※この作品はR-18です。

朝霧姉妹の百合物語   作:タクティス・ハルバード=レミィ

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5話 思春期でもなければ反抗期でもない

 さて、帰り道は妹と仲良くポテトを分け合ってますね。

 

 え? 普通に餅買えばいいって? ノンノン! 眼中になかったよそんな事!

 

 風に揺れる並木にご挨拶しつつ、歩道を歩き、たまに出会う人に会釈を。

 

『スズメ〜』

 

 答えは帰ってこず、妹はムスッとしてる。

 

「無視しないでぇ」

 

「――ししゅんき」

 

「またですか、精神枯れるんでやめてください」

 

「ししゅんきを解除するには好きなものを」

 

 思春期ってそんな治し方だっけ?

 

「お願いしま」

 

「反抗期の方が見える」

 

 あたしの左手に、両手で絡みついてる辺り嘘でしょ。

 

「じゃあ、はんこうき!」

 

「じゃあって何。じゃあって。そんなの通らない」

 

「じゃあ辞める!」妹の手がスルスルと離れる。

 

 そんな! それはクリティカルヒット!

 

「振り向いてよー」

 

 チラッと向くと、すぐに顔を隠すようにツンと道路側を見つめる。

 

「ツンデレですか。可愛いね」

 

「ツンデレじゃないもん……デレデレしてないもん」

 

『ツンツンしてるスズメも好き。思春期は本当に勘弁』

 

 あの抉られる感は苦しいし……。

 

 とか言う間に横断歩道だ。渡ればもうすぐ。

 

 残念ながら赤いけど。

 

『別に、お姉ちゃんの為じゃないけど』

 

 おお? 何をしてくれるんですか女神様。

 

「……寒いから」

 

 頬を赤に染めつつ、全力であたしの右腕に絡みつくと、上目遣いでそう言った。

 

「なにこの万能デレ」

 

 しかも、その後腕に顔を埋める辺り使い手か!

 

 こんな妹も好きー!

 

「ニヤニヤしてるの? 信号青だよ」

 

「ごめんごめん」

 

 意識を切り替え、信号を渡る。

 

 渡りきった時、妹は再び足を止める。

 

「今度は何?」

 

「もう少しで家だから……」

 

 名残惜しそうに、俯(うつむ)く。

 

「そうだよねっていうか、いつもそんな顔するよね、なんで?」

 

 無言で私の右腕を掴むと、強引にパンツへ潜り込ませた。

 

 妹のそこ、かなりヌメヌメしてる。

 

「なんだか、驚く程じゃなくなってきた」

 

「野外プレイ出来ないんだって……今の内に触っておいてくれないかな? お姉ちゃん」

 

「そんな理由!?」

 

 言葉に甘えて、手探りで適当にいじってみる。

 

「んぁあ……」

 

 気持ちよさそうに、喘ぎつつ内股になってて驚きが隠せない。

 

「もっとこしゅってぇ」

 

「えー、いいの?」

 

「出せるけど、出せないのは興奮する」

 

 スゲェ変態に見えました。なるべく早く、弄り倒す。

 

「んーこうかな!?」

 

「あっあへぇ」

 

 ふにゃふにゃとした声でそう言うと、右手の上から熱い何かが降り注いできた! え? まさか。

 

「べ、別にお姉ちゃんの為に出したんじゃないからね!」

 

 股を中心に色が濃くなったズボンを見ながら、あたしは

 

「見えないからよかったけどさ、そんな所でツンデレスキルいらない」

 

 そういやさ、猫耳ヘッドホン使う機会なかったよね。

 

 

 

 

 

 本当に、お姉ちゃんが本気で擦って来るなんて思わなかったんだよ……。

 

 家に着くと、びちゃびちゃになったパンツとズボンを脱ぎ捨て、部屋着に着替える事にした。

 

 お姉ちゃんは、鍋作りに行ってます。

 

『意外にもこの恋愛小説すごいなー』

 

 ツンデレキャラが可愛いのは知ってたけど、出来なかった。

 

 だから、恋愛小説をちょっと読んでいた……まぁ、思春期?は知らない。

 

 でもでも、お姉ちゃんが困ってる姿は結構好きだから変な事したくなる。

 

 気持ちよくなっちゃう事とか。快感になる水撒きとか。

 

 言葉責めでもいい。優しく遊ぶの。

 

「ちゅんちゅんっ!」

 

『スズメ、聞こえてるけど何してるの?』

 

 あれ!? お姉ちゃんがドアの向こうに?

 

「えっと、何もしてないにょ! 日記つけてるにょ!」

 

「そう、頑張ってにゃ」

 

「によ!」

 

――日記、つけないと。

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