ティアマトの番 作:Ω2
弟「え、お兄ちゃん。まだ午前2時じゃないから止めた方がーー」
作者「いいや限界だ! 押すね!!」
ジャンヌ「オラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」
作者「ふげぇぇぇぇ!!!」
爆死だね。分かるとも!!
ケイオスタイドは四次元ポケットであると、カルデアの情報――マテリアルには記録されていたが、自分が使うようになって、俺はその表現が実に的を射ている事を実感していた。
一度、収納してしまえば、こちらが出したい時に収納した物も出せるこの泥は、ひどく便利であった。
収納と浸食。俺が首尾よく計画を進められるのもこの泥があるからであると言っても過言ではない。
そしてケイオスタイドのもう一つの役目……それはトンネルだ。
「ただいまティア」
泥の中に沈み込んだ俺は帰ってきていた。ティアのいる空間に。
ケイオスタイドの役目。それがこのトンネル機能だ。
ティアは今、ケイオスタイドの通常の三次元とは異なる空間にいる。外からの干渉は不可能だし、仮に敵が入ろうとしても、ケイオスタイドに浸食を受け、ティアの元に辿り着くころには、どれ程の悪意と戦意を持っていても、その相手は彼女の眷属となっている。
……だからティアは今、俺がへまをしない限り、最も安全な場所にいる。
『お帰りなさいあなた』
退屈をしていたのか。俺が帰って来るとティアは嬉しそうに抱きついて来る。
「う」
ここに来る前に服を脱いでいた俺は勿論として、ティアも相変わらずの裸だ。
初めての時とは違い、触れるだけで暴発するという事はないが、至高の肌の感触に、おれの愚息は一瞬で立ち上がってしまう。
『あれ?』
だが、ティアは首を傾げた。
「どうした?」
『もしかして、疲れてる?』
「……よく分かったな」
原初の母には、そういう能力も備わっているのか?
『あなたの生殖器。少し元気がなかったから』
「どんな判断基準だよ」
いや、正しいんだけどさ。
『元気にする』
そう言うとティアは俺の頭を自らの胸に導いた。
『飲んで』
「ああ」
ペースを持たれていることに若干の不満はあるが、消耗しているのは確かだ。ここはティアに甘えるとしよう。
俺はティアの乳首に口を付け、吸出した。
『あん!』
ティアの嬌声と共に、俺の口内に彼女の母乳が流れ込んでくる。
『おい、しい?』
口が聞けない為、視線だけで俺が肯定を示すと、ティアは母性を刺激されたのか、俺の頭を優しく撫で始めた。
実際の所、ティアマの母乳は堪らなく旨い。
甘く深く、そしてどこか背徳的な味。例えるなら、麻薬のような物だ。
いや、
「う、ぐ」
『あ』
ぐらりと俺はティアに身体を預けてしまった。意図的にではない。ティアの母乳を飲んでいる内に身体に力が入らなくなってしまったのだ。身体の感覚が遠く、頭が熱に犯されたかのようにボーッとする感覚。この状態に俺は覚えがあった。
(酔っているのか?)
人間の身体の時に何度も体感した、ほろ酔い状態。あの時特有の温かさと痺れに、俺は溺れていた。
『横になろうね』
ティアは優しく俺の身体を泥の上に横たえる。
頭が働かない。今の俺はただティアに癒されることしか出来ない。
『気持ちよくしてあげる』
ティアは近くの泥を両手で掬うと、それを俺の身体にかけた。身体を濡らす泥の感触に、彼女の意図が分からず、疑問に思っていると――
『よいしょ』
ティアが俺にしなだれかかってきた。
『私に甘えてね』
そして、全身を使って俺の身体を愛撫し始めた。
「!?」
突然の快楽に、俺は目を見開く。
『ふふ』
俺の反応に気を良くしたのか、ティアは嬉しそうに目を細めると円を描くように、身体を揺らす。
「う、あ!」
刺激の変化に射精しそうになる。だがそれが長く続かないのは、分かりきっている。
ケイオスタイドをローション代わりにしているためか、滑りが異常にいい。
それだけならばまだ耐えられた。この泥が俺の使っているケイオスタイドなら俺はこの快楽に抗うことが出来た。
だが今ティアが扱っているのは、彼女自身が生み出したオリジナルのケイオスタイド。無限の魔力を持つその泥は疲労した俺の身体に、魔力と狂おしい程の悦楽を供給してくる。
「待てティア。今は優先するべきことがあ――」
今はこの快楽に流される訳には――
『一回いってからにしよう?』
そう言うと、ティアは俺の唇を塞いできた。
「っ!」
それだけで俺は果てる。
目も眩むような快楽を感じ、一瞬視界が白く染まる。
『すっきりした?』
「……ああ」
絶頂に至ったおかげか、俺の理性はいくらか戻ってきた。
ついでに身体の疲労も消えている。これなら問題なく事に及ぶ事が出来そうだ。
「ティア」
『なに?』
既に俺の逸物に触れ、扱きだしているティアに、俺は何とかその言葉を絞り出した。
「サーヴァントを吸収した」
『!』
ティアの目の色が変わる。それまでは行為自体を楽しんでいたような彼女だったが、今は違う。
一瞬で俺以上の欲情に支配され、熱く、陶然とした目で俺を見つめて来る。
『ほんとう? 私、ようやく産めるの?』
「ああ」
ようやく全ての準備が整った。ティアの願いを叶えてやれる事に、俺の身体も異常なまでに昂る。
「子作りをしようティア」
『うん!』
今までで一番嬉しそうだ。ティアにとって子供を生むことは最も強い欲求。
それは人間の三大欲求よりも遥かに強く、深い欲望なのだ。
そしてそれは俺も同じ。
これからの行為に欲情を抑える事など出来るはずがない。
『入れる』
ティアが我慢出来ないと言った風に、俺の逸物を自らの性器に挿入する。
『!』
「!?」
と、入れた途端に膣中が締め付けてきた。
入れただけで、ティアが絶頂したのだと気がついたときには、俺も彼女の中で果てていた。
これまで極上の快楽を感じさせたティアの膣内だったが。今回は更に格別だった。
抗いようのない締め付けと熱を持って、射精直後の俺の逸物を蕩けさせる。
『凄い――あなたの性に、
そしてそれは先程のようにただの射精ではない。性と共に吸収したジャックの霊基情報を彼女に送り込んでいるのだ。
『全部頂戴』
もうティアに理性はない。獣としての本能に支配され、この世の誰よりも貪欲に、妖艶に、俺から性を貪り尽くすだろろう。
「ああ」
だがそれは俺も、同様だ。今ティアに送り込んだのは、ジャックの霊基の数百分の一。後、数えるのも馬鹿馬鹿しいぐらいの射精を俺はティアの中に行わなくてはならない。
人間では不可能だ。だが今の俺なら出来る。元々この身の本来の目的は彼女を孕ませる事なのだから。
「いくぞティア」
故に今から俺も理性を捨てる。この身を獣に堕とし、ただ彼女の身体を貪り尽くす。
それがティアマトの番としての役目なのだから。
「ジャックよろしくね」
その言葉に私達は喜んだ。この人なら私達を愛してくれると。
それは事実だったと思う。あの人は、私達の事を大切にしてくれていた。その事はとても嬉しく、感謝もしている。
だけど、
「ごめんね」
もう今の私達はその程度の愛では満足出来ないのだ。この身も、この魂も、おとうさんの手によって変えられたのだ。
だから、
だから――
「さようならおかあさんだった人」
私達は手に持ったナイフを振るった。
手に持ったナイフの一振りで呆気なく、母だと思っていた人の首は落ちた。
これでいい。
これで私達は本当の意味で生まれ変われる。
おとうさんは私達の願いを叶えてくれた。
だから今度は私達がおとうさんの願いを叶える番だ。
「上手くいったか?」
『うん』
こくりと頷くティアの顔はこれまで見てきた中で一番真剣だ。
ここまで来てしまえば、俺に出来ることは何もない。後はティアに任せるしかない。
(失敗する事も考えておくべきだな)
ないとは思うが、今の弱体化しているティアなら万が一ということもあり得る。
その時は、ジャック以外の英霊を堕とすことを考えなくては。
だが……
『おとうさん』
出来ることならば、成功して貰いたいものだ。
『来る』
やがて、彼女の前のケイオスタイドに変化が訪れる。
泥がゆっくりと集まっていき、一つの塊を生成したのだ。
(いや……)
あれは
あの中から命の鼓動を確かに感じる。
ドクン、ドクン、と心臓のように規則正しい鼓動を何度かすると、不意に繭にひびが入った。
(これは……)
亀裂から完全な液体となったケイオスタイドが漏れる。
繭が崩壊していく。
役目を終えたかのように泥状に戻ると、繭があった場所には、一人の少女が生まれたての胎児のように丸まっていた。
「ん……」
少女の瞼が開いていく。
(うまくいったのか?)
第七特異点の時の牛若丸のように露骨な肌の黒化はない。
むしろ健康的だった肌は病的なまでに白く、変化し、臍の周りに刻まれた青い獣の紋様をより背徳的に、より淫靡に際立たせている。
そして目にも変化がある。元は薄い緑の色をしていたが、今の少女の瞳は彼女の本質を現すかのような鮮血のような赤。
「あ……れ?」
気だるげに身を起こした少女は、その深紅の瞳でティアの存在を見つけた。
そして、ゆっくりと口を開いた。
「おかあ、さん?」
その質問に、ティアは恍惚とした表情で頷いた。
『ええ。そうよ』
そして。優しく少女を――否。自らの娘を抱きしめた。
『生まれて来てくれて、ありがとうジャック』
「うん。うん!」
決して見つける事の出来なかった筈である母親を見つけたジャックは、涙を流しながら、母の抱擁に身を任せる。
「おかあさんになってくれて、ありがとう」
俺はその光景を黙って見守っていた。
近くに行く所か、喋る事すら無粋だと思ったからだ。
母と子の初めての出会いのその光景に見入ってすらいた。
「おとうさん」
だが不意に誰かに後ろから抱きしめられて、俺の意識は現実に戻った。
背後を振り返ると、そこにはジャックがいた。
そしてその隣にも、ジャックがいた。
そしてその隣にも、ジャックがいた。
「な……」
気が付けば、俺は三人ものジャックに囲まれていた。
「これは……」
何とも言えない摩訶不思議な光景だ。しかし俺はこの光景となる原因に一つだけ心当たりがあった。
(……個体増殖か)
ティアの子供となった者にランダムに付与される四つのスキルの内の一つ。
第七特異点で、ティアの子供となった牛若丸が持っていたスキルと同等のものがジャックにも付与されたのだ。
「「「「気持ちよく、するね?」」」」
「! ジャック!?」
ジャック達は何を思ったのか、俺の身体にいきなり奉仕を始めた。
「「舐めるね」」
まず二人のジャックが俺の股間に顔を埋め、左右から同時にフェラを始めた。
「く!」
その快楽から逃れようとした俺は後ろに下がろうとするが、俺の背後に回った残りの一人がそれを許さない。
「こっちも、するね?」
一体どこで知識を得たのか。
背後のジャックは俺の尻に顔を埋めると、その中に舌を入れて来た。
「つ、あ……」
前の二人はキャンディのように俺の竿に舌を這わせ、後ろの一人は嫌悪する所か、嬉々として俺の尻の中を舌で愛撫してくる。
抵抗しようにも逃げ場が何処にもない。前に進んでも、後ろに引いても快楽しかないこの状況に、俺は異様な興奮を覚えていた。
『あなた。気持ちよさそう……』
「ティア――」
いつの間にか、ティアが俺達を見ていた。
最初に現れたジャックに乳を吸わせながら、俺と娘が交わっているのを見て興奮したのか、ティアの目には先程と同等か、それ以上の欲情が新たに生まれていた。
「おかあさん。私達も――」
そしてそれはジャックも同じなのか、理性を捨て去った獣の目で、ティアを押し倒していた。
『ん。甘えていいよ』
劣情に支配された娘に抵抗する所か、微笑みながら母は受け入れる。
『さあ、気持ちよくなって』
「ん……あ、あああ!」
俺達の光景を見ながら、感極まっているジャックの秘部と自らの秘部を合わせ、擦りあげた。
何の抵抗もなく重なり合った二人の性器は互いの性感を刺激しあい、母と娘をその背徳的な行為の虜にする。
俗に言う貝合わせ。自分の番とその娘の淫欲的すぎる光景に、俺の中の獣欲も目覚める。
「咥えろジャック」
自分でもぞっとするような冷たい声で命令しながら、俺は前の二人の一人の口の中に愚息を付き込んだ。
「ん! んうぉ――」
突然の俺の蛮行だというのに、ジャックは驚かない。むしろ、待っていましたとばかりに、更に深く咥えこむ。
「おとうさん……」
前にいたもう一人は陰棒に奉仕する事を諦め、袋の部分を口に含んだ。
「ぴちゃ、んれろ――」
舐め、時には口に含み、子供特有の純真さが感じられる奉仕に、俺は次第に興奮を抑える事が出来なくなっていく。
「おかあさん、ああ! おかあさん!!」
『可愛いわジャック。もっと、もっと甘えさせてあげる』
「おとうさん、おとうさん。とってもおいしいよ」
「おちんちんも」
「お尻も」
異様な興奮と一体感を俺たちは感じていた。まるで全ての者が一つになったような感覚。
いや。
この行為を始めてから、ティアとジャック。そして何時まにか俺の手の甲に刻まれた紋様が青から赤へと変化している。
その紋様を通じて、他の者が感じる快楽が俺の意識に混ざり込んできた。
きっと他の者達も同じなのだろう。
だからどこまでも昂り、どこまでも互いを愛し合っていく。
どこまでも。どこまでも。
獣となった身にのみ味わえる法悦に酔いしれ、俺達は同時に果てた。
「か、は!」
目も眩むような悦楽であった。
娘を交えた性の戯れがここまで心地よく、味わい深いとは。
人間の時の倫理観など、今の俺にとっては快楽を彩るスパイスでしかない。
「おとうさん……」
「もっと……」
「欲しい」
ジャック達が潤んだ目で俺を見て来る。
ああ、分かるぞお前達。たまらないのだろう? 俺も同じだ。
獣の証たる紋様から理性を溶かしてあり余る異様な熱と疼きを感じる。
もっと交われと。もっと愛しあえと。
『あなた……』
「おとうさん……」
紋様の持ち主であるティアでさえこの疼きに支配されているのだ。俺とジャックに抗う術などない。
『みんなで、もっと愛し合いましょう』
「ああ」
言われるまでもない。愛してやるとも。お前たちは俺の愛しい『家族』なのだから。
「来い。まとめて相手をしてやる」
新たな子の誕生を祝う獣の饗宴に、俺達は溺れて行った。