さて、帰り道は妹と仲良くポテトを分け合ってますね。
え? 普通に餅買えばいいって? ノンノン! 眼中になかったよそんな事!
風に揺れる並木にご挨拶しつつ、歩道を歩き、たまに出会う人に会釈を。
『スズメ〜』
答えは帰ってこず、妹はムスッとしてる。
「無視しないでぇ」
「――ししゅんき」
「またですか、精神枯れるんでやめてください」
「ししゅんきを解除するには好きなものを」
思春期ってそんな治し方だっけ?
「お願いしま」
「反抗期の方が見える」
あたしの左手に、両手で絡みついてる辺り嘘でしょ。
「じゃあ、はんこうき!」
「じゃあって何。じゃあって。そんなの通らない」
「じゃあ辞める!」妹の手がスルスルと離れる。
そんな! それはクリティカルヒット!
「振り向いてよー」
チラッと向くと、すぐに顔を隠すようにツンと道路側を見つめる。
「ツンデレですか。可愛いね」
「ツンデレじゃないもん……デレデレしてないもん」
『ツンツンしてるスズメも好き。思春期は本当に勘弁』
あの抉られる感は苦しいし……。
とか言う間に横断歩道だ。渡ればもうすぐ。
残念ながら赤いけど。
『別に、お姉ちゃんの為じゃないけど』
おお? 何をしてくれるんですか女神様。
「……寒いから」
頬を赤に染めつつ、全力であたしの右腕に絡みつくと、上目遣いでそう言った。
「なにこの万能デレ」
しかも、その後腕に顔を埋める辺り使い手か!
こんな妹も好きー!
「ニヤニヤしてるの? 信号青だよ」
「ごめんごめん」
意識を切り替え、信号を渡る。
渡りきった時、妹は再び足を止める。
「今度は何?」
「もう少しで家だから……」
名残惜しそうに、俯(うつむ)く。
「そうだよねっていうか、いつもそんな顔するよね、なんで?」
無言で私の右腕を掴むと、強引にパンツへ潜り込ませた。
妹のそこ、かなりヌメヌメしてる。
「なんだか、驚く程じゃなくなってきた」
「野外プレイ出来ないんだって……今の内に触っておいてくれないかな? お姉ちゃん」
「そんな理由!?」
言葉に甘えて、手探りで適当にいじってみる。
「んぁあ……」
気持ちよさそうに、喘ぎつつ内股になってて驚きが隠せない。
「もっとこしゅってぇ」
「えー、いいの?」
「出せるけど、出せないのは興奮する」
スゲェ変態に見えました。なるべく早く、弄り倒す。
「んーこうかな!?」
「あっあへぇ」
ふにゃふにゃとした声でそう言うと、右手の上から熱い何かが降り注いできた! え? まさか。
「べ、別にお姉ちゃんの為に出したんじゃないからね!」
股を中心に色が濃くなったズボンを見ながら、あたしは
「見えないからよかったけどさ、そんな所でツンデレスキルいらない」
そういやさ、猫耳ヘッドホン使う機会なかったよね。
本当に、お姉ちゃんが本気で擦って来るなんて思わなかったんだよ……。
家に着くと、びちゃびちゃになったパンツとズボンを脱ぎ捨て、部屋着に着替える事にした。
お姉ちゃんは、鍋作りに行ってます。
『意外にもこの恋愛小説すごいなー』
ツンデレキャラが可愛いのは知ってたけど、出来なかった。
だから、恋愛小説をちょっと読んでいた……まぁ、思春期?は知らない。
でもでも、お姉ちゃんが困ってる姿は結構好きだから変な事したくなる。
気持ちよくなっちゃう事とか。快感になる水撒きとか。
言葉責めでもいい。優しく遊ぶの。
「ちゅんちゅんっ!」
『スズメ、聞こえてるけど何してるの?』
あれ!? お姉ちゃんがドアの向こうに?
「えっと、何もしてないにょ! 日記つけてるにょ!」
「そう、頑張ってにゃ」
「によ!」
――日記、つけないと。