次回タイトルは『一夜の夢』になります。
次回はエロ回かつNTR回です。
第112話はエロ回ではありません。
第112話URL『https://syosetu.org/novel/105831/83.html』
「犬子、柘榴、それと一二三、ちょっと大事な話がある」
一方その頃、当の斎藤九十郎は物凄く真剣な目でそんな話を切り出した。
その目は真剣そのものであったが、犬子が思わず呆れ、柘榴が苦笑し、
一二三が飲んでいた紅茶を噴き出して大笑いするようなしょ~もない話である。
即ち……
「俺に……俺に巨乳の良さを叩き込み直してくれっ!!」
先日粉雪とエロエロな事をして貧乳も良いかな~なんて事を考えた事に危機感を持ったが故に、九十郎は巨乳の犬子と柘榴、美乳の一二三にそんな事を叫びながら土下座をしたのだ。
「ごめん九十郎、犬子はこれから仕事があるんだよ。 溜まりに溜まった帳簿の整理とか」
「柘榴も今日は忙しくなりそっす、この前の戦の後始末とか」
「私も私で典厩様とちょっとした悪巧みをしなきゃかな」
「悪巧みって、今度は何しでかすつもりっすか?」
「大丈夫大丈夫、悪いようにはならないから」
誰にとって悪いようにならないかを明言しない所がポイントである。
「ううむ、全員忙しいのか……」
「九十郎も九十郎で忙しい筈だよね、四斤……
例の計画を急いでって、昨日美空様から言われてたじゃない」
犬子が一瞬、対武田用の秘密兵器である四斤山砲に言及しかけ、慌てて言葉を濁す。
犬子と九十郎は半分忘れかけているが、現状、
一二三は思いっきり武田の陣営に属する者、早い話が機密を隠すべき敵である。
このしれっと重要な話し合いに出席して、さりげなく重要機密を抜く技能こそ、
表裏比興と書いてクソヤロウと読む真田昌幸の特殊技能の一つである。
「俺は良いんだよ、ケツは決まってるけど過程は決められてねえからな。
どんだけ寝坊しようが柘榴達とセックスしようが、最終的に間に合えば」
「でも柘榴達が忙しいんじゃしょうがね~っすよ」
「貞子はどうせ暇なんだろうけど、貞子に頼むのもなんか負けたような気がすんだよな」
貞子は九十郎を2~3発ブン殴っても良いだろう。
「いっそ長尾景虎殿に頼むのは? けっこうな巨乳じゃないか」
「いや御大将が一番忙しいっすよ」
「一昨日の戦、洒落にならない数が死んだり行方不明になったりしてるからね」
「武田や北条が妙な事をしでかさないか、警戒する必要もあるっす」
「え、するよ」
一二三がしれっと回答する。
瞬間、犬子と柘榴と九十郎の表情が固まった。
「北条の事は詳しくないけど、武田は妙な事をしでかすつもりだよ」
犬子と柘榴と九十郎がまるで錆び付いた機械人形のようにぎこちない動作で一二三に視線を向けた。
「何でそんな事を知ってるんだって顔だね。
そりゃあ私もガッツリ関わってるからに決まってるじゃないか。
そもそも、私1人ならともかく、典厩様が用事も無しに越後に来る訳が無いだろうに」
皆の表情が集まる中で、一二三は茶飲み話でもするかのように気楽で涼しげな顔でそう告げる。
そこで九十郎は思い出す。
そういえば一二三は武田の人間だったと。
「九十郎、ちょっと柘榴急用ができたっすから、
この話はここまでにして登城しても良いっすか?」
「そうだな、何企んでるか分からねえが、報連相は必要だな」
「柘榴、いっそ締め上げて吐かせようか?」
「締め上げてどうにかなる相手じゃねーっすよ」
「いや、それよりも糞ニートを上手く騙して心読ませるか」
「鬼が関わってない事に巻き込んだら新戸ちゃん怒るよきっと」
「そもそも心を読めるのをどうやって騙すつもりっすか?」
「くそ、肝心な時に役に立たないニートだな」
「そんな心配しなくも大丈夫だよ。 悪いようにはしないからさ」
一二三はけらけらと笑いながらそう告げる。
なお、誰にとって悪いようにならないかを明言してない所がポイントである。
「……今日は無理か」
そして今すぐこの場でエロ展開に持ち込めない事を悟り、九十郎が軽く肩を落としてため息をついた。
「まあまあ、犬子は夜までに帰って来るからさ。
帰ってきたら沢山沢山サービスするよ。 九十郎とエッチするの久々だし」
「それじゃあ私も適当に悪巧みを切り上げて参加しようかな。
もうじき甲斐に帰らなきゃいけないけど、できればその前に孕んでおきたいしね」
「正妻と側室の目の前で孕みます宣言とは度胸あるっすね。
一二三はまだ嫁でもなんでもねーっていうか、普通に敵同士っすよ」
「やだなあ、そんな事気にしてる人なんて誰もいないよ」
「とりあえず柘榴は気にしてるっす」
「犬子もちょっと気になるかな」
「ぶっちゃけ俺も気にはしてた。
ヤラせろって言ったらヤラせてくれそうだから呼んだが」
貞子の事は既に忘却の彼方である。
とりあえず貞子は九十郎を張り倒しても良いだろう。
「良し、この話はやめよう。
とにかく今夜この3人でたぁ~ぷり九十郎を気持ち良くさせてあげようじゃないか」
一二三が露骨な話題転換を交えつつ話を締めくくる。
「ちょっと釈然としないけど……まあ良いや、頑張るぞーっ!!」
「お、お~っす」
基本単純な犬子が元気良く手を上げる。
それとは対照的に、柘榴は奥歯に物が引っかかったような微妙な表情で手を上げた。
「まあ、それで良いか。 じゃあそっちも仕事と悪巧み頑張ってくれ。
俺は四斤山砲の仕上げを頑張るからよ」
「九十郎、それ一二三さんに聞かせちゃいけない事だと思うんだけど」
「ん……? ああ、そういやそうだったな。 一二三、今俺が言った事は忘れてくれ」
「了解、綺麗さっぱり忘れたとも(忘れたとは言ってない)」
基本単純な犬子と、もっと単純でしかも能天気な九十郎は柘榴の変化に気づかない。
「……ん~?」
一方、当然のように一二三は柘榴の様子がおかしい事に気づいている。
何かを隠している事に気づいている……それが何かまでは分からないが。
「じゃあ、行ってきま~す」
「行ってくるっす。 戸締りには気をつけるっすよ」
「行ってきます……と、言える立場じゃないけれど、私もちょっと張り切ってみようかな」
そんなこんなで、犬子と柘榴と一二三が練兵館を後にする。
見送りに玄関まで出てきている九十郎が館に戻るのが見えた瞬間……
「……2人とも、ちょっと話があるっす」
そう言って柘榴が2人を呼び止めた。
「柘榴、どうしたの?」
「さっきの九十郎の話っすけど……
こう、柘榴は急用ができたって事で、話を合わせてほしいっすけど」
「え? 何でそんな事を?」
「いや……それはっすね……」
柘榴が言い淀む。
できれば隠しておきたい、できれば言わずに済ませたいという気持ちがある。
しかし……
「……先日の戦いの傷、まだ治ってないのかい? もしかして、だけど」
一二三がそう告げると、柘榴の肩がビクンッと跳ねた。
ズバリ正解とまでは言い難いが、ニアピンといった所まで言い当てられていた。
「え? 新戸ちゃんに手当してもらったんじゃないの!?」
「いや、手当はしてもらったっす! ただ……ちょっと時間がかかるのが……」
「だ、大丈夫なの!?」
「私達にできる事があれば協力するけど、
とりあえずどういう状況なのか聞かせてくれないかな(できる事があるとは言ってない)」
犬子が一二三が心配そうに柘榴に聞く。
「実はっすね……」
そして柘榴は意を決して、犬子と一二三の2人に対し、今朝未明にあった事を話し始める……
……
…………
………………
「……鬼子、イナイ」
紅い髪の鬼が透視能力を使い、柘榴と粉雪の子宮内をくまなく観察していた。
2日前に柘榴と粉雪が孕んだ鬼子を念動力でぷちっと潰したのであるが、稀にバラバラにしてやっても自力で再生する強靭な生命力を持った鬼子がいて、別世界の虎松がそのせいで滅茶苦茶苦労した事があるため、虎松達は鬼子を殺した後、数日経ってから再確認するようにしているのだ。
「ふぅ……やっと一安心ってトコっすか」
「一時はハラ掻っ捌く羽目になるかと思ったぜ」
柘榴と粉雪がほっと胸を撫でおろす。
片や豊満で女性的な乳房、片や見ていて可哀そうになる洗濯板のような貧相な……ともかく、柘榴と粉雪がほっと胸を撫でおろす。
「お前ら、しばらくセックス禁止な」
そんな柘榴と粉雪に対し、人の姿に擬態し直した新戸が唐突にそう告げる。
「セックスって……えと……」
「男と女の、ぎしぎしあんあん的な……」
「お前らが考えている通りだ、当分の間禁止だ。 オナニー……要は自慰行為も禁止だ」
「いや唐突に何言ってるっすか!?」
「そうだぜ! てか、あたい昨晩九十郎とシたばっかりだぜ!?
あれヤバかったのかぜ!?」
「1回や2回なら、致命的な事にはならない……が……」
新戸の瞳が紅玉の如く輝く。
次の瞬間、柘榴と粉雪は自らの身体の内側から、まるで黒い煙のようなものが出ている事に気がついた。
「こいつは……」
「な、何だぜ、これ……」
それが何かは分からなかったが、一目見るだけで寒気がした。
少なくとも身体に良さそうだとは思えなかった。
「瘴気だ。 細かい説明は省くが、瘴気が全身を覆うと、鬼に変貌すると思ってくれ」
「しょ、瘴気……?」
「どうやら尊治は、鬼のコントロールが十分にできなかったらしいな。
あいつは鬼子を作らせる時、女に瘴気が移らんようにヤらせる。
女を鬼に変えたい時はその逆だ」
「そ、そんな事より! 柘榴達は鬼になりかかってるっすか!?
完全に鬼になっちまうまで、どのくらい時間があるっすか!?」
「安心しろ、放置すれば瘴気は消える」
「本当なのかぜ!?」
「本当だ。 できるだけ睡眠を多くとって、夜更かしはするな。
肉と野菜をバランス良く食って、適度な運動をすれば少し早く瘴気が消える」
「何か、病人の療養みたいだぜ」
「むしろ病人の療養そのものだ。
セックスをしたり、自慰をしたりすると、少し瘴気が強まる」
新戸がその辺に落ちていた古紙を拾うと、自然発火能力の応用で一部を黒く焦がし、天秤の絵を描いてみせた。
「右の秤に人間の生命力、左に瘴気が置かれていると思ってくれ。
今は人間の生命力が強い、だから時間と共に瘴気が身体の中から弾き出されていく。
だが一度でも瘴気が生命力を上回れば、
人間の生命エネルギーが瘴気に浸食され、呑み込まれるようになる。
そして人としての生命力が尽きた時……全身が瘴気に呑まれ、鬼へと変わる」
柘榴と粉雪の顔が険しくなる。
先日の戦では、多くの将兵や領民が鬼に襲われ、殺され、犯された。
自分達があの鬼と同じ存在になり、鬼と共に同胞や領民を襲う姿を想像すると、寒気がした。
「それは……笑えないっすね」
「だな。 だけど何時まで我慢すりゃ良いのぜ?」
「個人差はあるが……まあ、2~3ヶ月って所だ、たぶん」
「結構かかるっすね。 もう少し短くしたりはできないっすか?」
「……まあ、あるにはある」
「何だよ、もっと手っ取り早いやり方があんのかよ」
「じゃあ柘榴はそっちの方法で頼むっす。
九十郎と3ヶ月もお預けってのはちょ~っと寂しいっすし」
「聞かない方が良いと思うけどなぁ……」
「まあ、使う使わないはこっちで決めるから、一応教えてくれなんだぜ」
「……オレは忠告したぞ」
新戸は気が進まない様子で柘榴と粉雪にそっと耳打ちする。
即ち……
「……剣丞とセックスしろ」
……
…………
………………
「……と、言う訳っす」
「柘榴、まさかとは思うけど……」
「しねーっすよっ!! いくらなんでもっ!!」
「1回不倫するのも2回不倫するのも同じだーって感じに」
「一二三、それは柘榴に対する宣戦布告っすか?」
柘榴の瞳に殺意が宿る。
「これで犬子と棒姉妹だーって感じに」
「一二三さん、次同じ事言ったら殺しますよ」
犬子がにこやかに笑いながらそう告げる。
表情は柔らかだったが、周囲の温度が氷点下にまで下がったような心地がした。
まあ、表裏比興と書いてクソヤロウと読む真田昌幸は、ちょっと殺気を向けられた程度では怯まないのであるが。
「はいはい、流石に冗談だよ」
「一二三さんの冗談には悪意があると思う」
「冗談ってのは元々そういうものだろうに。 しかし……ちょっとそれは拙いかもね」
「柘榴、大丈夫? ちゃんと3ヶ月我慢できる?」
犬子が柘榴に心配そうな眼差しを向ける。
「大丈夫大丈夫、どうにかするっすから」
柘榴は努めて気楽そうな表情を作り、そう答える。
だがしかし……犬子は知っている、柘榴も自覚している、付き合いが短い一二三ですら薄々感づいている。
柘榴は素でエロい。
柘榴が九十郎に夜の営みを求める回数はかなり多い。
そもそも、柘榴が九十郎に惚れたきっかけさえ、セックス絡みである(第31話)。
そしてこれは柘榴しか知らない事なのだが、厄介な事に……
「(今でさえ時々ムラッと来るんっすよね……
しかも瘴気が強まると、ムラムラも強まるって……
やっぱ、1回でも九十郎に抱かれたらヤバい事になりそうっす)」
いよいよとなったら、剣丞とセックスすれば瘴気を散らす事ができる。
だがしかし、犬子が剣丞に抱かれたのを目撃した時の九十郎の取り乱しっぷり、落ち込みっぷりは犬子も、柘榴も、一二三も理解している。
そして九十郎が剣丞に対して抱く恐れも知っている。
剣丞は主人公で、最終的には全てを持って行ってしまうのではという恐れだ。
だからこそ犬子は、柘榴は、そして一二三は危惧していた。
「(もし犬子だけじゃなくて、柘榴まで剣丞様とシちゃったら……)」
「(考えたくねーっすけど、もし柘榴が欲望に負けて、
どうしようもなくなって剣丞に身体を開いたりしたら……)」
「(鬼に強姦されたってだけでも大変なのに、
柘榴が自分から新田殿に抱かれに行ったら、たぶん……)」
「(九十郎が本当に駄目になっちゃう!!)」
「(九十郎がマジでヤバくなるっす!!)」
「(九十郎は再起不能かな、それはそれで利用できそうだけど)」
犬子と柘榴と一二三が同時に最悪の未来を想定する。
今この瞬間だけは敵も味方も無い、正妻だの側室だのといった区別も無い、同じ男に惚れた3人の女の顔になっていた。
「とにかく、柘榴はしばらく禁欲生活するっすから、
今回は犬子と一二三の2人で対応してほしいっす」
「うん、分かった。 九十郎はうまく誤魔化しておくよ」
「それは良いけど……でも、3ヶ月も凌ぐつもりなら、他にも手を打たないと」
「手って、どういうの?」
「さっき貧乳に目覚めかけてるって言ってたから、
いっそもっともっと貧乳好きにしてしまうってのはどうかな?」
「ど、どうかなって……そんな事が現実的に可能なの?」
「九十郎の巨乳好きは筋金入りっすよ。 巨乳が前を横切ったら必ず目で追うっすから」
「いや、できるできないはともかく、やらなきゃ凄く拙い事になるよ、きっと。
私も粉雪も、もうじき甲斐に戻るんだから」
「あ、やっぱ拙いっすか?」
「そりゃそうでしょ、一歩間違えたら奈落まで一直線だよ」
「え? 九十郎が巨乳好きだと何が拙いの?」
柘榴と一二三が何やら困った様子で腕を組む。
そんな2人の表情に、唯一懸念点に気づいていない犬子が首を傾げた。
「まず、君達2人は九十郎の性欲処理を日常的にシテるよね?」
「正妻の務めっすから」
柘榴がふふ~んとその豊満な胸を張る。
「えっと、側室のお務めだから……って言いたいけど、
最近は顔を合わせ辛くて、ずっとシテないなぁ……」
「犬子の場合、事情が事情っすから、仕方ねーっすよ」
「逆に言えば、君達2人しかいない」
「そうなんっすよね、九十郎って割と性欲強い方っすから……」
「そっか、犬子1人でどうにかしなきゃいけないのか。 だ、大丈夫かな……」
「で、犬子が怪我したり、病気になったり、月のモノが来たり、孕んだりしたら、
たぶん矛先、もといちOこ先は柘榴に向くと思うけど……正直に言って、拒める?」
「うぐっ……」
柘榴が何も言い返せなくなる。
鬼の瘴気の影響なのか、今こうして話をしているだけでも悶々とした、
あるいはムラムラっと来る感覚が全身を覆っている。
もしも今この状態で、かつて武田光璃が耳が孕むと表現する美声で『柘榴、好きだぞ』とか、『柘榴、俺の児を孕め』とか耳元で囁かれでもしたら、そのまま全てを忘れてベットインしてしまうような予感がした。
「でもさ、1回くらいだったら大丈夫だって、新戸ちゃんも言ってたんでしょう?」
「いや……駄目っす、1回や2回なら大丈夫だって考える事自体、
柘榴にとっては非常に危うい事っすから」
1回や2回のセックスでは深刻な悪影響が出ないとはいえ、1回でも身体を重ねてしまえば、1回だけ、もう1回だけ、これで最後にしようと、ズルズルと際限なく回数を重ねていき、瘴気が全身に回って本当に鬼になってしまうような気さえした。
柘榴は思う……もし自分が鬼になりかければ、美空も、犬子も、九十郎も自分を助けようとするだろうと。
それこそ、自分や粉雪がすぐさま却下した最後の手段……剣丞とセックスするという手段を使ってでも、自分を助けようとするだろうと。
だからこそ……
「……一二三、何か良い作戦、あるっすか?」
柘榴は一二三にそう尋ねる。
「そうだねぇ、何個かあるけど……」
一二三は犬子と柘榴にひそひそと作戦を伝授し始める。
「そ、そうくるっすか!?」
「一二三さん、絶対に性格悪いよね……」
そして犬子と柘榴は戦慄した。
一二三の悪魔的発想、理外のアイディアに……
……
…………
………………
その日の夜遅くの事……
「んぅ……はぁ、うぅ……んんぅ……」
ずぷっ、ずぷんっ、と女の肉ヒダが掻き分けられ、九十郎の逸物がナカへナカへと進んでいく。
入念な前戯によってほぐされた秘所は、容易く九十郎ちOぽを受け入れていた。
「あん、んんぅ……ふあぁ……」
じきに、亀頭が最奥部、子宮口を叩いた。
その衝撃はほんの小さな衝撃であったが、男と女の秘部がキスでもするかのように密着する感触は、2人の人生の中でも特に衝撃的なものであった。
そう……
「……詳しい経緯は省略するが、現在俺は竹中半兵衛のナマまOこに挿入している」
九十郎が虚ろな目でどこか遠くを見つめながらそう呟いた。
この男のちOこは、剣丞の嫁の1人で、剣丞が最も信頼し、愛する少女である、竹中半兵衛・通称詩乃のワレメに見事に挿入されていた。
「じゃねーよっ!! どういう事だよっ!! 何がどうしてこうなったぁっ!?
一二三か!? テメェの仕業か一二三ぃっ! 出て来い一二三ぃっ!!
出てきてくださいお願いします! 300円あげるからあああぁぁぁーーーっ!!」
そんな九十郎の女々しい叫び声が、オンボロの掘っ建て小屋に木霊した。