迷うことも無く、フライドポテトとホットドッグ2つという選択肢に落ち着く。
『会計済ませちゃったし、座って待とう!』
一番近い、白いテーブルへ座る事に。
円形テーブルだけど、向かい合うのは不思議な気持ちだから、ジャグジーと同じ様な位置にした。
「向かい合ってもいいと思うのに……」
「離れ過ぎてたら、あたしとポテトゲーム出来ないじゃん!」
「え?」
ポテトゲーム! それは……ポッキーをフライドポテトに変えたアブラギッシュなゲームです。
体を揺すって不安そうに聞いてくるスズメ可愛い!
『ちょ、ポテゲーって何! お姉ちゃん答えて〜』
「楽しい遊び! じゃあ説明するから、してくれる?」
「危険な賭けだ……!」とか言いながら、妹様は必死に考えてくれる。
手を合わせながら体もクネらせると、答えを導いたのか、ピタッと止まる。
『安全な遊びだと信じてする、かな!』
「じゃあ」
「フライドポテトとホットドッグ2つ出来上がりましたー。10番の……」
言う前に、店員から呼ばれてしまう。
「おっと、受け取ってくるね」
「お姉ちゃんありがとう」
机に手をつきながら、あたしは立ち上がると後ろを向く。
無駄に期待させたポテゲーどうしよ……。
いや、これはもうするしかないんじゃ!?
トレーを受け取りつつ、笑みを零したら店員に不思議な目で見られたけどね!
『ふっ、お姉ちゃんが受け取ってあげましたよーって』
「皮肉? 私が取りに行っても良かったんだよ?」
不満はないけど、言いながらあたしはトレーを置くと席に着く。
「気になる……ポテゲー」
「ポテゲーは冷めてる方がしやすいんだぞ」
「本当に!? なら待つー」
ポテトはそっちのけで、透明なビニールに包まれたホットドッグを一個ずつ取る。
「ポテゲーって結局なんなの?」
思い出した様にスズメは、聞いてきた。まだ食べれてないんだけど!
「ホットドッグ食べてから、でいいかな?」
「いいよー」
ビニールを剥がしてかぶりつく。
「久々に食べると美味しいなー! マスタードとケチャップが特に」
「
「割とせかせか食べてるじゃん」
挟まれてるのはウインナーだけでも、パンとソースがよく絡んで……噛みしめながら飲み込む。
「ジュース忘れてた……」
「お姉ちゃん、大丈夫だよ」
一個だから大丈夫……なわけないでしょ。塩分たっぷりのフライドポテトと謎のポテゲーがあるのに。
食べないわけにも行かないので、大口でかぶりついて、いたら口に消えていた。
「割と早く食べ終えちゃった」
「私の食べる?」
本来なら食べるのに! ジュースを忘れたのは痛い。
「遠慮するよぉ……」
似合わずため息をついてしまう。
「我慢しなくていいのに」
よほどポテゲーは気になるのか、半分を3口で食べきるスズメ。
『ポテト冷めてるね、お姉ちゃん式ポテゲー気になる』
「ポテゲーって人によって異なるの!? した事あるの?」
「ないよ」
した事あるって言われたらあたしは激情してましたね。
「まずは、片方の人がポテトを咥えます」
席をなるべく妹様にくっつけ、生暖かくもないポテトを手で掴む。
「ポッキーゲームみたいだね、お姉ちゃんとした事ないな〜」
口に咥え、あたしは目を瞑り、
『この
咥えてるせいで上手く言えないけど、スズメの方を向きながらそう行って、答えを待つことにした。