pixivより転載
正直、かなり溜まっていた。
元々ゲイでさらにショタコンを拗らせていたから、新美や宮沢に劣情を抱いたこともあった。新美の細い脚など四六時中撫で回し、なんなら素股したい。しかし、さすがに表立って彼らに手を出すわけにいかない。というかたぶん頭を撃ち抜かれて死ぬ。彼らにか、中原にかはわからないが。それもあったし、何より理性が幼い容姿の彼らに手を出すことを躊躇わせた。
しかし、限界が来た。それは里見が来てからずっとだ。
里見の、兄とはまた違ったかわいらしい顔立ちはキスをしたくなる。白い肌は全身を舐め尽くしたい。細い腰は両手で鷲掴みにしたいし、小さい尻に劣情を突き上げ、後孔に注ぎ込みたくて仕方なかった。最初はこっそり自分を慰めることでどうにかしていたものの、彼を見る度に性欲が掻き立てられた。平たく言うとムラムラムラムラした。
このままでは特務司書としての業務に支障が出てしまう。そう危機感を抱いたその日、覚悟を決めて自身は里見を司書室に呼び出した。
そして、鍵をかけたあと。「何の用?」と無垢に笑う彼に、自分でも褒めてやりたいほどの完璧な土下座を決めたのだった。
「抱かせてください」
しばらく沈黙が下りた。しかしこれ以上言い繕うことができない。抱きたい。舐めたい。できればスパンキングもしたい。そういう劣情が口からまろびそうで、口を拭うしかできなかった。床を見つめること数十秒。
はぁ、と溜息が聞こえた。
「顔上げて」
言われるままにする。すると、見上げた先で――どういうことだろう。里見がもじもじとしていた。僅かに腰を揺らしながら自分の服を握っている。気のせいか顔も赤い。思わず口を開けていると、里見はこちらを見下ろした。
「……そんなに辛いの?」
「辛いというか……」
「司書さん、僕のこと好きなの?」
「す、好きです」
正確にはあなたの顔と体が、とはさすがに言えなかった。性格も結構好きだから嘘は吐いていない。俺が困惑しながらも答えると、里見はぱっと顔を華やがせた。
「も~しょうがないな司書さんってば~いいよ♡」
「えっ」
「僕も司書さんのこと好きだから、いっぱいえっちなことしたいと思ってたんだ♡」
そう言って、里見はベッドの上に腰掛けた。上着を脱ぎ、タイを解く。
「武郎兄にはナイショだよ♡」
その台詞が、自身にゴングを打ち鳴らした。
正直構造がよくわからなかったので、里見が自分で脱いでくれてよかった。彼が自分で脱いだスラックスを視界の隅に置きながら、ベッドの上で彼を抱き締め、唇を重ねる。舌と舌が絡んで、甘い味がして、くらくらしそうだ。里見の口腔を蹂躙しながら、彼のはだけたシャツ越しの背筋をなぞる。「んぅ」と彼の口から吐息が漏れた。口を離す。そして彼のシャツを開き、双つの尖りを見つける。白い肌に見合った桜色の突起だ。思わず左胸にむしゃぶりつく。
「っあ♡」
声が上がる。それが堪らなくて、舌先で左胸の尖りを、左手で空いた尖りを弄る。時折指先で弾くと「あっ♡あっ♡」と里見の口から嬌声が漏れる。そのうち夢中になって吸い付いていると、息を荒げ気味の里見が頭を撫でてくる。
「ふふ、司書さん赤ちゃんみたい……♡よしよし、いい子いい子。僕のおっぱい美味しい?」
その声が、母親というにはあまりに艶やかで、俺は思わず1番強く尖りを吸い上げた。
「あっ!♡」
それに相応しい喘ぎ声。それから口を離して彼に言ってやった。
「……美味しいよ、ママ」
「……っふふ、よかった……♡かわいい子……♡」
薄暗い司書室の中で、間接照明に照らされた里見の体が唾液でてらてらと光っている。それに背徳的なものを覚えながら、体を後退させた。里見の下穿き、隆起しているそれに布越しに手で触れる。里見の体が震えた。
「ママ、いけないママだね……子どもにおっぱい吸われただけでこんなになるなんて……」
「だって気持ちよかったから……♡」
「そんなママからミルクが欲しいなぁ……」
「え?」
「おっ、ここから出るのかな?」
「あっ♡」
里見の不意を突き、下穿きを取り去る。そして半ば硬くなっていた里見自身に触れると、彼の股座に顔を埋め、口に咥えた。
「あっ♡あっ♡だめ♡♡司書さんだめぇ♡♡♡♡♡」
喘ぎ声に構わず里見自身をしゃぶる。竿を上から下まで、下から上まで舐め、ときに睾丸を口に軽く食み、亀頭を舐る。特に尿道口に舌先を突っ込んでやると一際高く鳴いた。先走りで口の周りがびしょびしょだが、それよりも自身の舌先で里見がどんどん昂ぶっている事実の方が嬉しくて気にならない。シーツの上で喘ぐ里見は、そのうち体が丸まっていく。
「司書さっ、司書さんっ……♡も、出ちゃうっ……♡」
「出してよママ、おっぱい待ちくたびれてるんだよ」
舐りながら言うと、体を丸めながらも、里見が笑った。気がした。
「……ふふ、そうだね、司書さんには僕のミルクが必要だったんだね♡いいよ♡いっぱい飲んで♡出す、よっ……!」
その声と同時に、熱いものが口の中に放たれた。
はぁはぁと喘ぐ息。その中で俺は口元を拭った。
「ミルク、美味しかったよ。ママ」
「ふふ、それはよかった……♡」
「それじゃママ、ミルクのお礼に、気持ちいいこと教えてあげる」
「え? ――あっ」
ベッドのサイドボードの抽斗から、1本のボトルを取り出す。それは里見に抱きたいという前に、前もって買っておいたものだ。
潤滑油だ。
里見の体を俯せにして腰を上げさせる。かわいい後孔が丸出しだ。見えないことをいいことに舌なめずりしながら、その後孔に潤滑油を塗布する。気が逸って温めるのを忘れてしまった。既にそろそろ自身も限界が近いようだ。そう思いながら、潤滑油を塗した後孔の周りをくるくると指先でなぞる。
「んんっ……♡」
敏感なところだ。これだけで里見は気持ちいいらしい。しかし、もっと気持ちいいことを知ってもらわなければ。謎の使命感に駆られながら、自身は指を――里見のナカに入れた。
「あっ、!?」
「大丈夫だよママ、痛くないようにするからね」
「そ、んなこといわれたって……吃驚したぁ……でも、ぬるぬるして気持ちいい……♡」
「ぬるぬるだけじゃないよ、気持ちいいのは」
言いながら、人差し指で里見のナカを探る。次、中指。その2本の指で里見のナカを拡張していく。そしてぐいぐいと奥を押した。里見が困惑した様子で言う。
「なんか……圧迫感ある……」
「だろうね。どこかな~」
「……――あっ、あっ?!」
見つけた。指である部分を圧したところで、里見の体が跳ねた。枕を抱えた彼がこちらを見る。
「やっ、なに、司書さん……♡今、きもちよかった……♡」
「うんうん、これならどうかな」
「あっ♡やらっ♡どうしようすっごいきもちいいっ……♡♡♡♡」
後孔のナカで指圧していくと、里見がびくびくと跳ねる。どうやら後ろで感じる才能があるらしい。それに舌なめずりしながら、3本目の指を入れた。ナカで思い切り拡げると、声なき声が上がった。がくがくと腰が震える。よく見ると里見自身が再び隆起しようとしていた。これは大成功だ。そう思いながら、指を引き抜いた。「ひぅっ……♡」と声が上がる。それに構わず、俺は前を寛げた。
「……? 司書さん……?」
「ママ、ママのナカに還りたいなぁ」
「!」
ぼろりと自身を下穿きのナカから零す。大きい、と通常時で人から言われることの多かった自慢のマグナムだ。里見の痴態を見続けてすっかり準備万端だ。俺が里見に囁くと、彼はゆっくりと肯いた。
「いいよ。……おいで」
言われた瞬間、腰を鷲掴みにした。そして――後孔を貫いた。
「あっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
俺自身が里見のイイところを強く押し貫いたらしい。里見が強く喘いだ。それから後孔の出口の端まで引き抜き、再び貫く。「あっ♡あっ♡」とその度に里見は喘いだし、里見自身が再び精を放とうとして後孔が締めつけられこちらもさらに大きくなる。ベッドが軋む。ぎしぎしと音を鳴らすベッドの上で、里見が枕にしがみつきながらこちらを見た。
「あっ♡司書さん♡♡司書さん♡♡♡♡♡ねぇ気持ちいい? 僕のナカ気持ちいい?」
――その健気さにも似た言葉に、自身は強く肯いた。一気に高まる。
「――あぁ、最高だ……!」
「あっあー♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
俺は、里見とほぼ同時に果てた。
今にして思うと異常な夜だったと思う。赤ちゃんプレイなんて守備範囲ではなかったはずだ。どうやら自分には自分でもよく知らない一面があるらしい。数日後、あの夜についてそう反芻していたときだった。扉が叩かれる。
「はいどうぞ」
「しーしょさんっ」
ひょっこり顔を覗かせたのは里見だった。丁度追憶していたときだったのでぎょっとしていると、後ろ手に扉を閉め、ついでに鍵も閉めた里見がにこにこと、机に向かっていた俺の元に駆け寄ってくる。
そして椅子に座る俺の太股に手を乗せ、すり寄ってきた。
「ねーぇ、司書さん」
その手が、にわかに、スラックス越しの俺自身に触れた。扇情的な動きでさすってくるものだから驚いていると、里見は艶めいた顔で言った。
「ね、しよ♡」
――どうやら、自身も里見を開発してしまったらしい。
それに責任を取るつもりで、とりあえず「じゃあまず、俺のミルクを搾り取ってくれる? お父さんミルク。ここから出るんだけど」と自身の前を寛げた。しゃがみ込んだ里見が、恍惚とした顔で、まだ屹立していない俺自身に頬ずりした。
了