※この作品はR-18です。

先輩調教記   作:滅波

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感想・評価下さった方々ありがとうございます。
嬉しくてニヤニヤが止まりません。

そしてキャラ追加します。

戸塚彩加君が出ます。

お話の都合上さいちゃんのやってるスポーツがテニスから野球に変更になってます。だってテニスの練習ってその辺でできないやん?知らないけど。

本格的に絡んでくるのはもう少し後です。

今回は完全にさいちゃんダシにしただけだった。

僕は12月31日も仕事です(半ギレ)


第4話:おめでとう

 

「先輩、今日もありがとうございました」

 

「お疲れ、ちゃんと風呂入ってストレッチしろよ」

 

基本的に家から出ない俺だが、今日は年下の友人と野球の練習をした。

 

友人の名は戸塚彩加。所用でこの公園の近くを通った時に一人で練習をしているのを見かけ、見ていられなかったので声をかけて、ちょこっとだけコーチした。そしたらえらく気に入られ、連絡先を交換した。

 

昔真面目に野球をしていたので久しぶりに人に教えるのが楽しくてつい熱が入ってしまう。彼の会社の大会が近いらしいので最近は練習の頻度を増やしてみっちりとしごいている。

 

年齢が上なことと野球を教えていることから先輩と呼んで慕ってくるのが可愛い。敬語はめんどくさいのでやめさせた。「今日はどこかでご飯食べて帰る?」

 

練習が終わった後は飯を食べに行ったりするが、今日はアストルフォが早く帰ってくると言っていたのでどうしたもんか。

 

キュルルルル

 

「あっ、ごめんね///」

 

う~ん可愛い。お腹を鳴らしている奴を前にはい解散なんてのはちょっとどうかと思うので一緒に飯を食って帰ることにする。アストルフォは早く帰ってくると言ったが何の約束もしてないのでセーフ。

 

「んじゃ、どっかで食べて帰りますか」

 

「本当?僕美味しいお店見つけたんだ。そこに行こうよ」

 

そのお店は大変美味しゅうございました。お酒を出すお店だったので酒も入り少々遅くなってしまった。

 

家に帰るとアストルフォが居間にいたのだが、電気もつけずに椅子に座っている。大分怖い。テーブルの上にはアストルフォが作ってくれたであろう料理が並んでいる。

 

「た、ただいま~」

 

空気が重い。アストルフォが近づいてくるが目に光が無くて恐ろしい。レイプ目ってこんな感じなのかな。レイプされてるのは俺だけど。

 

「どこ行ってたの?」

 

プレッシャーがすごい。いつの間にか後ずさってしまっていたようで気が付いたらドンッと背中が壁につく。

 

「彩加と野球の練習してました…」

 

後ろに下がれない。もう鼻と鼻がくっつきそうな位近づいている。酒飲んだことがばれませんように。

 

「練習の後さいちゃんとお酒飲みに行ったでしょ」

 

はい、ダメでした。

 

「僕今日は早く帰れるって言ったのにお酒飲みに行っちゃったの?」

 

だって何の約束もしてなかったじゃないか。爆発しそうだから言わないけど。

 

 

「せんぱい、ぼくとさいちゃんとどっちがたいせつなの?」

 

 

そう告げてアストルフォは自分の部屋に帰ってしまった。

 

 

 

アストルフォが部屋に帰ってしまって1時間経った。

 

考えがまとまらない。アストルフォが怒っている理由がわからない。

 

今まで彩加と遊んでいても何も言わなかったのに今日になっていきなりだ。不満があったらその都度口に出さなければわからない。言葉に出さないで気持ちを悟ってもらおうなんて受身の姿勢ではいけないというのが俺の持論だ。

 

だんだん腹が立ってきた。何で酒飲んで帰っただけでびくびくしなきゃならんのだ。よし、ここは家主としてガツンと言ってやろう。

 

「アストルフォ、入るぞ」

 

ベッドの上で布団にくるまっているアストルフォ。鼻をすするような音が聞こえるのでおそらく泣いているのだろう。ガツンと言ってやるつもりだったが気が削がれる。

 

ベッドに上がり布団の上から抱きしめると体がビクンと震える。

 

「悪かったよ。連絡もせずに遅くなって」

 

返事が無い。逃げ出さないのでそのまま続ける。

 

「さっきの質問はちょっと答えられない。友達って優劣つけるもんじゃないだろ?」

 

「友達じゃ嫌なの…ぐすっ、僕は先輩と恋人になりたいんだ。先輩のことが好き。ううん、愛してる」

 

えっ、そうだったの?ずっとLikeだと思ってたらLoveだったってこと?

 

「ずっと好きだって言い続けてきたじゃん!何だと思ってたのさ!」

 

「あー、ごめんなさい…その…セフレ?みたいな扱いかなって思ってました。好きって言ってくるのもそのほうが気分が盛り上がるからかなって…」

 

「うっ、ふぅっうわあああああああああああん!!ぞんなごとっ、おもっでだなんて~せんぱいのっばぁか~~うわああああああん!」

 

爆弾処理に失敗した。しょうがないので自分も布団に入って直接抱きしめる。アストルフォも泣きながらぎゅっと抱きついてくるので、落ち着くまで頭と背中を撫でてやる。

 

返事聞かせて、と泣き止んだアストルフォに言われるがなんて答えたらいいんだろう。

 

「嫌ならちゃんと言ってね?嫌だったら、僕、ぼく、ここから出て行くから…ぐすっ」

 

再び泣き出したので涙を舌で舐め取ってやる。何だか自分がヒモとかホストみたいになったみたいで気分が悪いが、アストルフォは何とか泣き止んでくれた。

 

「嫌だったらこんなことするはずないだろ?抱かれもしないし…俺も好きだよ」

 

アストルフォがまた泣いた。結局泣くのか…。

 

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