餅は……たんまりと手に入れました。
意外に人が少なかったからだと思う。
正月にもあるから、それに掛けてるのかな。
普通に頑張ったけど、省く!
階段を下りながら、スズメに何を買って帰ろうかな。と考えていると、売店が視界に入る。
『フライドポテトゲイム』
ズボンも洗濯に投げたし、パンツも変えたし、シーツは適当に匂い取りしたし! 完璧!
いつでもお姉ちゃんを迎えれる。
まずは、謝って……だよね。
要望にも答えて。でいいかな。
――電話して謝っておこう。
綺麗にしたスマホで器用に通話ボタンを押すと、お姉ちゃんに繋がる。
〈もしもし? スズメ?〉
「うん、そうだよ」
〈何かあった?〉
「別に……その、ごめんね。あんな事言って」
〈なんだー、別に気にしてないよ。それよりご飯食べた? 作ってなかったけど〉
気にしてない……の?
「卵かけご飯食べたよ」
〈簡単な物だね。帰ってきたらデコピンだ〉
「作れないから仕方ないよ〜!」
〈作るようにしなさい……抱負にしたら?〉
「それはやだもん。既に抱負は決めてる」
〈料理するの、たまには変わってくれないかなー。疲れるんだよなーなー〉
「頼まれると断れない……」
〈ありゃ? 今言ったら何でもしてくれるの?〉
暫く無言が続く。言ってしまうとなんだか不利になりそうで言えなかった。
〈じゃあ、お正月一緒に楽しもうねっ! それじゃ〉
同時にツーツーという切れた音が響く。
「あっうん……」多分届いてないけど、返事をする。
お正月、これは仲直りなのかな?
――それから、数分が経つと、お姉ちゃんが息を切らせながら帰ってきた。
『お姉ちゃん! おかえり!』
私の部屋に入ってきたので、嬉しさのあまり抱きついて、ほっぺたをすり寄せる。
「もう、少しだったじゃん。ほっぺたくすぐったい〜」
「そうだ、けど……さ」
何故か、かなり前ではいつもの事だったのに、突然締め付けられたような感覚に襲われて。
「涙目で言わないの」
軽く姉にデコピンされてしまい、「いたた……」と抑える。
『痛い〜でも、気持ちいい』
「Mかな? とにかくあたしを座らせて」
「あぁ、そうだね」
お姉ちゃんは定位置と言わんばかりに、ベット側に座って潜り込み、背中を倒す。
「私も」
姉の右側にぴったりくっつくと、腕をお腹に乗せて顔を無いような横乳に埋める。
「んー? どうしたの? 偉い可愛いぞぉ」
ゴキゲンよく私を撫で、胸に抱き寄せてくれた。
全然ないけど、暖かく感じる。
「今日からお姉ちゃんにデレデレしちゃうの……」
姉の右足を奪って足を組んでいた。
『もっとデレデレしていいのに』
「もっと?」
「うん、くっ付いて欲しいなって」
無茶な条件でもない。
「あたしからくっつこうかしら」
突然私の方を向くと、姉は体を持ち上げる。
「やだぁ……」
私の真上に体を動かすと、ゆっくり落とし胸やお腹が触れ、体重を感じる。
左右は手で抑えられてるし、体重で押し付けられてるから逃げれない。
コタツの中でジタバタは無理だ。
「お姉ちゃん許してぇ」
「えー、何でもするんじゃ?」
「そんな事言ってない」
「否定もしてなかったじゃん」
問答無用と言わんばかりに左右の手で恋人繋ぎをしつつ、クチュクチュと唾液でコミュニケーションを取る。
「んぁ」
舌を差し出すと、初めて本気で吸ってくれる。
「きもちひぃ……!」
ジュルっという音は耳に心地よく響き、舌に刺激が走って興奮が止まらない。
「お姉ちゃんも気持ちいいよ」
熱いキスが終わると、口角から唾液が漏れていた事を確認する。
「お姉ちゃんのリクエストなら何でも答える……気持ちいいから」
「おおー上下が激しい妹だね。じゃあこれ!」
そういい、姉が出してきたのは黒のアイマスク?
『これをつけたらもっと気持ちよくなる』
本当かなぁ? 疑心暗鬼で付けてもらうと視界が闇に染まった。