僕たちは恐竜島に向かっていた。
早速、新しい道具が狩りで使えるか試してみることにしたのだ。
島に着いて準備を整えると、すぐそばにある与太郎1号が食われた森に向かった。
まずは与太郎2号を試す。
彼女の腰にぶら下がっていた与太郎を亜希菜は放り投げた。
落下する途中で噴射音がして、与太郎が空中に浮かぶ。
圧搾空気を吐き出して浮かんでいる様だ。
その様子を見ても機械にしか見えない。
「与太郎、斥候モード」
彼女がそう言うと、与太郎は噴射音とともに一瞬で加速し、僕たちの100メートル前方まで飛んで行った。
速い!
これだけ機動性が高ければ、恐竜に捕まる事なく偵察ができる。
亜希菜を見ると、ヘッドバンドから左目の部分だけのグラスの様な物が降りてきていて、与太郎の見ている映像と音声が転送されているらしい。
やがて一頭の恐竜が与太郎に気づいた。
以前もいたアウカサウルスだ。
こいつらは必ず群れを作っている。
何頭かの恐竜が与太郎に気づき、目で追って頭を巡らす。
「与太郎、
彼女が指示を出す。
与太郎はそのうちの一頭の恐竜の周りをしばらく巡っていたかと思うと、不意に見えなくなった。
僕は与太郎が食われたのかと思ったが、恐竜も与太郎を見失っている様で、キョロキョロと辺りを見回している。
その恐竜が後ろを向いた時、背中に何かがキラリと光った。
目を凝らすとそれは与太郎だった。
与太郎は恐竜の背に張り付き、そこから映像を亜希菜に送っていた。
恐竜達は全く与太郎に気づいて無い。
与太郎は恐竜の背中に張り付きながら、色々角度を変え、周りの様子を彼女に送り続けていた。
「圭太くん、あの群れは7頭よ。簡単に狩れるわ。周りに大型の恐竜はいないみたい」
亜希菜が僕に教えてくれる。
彼女は与太郎がしっかり役割を果たしたことを見届けると、戻る様に指示を出した。
与太郎は恐竜の背を離れると、真上に上昇し、遥か上空にとんでいって見えなくなってしまった。
直接戻ってくるのではなく、自分達の居場所を隠蔽する為の動きらしい。
とてもよく考えられている。
僕は彼女の発想に感心していた。
こいつなら十分、斥候の役割を果たしてくれるだろう。
しばらくすると、僕たちの背後から与太郎が戻ってきた。
「与太郎、おかえり。すごく上手だったよ」
彼女は肩に止まった与太郎を微笑みながら優しく撫でている。
与太郎は鳴いたりはしゃいだりはしないが、亜希菜に撫でられて嬉しそうに見えた。
しばらくすると彼女の体を伝いおりて腰の辺りに来ると、そのまま鎧に掴まり単なる円盤のようになった。
「圭太くん、新しい与太郎、どうかな?なかなかいい子だと思うんだけど」
「うん、これなら偵察に全く問題なく使える。亜希菜はすごいね、こんな生物は僕には思いつかないよ」
僕は素直に亜希菜を褒め称えた。
彼女はそう言われると嬉しいと言ってにっこり笑った。
次は改良した盾のチェックだ。
この盾もどんな物なのか僕はよくわかっていない。
彼女が組み立て途中に動作テストをする時も、必ず他の島に行ってやっていたからだ。
「この盾は防御しながら攻撃できないかなって思って造ったの。
これなら雷撃を防ぎながら、怪獣に打撃を与えれるはずよ」
彼女はそう説明すると、森とは反対側の開けた草原の方に向かった。
「テストしてみるね」
そう言うと、僕に少し離れている様に言う。
盾を前に突き出し、腰を落として構える。
彼女が大声でいった。
「バッシュ!」
火薬の暴発音がし、盾の取手の辺りから薬莢が飛び出す。
盾の一部が一瞬、前後する。
耳をつんざく轟音に思わず身を竦めた。
彼女の前の地面が爆発したかの様に数百メートルにわたってめくれ上がっていく。
草木が物凄い圧力で吹き飛ばされ、絡み合いながらふっ飛んでいく。
背後から突風が吹きつけてくるのは、前方の空気が瞬間的に押し出された為か。
前には強風にあおられた砂煙がもうもうと大きく広がっていた。
「うまく…動いたかな?」
彼女が風に煽られながら言う。
砂煙が納まると、彼女の立つ前方は地面がえぐられ、草一つないめくり上がった荒れ地が300メートル近く広がっていた。
僕は驚きのあまり、呆然として一瞬で荒地となった草原を見ていた。
なんだ、この盾…?
彼女がクジラの上で実験をしなかった理由が理解できた。
僕はその威力もそうだが、彼女の音声に反応した事や、薬莢が飛び出て動作するその動きが気になった。
「亜希菜、これ攻撃魔法なの?」
「違うわ、魔法は絡んでないわ。盾の機能だけよ」
しかし、あの威力は強力な攻撃魔法そのものだ。
だが、攻撃魔法は明確に形にするのに、かなりの集中力を要する。
威力や効果、物体なのかエネルギーなのか?方向性や拡散範囲、環境の影響など様々な要素を考慮し明確に願って初めて発動する。
これは慣れないと難しく、暴発する危険性も高い。
何しろ現実世界にはないものだからだ。
それもあって彼女は近接武器を主に利用している。
亜希菜に盾の仕組みを聞くと、彼女はそれらの攻撃魔法とはまったく違う仕組みを編み出していた。
彼女の説明では、盾の前面に彼女が考え出した空間を圧縮、増幅して一定方向に放出するキーとなるパーツが張り付いており、それが素早く動作する事によってあの爆発的な圧力が生み出されている。
最初は自分の『想い』だけで、パーツを動作させていたが、他の事に気を取られていたりすると効果が安定しなかったらしい。
それでも思考の単純化には十分成功しているのだが、彼女は常に安定した速度でパーツを動作させる為、火薬の圧力を利用する事にした。
結果、常に安定した威力で動作し、しかもより強力な物に仕上がった。
また、暴発を防ぐ為、彼女が盾を持ち、キーワードを発した時のみ作動する様にしてあった。
この盾はパーツ個々に『想い』を込めた部品の集合体だ。
こんな物の造り方を僕はした事がなかった。
「亜希菜、すごいよ君は…。よく思いつくな、そんなこと…。そういえば得意学科ってなんだっけ?」
「えっ、なんで急に? えっと英語と数学と物理、あと生物かな」
僕は何となく納得した。
その日は恐竜たちで試すことはせず、何回か盾の空撃ちをして動作を確認した後、アトリエへもどった。
夢の世界でも夕暮れ時で、窓から水平線に沈んでく太陽が見える。
部屋のソファに座り、今日のテストの結果について話した。
亜希菜は与太郎はもう完成でいいが、盾についてはの爆風の広がる範囲をもう少し改良したいと言っていた。
僕は亜希菜の話を聞きながらも、久しぶりに亜希菜に触れたくなっていた。
最近はずっと作業に没頭してしまい、そういう雰囲気にならなかった。
彼女は設計図を見ながら僕に言う。横顔がとてもきれいだ。
「もっと衝撃波を前面に集中させて、威力を高めた方がいいと思ったんだけど、圭太くんはどう思う?」
彼女が僕に振り向いた瞬間にキスする。
「ん…!」
目を見開き少し驚いた後、すぐに切ない表情になる。
亜希菜はキスに弱い。
自分でもキスするとすぐに頭がぼーっとなると言っていた。
彼女はしばらくしてふと我に返り、僕を引き離して言う。
「うんっ…、け、圭太くん、だめだよ。真面目な話してるのに…。 んむっ…」
僕は彼女の言葉を無視して、そのままもう一度キスをする。
彼女はそれを受け入れ、僕が舌を差し入れると自分の舌を絡めてきた。
キスしながらオーバーオールの隙間から手を突っ込み、彼女の豊かな乳房を揉む。
Tシャツの薄い生地を通して、彼女の柔らかいが張りのある乳房の感触が伝わってくる。
「うんッ、んッ…。」
彼女は舌を絡めながら少し息を荒くし、目を閉じてされるがままになっていた。
長いまつ毛が震えている。
彼女をゆっくりとソファに押し倒して、体を重ねる。ソファの背が倒れそのままベッドになった。
僕は彼女の首筋を舐める。
彼女の口から熱い吐息が漏れた。
「あ…、うんッ…、んっ…」
胸を揉みながら唇や首筋にキスを繰り返す。
亜希菜の肌はいつ触ってもしっとりと滑らかだ。
鎖骨に沿って舌を這わせながら、オーバーオールのボタンを外し分厚い生地を引き下ろして、Tシャツをまくりあげた。
スレンダーな体からは想像もつかない、ブラジャーに包まれた大きな胸があふれる。
その光景はいつ見ても圧巻だ。
「亜希菜、きれいだよ」
「恥ずかしい…、けど嬉しい…」
そう言って彼女は僕の首に腕を回してきた。
キスを続けながらブラジャーを外すと、圧迫されていた乳房が胸の上に広がる。
彼女の胸はまさに美乳で、吸い寄せられる様に手を伸ばした。
乳房をふにふにと揉み回しながら、ツンと突き出たピンク色の乳首を口に含む。
「ウッ、ウンッ…。」
小さく喘ぎ、熱い吐息が吐きだされた。
造り物のように綺麗な眉をひそめ、喘ぎ声を上げながら頬を薄く染めている。
彼女は自分の喘ぎ声に驚き、声を抑えようと手の甲を口に押し当てた。
その恥じらう姿に僕はますます欲情した。
彼女の胸に埋もれるように乳房を舐めまわしながら、自分のズボンのジッパーを下ろしペニスを引き出す。
すでに勃起した肉棒は固くそそり立って、はち切れそうだ。
彼女の横に体をずらし、手を誘導して肉棒を握らせた。
彼女は視線を下ろすと、おずおずとそれをしごき始める。
ペニスから快感がジワジワと身体中に広がる。
僕は乳首を舐めながらを彼女のオーバーオールを少しずつ引きずり下ろした。
彼女も脱がすのに協力してくれ、体を浮かせてくれた。
そろそろとパンティーの中に手を挿し入れ、彼女の陰部を刺激する。
クリトリスを指先でなぞると、彼女がビクリと体を震わせ、大きく喘いだ。
「アッ、アンッ」
部屋に大きく声が響く。
そのまま指先を割れ目に挿し入れた。
彼女の肉壷はすでに愛液が滲み出て、トロトロと潤っている。
中指と薬指の二本で、割れ目の入口から襞の奥までゆっくりと深く分け入るように挿し込んでいった。愛液が指の隙間から溢れ出し、尻へと伝っていく。
彼女からは、断続的な大きな喘ぎ声が上がり続けていた。
「アッ、アッ、あぁっん…、圭太くん、気持ち…いいよ!」
口を押さえ、切ない声をあげながら、彼女が淫らな表情でいう。
久しぶりなせいか、彼女はすごく感じていた。
二人で横たわり、互いの性器を弄りあう。
僕が左利きなので彼女が右側にいると、互いの利き腕が使えた。
僕は彼女の中に激しく指先を出し入れし、掻き回した。彼女も僕のペニスを強く握り、擦《こす》りあげてくれた。
彼女の喘ぎ声が高まっていく。
「アッ…、アアンッ! 圭太くん…、圭太くん…いっちゃう…。」
彼女の顔を見つめながら、僕は反応を見ていた。
彼女を満足させようと、割れ目の中の二本の指を激しく動かしながら、手の平で包み込むように陰部全体をかき回すと、亜希菜の声がより高まった。
「ああっ…、クッ…、ウンッ、い、いくっ!」
やがて彼女は小さな叫び声と共にイった。
亜希菜はハァハァと乱れた息をしながら仰向けに横たわる。
僕は彼女からゆっくりと指を引き抜きながら、その上気して満足げな姿を見つめていた。
薄暗い部屋に、彼女の白い裸体はまるで光でも放っていように艶めかしく浮かんで見える。
彼女が僕に顔を向ける。
うっすらと汗をかき、乱れた黒髪が纏《まと》い付く亜希菜の姿はこの上なく美しかった。
本当に彼女は体の内部から光を発しているのかもしれない。
いつもは気絶してしまうのだが、最近は慣れてきたせいか彼女は意識があった。
「圭太くん、ごめんね。私が先にイっちゃった」
彼女は僕のペニスをさすりながら言う。
「いや、君が満足したならそれで十分だよ」
僕は彼女の額にキスをして肩を抱いた。
彼女はしばらくすると顔を上げ言う。
「「圭太くんもイかせてあげるね…」」
彼女の声が重なって聞こえた。
背後を見ると、ベッドのすぐそばにもう一人亜希菜が全裸で立っていた。薄暗がりに白い肌が浮かび、とてつもなく淫靡に見える。
肩を抱いている亜希菜を振り返るとイタズラ顏で僕を見ている。
人形を呼び出したのだ。
呼び出された彼女は僕の股の間に入ると、いきなりペニスを舐めだした。
「二人がかりで思いっきり気持ちよくさせてあげる」
僕の横にいた亜希菜がそう言ってキスする。
二人に服を脱がされ、彼女たちの柔肌が僕に重なる。
乳房を顔に押し付けられ、僕はそれを舐め回した。もう一人がペニスを口に含み舐めあげる。
僕は二人に身をゆだね、今までにない最高の快感で頭がしびれるように酩酊していた。
彼女たちに全身を舐め回され、弄られ、撫で回される。
二人分の柔らかく豊満な肉体が、僕に快感を与えるために動き回っていた。
喘ぎ声をあげまくる僕の耳元で、彼女が囁く。
「圭太くん、私の中に入れたい?」
僕はうなされるように”もちろん”と答える。
「私も入れてほしい…。でも約束通り、それは現実世界で済ませてからにしましょう。でないと私、暴走しちゃう」
彼女は顔をピンクに染めて、そう言うとキスを求めてきた。
僕はあまりの快感で朦朧とした意識のなか、彼女のヴァギナを舐め、乳房を揉みしだき、唇を吸った。
彼女たちの奉仕は続き、フェラチオの速度が激しくなり、もう我慢できなくなっていた。
「あっ、亜希菜!いくよ!」
僕は最高の高まりと共に、一人の亜希菜の口の中にすべてを放出した。
ドクドクと大量の精液が噴き出し、深く咥え込んだ彼女の喉に流れ込む。
彼女はそれをすべて受け止めると、ゆっくりと顔を引き上げ、口内にため込んだ。
もう一人の亜希菜が放心状態の僕に囁く。
「男の人は彼女が精液を飲んでくれると喜ぶって聞いたんだけど、圭太くんもそう?」
僕が”少しうれしいかも”と答えると、精液を口に含んでいた亜希菜がもう一人の亜希菜に寄り添った。
彼女達は膝立ちになって僕を挟んでキスをする。口移しで僕の精液を分け合っていた。
僕は淫靡すぎて美しすぎるその二人の姿に、背徳感すら覚えていた。
二人はごくりと精液を飲み込むと、僕の両脇に寝そべる。
一人が顔を近づけ、淫らな表情で僕に言う。
「圭太くんのやつ、ちょっと苦かったけどちゃんと飲んだよ」
僕は彼女たちを両脇に抱き寄せ、息がつまるほどの深い満足感にひたっていた。
全身が快感の名残でけだるく、満足しきっている。
こんな行為は現実ではありえなかった。
亜希菜の人形コントロールは本当にうまくて、僕は途中からどちらが本物かわからなくなっていた。
彼女達が顔をあげ聞いてくる。
「「圭太くん、気持ちよかった?」」
「ああ、最高に気持ちよかったよ。このシチュエーションは癖になってしまいそうで怖いよ」
そう言って二人を抱き寄せ、両方の亜希菜にキスを返した。