※この作品はR-18です。

先輩と後輩ちゃん   作:浅倉椎

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その121「私もね、セーラーだったんですよ♪」の後輩ちゃんにやられて書いてみました。
後輩ちゃんには、いつもやられてばっかりです。


昔も今も愛され上手な可愛い後輩

 目を閉じていると、この世界がたくさんの音に満たされているのが実感できる。風の音、木々のざわめく音、行き交う車の音、子供たちのはしゃぐ声、男子生徒どものバカ話、女子生徒たちの取り留めもない会話。普段は気にも留めないような音たちが、目を閉じたとたんにはっきりとした輪郭を現してくるのだから、人間の感覚というものはつくづく不思議なものだと思ってしまう。

「あ、先パ~イ!」

 校門の門柱に寄りかかり、ぼんやりと物思いに耽っていた俺の耳に聞き慣れた声が飛び込んでくる。

 目を開けると梅雨の合間に覗いた太陽が、硬質な光で俺の目を射る。その眩しさに目をすがめつつ、声のした方へと首を巡らせると、白い夏服のセーラーに身を包んだ後輩が学校指定の鞄を肩に下げて小走りに駆けてくるのが見えた。

「すみません、待ちました?HRが長引いちゃって」

「いや、俺もさっき来たとこ」

 寄り掛かっていた門柱から「よっ」と身体を離す。

「じゃ、帰るか」

「はい!」

 いつものやりとりをして二人並んで歩き出す。

 昨日までの雨が嘘のように晴れ上がり、抜けるような青空が広がっている。さらに梅雨時にしては珍しく、からりとした空気が心地良い。

 街路樹の緑が深みを増し、初夏の木漏れ日が染み一つない真っ白なセーラーを纏って隣を歩く後輩を際立たせる。

 くるくるとよく動く大きな目、緩くカーブを描く長い睫毛、すっきりと整った目鼻立ち、軽くポニーに纏めた柔らかい髪、そして何より人目を引く大きな胸。こんな誰もが振り返るような美少女が、何故だか俺の彼女なのだから世の中というものは分からない。

 

 こいつは入学したときからの有名人だった。いわく、とんでもなく可愛い子が入学してきたと。しかも巨乳。

 休み時間になると彼女の姿を見ようと男子生徒が押し掛けて、放課後にはしょっちゅう告白を受けていた。俺も何度か校内ですれ違ったことはあるが、確かに男心をくすぐる快活そうな美少女だった。

 そんな、校内一とも言われる美少女との接点など、学年も違うのだから、普通に学校生活を送っていればあるはずなどなく、実際、俺達は何も交わることなく半年以上が過ぎた。

 季節が変わっても彼女の人気は衰えることはなく、むしろ子供っぽさが抜けてきたことで、さらにモテるようになっていたのだが、彼氏ができたというような噂を聞くことはなかった。

 そして転機が訪れる。何のいたずらか、彼女がとあるトラブルに巻き込まれているところに偶然俺が出くわし、彼女を助けた(というほど大したことではない)ことがきっかけで縁ができてしまった。

 それからというもの波長が合ったのか、何気ない相談に乗ってやったり、勉強を教えてやったりということを繰り返しているうちに二人でいる時間が長くなり、そして、今年のバレンタインに告白をされた。その頃には俺もすっかり彼女のことを好きになっていたので、俺からも告白し、晴れて正式な恋人同士となり、今に至るというわけだ。

 

「どうしたんですか?」

 俺の視線に気付いた後輩が、後ろ手に手を組んでのぞき込んでくる。

「いや、世の中分からんもんだなって思ってな」

「何ですか、それ?」

「ん、まあ、何となくだ」

「変な先パイ♪」

 はぐらかした俺の言葉に、後輩がくすりと笑って前を向く。それから、あたりをきょろきょろと見回すと、並んで歩く俺の手の甲を指先でちょんとつついた。

「ん?」

 横を見ると、後輩はそしらぬ顔で前を向いているが、目の下がうっすらと赤くなっている。

―――ああ・・・・・・

 俺も周りを見渡して、知った顔が見あたらないことを確認すると、躊躇いがちに後輩の手を取り、そっと握った。隣で恥ずかしさと嬉しさが混ざった表情を浮かべた後輩が俺の手を握り返してくる。

 後輩の柔らかくて小さな手は、俺よりも少しだけ体温が低い。その手を握っていると不思議と気持ちが安らいでくる。好きな子と肌を触れ合わせる、たったそれだけのことで幸せな気持ちになれるという事をこいつと付き合うことで初めて知った。

 そして、もっと触れ合いたいと思うのは、健全な男子高校生としては自然なことだった。もちろん、付き合って数ヶ月が経っているのだから、まあ、キスくらいはする。しかし、二人とも恋人ができたこと自体が初めてなので、どうしても手探り状態になってしまい、俺達の関係はなかなか進展していかなかった。

―――でも・・・・・・

 と、隣の後輩をちらりと見て思う。俺はもう3年生で、夏に入れば受験勉強に本腰を据えていかないといけない。そうなると、自然とこいつと会う時間は減ってくるだろう。しかも俺が受けようとしている大学は東京だ。受験までをうまく乗り切ったとしても、その後に待ってるのは遠距離恋愛である。もしかしたら・・・・・・ということにもなりかねない。そんなことにならないように、少しでも二人の絆を深めておきたいという気持ちが俺を焦らせる。

「なあ・・・・・・」

 努めて平静を装って後輩に声を掛けたつもりだが、うまくできていたかどうかは自信がない。

「なんですか?」

 自然な笑顔で後輩がこっちを見た。その笑顔に背中を押されて、意を決して口を開く。

「今から、俺んち・・・・・・来ないか?」

 繋いだ手に無意識に力が入る。一瞬、後輩がその表情に疑問符を浮かべた。しかし、いつもと違う俺の雰囲気を感じ取ったのか、少しだけ戸惑うような表情を見せた後、視線を前に戻すとうっすらと頬を染めながら伏し目がちに「・・・・・・うん」と小さく頷いた。

 

 それからの帰り道は、どんなことを話しながら帰ってきたのかよく覚えていない。ただ、繋いだ手から伝わる後輩の体温が、やけにはっきりと感じられたことだけは覚えている。

「ただいま」

 この時間に誰もいないのは分かっていたことだが、普段の習慣でついつい言ってしまう。

「おじゃまします・・・・・・」

 続いて入ってきた後輩が、緊張した面もちで玄関に上がってくる。もう何度か遊びに来ていて俺の母親とも面識ができているのだが、後輩もこいつなりに何か予感めいたものを感じているのかもしれなかった。

「おばさん、居ないんですね・・・・・・」

「あ、ああ。今日はパートの遅番だから遅くなるって言ってた」

「そ、そう・・・・・・なんだ」

 僅かに朱に染まった顔を俯かせて、後輩が緊張を紛らわすように制服の裾を両手の指先で弄んでいる。

 二の腕に挟まれる形となった胸が、その大きさをより強調される。

「な、なんか飲みもん取ってくるから、先に部屋に行っててくれ」

 ついつい胸元に視線が行きそうになるのを必死で堪えて背中を向けた。

「・・・・・・はい」

 背後から消え入りそうな返事が聞こえた。後輩もどうやら相当緊張しているみたいだった。とん、とんとゆっくりと階段を上っていく後輩の足音を聞きながら台所へと向かう。

 気温よりも緊張で喉がカラカラになっている。冷蔵庫から麦茶のボトルを取り出し、そのままぐいっとあおる。

「ふう・・・・・・」

 とりあえず一息ついて、二人分のグラスを取り出し麦茶を注ぐ。

 なんとなく勢いに任せて誘ってみたものの、家に来てからその先は全くのノープランだった。あれこれと考えてみるが、結局は後輩次第で、そもそも受け入れてくれるかどうかすらも分からない。

―――ま、なるようにしかならないか

 結局のところ結論はそうなってしまうのだった。そう考えると幾分緊張が和らいだ。

 俺は、二人分のグラスを持って二階の自分の部屋へと足を向けた。

「お待たせ」

 ドアを開けると後輩が落ち着かない様子で座っている。

「麦茶で良かったか?」

「あ、はい・・・・・・」

 後輩に持っていたグラスを手渡すと、俺も後輩の横に座る。

「「・・・・・・」」

 緊張のためか、いつもは饒舌な後輩も俯き気味に、無言でちびちびと舐めるようにグラスに口を付けている。

 なるようにしかならないと思ってはみたが、そもそも会話がないのでは文字通り話にならない。

―――まいったな・・・・・・

 そう思ったところだった。ことりとグラスを置く音がして、後輩が意を決したように口を開いた。

「せんぱい・・・・・・」

「・・・・・・ん?」

「先輩は、東京の大学・・・・・・受けるんでしたよね?」

 その言葉にずきりと胸が痛む。俺は後輩の方を見ることができないまま、短く「ああ」とだけ答えた。そして、後輩はまた口を噤んでしまう。

―――離れたくない・・・・・・

 そんな後輩の声が聞こえてくるようだった。しかし、それを口に出してしまうと俺が困ってしまうということもこいつは分かっている。だからこそ、俺はただ黙って後輩の手を握ることしかできなかった。

 後輩もそれ以上何も言わず、そっともたれかかるように身体を預けてきた。後輩の身体からふわりと甘い香りが漂い、触れ合った半身から彼女の温もりが伝わってくる。

「せんぱい、・・・・・・大好き」

 うっすらと涙を湛えた目で俺を見上げてくる。

「俺もだ」

 握った手に力を入れると、後輩が目を閉じておとがいを持ち上げた。閉じられた瞼の端から、つうっと涙が流れ落ちる。

 俺達は吸い寄せられるように顔を近づけ、そっと唇を重ねた。柔らかく触れ合った唇から体温が流れ込んでくる。俺は後輩の肩に手を回すと、力を入れて後輩の身体を抱き寄せた。

「んっ!」

 うっすらと開いた唇の間へ舌を挿し入れると、ぴくりと身体を強ばらせ、すがるように俺のシャツの胸元を握り締めた。そして、躊躇いがちに唇を開くと、ぎこちなく俺の舌の動きに合わせて後輩も舌を絡めてくる。

「んっ・・・・・・、んっ・・・・・・」

 重なり合った唇の隙間から、くぐもった後輩の声が漏れる。時折、少し息苦しそうな表情を浮かべながらも、必死に俺の舌の動きに合わせようとする姿がいじらしい。

 同時にその姿は俺の興奮をさらに煽り、急速に下半身へと血液を集めていく。もう、止めることはできそうになかった。

 俺は、後輩の肩を抱いていた手を下ろすと、ゆっくりと下から包み込むようにして乳房に触れた。

「んんっ!!」

 びくんと後輩の身体が硬直し、シャツを握っていた手にさらに力が入る。

「せ、せんぱい・・・・・・」

 後輩が羞恥と不安が混ざった顔で見上げてくる。その頬は朱に染まり、まだ涙の残った瞳は艶やかに潤んでいた。その表情がいっそう俺の鼓動を高鳴らせる。

 俺は再び後輩を抱き寄せて唇を重ねると、乳房に添えた手に力を入れた。

「んっ・・・・・・」

 興奮と緊張で喉がカラカラになる。それでも後輩の様子を探りながらも、ゆっくりと乳房を揉みしだく。

 制服と下着に守られた乳房の感触は、なんともいえずもどかしいものだったが、それでも豊かな乳房は驚くほどの柔らかさを手のひらに伝えてくる。一体、直に触れたらどれだけ柔らかいのだろう。

 俺は、乳房に触れていた手を一旦離し、制服の裾から潜り込ませようとした。

「待、待って!せんぱい・・・・・・」

 慌てた様子で俺の手を掴んだ後輩が身体を離す。

「・・・・・・ダメ、か?」

 急速に不安な気持ちが膨らんできた俺の心を感じたのか、後輩が「違う」と言うように小さく首を振る。

「そ、その・・・・・・、明るくて、は・・・・・・恥ずかしいから、向こう向いててくれますか?」

 どうやら俺に脱がされるのが恥ずかしいということらしい。確かに時間的には夕方とはいっても、6月の始まりにもなるとまだ外は十分に明るく、カーテンを閉めても部屋の中は薄暗いというのにも程遠かった。

「あ、ああ」

 慌てて背を向けると、ぎしりとベッドがきしむ音がして逡巡するような間が空いた。やがて小さく深呼吸するような気配がした後、覚悟が決まったのか、ちぃぃぃとジッパーを開く音が聞こえてくる。続いて、しゅるしゅるという衣擦れの音。背中を向けていて視覚情報がない分、それらの音がやけにはっきりと聞こえ、自然と後輩の素肌を想像してしまう。

「・・・・・・いいですよ、せんぱい」

 小さく呼ばれて振り向いてみると、シーツに身を包んだ後輩の姿があった。後輩は、肩まですっぽりとシーツにくるまり、真っ赤な顔をしてこちらを見上げている。

 その姿に思わず、ごくりと喉が鳴る。

「せ、せんぱい・・・・・・」

 立ち上がり、ベッドに近付こうとしていた俺に、後輩が困ったような顔で声を掛けた。

「な、なんだ?」

「その・・・・・・、わたしだけ・・・・・・その、は・・・・・・ハダカだと・・・・・・」

 終わりの方は、尻すぼみに声が小さくなってしまって聞き取れなくなってしまったが、言おうとしていることははっきりと伝わった。

「す、すまん」

 慌ててシャツのボタンに手を掛けると、後輩は小さく「わわっ」と声を上げて、くるりと背中を向けてしまった。その反応に、自分も急に気恥ずかしさが沸いてきて、背中を向けて服を脱ぎ始めた。

 はやる気持ちに指先が震える。ボタンを一つ一つ外す行為がとてももどかしく、時々指を滑らせてしまう。最後の一枚をどうするかを迷ったが、ここで恥ずかしがっていたら後輩をさらに固くさせてしまうと思い、ボクサーパンツも脱ぎ去った。

「入るぞ」

 掠れそうな声で、後輩の背中に声を掛けると、後輩は背中を向けたまま小さく頷いた。

 シーツの端を摘んで持ち上げると真っ白な後輩の背中が視界に飛び込んでくる。裸の背中は、シミ一つないどころかホクロすらも見あたらない。

 髪の隙間から覗くうなじから背筋のライン。うっすらと浮き出た肩甲骨。未だ純白のショーツに包まれた腰へと続くウェストの曲線。その全てを純粋に美しいと思った。そして、その全てを手に入れたいという欲望が沸き起こる。

 俺は、はやる気持ちを抑えながらベッドに潜り込むと、後輩の華奢な肩をそっと抱いた。

「・・・・・・っ!?」

 後輩がびくんっと身体を震わせ息を呑む。触れた肩は小刻みに震え、身体は緊張でガチガチに固まっている。

 肩に触れていた右手に力を入れて後輩を振り向かせると、後輩は顔を真っ赤にしたまま固く目を閉じ、両手を胸の前でぎゅっと握り締めていた。

そのあまりにもな緊張ぶりに思わず笑みがこぼれてしまう。

「そんなに緊張されると、何か悪いことしてるような気になってくるな・・・・・・」

「す、すみません。でも、でも・・・・・・」

「分かってる」

 不安そうな目で見上げてくる後輩の髪をさらりと撫でて唇を重ねた。

「ん・・・・・・」

 後輩の緊張を少しでも和らげようと、できるだけ優しくキスをする。後輩のこわばりが少なくなるのに合わせながら舌の動きを大きくしていった。そして、再び乳房へと手を這わせていく。

「んっ!」

 俺の手が乳房に触れた瞬間、後輩が再び身体を固くするが、俺の手を拒否しようとはしなかった。横たわっても流れることなく、きれいなお椀のような乳房をゆっくりと揉んでいく。初めて直に触れた乳房は驚くほど柔らかく、肌理の細やかな皮膚は掌にしっとりと吸い付いてくるようだった。

 俺は乳房を下側から包み込むように揉みしだきながら、徐々に指先をその頂へと進めていく。

「ふっ・・・・・・んん・・・・・・」

 指先が桜色の乳首に触れた瞬間、後輩がぴくんと身体を震わせて甘い息を漏らした。中指の先で軽く触れているだけにも関わらず、乳首が少しずつ硬くなってくるのがはっきりと分かる。

「はあっ!!・・・・・・っ!!」

 指先を押し返してくる乳首を抑えるように、乳首を転がすと後輩がたまらず喘ぎを上げ、そして、慌てて口をつむぐ。

「・・・・・・っ、・・・・・・っ」

 やわやわと乳房を揉みながら乳首を転がす度に、後輩が押し殺した喘ぎを漏らす。その声をもっと聞きたい、その思いが俺の中に沸き起こる。

 俺は身体をずらすと、空いている右の乳房へと頭を下げ、その頂にある乳首を口に含んだ。

「やっ・・・・・・あぁっ!」

 まだ愛撫を受けていないにも関わらず、左の乳房に与えられる性感に呼応しているかのように右の乳首も勃起を始めていた。

 舌先にぽつぽつとした乳暈の突起を感じながら、包み込むように乳首を転がす。後輩の息が荒くなってくるのに合わせて、乳首もさらに硬さを増してくる。

 初めはグミのような頼りない感触だった乳首は、今ではぴんと芯が入ったように硬く勃起し、心なしか周りの乳暈までふっくらと膨らんでいる。

「んっ・・・・・・、んっ・・・・・・」

 愛撫を続けているうち、徐々に後輩の身体からこわばりが取れていく。ぎゅっと引き結んだ唇から漏れていたうめきは、やがて小さな甘い喘ぎへと変わっていった。

 下半身からの昂ぶりに押されるように後輩の輪郭をまさぐっていく。乳房から背中へ、背中から腰へと俺の手が動くたびに、身体を震わせながら小さな喘ぎが漏れた。

 そして、ショーツに包まれた肉付きの良いお尻に触れていた手をゴムに沿って下腹部へと移し、ショーツの中へと掌を潜り込ませていく。

 指先に後輩の陰毛が触れる。さらに手を進めて行くと、恥丘の上に想像以上の密度で茂っている陰毛にどきりとさせられる。

「くぅ・・・・・・」

 恥ずかしさを堪えるような声が後輩の口から漏れる。その声で俺は我に返ると、再び指先を進めて行った。

 いよいよ性器に届こうかというところで、後輩が反射的に内腿に力を入れたが、すぐに、しかし躊躇いがちにではあるが力が緩められた。

 俺は内腿の間にできた隙間へと慎重に指先を進めて行き、そして亀裂のようなものを確認すると、そっと指を滑らせた。

「うっ・・・・・・ん・・・・・・」

 指先がぬるりと滑り、後輩の唇から甘い吐息が漏れる。

 唇のようにふっくらとした肉の合わい目はぴったりと閉じていたが、その表面は溢れ出た粘液で驚くほど濡れていて、温かかった。

 後輩は両腕を自分の胸元に寄せて、ぎゅっと握り拳を作り羞恥に顔を染め、わずかに開いた内腿が小刻みに震えている。その一方で、初めて触れた後輩の性器は、他の何にも例えようがない感触を指先に伝えてくる。

 欲望のままに突っ走ってしまわないようにと自分を戒めながらゆっくりと指を動かしていく。

「んっ・・・・・・、んっ・・・・・・んっ・・・・・・」

 指の腹を割れ目にぴったりと沿わせて、溢れ出たぬめりをなじませるように亀裂の上を往復させると、抑えきれないような呻きにも似た喘ぎを漏らす。

 後輩の反応を見ながら徐々に割れ目に沿わせた指先に力を入れていく。

 中指に絡みついた愛液が潤滑油となってぬるぬると指の腹を滑らせる。ホットドッグのように大陰唇に挟まれた指先から後輩の体の中の熱が直に伝わってくる。大陰唇とは全く異なる、本能に直接訴えかけるような粘膜の柔らかさと熱に理性が飛びそうになってしまう。

「せんぱい・・・・・・、もう、大丈夫・・・・・・です」

 掠れて消えてしまいそうな声で後輩が訴えてきた。さすがに何が大丈夫なのかが分からないほど俺も馬鹿ではない。

「あ、ああ・・・・・・」

 答える俺の声も、緊張と興奮でほとんど掠れていた。

 後輩の愛液で濡れた指を抜くと、ショーツのゴムへと手を掛ける。その瞬間、後輩がぴくんと身体を強ばらせ、ぎゅうっと固く目を瞑った。

 シーツ越しの柔らかな光の中に浮かび上がる後輩の身体が小さく震えている。純白の生地にレースで花をあしらった女の子らしいショーツをゆっくりと引き下げていく。腰の中程まで降ろしたところで陰毛が現れた。丘という表現のとおり、こんもりと盛り上がった恥丘の上に黒々とした陰毛が逆三角形に生い茂っている。

 目の前の光景にごくりと喉を鳴らし、さらにショーツを降ろしていく。太腿まで降ろしてくると陰毛が完全に露わになり、その下にある性器の上端が僅かに覗く。

 ショーツが太腿を抜けるとき、後輩の性器に張り付くように裏返ったクロッチは、性器の形を写し取ったかのように縦長に黄色く汚れ、その中心から性器の間に透明な糸を引いていた。

 そして、ショーツを足首からも完全に抜き取り、太腿の間に手を差し込むと、少しだけ力を入れて足を開かせるように促した。

 後輩が目を閉じたまま、おずおずと足を開いていく。どうにか身体を入れられるだけの隙間が出来たところで、後輩の足の間に身体を入れる。羞恥のため大きく足を開いているわけではないが、股間の性器がはっきりと見えるようなり、微かにアンモニア臭が立ち昇る。

 大陰唇の谷間には、溢れ出た愛液が今にもこぼれ落ちそうなほど溜まっている。足を開かされたことで、濡れた割れ目は僅かに綻び隙間からはピンク色の中身を覗かせていた。

 俺は後輩の内腿を両手で押さえると、ぐいっと力を入れてさらに足を開かせて、濡れでてらてらと光る割れ目へと顔を近付けていった。

「やっ!せ、せんぱい・・・・・・恥ずかしい」

 後輩が咄嗟に足に力を入れる。しかし、相変わらず固く目を閉じたままだったので今の状況を認識することは出来ていないようだ。

 目の前にある後輩の性器は、大きく足を開かされたことでさらに綻び、とっぷりと濡れを湛えて今にも溢れそうだった。その一方でアンモニア臭はさらに濃密になり、加えてツンとした臭いが鼻を突く。愛液の匂いに混じって漂う一種の腐敗臭は、おそらく後輩の性器の中に隠された恥垢からのものだろう。普通は顔をしかめてしまうであろうこの生臭い匂いも後輩の処女の証だと思うと、愛おしさすら感じてしまい何の躊躇いもなく舌を伸ばした。

「えっ!?やあっ、せんぱい何して・・・・・・ああっ!!」

 指とは違う感触に気付いた後輩が声を上げる。慌てて閉じようとする後輩の太腿を押さえながら、舌先を尖らせて性器に溜まった愛液をすくい取る。舌の上を愛液がとろりと流れ落ちた。

「だ、ダメッ!汚いィィィ」

 押さえつけた太腿にさらに力が入り、俺を離そうとして後輩の手が頭を掴むが、俺は構わずに舌を這わせ続ける。

 汗や尿から来る潮の薫り。恥垢の酸味や苦味。そして愛液の僅かな甘味。それら後輩の身体が生み出した様々なものが混ざり合って俺の舌を刺激する。

 尖らせた舌先を割れ目の中へ差し込んで、濡れた粘膜を愛撫する。小さな耳たぶのような小陰唇が捲れあがり酸味と苦味が強くなる。同時にザラっとした小さな顆粒状の恥垢が舌先に乗った。普段はぴったりと閉じている性器の内側まで、丁寧に洗うことなどないのだろう。舌先で押し拡げるようにしながら小陰唇の間をまさぐると、襞の奥にこびりついた恥垢がぽろぽろと剥がれ落ちた。

「せんぱい、き・・・・・・汚い、汚いからぁ」

 後輩が俺の頭を押さえながら、上ずる声で必死に訴える。

「きれいだ。すごく綺麗だよ」

 一旦、舌を離し、両の親指でぽってりとした大陰唇を押し拡げる。菱形に開き赤味の強いピンクの粘膜と歪んだ円形の小さな膣口が晒された。

「やっ、やだっ、せんぱい。そんなに・・・・・・見ないで」

 その表面は、新たに湧き出た愛液が泉のようにとっぷりと溜まり、ぬらぬらとした光を照り返している。そして、菱形の頂点にある涙形の肉の鞘から顔を覗かせ始めた真珠色の肉粒へと舌先を伸ばす。

「あぅっ!!」

 舌先がクリトリスを撫でた瞬間、後輩の身体がぎくんと跳ね、頭皮が痛くなるほど髪を引っ張られた。

 舌先に感じるクリトリスは、小さいながらもツンと硬く尖っている。ツクシのように頭をもたげ始めた先端をほじり出すようにしてクリトリスを愛撫する。

「はぁっ!だめ・・・・・・駄目ぇぇ」

 はじめ、ちょこんと可愛らしく顔を覗かせていただけのクリトリスは、米粒大にまで勃起してひくひくと震えていた。その尖ったクリトリスを舌先でつつき、転がし、押しつぶす。

「いや・・・・・・あぅっ・・・・・・いやぁ」

 口では否定の言葉を吐きながらも、声色が徐々に甘いものに変わってくる。足からも力が抜け、押さえていなくても大きく開いた足を閉じようとはしなくなっていた。

 開かされた性器からは、止めどなく愛液が溢れて淫靡な水音を立て、舌の動きに合わせて悩ましく腰をくねらせる。

「せ、せんぱい・・・・・・、わたし、わたし・・・・・・」

 後輩が切羽詰まった声で呼びかけてきた。おそらくは絶頂が近いのだろうと察するが、俺の方も興奮で止めることは出来そうにない。

「せんぱい、待って、何かくる・・・・・・きちゃうよ」

 再び後輩の足に力が入り始める。心なしか後輩の膣口がひくひくと震えているような気もしている。俺は最後のスパートとばかりに、クリトリスを弾く舌先のスピードを上げた。

「やあっ!?だめっ!せんぱい、やっ・・・・・・あっ、あああぁぁぁっ!!」

 叫び声にも近い喘ぎを上げて、後輩の腰ががくんがくんと痙攣するように大きく震える。同時に性器の中心から熱い液体がとぷんと溢れ出て俺の顎を濡らした。

 やがて絶頂の波が収まると後輩の腰がベッドに沈む。後輩は両手で顔を隠したまま、肩で大きく息をしている。

 俺は身体を起こすと、まだ呼吸の落ち着かない後輩の髪をそっと撫でた。

「・・・・・・せんぱい、ひどい」

 顔を覆った両手の下から、ぽつりと恨みがましい声が聞こえた。

「ごめん、お前の反応が可愛くて、つい・・・・・・な」

「もう・・・・・・「つい」じゃないですよ。せんぱいの・・・・・・えっち」

 やっと手を解いた後輩が真っ赤な顔をして見上げてくる。その言葉とは裏腹に、表情と声色にはどことなく甘えるような色を含んでいた。

「ああ、だからもう我慢できそうにない」

 一瞬「えっ!?」というような表情を浮かべ、言葉の意味を理解すると恥ずかしそうに顔を逸らせ、そして小さくこくんと頷いた。

 俺は出来るだけ体重を掛けないように覆い被さると、後輩の首筋にキスをした。僅かに塩気を感じるが汗の匂いはほとんどなく、代わりに少女特有の甘い香りが鼻腔をくすぐる。首筋から襟足へと舌を滑らせ、髪の生え際まで鼻先が近付くと、その香りはさらに強くなる。

「行くぞ」

 耳元で囁くと、覚悟を決めたのか後輩の身体が小刻みに震え始める。俺は腹に触れそうなほどに硬く勃起したペニスを掴むと、後輩の割れ目へとあてがった。ぬめった感触とともに、亀頭の先端が二枚の大陰唇を押し拡げる。

「ん・・・・・・」

 後輩が小さく呻くような声を食いしばった唇の間から漏らす。

 俺はペニスの根本を握ったまま、ぬめりをなじませるようにして割れ目の間を滑らせて膣口を探す。

「んっ」

 亀頭の先端が膣口に触れた途端、上下していた白い腹が硬直した。そのまま少しだけ腰を下げると、意外なほどのスムーズさでぬるりと亀頭の先が飲み込まれる。

「せ、せんぱい・・・・・・怖い」

 怯える目で見上げながら後輩が俺の二の腕を掴んだ。

 ぐいっと腰を突き出すと亀頭のほとんどが割れ目の中へと潜り込んだが、そこで行き止まってしまう。

「痛っ・・・・・・」

 緊張で固くなった膣が潜り込んだ亀頭を押し出そうとする。その力に抗うようにさらに腰に力を入れ、じわじわとペニスを奥へと進めて行く。

「くっ・・・・・・ウゥッ」

 後輩の顔が苦痛に歪み、腕を掴んでいる手に力が入る。額には玉のような汗が浮かび、前髪が張り付いている。唇を引き結び、眉間には深い皺を刻んで破瓜の痛みに必死で耐えていた。

「ごめん、もう少しだから」

 俺の気休めにもならない言葉に対し、健気にも小さくこくこくと頷いてきた。

 さらに体重を掛ける。亀頭の先に感じる抵抗感が限界を迎えようとしているのが感じられた。

「・・・・・・ィッ!!」

 後輩の噛み殺した悲鳴が唇から漏れる。

 ぶちりと何かが弾けるような感覚とともに、亀頭を押し返してくる抵抗感が突然消え、ずるりとペニスが根本まで飲み込まれた。

「アァァァッ!!」

 顔がのけぞり、汗ばんだ喉元が晒される。柔らかな後輩の身体が金縛りにでもあったように強張った。

 二の腕を掴んでいる後輩の爪が食い込んできたが、こいつの破瓜の痛みを思えば、このくらいの痛みはどうということはなかった。

「息を吐いて、力を抜けるか?」

 後輩を見下ろしたまま囁くと、痛みと緊張で引き結んでいた唇を開き、深く息を吸い込むと、ゆっくりと吐き出した。その瞬間、ペニスを圧迫していた膣壁がふわりと柔らかくなった。

「もう、全部入ったからな」

「・・・・・・うん」

 後輩が二の腕を掴んでいた手を離し、俺の背中へと回す。俺も後輩の身体に覆い被さりながら背中に手を回し、ぎゅうっと後輩の身体を抱きしめ、初めての男になれた喜びを噛みしめる。

「あん、そんなにしたら苦しいですよ」

「っと、悪い」

 腕の力を緩めた俺に後輩が「ふふ」と小さく笑い、回した手で慈しむように俺の背中を撫でる。

「大丈夫か?」

「ん・・・・・・、入り口の方はちょっときついですけど、思ったよりは・・・・・・」

 後輩の言葉のとおり、膣の入り口こそ固く締め付けているものの、その奥は信じられないほどの柔らかさと熱をもって、ペニスを包み込んでいる。柔らかくうねる肉襞がねっとりとペニスに絡みつき、時折ひくひくと震えてペニスを刺激する。その柔らかな刺激に膣の中でペニスがびくんと跳ねた。

「・・・・・・んっ」

 膣の中からの刺激に後輩が眉をしかめる。

「す、すまん、わざとじゃ・・・・・・」

 慌てて取り繕う俺の姿を見て、後輩がふるふると頭を振った。

「もう、だいぶ楽になりましたから動いても大丈夫ですよ」

「すまん・・・・・・」

 もう一度後輩に謝ってからゆっくりと腰を引く。

 できるだけ負担を掛けないようにと、そっと動かしているせいだろうか、ずるずると亀頭のエラが膣壁を擦りながら抜けていく感触がはっきりと感じられた。

「んっ・・・・・・くぅ」

 再び後輩の顔が苦悶に歪むが、俺は腰の動きを止めることが出来なかった。亀頭の寸前まで引き抜いたペニスを、今度はゆっくりと沈めていく。狭いながらも、初めて貫いたときに比べてはるかに滑らかにペニスが潜り込んでいく。

「あうっ!」

 膣の最奥まで貫かれた後輩が肩を震わせ、背中に回した手に力が入る。

 ふと、視線を下げると綺麗な紡錘を保ったままの乳房の頂点で、ツンと硬く尖ったままの乳首が目に入った。その赤み掛かった乳首に背中を丸めて吸い付いた。

「んんっ!」

 後輩の唇から甘い声が漏れ、膣がひくんと震えた。尖った乳首を舌先でこねるように舐め続ける。

「はぁっ・・・・・・あぁ・・・・・・」

 敏感になっている乳首への刺激に喘ぎを漏らす。同時に膣の中にじわりと新たな熱いにじみを感じた。

 呼吸に合わせて腰を引く。再びずるりと亀頭の手前までペニスを抜くが、心なしかさっきよりもスムーズになっている気がする。

「まだ痛むか?」

 俺の問い掛けに、後輩が潤んだ目で見上げてくる。

「あ、あんまり・・・・・・。でも、へ、変な感じがぁぁっ!」

 言葉が終わる前にさっきよりも少しだけ勢いをつけてペニスを突き入れた。再び後輩の顔が苦悶に歪むが、その表情は明らかに艶を帯びたものに変化していた。

 ゆっくりと何度も抽送を続けるうち、後輩の反応に明らかに悦びが混じってくる。

「はっ・・・・・・、あっ・・・・・・、あっ・・・・・・」

 後輩の喘ぎとともに新たなぬめりが溢れ出てきて抽送をよりスムーズにしていく。挿れるときも抜くときも、うねった膣壁がぴったりとペニスにまとわりつく。

 首筋や胸の谷間に汗がにじみ、後輩の全身がピンク色に染まる。ぬとんぬとんとペニスを往復させるたび、後輩が抑えきれない喘ぎを漏らし腰を蠢かせる。

「せ、せんぱい・・・・・・、また、さっきのが・・・・・・さっきのがあぁぁぁ」

 再度の絶頂の予感に後輩が声を震わせ、同時に膣がペニスを引き絞るようにきゅうっと収縮を始めた。俺の限界ももうすぐそこまで来ていた。

「イ、イキそうなんだな?い、一緒にイク・・・・・・ぞ」

 俺の声に後輩がこくこくと頷いた。俺も最後の瞬間に向かって腰の動きを速めていく。打ち付けあう二人の性器から淫靡なぬめった水音を響かせる。

「やあっ!せんぱい、わたし・・・・・・もうっ・・・・・・」

 後輩の怯えるような声とともに膣がきゅんっと縮んだ。そして限界を迎えた俺のペニスもぐぐっと膨れ上がる。

「ウッ・・・・・・ぐぅ」

 俺は呻きを上げながらペニスを膣の最奥へと突き入れた。その瞬間、ドッ勢いよく吐精が始まった。

「ああっ!ダメぇ!いく・・・・・・イっ・・・・・・くぅぅぅぅっ!!」

 同時に絶頂に達した後輩の身体が弓なりに反り返る。その身体を掻き抱くように抱きしめながら、どくんどくんと何度も精子を後輩の子宮へと叩きつけていった・・・・・・

 

「ん・・・・・・」

 朝のまぶしい光に目をすがめる。僅かに出来たカーテンの隙間から太陽が差し込み、ちょうど俺の顔に当たっていたようだ。

「すう・・・・・・すう・・・・・・」

 隣からは聞き覚えのある寝息が規則正しく上がっている。顔を横に向けると、Tシャツ姿の後輩がこっちを向いて幸せそうに眠っていた。

―――夢・・・・・・か

 まだぼんやりとした頭で考える。

―――私もね、セーラーだったんですよ♪

 たぶん、というか間違いなく昼間のあれがきっかけなんだろうな。後輩がすれ違った女子高生を見てそう言ったとき、不覚にもセーラー服を纏った後輩の姿(幻覚)が見えてしまったのだ。ここのところ疲れていたからといっても、我ながらこれはあんまりだと思う。

―――それににしても、やけにリアルな夢だった・・・・・・な?

 そのとき初めて下半身の違和感に気付き、身体を起こす。

「・・・・・・うそだろ」

 パンツの下に感じるぬるりとした感触に、思わず呆然としたつぶやきが漏れる。

 確かに夢の中ではあったが、ものすごく気持ち良かった。それは認めよう。だけれども、それはそれとして・・・・・・だ。

―――この歳になって夢精するとかありえねえだろぉぉぉぉ!!

 心の中で雄叫びを上げる。いやいや、確かにこの何週間か忙しかったり、週末はお互い都合がつかなかったりでご無沙汰だった。その上、久しぶりに一緒に過ごせると思ったら、こいつが「イベントの日」で生殺しに遭ってたとはいえ、これはあんまりじゃないかと思う。

―――中坊かよ!!

 自分にツッコミを入れるが、とりあえず現状を何とかするのが先決だ。パンツの下に吐き出されたモノが冷えてきて気持ちが悪い。そして、何より隣で寝ている後輩が起きてしまうまでに処理をしてしまわなければ、俺の先輩というか男としての沽券に関わる。

「ん・・・・・・、せんぱい、どうかしたんですか?」

 ぎくりと俺の身体が一瞬で固まる。俺の様子に気付いた後輩がうっすらと目を開けて、寝ぼけ眼でこっちを見ていた。

「い、いや、何でもないんだ。ちょっと眩しくて目が覚めちまっただけだから。な?だからお前はまだ寝てていいから。な?な?」

 自分で言うのもなんだが怪しさMAXだ。全然、何でもないようには見えないだろう。

「ふ~ん」

 しかし、まだ半分夢の世界にいた後輩は納得してくれたようだった・・・・・・の、だが。

「んふ♪せ~んぱい♪」

「お、おい!」

 止める間もなく甘えた声で抱きついてきた。しかも腰に絡みつくようにだ。

「に~がさ~ない~っと♪」

 俺は少しでも後輩の顔から股間を遠ざけようとするが、逃げようとすればするほど腕に力を入れて抱きついてくる。

「・・・・・・ん?」

 不意に何かに気が付いたように後輩の動きが止まり、すんすんと鼻を鳴らす。そして「あっ」と何かに気付き顔を赤らめていく。

「あ、あの・・・・・・先パイ、この匂いって、もしかして・・・・・・」

「し、仕方ないだろ!ここんところ忙しかったりで、その、全然・・・・・・してなかったんだからさ」

 くっ、何だこの辱めは?俺はもうほとんど捨て鉢になって、男の生理について滔々と後輩に語ってやった。

「男の人って、その、ほんとに・・・・・・溜まったら出てくるんですね」

 後輩が恥ずかしがりながらも興味津々といった表情で見上げてくる。ていうか女の子がそんなこと言うんじゃありません!心の中でツッコミを入れながらくるりと背を向け、とりあえずティッシュで応急処置をする。

「ところで先パイ?」

「ん?」

 振り向くと後輩がベッドの上に姿勢を正して座っていた。なんだろう、エアコンを入れてるわけでもないのに、部屋の温度がすっと下がった気がする。

 後輩がにっこりと張り付けたような笑顔を浮かべて口を開いた。

 

「夢のお相手は、誰ですか?」

 




「先輩と後輩ちゃん~昔も今も愛され上手な可愛い後輩~」を読んでいただきありがとうございました。浅倉椎です。

・・・・・・え~とですね、女子高生の後輩ちゃんとか反則だと思うのですよ。
あんなの見せられたら妄想を働かせずにはいられない!!

とゆーわけで、今回は夢オチです。
二人が高校生時代に出会っていたらどうなっていただろう?っていうようなコンセプトでしたが、いかがだったでしょうか?

次回はホントに羽姉さんの続きをやる予定です。
ま、まあ、また後輩ちゃんにやられたら、予定を変えちゃうかもですけど・・・・・・
でも、お気に入り登録していただいてる方のためにも、きちんと書きますので気長にお待ちいただけると幸いです。
えっちシーンの手前ま(ry

ではでは
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