第121話はエロ回ではありません。
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第123話はエロ回ではありません。
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「完全復活だぜっ!!」
ある日の昼下がり、赤備え達と共にその鍛錬を終えた甲斐の山県昌景が関節をコキコキと鳴らす。
いつも通りの自分の身体を再確認する。
鬼に凌辱された日から、粉雪に纏わりついていた瘴気は完全に消え去っていた(第104話)。
「……完全復活で良いよな? 良いんだよな?」
……本人は微妙に自信が無さそうな様子だが、とにかく完全復調していた。
「なんだ? 風邪でもひいてたのか?」
邪悪な笑みを浮かべながら人間無骨を磨いていた小夜叉が、しばし手を停めて粉雪に声をかける。
「風邪じゃねえぜ。 ただちょっと……」
言いかけ、止まる。
流石に、鬼に強姦されたとか、鬼になりかけてたとか言うのはちょっと教育に良くないかと思い、粉雪は適当に誤魔化す事にした。
「医者からちょっと節制しろって言われてただけだぜ」
「ふーん」
小夜叉が興味を失い、再び邪悪な笑みを浮かべながら人間無骨磨きに没頭する。
「それにしても、普通に生活してただけで普通に消えてくれたぜ」
拍子抜けする程に順調に消えた瘴気に対し、粉雪は安堵する。
何度か無性にムラっと来た日もあったが、元から性欲がそこまで強くない粉雪にとっては耐えがたいとう訳でも無く、普通に我慢して普通に瘴気が消えていった。
粉雪は新戸に言われたセックス禁止、オナニー禁止の約束を見事に守り切ったのだ。
「そろそろ、柘榴の方も瘴気が抜けた頃かな……?」
粉雪が越後春日山城のある方向に視線を向けて、そう呟いた。
……
…………
………………
一方その頃。
「うぅ~、あぁ~……」
柘榴が真昼間の市場を歩いていた。
その目は虚ろで、口元はだらけきり、涎をたらし、まるで亡者の呻き声のような意味の無い言葉を口から漏らし、服は今にも落ちそうな程にはだけ、下着は着けず……身体中から何とも言えない色気のようなものを漂わせていた。
今、彼女が考えている事は一つだ。
思考の全てが……いや、全身の細胞が一つ残らず、ソレ一色に染められていた。
「おとこぉ……おOんぽぉ……」
道行く人々がぎょっとした表情で後ずさる。
現代ニホンではそこまで有名ではないにしても、戦国時代の春日山城近辺では柘榴は有名人だ。
道行く人々の7~8割くらいは柘榴の顔と名前を知っている。
だからこそ人々はぎょっとする。
あの柿崎景家が、越軍にその人ありと謳われる先手組の大将が、真昼間の街中であられもない恰好で、あられもない事を呟いていたのだから。
「(うぅ……あ、あたま……ぼや~っとして……)」
僅かに、ほんの僅かに残った思考が、警鐘を鳴らしていた。
鬼に犯された日(第104話)から全身を包む瘴気が、今日はかつてなく強く、濃い。
子宮の奥の奥から来るむらむらとした欲求もまた強く、濃い。
普段はそういう気分になった時、自慰で発散すればすぐに収まった。
しかしこの日は自慰行為をすればするほどむらむらが強まり、本物の男根をブチ込まれたい、子宮に本物の精液を流し込まれたいという欲求が際限無く膨らんでいった。
「あ、あの……隊長? ここで一体何を?」
群衆の中の1人が、恐る恐るといった様子で柘榴に声をかける。
柘榴にとって、その声に聞き覚えがあった。
越軍先手組の1人で、比較的最近入隊してきた新参の若者で……
「おOんぽ……おっきぃ……」
……九十郎のモノより固く、長く、太い逸物を持っていた人物だと思い出した。
柘榴の脳裏に、訓練後に水浴びをした時の光景が浮かんでいた。
その瞬間、柘榴のアソコが脳裏に浮かんだ固く、長く、太いモノを咥え込みたいと叫び、愛液で股座をじゅんっと潤した。
同時に子宮が熱を帯び、子種を求めているかのようにぎゅうぅっと下に降りたような感覚がした。
「……物陰に来るっす、今すぐ」
次の瞬間、理性が制止するよりも早く、柘榴は目の前の男の耳元でそう囁いていた。
「し、しかし……何か異常が……」
「何でも良いから来るっすよ! 隊長命令っす!」
こうして哀れな一兵卒は、有無を言わせぬ勢いで柘榴に引っ張られ、人気の無い路地裏へと強制連行させられた。
……
…………
………………
「あぁっ! うぁあ! あんっ! あぁあんぅ!!」
ぐちゅり、ぐちゅりと水音が響く。
それはどこまでいっても所詮一兵卒に過ぎない男にとって夢のような光景であった。
「んあぁっ! あうぅ! もっと……もっとぉっ!!」
越軍先手組の大将が、越後にその人ありと謳われた柿崎景家が、自分の上司であり極上の美女である柘榴が、自分のちOこのピストン運動で喘ぎ、乱れているのだ。
これは夢か、幻かと何度も自分の頬を抓るも、夢から醒める気配は全く無い。
「良いっ! 凄く良いっすぅ!! ああんぅ! ふあぁうぅっ!! んんんぅ!!」
これは紛れも無い現実だ。
今、この瞬間、自らの上司であり、越軍きっての猛将であり、結婚したばかりの人妻でもある柿崎柘榴景家が自分の逸物をメスの口で銜え込み、淫らに喘ぎ声を出しているのだ。
それは紛れも無く現実……夢よりも甘美な現実であった。
「んんぅ! あんっ! あぅ、ふあぁあんっ!!」
獣のような喘ぎ声。
越軍先手組の大将も、斎藤九十郎の妻もそこにはなく、本能むき出しにセックスに興じるメスの姿があった。
頭の中が真っ白にしながら、柘榴はセックスの快楽に酔いしれていた。
全てを忘れて……
「ふぁあんんぅ!! んんぅっ! んああうぅっ! あんっ! んああんつ!!」
獣のようにセックスを続ける。
何もかもを忘れて子宮を男根に衝かれる感覚に酔いしれる。
「あ……だ、駄目です柘榴様! これ以上は……」
……このままでは膣内に射精してしまう。
男に残っていたなけなしの理性と良心が、膣内射精だけは避けねばと訴えかけ、先手組の男がそう叫ぶ。
しかし、柘榴は物欲しそうな視線を男に向け……
「射精するっす! 妊娠しても良いから!」
そう叫ぶ。
そして子宮に精液を出させようとヒダヒダがぎゅうっと締まる。
奥の奥から愛液と本気汁が止めどなく溢れ、膣内を濡らし、男根を扱き上げる。
「ひぃ……うあぁ! も、もう出る……」
女性経験がほとんど無いこの青年には、柘榴の膣肉がもたらす快楽の拷問に耐えられない。
玉袋がきゅんっと絞まり、射精管に何日もため込まれた濃密な精液が流出する。
「射精っす! 隊長命令っすよ!!」
「あ……ああっ!! うああぁっ!!」
……そしてついに、びゅるるる! びゅるるるっ!! と射精がされた。
柘榴の奥の奥に、夫以外のちOこが勢い良く突き立てられ、鈴口から多量の孕ませ汁が放出された。
「はぁ……はぁ……」
「あぁ……膣内に一杯……出したっすね……」
青年が快楽と後悔が入り混じった複雑な表情になる。
一方柘榴は乾きに乾いた大地に水がまかれたかのように、恍惚とした表情で多幸感に浸っていた。
……やっとこの夢のような時間が終わるのかと、青年が密かに安堵する。
「……もっと」
ぞくんと、背筋が凍る。
柘榴の表情にさらなる熱が帯びる。
じゅんと肉棒が愛液に浸され、ヒダヒダがもう一度男の急所を締め上げる。
「……もっともっと……欲しいっす」
気がつけば、青年は柘榴に押し倒され、騎乗位の姿勢で繋がっていた。
おOんこはますます深々と肉棒を銜え込み、男と交わる悦びに震えていた。
「ふぁぁ! あんんっ! んああぁっ!」
そしてピストン運動が始まる。
再び夢よりも甘美な現実に叩き込まれる。
上司である柘榴とセックスするというあり得ない現実に翻弄される。
そして二度、三度と、青年が絶頂し、柘榴が絶頂し、何度も何度も子宮に精子が流し込まれる。
永遠に続くかと思われたセックスの無限地獄が……
「あ……」
……唐突に終わりを告げた。
みしりと……全身の骨と肉が軋む音が聞こえた。
瞬間、頭の奥で何かしらのスイッチが切り替わるかのような感覚がする。
柘榴は頭から冷や水を浴びせられたかのように背筋を震わせる。
「あ……がっ!? うあっぐぅ!!」
全身を襲う激烈な痛みに、柘榴が顔を歪める。
彼女が纏わせ、漂っていた瘴気の質が明らかに変わった。
瘴気が柘榴の細胞の一つ一つにも潜り込み、全身を無数のドリルで抉られるかのような激痛と共に、その構造を作り替えようとしていた。
一線を越えてしまったのだ。
自分の自堕落な生活が瘴気を勢いづけ、瘴気の濃さが人間としての生命力を上回ってしまったのだ。
「ぎ……ぁ……と、止まらな……あがっ!」
激痛、激痛、激痛、激痛、激痛。
全身を抉られ、作り替えられる耐えがたい苦痛に柘榴が悶える。
そして同時に後悔する。
「く、九十郎ぉ……お、んたい……しょぉ……」
九十郎を裏切ってしまい、他の男に股を開いてしまった事を後悔する。
長尾美空景虎に命懸けに仕えるという誓いを破り、志半ばで死ぬ事を心の底から悔やみ、歯噛みする。
自分の身体がどんどん自分のもので無くなっていく。
自分の身体がどんどん鬼へと作り替えられていく。
自分はもう死ぬのだと……
できる事なら、もう一度だけ美空と九十郎に会いたい、会って詫びを入れたいと……
柘榴はそっと目を閉じる。
「おうてめぇ、他人の嫁に何ヤッてんだ?」
「ノックしてもしも~し。 私の大事な部下に何やってんのかしらぁ?」
そんな柘榴の祈りが通じたのか、そんな声が聞こえて来た。
斉藤九十郎と長尾美空景虎の声であった。
しかも明らかに殺気立っていた。
当然と言えば当然の事だ。
何せ2人の目の前では、まるで毒でも盛られたかのように悶え苦しむ柘榴と、明らかに一発ヤッテた直後の格好に、濃密な精液の臭い、柘榴のアソコからどろりと流れ落ちる白濁液、そしてちんこ丸出しの見知らぬ男……とりあえず2人には何かしら非道な手段で強姦されたように見える。
「お、御大将!? それが急に苦しみ出して……私にも何が何やら……」
「何馴れ馴れしく喋りかけてんのよ!? どう見たってアンタが柘榴を……って、
よく見たらアンタどっかで見た覚えあるわね。
先手組に混じってこの前の戦に参加してなかった?」
「あ、はい……末席ではございますが、私は越軍先手組の……」
「柘榴の部下!?」
「てめぇこの野郎!
先手組だか何だか知らねぇが、てめぇの上司に手ぇ出すとはどうゆう了見だ!!」
「待って九十郎っ!!」
……瞬間、美空の脳裏で目の前の光景とある記憶が繋がった。
『時々、猛烈にムラッと来るっす。 視界に入った男を押し倒しそうになったり、
誰でも良いからおOんぽくださいって叫び出しそうになったりするっす。
一回オナって発散したらしばらく止まるっすけど……
前より強烈なムラムラが襲ってくるっす』
柘榴は確かにそう言っていた(第120話)。
あの時は軽く聞き流してしまったが、もしかしたらあの言葉は、本当に本当に深刻な事だったのかもしれないと、今更ながら考えた。
そして気がつく……柘榴を覆う瘴気が、以前よりも何倍も、何十倍も強く、濃くなっていると。
「やばいっ! 鬼になりかけてるの!?」
「鬼に!? どういう意味だ美空!?」
「言ったままよ! 柘榴ぉっ! 私の声が聞こえる!? しっかりしなさい!!」
「お、おんたい……しょぉ……」
弱々しい声だった。
普段の明るく能天気な柘榴からは想像もつかない、弱々しい声であった。
そして表情に生気が無かった。
こんな顔、こんな声をした者を、美空は過去に何度も見ていた。
それは戦場で深手を負い、間もなく息を引き取る者と同じ顔、同じ声であった。
「なんて顔をしてるのよ馬鹿! 何やってんのよこの大馬鹿!」
「すなな……い……す……」
「やめなさい! こんなくだらない死に方なんて認めないわよ!」
美空と九十郎の目の前で、柘榴の命が消えようとしていた。
美空は必死に柘榴に呼びかけ、九十郎は目の前で起きている事が信じられず、呆然としていた。
「どういう……事だよ……なんだよこれ! 誰か説明しろよ!」
死にゆく嫁を目の前にしながら、何も知らない、何も分からない、そして何もできない自分の情けなさに死にたくなる。
九十郎には何もできない。
九十郎にはどうする事もできない・
だがしかし……
「……こうなったらイチかバチかよ」
だがしかし、今この場には美空がいた、今この場には上杉謙信がいた。
上杉謙信は目の前で部下が死にかけているという程度では止まらない、諦めない。
自分の頭を空っぽにして、余分な思考をそぎ落とし、常人の数倍も、数十倍も、いやなん百倍もの疾さでもって、瘴気に苦しむ柘榴を救う手立てを模索していた。
そして美空は精神を極限まで集中させ、自らの御家流……三昧耶曼荼羅を発現させる。
「他人の身体に神降ろしをさせるなんて真似、危険すぎるからやった事が無いけれど……
座して死を待つよりは! こいつで瘴気を押し戻せばぁっ!!」
頭では無理無茶無謀だと分かっている。
尻から2B弾を入れられたカエルのように、全身が破裂して死ぬ確率が非常に高いと分かっている。
高波に揺れる沖合の扇を弓で打ち抜くよりも難易度の高い挑戦をしようとしいる事も分かっている。
だがしかし……
「三・昧・耶ぁ……曼荼羅ああああぁぁぁぁーーーーっ!!!」
その無理無茶無謀を押し通すからこそ、上杉謙信は英雄なのだ。
ほんの一瞬ではあるが、柘榴の生命エネルギーが何倍にも、何十倍にも膨れ上がり、柘榴を蝕む瘴気が内側から押し出され、散り去った。
7割から8割の瘴気は今なお柘榴に取り憑いたままではあるが、2割から3割はイチかバチかの神降ろしの秘術で消失した。
「ふぅ……ふぅ……はぁ……」
僅か数秒の精神集中、僅か数秒の御家流の発現であったが、美空の全身から玉のような汗がぼたぼたと流れ落ちる。
一歩間違えれば、柘榴は爆発四散して即死していたのだ。
美空の精神的な疲弊は尋常ではない。
「美空、どうなったんだ?」
ぶっちゃけ全く役に立ってない九十郎が恐る恐るそう尋ねる。
「……とりあえず急場は凌いだわ、たぶん。 今すぐ柘榴が鬼に変わる事は無いと思う。
でも……ごめん、もう一回同じ事やれって言われても、絶対ムリよ」
柘榴は気絶し、ピクリとも動かずに倒れ伏している。
身体は相変わらず精液の臭いを漂わせ、同時に瘴気も纏っている。
つまり、抜本的な解決にはなっていないのだ。
もしももう一度柘榴が誰かとセックスをしたり、自慰行為に手を染めれば、おそらく……
「説明しろ、美空。 一体何がどうなってる?」
「……もっと早く、伝えておくべきだった。 私も、犬子も、認識が甘かった。
まさか柘榴がここまで堪え性が無かったなんて」
美空は強烈な罪悪感に襲われる。
結局のところ、犬子も、美空も、たぶん柘榴もこの事態を軽く見ていた。
目の前に迫る危機を、本気を出せばどうにでもなる、取るに足らぬものと誤認していたのだ。
自分も周囲の者から身体に良くないと言われ、自分自身もそれを理解しながら一人酒を続けている。
頭ではやってはいけないと理解していながら、あと一回、あと一回だけとずるずると続き、翌日に強烈な二日酔いに苦しみながらもう二度と一人酒は呑むまいと誓う……それを何度も何度も繰り返し続けているのだ。
それ故に、だからこそ……
「柘榴は絶対に助けるわ」
だからこそ助けたい、だからこそ救いたい。
他の誰でもない、長尾美空景虎が救わなければならない。
今の柘榴の姿は、きっと未来の美空の姿なのだから。
「どうする気だ?」
「とりあえずそこの間男」
「はひぃ!?」
美空にギロリと睨みつけられ。
間男……と言うよりは、今回最大の被害者である越軍先手組の下っ端がビクンと肩を強張らせる。
「今日見聞きした事を他人に漏らしたら……分かってるわよね?」
美空がニコリと笑う。
しかし、その目には強烈な殺意に満ちている。
「はいっ! 分かりました! 誰にも漏らしませんっ!!」
哀れな被害者が命乞いをするかのように土下座した。
「聞き分けの良い人は大好きよ。 そして次に打つべき手は……」
美空が倒れている柘榴の手と、自分の手を頑丈な麻縄でしっかりと結びつけ、まるでチェーンデスマッチのような状態になった。
この縄が切れない限り、自分は柘榴を、柘榴は自分を四六時中見張る事ができる。
「九十郎、私と柘榴はしばらく山籠もりをするわ。
秋子には出家したとでも伝えておいて」
「お前、もうすぐ甲斐に攻め入ろうって時に総大将が山籠もりする気か?」
「ちょっと遅刻するだけ、一番肝心な時……晴信を殺す時には必ず合流するわ。
だからそれまでは私と柘榴抜きで話を進めておいて」
「ま、マジかよ……」
「私は大真面目よ。 迷惑をかけるっている自覚はあるけど、他の方法は思いつかないの」
今の美空は真剣そのものだと、基本能天気な九十郎にも分かる。
そして同時に理解する……柘榴が泣いていると。
「九十郎……」
微かではあるが、柘榴の目が開いていた。
そして怯えるような目で、九十郎を見つめていた。
その目には涙が浮かんでいた。
見られたくなかった。
愛する夫に、自分のこんなに情けない姿を見せたくなかった。
そして同時に、九十郎を裏切り、汚れてしまった自分自身を嫌悪した。
「どこにも行くなよ、柘榴。
たぶん前にも言ったと思うけど、俺には柘榴が必要なんだ」
基本能天気で、基本屑な九十郎が、珍しく真面目に、マトモに、柘榴を気遣う言葉を告げた。
瞬間、柘榴の瞳が潤み、地面に大粒の涙がぽたりと落ちた。