UA20000突破しましたヤッター!
これからもよろしくお願いします。
「なに…これ…」
彩ちゃんから届いたメールを見た瞬間家を飛び出した。家から彩ちゃん宅まで大して遠くない。全力で走る。昨日先輩は彩ちゃんの野球の大会を見に行くと言っていた。その後飲みに行くのは予想していたが、彩ちゃんがこんなに早くアクションを起こすと思っていなかった。急げ。早く。
風呂から上がり彩加の部屋でお茶を飲んでくつろいでいると、ドアノブを激しく回す音、少し遅れてインターホンを連打する音が聞こえた。とてつもなく怖い。彩加がドアを開けに行くと、玄関から『やってくれたねえ…』というアストルフォの声がした。まるで地獄の底から響いてくるような声色だった。不味い、ヤバイ、怖い。慌てて隠れる場所を探すがいい場所がない。とりあえず目に付いたテーブルの下に隠れる。
テーブルはガラス天板だった。何故気付かない。彩加の後から部屋に入ってきたアストルフォと天板越しに目が合う。目で殺されそう。さっきトイレ行ってなかったらきっとちびってた。アストルフォがテーブルの下から出てくるようあごをしゃくる。大人しく這い出るが、4人掛けテーブルでアストルフォと彩加のどちらの隣に座るか選択を迫られる。どっちもこっち凝視してるし…。どっちに座っても角が立つのでとりあえず床に座る。
「ふーん…」
アストルフォが小さな声で言った一言が怖くて顔を上げられない。正座して自分の膝を見つめる。
「で、どういうつもりなの?」
椅子に深く腰掛けて足を組み、マフィアのような姿勢と声で聞かれる。とっても似合ってるよ。外見が可愛い女マフィア的なやつ。
「僕も先輩が好きだって気付いて、アストルフォ君に先輩と付き合ってるのか聞いた。そうしたら煽られたから、先輩に思いをぶつけたんだ。そして先輩がそれに応えてくれた。その証拠も送ったでしょ?」
証拠?送る?何の話だろう。彩加の方を見るとハイ、と携帯電話を渡される。そこにはボテ腹を大事そうに抱えてアヘ顔をした自分がいた。うわあ…こんなことになってたのか…。そりゃあ撮られたことも知らないはずだわ。次の写真は精液バケツ、改めて見るとアホみたいな量だ。
「応えたって、無理矢理したんでしょ?先輩は僕の恋人なんだから自分でそんなことするはず無いもん」
ねぇ、って同意求めてくるけどお前も同じようなことしたじゃねえか。
「薬か何か使われたんでしょ?体調とか大丈夫?」
問題ないと答えると安心したように息を吐くアストルフォ。あれ、もしかしてあんまり怒ってない?
「じゃあおしおきしても大丈夫だね。体調に問題ないんだから」
情状酌量の余地は無いんでしょうか。薬盛られたり拘束されたりとしょうがなかった部分もあると思います。
「先輩は疲れてるんだから酷いことしないで」
そうだ、彩加もっと言ってやれ。疲れたのはお前のせいだけど。
「君が…それを言う権利はあるの?先輩に…僕の恋人に薬を盛った張本人が!」
そうだそうだ、アストルフォもっと言ってやれ。薬盛られたのはお前が煽ったかららしいけど。
沈黙が続く。どちらも口を開かないので空気が重い。今のうちにこっそりと足を崩す。
先輩はどうする気なの?といきなり声をかけられひゃい!と変な返事をしてしまった。
「恋人の僕と、彩ちゃん、どっちを選ぶの?」
アストルフォに問われて考える。片方選んだらもう片方とは確実にお別れだ。それは絶対避けたい。この二人と居るのは居心地がいい。
「あの~また三人一緒に遊んだり出来ないのかな。元通りみたいな感じで」
「「無理だね」」
うげ~。しょうがない。起死回生の策を見せてやる。
「た、確かに俺はアストルフォに好きだといった。そのことについては噓偽りはない…!だが……付き合うとか…恋人になるとか…そう言った言葉は一切口にしていない…そのことをアストルフォ君にも思い出していただきたい……!つまり…私がその気になれば…その付き合うといった行為…10年20年後ということも可能だろう………ということ…!」
バァン!!
「ヒッ!」
ごめんなさい。調子乗りました。すみませんでした。正座します。
「先輩」
アストルフォが立ち上がった。何されるんだろう。土下座したら許してもらえるかな。
土下座しようとした時に彩加のクスクスと笑う声が静かに響いた。
「何だ、付き合ってなかったんだ。じゃあ僕にもチャンスあるんじゃないかな」
「あ?」
彩加あんまりアストルフォを刺激しないで。多分捌け口になるの俺。
「ちょっと二人きりで話そうよ。寝室の方で」
さっさと立ち上がり寝室へと向かう彩加。無言で続くアストルフォ。暴力沙汰はやめてと伝えると、大丈夫だよと言って寝室へ入っていった。聞き間違いじゃなければ小さく多分ねって言ってた。
寝室は換気をしていたみたいだけど先輩と彩ちゃんの情事後の匂いが残っている。簡易的に処理されただけのベッドも匂いが落ちていない。その匂いが、先輩が彩ちゃんに抱かれたことを物語っていて堪らなく悔しい。
「先輩恋人じゃないって言ってたけど」
「恋人って明言はしてないけど、好きだよって言ってくれたから。彩ちゃんは言われたの?」
「言われて無いけど…」
勝った。好きだと言われてる者と言われていない者。どちらが勝者かなんて明白だ。
「でも先輩のこと妊娠させたのは僕だよ。妊娠させたんだから結婚しないと」
ぐ…自分も同じプレイをするつもりだったので先にやられてのが凄く腹が立つ。先輩にいくら言っても着てくれなかった自分のYシャツ。彩ちゃんのは普通に着てた。悔しい。
「アストルフォ君いつも先輩のことめちゃくちゃにしてるだけらしいね。一緒にお風呂入ってるときに聞いたよ。でも僕は先輩のお尻とろとろに溶かして、たくさん種付けして、メスにしちゃったから責任取らないと。先輩ったら動物みたいな声出すからびっくりしちゃった」
自分だって薬を使って犯したくせに…。だけど、たしかに自分は先輩のことをがつがつ犯すことが多く、ゆっくりセックスしたのは好きだと言われたあの日くらいな気がしてきた。
先に想いを伝えたアストルフォ君には悪いけど絶対に引けない。ここで引くくらいなら最初から先輩に酷いことなんてしません。
「でも先輩はね、僕のために、ぼ・く・の・ために、ディープスロートの練習を一週間もしてくれたんだ。あの時先輩は自分のこと好きにしてもいいって言ったんだよ?好きな人相手じゃないと言えないよね。先輩が喉犯されて感じるって知ってた?」
知りませんでした。先輩がそんなことをされて喜ぶ人だったなんて。そして何よりもアストルフォ君のためにそういった行為の練習をしていたことが羨ましいです。好きな人に自分のために行動してもらえる。凄く羨ましい。
「セックスしてる時に先輩結婚してくれるって言ってくれたんだよね。あの時の先輩可愛かったなー。お嫁さんにしてくださいって、もちろんOKしたよ」
きっと無理矢理言わせたはず。自分から言ったのであれば恋人関係を否定しないです。好きとは言った
らしいけど。先輩の気持ちも無視して、自分の気持ちだけ伝えて、犯してしまった。
「僕の方が先輩のこと好きだもん!先輩と10時間セックスしていっぱいイかせた!」
「僕だって先輩をたくさんバケツいっぱいになるまでイかせた!」
「僕なんて先輩が吐いちゃうくらい精液飲んでもらった!」
「僕も下の方からお腹膨らむくらい中出しした!」
寝室のドアに耳をつけて聞いていたけど、自分の下の話を聞くのってすごい恥ずかしい。本格的にやばそうな物音がしたら突入することにしよう。うん。
しかしそうなると暇だな~。あ~気が抜けたら眠くなってきた。疲れたからな~まぶたおもい~。
終わりです。
あ~もっと早く書けるようになりたいなー。