事すらできなくなっていた。
歯を食いしばる事すらできなくなっていた。
「お、お前……が……犬子に……犬子をあんな目に遭わせたっすか……?」
息絶え絶えになりながら、今にも掻き消えそうな意識を必死に繋ぎ止めながら、柘榴はそう言った。
相手が素直に答えるとは思ってはいなかったが、少しでもセックス以外の事へと思考を逸らさなければ、すぐにでもあの美しき鬼子に跪いておOんぽくださいと懇願してしまいそうだった。
「へぇ……」
だがその言葉を口にした瞬間……鬼子が妖艶に笑った。
妖艶に笑い、指先の愛撫を一時停止させ、立ち上がり、2~3歩分距離をとった。
蘭丸は虎松と同様、他人の心を読み取る能力がある。
それ故に柘榴が考えた事を即座に読み取った。
「キミが私に抱かれたら、教えてあげるよ」
その囁きが柘榴の耳に届いた瞬間……柘榴の全身が沸騰した。
一瞬、ほんの一瞬だけ考えてしまった、迷ってしまったのだ。
真実を聞き出すために、この鬼子に抱かれてしまおうかと。
催眠や洗脳に抵抗するためには、強い意志が必要だ。
たとえ一瞬であろうとも、迷い、揺らいでしまった心が……蘭丸の強制発情の催眠への抵抗力を失ってしまったのだ。
「あ……ぅあ……あ、が……」
柘榴の身体が勝手に動き始めた。
美しく妖艶な鬼子に向かって、一歩、また一歩歩みを進めていた。
駄目だ、駄目だ駄目だ駄目だ、これ以上近づいちゃいけない、これ以上流されちゃいけないと、心の中で何度も何度も自らを止めようとしていたが、身体が勝手に発情し、身体が勝手に鬼子の元へ歩いてしまう。
「たった一回他の男のちOこ突っ込まれたくらいで諦めるっすか……だろう?
それともさっきの言葉、撤回するかい?」
そんな挑発的な言葉を発すると同時に、鬼子の股間に生えた肉棒がぐにょりと蠢き、変形した。
柘榴には一目で分かった、理解してしまった。
アレは自分とセックスするためのモノなのだと。
アレは柿崎柘榴景家を気持ち良くするためだけに作られた、柿崎柘榴景家とセックスする事に特化した特別製のちOこであると。
アレを自分のナカに挿入したらきっと気持ち良いと思った。
気持ち良くて気持ち良くて気持ち良くて気持ち良くて……頭がどうにかなってしまうと思った。
たぶんおOんこが屈して、あのおOんぽ無しでは生きられなくなってしまうと思った。
「あ……あぁ……」
次の瞬間、柘榴の頭の中はセックス一色に染まった。
犬子の事を忘れた。
美空の事も忘れた。
新田剣丞の事も忘れた。
そして斎藤九十郎の事も忘れた。
柘榴の頭の中にある事は、セックスする事だけだった。
まず柘榴は武器を手放した。
セックスをするのに必要無いからだ。
次に柘榴は着ていた衣服を一枚残らず投げ捨てた。
セックスをするのに邪魔だからだ。
そして柘榴は鬼子の目の前で四つん這いになって、柘榴専用のおOんぽにしゃぶりついた。
「んちゅずぶっ! あむっんふあむっ……あむっ!」
甘露のようだと思った。
舐めれば舐める程に全身が発情し、男根を口にしているだけでイキそうになっていた。
今の蘭丸のおOんぽは、柘榴専用のものであった。
硬さ、長さ、太さは当然として、色も、味も、臭いすらも柘榴を悦ばせるためだけに最適化されていた。
柘榴好みの、鼻の奥にガツンとくる男の臭いがしていた。
「ちゅっれろ! ずぶっんぐっん……ちゅんぐっ! んぷっずぶっ! んむ……」
柘榴は一心不乱に蘭丸のおOんぽをしゃぶっていた。
さっきの犬子と同じように……いや、さっきの犬子以上に発情し切って、おOんぽ以外の何も考えられなくなっていた。
「手加減してあげたのに、このザマか。 残念だよ……ああ、本当に残念だ。
やはりお前も本当の愛を持つ者では無かった」
はぁ……と、蘭丸がため息をつく。
柘榴が剣を振り上げた時は心底ウキウキした様子で瞳を輝かせていたが、今は失望し切った様子であった。
「もう良い、手早く終わらせよう」
そう呟くと自らの肉棒にしゃぶりつく柘榴を押し倒す。
そして柘榴の股座に手を伸ばし、股間を覆う布を右にずらす。
露になった秘唇は男の逸物を求め、愛液を漏らしながらヒクヒクと蠢いていた。
「う……あぁ……は、早く……もう……」
柘榴がはしたなく股を開き、蘭丸のおOんぽに物欲しげな視線を向ける。
既に柘榴の思考はセックス一色に染まっていた。
他の事は何も考えられなくなっていた。
「まず2人、手駒になってもらうよ。
私は本当の愛を探さないといけない……人手が要るんだ」
柘榴と交合し、柘榴を気持ち良くするためだけに最適化された肉棒が、柘榴のアソコに宛がわれた。
蘭丸の洗脳能力は、セックスし、相手を絶頂させた瞬間に最大の威力を発揮される。
同じ鬼子である虎松であろうとも、一度セックスに持ち込まれれば、蘭丸の洗脳に一切抵抗ができなくなる程だ。
「さようなら」
そんな快楽洗脳ちOぽが、ぬめりを帯びた柘榴の膣口に触れる。
そして、ぬぷりと亀頭がナカにめり込み始めた時……
「ぅ……よ……よ……んで……」
虚ろな目で、柘榴が何かを呟いた。
「ふぅん、遺言かな? それとも私を反撃する手段でも思いついた?」
蘭丸が興味深そうにその目を輝かせ、あえて読心能力を使わず、無防備に柘榴の口元に耳を近づける。
細々としたその声は、辛うじてではあるが聞き取れた……
「呼んで……た……っす……の、軒猿に……で、伝言を……
犬子がいなくなって……すぐに……追いかけた……から……」
「……うん?」
その言葉を聞いた直後、蘭丸は背後から強烈な怒りと殺意に満ちた気配を感じた。
「……で、お前は俺の嫁に何をシようとしてるのかな?」
「お前は完ペキィッ! この新戸・クズローコンビを敵にまわしたぁっ!!」
振り向けばそこには……新戸と九十郎がいた。
柘榴に呼ばれ、急に姿を消した犬子を探しに来ていたのだ。