2つ目はNTR未満で着衣セで湿っぽいですが3つ目は比較的明るいです
pixivより転載
その日、特務司書が勤務し転生文豪を擁する全図書館に激震が走った――政府からの通達で、ある事実が発覚したのだ。
それは、「1部の転生文豪の存在証明の不確定」――つまり、今のままでは1部の文豪は消えてしまうということだ。絶筆でもなしに。侵蝕により有魂書の中で存在が不安定だった文豪も、転生した以上は確立された存在だったはずだ。政府側はこの件について「転生した際にシステム上の問題があった」と説明。
そして、これを回避する方法の唯一の手段が提示された。
それは、「転生させた者との交接」。つまり、特務司書との性交渉である。これにより、少なくとも生物としてこの世界に安定している、且つ文豪を転生させたという縁を持った者が文豪の体を安定化させるということだった。
勿論これには議論百出、抗議の声も上がった。特に女性司書からの声は大きかった。しかし現状これ以外に打つ手はなく、しかも猶予はあまりない。ひとまず性行為はしなければならない。
これはこういった状況に陥った、ある男性特務司書の2件の実例である。
司書透(藤←透前提)
先に言っておこう。俺はクズだ。さらにバイ寄りのゲイだ。なので今回の件は俺にとって朗報でしかなかった。
それでも、自らの体を抱き締めながら司書室に入って来た透谷を見て少しばかり胸が痛んだ。――今回の一件。検査結果、まず急を要する文豪は2名。そのうち1名が北村透谷だった。比較的最近図書館にやってきた文豪だ。色々あったようだが、最近は落ち着いていたようだった。
けれど、それも藤村がいたからだ。
立ち尽くす透谷。彼の肩を叩いた。その細い肩は強張っていた。それを撫でさすりながら、俺は囁いた。
「……藤村の名前を呼んでもいいよ。ただ、叫ぶのだけはやめてね。あとそれと聴いておくけど、君、俺で勃起する?」
そこではじめて、緩やかに俺を見上げた。そして、ふるりと顔を横に振った。それで内心安堵する。
「それじゃ仕方ないね。俺が君を抱くよ。優しくするから……ね」
「……はい」
応える声はか細かった。
転生文豪は構造のわからない服を着ている者が多い。透谷もそのうちのひとりだった。それでもなんとかスカートのカバーのような布の垂れているコルセットを外し、ボタンを外す。――白く、細い腹。当たり前だが平らな胸。ベッドに横たわってからずっと顔を背けたままの透谷の顔をちらりと見遣り、髪や肌の色に相応しく桜色をしていた尖りに舌を絡めた。
「っ――」
びくりと体が跳ねる。それを見て内心で薄暗い悦びを感じながら、ねちっこく舌先で転がす。片側の尖りは指先で弄った。舐り、弄る度にびくびくと体を跳ねさせる。余った手で腹を撫で、服の隙間から細い腰のラインをなぞった。つつ、と。
「んんっ……」
思わず、という様子の声が漏れ聞こえる。それを敢えて聞こえなかったふりをしながら、尖りから口を離す。そして自身の体を後方にずらすと、スカートの中に手を突っ込み――タイツを破きながらずり下ろした。透谷の体が僅かに持ち上がる。
「ちょ、司書さんっ……!」
「ああごめんごめん、まぁ補修で直るしいいよね」
抗議の声を受けて口では謝ったが、無論わざとだ。破いてみたかったんだよな、このタイツ。そう思いながらスカートを捲った。
びりびりに破かれたタイツ。2つに別れてさながらガータータイツのようになったそれの間。そこには、ふんだんなフリルがあしらわれたパンツがあった。どうやら下着も少女趣味だったらしい。そう思いながら――パンツを下ろした。ベッドの下に放り出す。
そこには、胸の尖りを舐られたせいだろうか。甘く形を取りはじめている透谷自身があった。透谷の見た目の年頃らしい、かわいらしいサイズだ。使った痕跡の見られないピンク色が愛らしい。それを見ていると、「かわいがって」やりたくなった。
「透谷」
「あ、なに……?」
「しゃぶるよ」
「え、あ――あっ?」
ぱくりと亀頭を口に含んだ。
手で竿を扱き、できるだけ丁寧に柔らかく陰嚢も揉む。ちろちろと舌先で鈴口を弄ぶと、先走りが溢れてきた。それに乗じて自身の唾液を混ぜて口に滑り込ませては、それらの混合物がシーツに垂れていった。ピンク色の陰茎ががちがちに硬くなっていくのを満足げに見ていると、上の方から声が聞こえる。喘ぎ声――いや、これは泣き声だ。
「……ひっ……藤村……藤村……」
――呼べと言ったのは自分だ。しかし、それでも何かが気に食わなかった。
なので一層激しくしゃぶり立てる。上の方から「やだ、やだぁ」とか細い声が聞こえたが、無視して舐り倒した。
程なくして俺の口の中に精を放たれた。そのときにはほとんど悲鳴に近い声を上げていた。
息を荒げたのはどちらか。俺は棚からボトルを取り出す。この日のために用意しておいた潤滑油だ。それを手で温めると、透谷の両脚を持ち上げ――薔薇の蕾にも形容したい後孔に、滑り込ませた。
「ひゃぅっ……!」
声がする。まだ冷たかっただろうか。しかしこの少女と見紛う少年の姿をした透谷の痴態を見続けて、こちらもそろそろ限界が近いのだ。潤滑油が足りなかったと更に掌に足して擦り付ける。すると、指が後孔の中に滑り込んだ。今までで1番体が跳ねた。
「やっ……」
「大丈夫、まずは慣らすところからね」
言いながら指で後孔をかき回す。イイところはどこかな、と思いながらあちこちを押して回ったが芳しくない。そこで2本目の指を入れる。ぐいぐいと後孔の中を押していくと――反応があった。
「――っ!」
「あ、ここがいいんだ」
「や、あ」
「それじゃもう少し拡げようか」
言いながら、3本目の指を突き入れた。びくびくと震える体。可哀想だったが、こうしないと「交接」のときもっとひどいことになるのだ。自分のそれはあまり一般的な大きさではないので。
そしてすっかり拡げ終わった頃には、再び透谷自身は甘く反り立っていた。どうやら「後ろ」でイける体らしい。俺が準備万端、自分自身を取り出そうとすると、啜り泣く声がした。
見ると、気が付くと透谷は枕を抱き締めていた。
「藤村、藤村……」
泣き濡れながら、思い人の名を呼ぶ姿。
――寝取り趣味の俺は、それにすっかり勃起してしまった。完勃ちである。
破けたタイツがまとわりついた脚を広げる。そして、バキバキに勃起した自身の亀頭を後孔に宛がった。そして言う。
「透谷、挿れるよ」
「あっ……――っ!!」
いきなり、一気に奥まで。それからギリギリまで引き抜いてから、再び最奥を突く。緩急をつけてピストンを繰り返すと、透谷自身は屹立していき、それに絶望するように透谷は枕を藤村と呼び続ける。
がり、と、透谷のイイところを先端で引っ掻いた。「ひぅ」と声が上がる。そこをがつがつと突いた。突いて、突いて、突いて――
透谷自身が果てた。それと同時に後孔が締めつけられ、俺も果てた。
――途端、あれ程薄らいでいた透谷との縁を感じるようになった。どうやら政府からの報せは本当だったらしい。嘘だったにせよ、透谷と性交渉できる機会をもたせてもらえて感謝しかないが。
その透谷は、俺に暴かれた体のまま。服やシーツに白濁を散らし、乳首は唾液で濡れ。藤村と呼んでいた枕は沈黙を保つばかり。すっかり虚脱してしまった彼は、1時間ほどそのままだった。
司書泡
司書室を訪ねてきた泡鳴は、酷く不満そうだった。
「なんでオレがあんたと寝なきゃいけないんだよ……」
口に出したのも不満だった。それはまぁそうだろう。恋仲でもなければ恐らく同性愛の気もない泡鳴にとって、女性司書でもない俺と寝なければならないというのは苦痛でしかない。いくら俺が両刀寄りでも、好みでもない女性と寝ろと言われたら困る。
しかし今は火急の時なのだ。それに――
俺はベッドに腰掛けた彼の肩を叩いた。
「泡鳴、ここは耐えて。大丈夫、気持ちよくするから」
「はっ、本当かよ。まぁここは仕方ないからオレがあんたを抱いて――んっ!?」
それ以上言う前に、俺は泡鳴の唇を塞いだ。肩を掴んで泡鳴の口腔を舌で蹂躙する。舌を絡め、口蓋を、歯列をなぞる。甘い味がした。存分に唾液を混ぜ合わせたのち、口を離す。そしてベッドの上に泡鳴を押し倒した。やや焦点のぶれた泡鳴が「ししょ」と舌足らずに呼んでくる。それに、優越感を覚えながらループタイを緩めた。
「残念ながら、俺があんたを抱きたい。そしてこれは譲れない。大丈夫、『気持ちよくする』って言っただろ?」
「――な」
俺は言いながら、泡鳴のTシャツの裾を捲り上げた。茶色い尖りが双つ揃っている。俺はそれを舌で掬った。その途端「あ」と泡鳴は小さく唸った。
泡鳴の服が、ベッドに引っ掛かったり床に投げ捨てられたり。その中で、四つん這いに近い形で俯せになった泡鳴の尻は露わになっていた。つるりとした滑らかな肌だ。その中で、俺は後孔を舐っていた。ちろちろと舌で後孔の周りをなぞると、下半身裸の泡鳴がその度に小さく喘ぐ。
「あっ……やめろって、司書っ……」
「気持ちいいんだろ? 正直に言いなよ」
「そんなことなっ、あっ、あ」
舌先を後孔にねじ込むと、びくびくと泡鳴の体は跳ねた。そうしてしばらく舌で蹂躙していた中、ふと泡鳴自身に触れる――甘硬く形を持っていた。触れられたことで体を揺らした泡鳴に、小声で言う。
「ちゃんと感じてるじゃん」
「ちがっ、ちがっ……! あ、やめ、あ」
――やがて舌を離すと、尻を突き上げたまま、枕を掴んでへたり込んだ泡鳴の姿があった。それを満足げに眺めながら潤滑油のボトルを取り出す。そして、わざと温めないままに後孔に宛がった。そして指を滑り込ませる。
「ひぅっ?!」
「ちょっと解れてるから、これなら指2本入れられるね」
「待て、待て、あっ……!」
言いながら指をぐちぐちと音を鳴らして後孔を押し広げる。既に舌先で慣らしたからある程度楽だ。ぐり、と奥を突くと、びくんと泡鳴の体が揺れた。泡鳴はそれに困惑した様子だ。
「あ、今の、なに……?」
「――今のが前立腺。気持ちいいところだよ。さて3本目を入れようか」
「あっ、あ」
ぐりぐりと容赦なく指を入れる。どうにも泡鳴には加虐心が湧く。普段の不遜な態度のためだろうか? そんなことを考えながらいじり倒したところで、すっかり泡鳴の後孔は解されていた。
指を抜くと、泡鳴は呆けたようにこちらを振り向く。
「司書……?」
「大丈夫。これで終わりだから――よっと」
俺は自身の前を寛げて、既に泡鳴の媚態を見たために硬く反り立ったそれを泡鳴の後孔に宛がい、ゆっくりと挿入していった。めりめりと音が立つようだ。泡鳴が背筋を撓めて喘ぐ。
「あっ、あっ、ふといっ……!」
「そうか。ありがとな。よっと」
「あっ!」
最奥を突いた。それから引き抜いて、最奥を突いて。ピストンを繰り返すと、泡鳴の背筋がどんどん撓んでいく。どうやら射精しそうらしい。それに合わせて、俺は泡鳴の「イイところ」を突いた。
「あっあ――……!」
途端、ぎゅぅと俺自身が締めつけられる。どうやら達したらしい。シーツにぱたぱたと精液が落ちる音がした。俺も達して、泡鳴のナカに精を放つ。それで縁が再び結ばれた感覚を覚えたから、やはり危なかったらしいと改めて認識する。そして俺自身を引き抜こうとすると――「待った」と弱々しい声がした。
泡鳴だった。
「? どうした、どこか具合悪くしたか」
「……その」
泡鳴の言葉は、いつもの彼らしくなく辿々しかった。
「…………もっと……」
「――わかった。何度でも付き合うよ」
本当はもう必要ないのだが、文豪に求められたなら仕方ない。俺はそう言い訳をしながら、再び最奥に腰を打ち付けた。途端、今度は幾分素直な嬌声が上がった。
――後日、改めて政府から通達があった。
『1度存在証明が危うくなった転生文豪には繰り返し交接の必要があり』
その「とある男性司書」は心密かに喜んだし、透谷は絶望し、泡鳴は薄暗い悦びを覚えた。
了