※この作品はR-18です。

戦国†恋姫X 犬子と九十郎(エロ回)   作:シベリア!

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犬子と柘榴と九十郎第103話『迫る魔手』

(注)夢でも妄想でも別世界の話でも無く、原作キャラが凌辱される描写があります。

  嫌な予感がする方は読み飛ばしてください。

 

 

 

 

 

「あの糞弟子いいいぃぃぃーーーっ!!」

 

九十郎の叫びが虚しく木霊した。

 

「そうだ、腹を切ろう」

 

そして犬子は割腹自殺を決意した。

 

その直後……

 

「九十郎さん! アレを!」

 

「剣丞様、あちらを」

 

雫と詩乃が同時に空を指差した。

 

空の本陣、名月の本陣、そして一二三の一夜城から狼煙が上がっていた。

それは戦闘開始前にあらかじめ取り決めておいた、内輪で殴り合っている場合じゃないと判断した時に上げる狼煙だ。

 

「狼煙の数は?」

 

頭を抱えていた剣丞がすぐさま気分を切り替え、顔を上げる。

 

「4本……どうやら鬼が出て来たようですね。 それも複数の場所で同時に」

 

「ちっ、剣丞を殴り倒すのは後回しか……」

 

膝を抱えていた九十郎が、眼前の問題から盛大に目を逸らしながら立ち上がる。

剣丞と違い、単なる現実逃避である。

 

「犬子、立てるか?」

 

九十郎は1人黙々と切腹の準備を始めていた犬子に声をかけ、手を伸ばした。

 

「え……? ああ、うん! 犬子は平気だよ!」

 

犬子が九十郎の手を握り、立ち上がる。

筋肉質な九十郎の手の硬さと熱気が伝わってくる。

それはやたらと泥臭く男臭い非モテの腕であったが、それは犬子にとっては子供の頃から何度も触れあってきた、愛する男性の腕であった。

現金な事に、愛する男性の腕を握っただけで、さっきまでの暗く深い絶望の気分がいくらか軽くなったような気がした。

 

「剣丞、俺と犬子は柘榴の所に行く。

 あの糞弟子(綾那の事)が大暴れした後で鬼に襲われでもしたら流石にヤバい」

 

「分かった、俺はとりあえず梅達と合流して……」

 

剣丞が今後の方針について考えを巡らせていると……突如として、帯刀していた剣がまるで蛍光灯の如く眩い輝きを発し始めた。

 

「な、何だ!?」

 

何事かと剣丞が鞘から剣を抜くと、今朝はひび割れが残っていた剣が、まるで新品のように傷一つ、刃こぼれ一つ無い状態に戻っていた。

そして自らの存在を高らかに誇示するかのように輝いていた。

 

「剣丞、その剣、マジで直ってるし……剣がひとりでに直るとかありえねーし……」

 

ボロボロだった剣を見ていた姫野が絶句する。

小波は一瞬、心臓に予備があるのに比べれば……と、喉まで出かかったが、ギリギリで思いとどまった。

 

忍びにとって、自らの特技を知られる事は、弱点を知られるも同じである。

理由はまるで思い出せないが、何故か感情が爆発し、御家流が暴走してしまった時、なんやかんやで助けてくれた相手の不利になるような事はしたくなかった

 

「使え……って、事か?」

 

剣丞がそう呟くと、その通りだと叫ぶかのように、剣丞の剣の輝きが増した。

姫野はその光景を目の当たりにして、自分の事を棚に上げて、剣が返事するとかやっぱありえねーしと呟いた。

 

「九十郎、この剣が鬼を引き付けてくれる。

 俺が鬼を引き付ければ、体勢を立て直す時間が稼げるはずだ」

 

「悪いがそっちは頼む、頑張れよ主人公。

 俺は俺の嫁と粉雪を助けて、その後は空と合流して鬼を追い出す。 官兵衛はどうする?」

 

「私はタッグパートナーですよね、九十郎さん」

 

「そりゃそうだが……いや、そうだったな。 なら3人で行くか?」

 

「はいっ!」

 

「わんっ!」

 

……

 

…………

 

………………

 

「がはっ……」

 

「粉雪!?」

 

粉雪の胴体に深々と鬼の右腕にめり込んだ。

内臓がひっくり返り、アバラの5~6本も砕けたかと思う程の衝撃が、激痛が粉雪を襲う。

 

粉雪の両膝が、ゆっくりと地落ちた。

 

「げぼぉ……ごほっ……ごほぉっ……」

 

粉雪が蹲る、ドス黒い血の混じった胃液が食道から逆流する。

意識がトビそうな程の衝撃に、意地と誇りで辛うじて耐え抜く。

 

「はあぁっ!」

 

柘榴が消耗しきった身体を無理矢理奮い立たせ、既にへし折れて半分以下の長さになった刀を振り下ろす。

 

しかし、鬼はまるで背中にも目があるかのように体を捻り、紙一重で回避する。

それどころか、回避と同時に宙に飛び、ローリングソバットでもって反撃までしてきたのだ。

 

「がっ……あぁ……」

 

丸太のように太く硬い鬼の足が胴を捉え、柘榴もまた、血反吐を吐いた。

彼女もまた全身傷だらけで、無傷な場所を探す方が難しい状態であった。

 

「(や、やべぇ……た、立てねぇ……ぜ……)」

 

粉雪は限界であった。

体調が万全であれば、鬼の1匹や2匹、簡単に返り討ちにできた。

だがしかし、粉雪も、柘榴も、綾那に足腰が立たなくなる程に念入りにブチのめされた直後なのだ。

1時間弱程度横になっていた程度では万全には程遠い。

それこそ、立ち上がるだけでもやっとの状態だったのだ。

 

鬼と戦うどころか、その辺の子供にも負けかねない状態だった。

それ故に……

 

「ぐあぁ!」

 

「うぐっ……あ、がぁ……」

 

それ故に、2人は手も足も出なかった。

しかも悪い事に、相手は吉野が強い鬼子を孕ませられるよう、厳選した質の高い鬼であった。

 

「(こ、こいつ……前に戦った鬼とは全然……)」

 

「(武術の……拳法の動き……こんな鬼もいたっすか……!?)」

 

心のどこかで、柘榴も粉雪も鬼を見くびっていた。

多少力が強かろうと、身体が丈夫であろうと、本能の赴くまま手足を振りまわるだけの相手に負ける気がしなかった。

最悪の体調であろうとも、追い返す程度の事は出来ると思っていた。

 

だがしかし、吉野の生み出す鬼は、柘榴達が想像する程甘くは無かった。

 

「さあ犯せ。 犯して孕ませろ。 鬼子を産ませろ。 朕が鬼子を御せると証明して見せろ」

 

遠く離れた場所で、吉野が念波を発し、鬼に指令を与える。

俄かに、これまで柘榴と粉雪を痛めつけ、嬲り続けていた2匹の鬼に変化が生じる。

呼吸が荒くなり、目つきが鋭くなり、そして何より股間の肉棒がギンギンに隆起する。

 

「あ、や……やめ……」

 

「洒落にならねーっすよ!? あぅ……うあぁ!」

 

柘榴も、粉雪も、鬼達がこれから何をする気なのか、自分達がこれから何をされるのか、直感的に理解できた。

 

その直後、2匹の鬼達はその剛腕をもって2人の衣服を力任せに引っ張り、引き裂き、その柔肌を露出させる。

 

「く……うっ……」

 

「あ、あぁ……」

 

2匹の鬼が、柘榴と粉雪の股座に顔を埋め、チロチロと舌を這わせる。

 

「や、やめ……ろぉ……」

 

他人にアソコを舐められる経験が全く無い粉雪が、その恥辱に顔を歪め、手足を震わせる。

身体が言う事を聞かない、指一本でも動かそうとすると激痛が走り、力もまるで入らない。

柘榴も、粉雪も、既に戦闘不能であった。

 

「うぅ……あぁっ! うあぁ……」

 

「うぁ……んんっ! んんぅっ!!」

 

相手は愛する男ではないのに、醜悪な鬼に舐められているというのに、否応無くワレメが湿気を帯びていく。

 

鬼の唾液だけではない、膣奥からも湿り気を帯びていく……柘榴と粉雪は屈辱と嫌悪感で震えていた。

 

「ち、畜生め……は。離れるんだぜ……」

 

「そ、そこは九十郎専用っすよ……うぅあ……」

 

柘榴も、粉雪も、最後の力を振り絞り、どうにか鬼を引きはがそうとするも、鬼達の腕力は熊か巨象のように強く、どれだけ力を籠めようともビクともしない。

 

そして……

 

「んぐぅ!? ……んんぅぅ!?」

 

一瞬、粉雪は何が起きたのか、何をされたのか分からなかった。

視界が急に真っ暗になり、喉の奥に何か硬く太いモノがねじ込まれたのだ。

 

「んんっ……んんんーーーっ!!」

 

訳も分からず両手両足をばたつかせ、脱出を図る。

しかし、やはり手足がズキズキと痛み、力が入らず、顔の上に覆いかぶさす何かは動かない。

 

いや……顔の上の何かは動いていた。

まるで粉雪の喉奥を蹂躙し、凌辱するかの如く、上下に熱く硬い肉の棒をピストンさせていた。

 

「粉雪……くぅ……」

 

少し離れた場所から見ていた柘榴には、粉雪が今どうなっているのかが良く分かった。

 

顔の上で騎乗するかのように、大柄な鬼が小柄な粉雪の上にのしかかり、その醜悪な肉竿を彼女の口の中にブチこんでいたのだ。

 

「や、やめるっす……」

 

だがしかし、それが幸か不幸かは分からない。

柘榴にはそれを止める術が無い。

弱弱しく手を伸ばす事しかできない。

 

しかも、柘榴のワレメをバター犬のように舐めていた鬼も粉雪の姿を見て、フェラチオに興味を覚えたのか、その醜悪な肉棒を柘榴の眼前に突き付け始めた。

 

「うぅ……」

 

柘榴がどうするか迷う。

 

九十郎とのプレイの一環として、男性器を口で咥えたり、胸で挟んだりした事は何度もある。

だがそれは、あくまでも愛する夫……九十郎のモノだからヤッたのだ。

鬼のチOポを喜んでしゃぶる趣味は無い。

 

しかし……

 

「(ぎ、ギンギンに勃起してるっす……このままじゃ、マジで犯され……

 鬼の児を孕まされかねねーっす……)」

 

最悪の想像が頭をよぎる。

鬼のチOポを口で咥える等、ご免こうむりたいのは山々だが、少なくとも口で咥えている間は、子宮にアレをブチこまれるのだけは避けられる。

 

「(時間を稼いで……何とか、何とか逃げる機会を……)」

 

柘榴はごくりと唾を呑み、意を決して……眼前に突き付けられた鬼のチOポを口に含んだ。

 

「んぅ……ちゅ……」

 

舌が亀頭に触れた瞬間、柘榴は後悔した。

あらゆる意味で強烈な舌触り、強烈な味、強烈な匂いであった。

吐き気がする程の、一瞬でも気を抜けば本当に胃液を逆流させてしまいそうな程の嫌悪感が柘榴を襲った。

 

覚悟を決め、腹を括ったつもりであったが、括ったつもりに過ぎなかったと後悔した。

 

「んぐっ……うぇぇ……うぅ……」

 

吐き気をこらえながら、屈辱に顔を歪めながら、目尻に涙を溜めながら、柘榴はたどたどしく口で鬼のチOポを愛撫する。

 

惨めだった、悔しかった、悲しかった……それでも、鬼に犯されるのは嫌だったし、孕まされるのはもっと嫌だった。

 

「(い、イカせてしまえば……)」

 

柘榴が一抹の期待を持って、自分が持てる知識と経験を総動員させて鬼のチOポを愛撫する。

裏筋に舌先を這わせ、玉袋に指を這わせ、必死に鬼をイカせ、精液を出させようと努める。

まるで鬼に媚びるかのような行動に酷い自己縁を覚えた。

 

「んぐぅ……げほっ……うぅ、あが……」

 

柘榴の視界の端で、別の鬼が勢い良く腰を上下させていた。

その小さな口全体を肉棒が占拠し、喉の奥を何度も何度もノックして、粉雪を呼吸困難にさせていた。

 

甲斐最強の猛将が、過去に何度も柘榴と矛を交え、何度も柘榴を圧倒した武人が、まるで性欲処理の穴のように扱われているのを見て、背筋が凍るような思いであった。

 

「(九十郎……九十郎……す、すまないっす……)」

 

自然と、柘榴は愛する夫の顔を思い出した。

自然と、柘榴は愛する夫に対する謝罪の言葉を胸に巡らせた。

それでも、子宮の奥に愛する夫以外の精液を流し込まれるのだけは、絶対に御免だった。

九十郎以外の児を孕まされるかもしれないと考えただけで、背筋が凍り付いた。

 

「ん……んむぅ……あむ……」

 

柘榴が口をすぼめ、ゆっくりと顎を上下させながら、吸い付くように鬼の肉棒を舐めまわす。

全身が傷だらけで、フェラをするだけでも体中に激痛が走り、傷口から血が流れ落ちる。

痛みを押して、恥も外聞も投げ捨てて、それでも強姦されるよりはマシだと懸命に吸い付く。

 

「ぎっ……げふっ……んごぉっ……」

 

ちらりと、喉奥をレイプされている粉雪の方を覗き見る。

だんだんと、呼吸困難になり、もがき苦しみ、顔を青くして、徐々に死に近づいて行く甲斐最強の猛将の姿を覗き見る。

 

敵同士として何度も殺し合った関係であるが、何度も命懸けの戦いをしたが故に、今は同じ男を愛した者同士であるが故に……こんな所で、こんな惨めな死に方はさせたくないと思った。

 

「こっちに来ないっすか? さ、サービスするっすよ」

 

僅かに震える声で、柘榴は粉雪に覆いかぶさる鬼に声をかけた。

そしてその鬼に見せつけるかのように、自らの秘部をくぱぁっと広げた。

愛する九十郎以外には、誰にも見せた事の無い、女の最奥を見せたのだ。

 

そして……柘榴の思惑通り、粉雪が解放された。

 

「ごほっ! がほっ!」

 

窒息死が間近に迫っていた粉雪が、肺に空気を求めて大きく咳込む。

粉雪の喉を犯していた鬼が、ゆっくりとゆっくりと柘榴に近づいてくる。

 

「(動きが……違う……?)」

 

その時、柘榴が僅かな違和感を覚えた。

鬼達は確かに拳法の心得がある者だった。

一挙手一投足の一つ一つが合理的で、洗練された、手練れの動きだった。

 

だがしかし、淫靡に広がる柘榴のおOんこを凝視しながらにじり寄ってくるその歩みは、武術の心得が一切無い素人の歩みのようにしか見えなかった。

 

それはまるで……

 

「(誰かに操られてるっすか……?)」

 

犬に変えた生物を自在に操る事ができる犬子の御家流を思い出した。

犬子が指令を出し、意思を掌握している相手は、確か細かな仕草や癖が変化する事を思い出した。

 

それ故に柘榴は、操られているのではと感じた。

 

柘榴がそんな事を考えている間に、鬼が柘榴の目の前にかしづき、そのワレメに亀頭を押しあて……

 

「……じゅ、順序があるっすよ!」

 

慌てて柘榴が腰を引き、挿入されるのを防ぐ。

粉雪を押し倒していた鬼のちOこを右手で握り、最初から柘榴の相手をしていた鬼のちOこを左手で握り、交互にフェラチオを交えながら、手淫を開始する。

 

「んぅ……れろ……ちゅぱ……」

 

できるだけやらしく、男を……いや鬼を興奮させるように。

それでいて、興奮させすぎるのも避けて、時間を稼ぐ。

 

生れてからずっと武将をやっていた柘榴にとって畑違いも良い所だが、

四の五の言ってはいられない。

鬼の児を孕まされるのはご免であったし、すぐ近くで粉雪が死にかけていた。

柘榴以上に痛めつけられ、柘榴以上に出血が激しく、しかも先程呼吸困難によって意識も朦朧としている様子であった。

そして柘榴は粉雪が九十郎を愛している事も、処女である事も知っていた。

 

今この場で鬼に犯され、孕まされれば精神的にも辛いだろうし、下手をしたら身体が耐え切れずに死にかねないとすら思っていた。

 

「んん」

 

さらに情熱的に、激しく、吸盤のように鬼のちOぽに吸い付き、愛撫を続ける。

最悪でも、自分1人だけが犯されるようにと、虫の息で倒れている粉雪から注意を逸らそうとしていた。

 

そして……

 

「んんんぅーーーっ!!」

 

片方の鬼が絶頂に達した。

柘榴の喉奥に精液が流し込まれ、食道、気道、胃と肺がどろりとした白濁液で満たされる。

 

「んぐっ! ぐぶっ!」

 

その直後、柘榴の不意を衝くかのように、びゅーっ! びゅーっ! と臭い臭い精液が発射され、柘榴の豊満な胸を汚す。

 

鼻の奥から逆流した。

鼻から熱くて臭くて粘性のある精液が逆流する苦しみに柘榴は目を白黒させた。

 

「うぅ……ぐぅ……」

 

口内から肉棒が引き抜かれる。

柘榴は激しくせき込み、鼻の中の濃厚な精液に強烈な不快感を示す。

 

「(ち……畜生……か、身体が動かねえ……ぜ……)」

 

朦朧とする意識で、粉雪はそんな柘榴の様子を見ていた。

柘榴を助けに行かなければ、立ち上がって戦わなければと何度も自分に活を入れるが、身体に力が入らなかった。

 

「と……止まったっすか……?」

 

各々一発ずつ射精した鬼達が硬直していた。

それはまるで電池が切れたラジコンのように、糸の切れた操り人形のように、硬直して佇んでいた。

 

相変わらず全身が痛み、出血も激しく、意識は朦朧として、手足に力が入らなかったが、今ならば逃げられるのではないかと柘榴は思った。

 

「逃げるっすよ、粉雪。 ちょっと格好悪いっすけど」

 

「あ、ああ……」

 

柘榴と粉雪が小声でささやき合い、激痛に耐えながら地面を這って鬼から離れる。

 

心のどこかで2人は、これで終わったかと思った。

この辛く苦しく屈辱的な時間がこれで終わったのかと、だが……

 

『犯せ、犯せ、犯してしまえ、鬼の精を子宮に流し込み、鬼の児を孕ませろ……』

 

吉野の念波が2匹の鬼に指令を与えた。

瞬間、2匹の鬼達が再起動した。

 

絶頂し、精子を多量に放出したばかりだというのに、鬼のチOポが急速に回復し、ムクムクと硬さを取り戻していく……

 

そして……鬼の1匹は何かに導かれるかのように粉雪に近づき、その両足を大きく開かせた。

 

もう1匹は柘榴を押し倒し、押しつぶし、そのまま挿入を試みる。

 

「あ……や……やめろっ! そこは……」

 

「は、離せっす! そこは九十郎専用っすよ!」

 

鬼が粉雪の両足を掴み、力任せに開脚させ、亀頭をワレメに押し当てた。

鬼が柘榴の上に伸し掛かり、覆いかぶさり、その醜悪な肉棒を陰唇に宛がった。

 

……

 

…………

 

………………

 

「柘榴おおおぉぉぉーーーっ!! どこだあああぁぁぁーーーっ!!」

 

「柘榴ぉーっ! 粉雪さぁーんっ! 返事してぇーっ!」

 

その頃、犬子と雫と九十郎は、必死こいて歌夜と綾那が伏せていた山林の中を駆け回っていた。

途中何度か鬼に襲われる味方を助けながら、一直線に柘榴と粉雪の元に走っていた。

 

越後を襲った鬼の数は想像以上に多く、苦戦する味方や、敗走する味方もまた多かった。

苦戦し、あるいは敗走する味方を助け出す度に、嫌な予感が強くなっていった。

 

柘榴と粉雪もヤバいかもしれないと……

 

「おい官兵衛! 本当にこの辺りなのかよ!?」

 

「間違いなくこの辺りです!

 空さんの本陣を背後から襲うためには、ここに兵を伏せるのが最善です!

 まず間違いなく詩乃さんはここに兵を伏せて、

 ここで柘榴さん達は綾那さん達と戦った筈です!」

 

「人っ子一人いねぇし、鬼もいねぇぞ!?」

 

「そ、そんな筈が……」

 

雫が不安げな表情で周囲を見渡す。

雫は悪の戦争教本ボリューム1と題した作戦指示書を柘榴に渡している。

詩乃は鬱蒼と木々が生い茂るこの場所に兵を伏せ、本陣への奇襲を図るので、待ち伏せをしてそれを防げと指示を出した。

 

綾那達が空陣営への奇襲を行ったとすれば、その過程で柘榴や粉雪を蹴散らしたのであれば、間違いなくこの辺りに争った跡がある筈だし、倒れ伏す柘榴達がいる筈なのだ。

 

雫や九十郎の頭が不安と焦りで一杯になりつつあった。

その時……

 

「九十郎! 柘榴の匂いがする! ちょっと前にここを通ってるよ!」

 

まるで土下座でもするかのように、大地に鼻先を擦り付けながら、犬子が叫ぶ。

自らの肉体を犬に変える能力を応用し、嗅覚だけを犬と同等にまで高めたのだ。

 

「でかした犬子! 匂いが強い方向はどっちだ!?」

 

「待ってて、集中しないと分からないから……」

 

犬子はさらに深く深く精神を集中させ、自らの嗅覚を限界まで高め、慎重に周囲の木々や泥道、そして風の匂いを確かめる。

 

「あっち……あっちだよ! 粉雪さんの匂いもする! 結構近いよ!」

 

「あっちだな!? 犬子、官兵衛、急ぐぞ!」

 

九十郎は犬子が指差す先へと一直線に駆け出した。

しかし……

 

「柘榴と、粉雪さんの匂いだけじゃないよ……精液の臭いもする……」

 

犬子の嗅覚は、これまで何度か嗅いだ事のある、つーんと鼻の奥に来る男の精液の臭いも感知していた。

その臭いがする方向は、柘榴と粉雪の匂いがする方向と一致していた。

 

「な……にぃ……!?」

 

犬子の不安げな報告を聞いた瞬間、九十郎は血の気が引いた。

最悪の光景が頭に浮かんだ。

寒気がした、吐き気もした、猛烈に猛烈に嫌な予感がした。

 

そして九十郎の想像した通り、今まさに柘榴と粉雪は鬼に襲われ、犯されようとしていた。

 

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