"GIRLS und PANZER" R-18版短編集 作:キルロイさん
影に握られた筆は静かに降りてきて、成長途上である故に高さは低く感触もまだ固い愛里寿の胸の真上に止まった。
そこには、冬の寒さに晒されながら日々成長し開花の時期を待つ桜の蕾のような可憐な乳首が、日々成長する二つの小さな丘の上の頂きで小粒ながらも存在感を示すかのようにツンとそそり立っていた。
影は筆の穂先をまとめると、傷つく事がない程度の力で乳首をツンツンと突き始めた。
「あん、ダメェ、本当に止めて」
筆は乳首を突くだけではなく、乳首の周りを回ったり埃を払うかのように撫でたりした。
面白い事に何かを突く時は程よい刺激が与えられるように穂先をまとめ、撫でる時には優しく撫でられるように穂先を目一杯まで広げていた。
「ねえ、止めてよ」
「お前、頭は嫌がっていても体は喜んでいるぞ」
「えっ? どういう意味?」
「乳首がコリコリって固くなっているぞ」
「うそ……」
「それにしてもうまそうな乳首だな。舐めてやるよ」
不思議な光景であった。影が弾力ある愛里寿の乳房を鷲掴みすると指の形に合わせて彼女の乳房も変形するが、それが影を透かして見る事が出来るのだ。当然ながら影が舐めている一方の乳首は、舐められる都度に右へ左へと揺れ、影が吸い付くと乳首も乳房ごと引っ張り上げられる。
乳首が温かみのある唇で摘まれ、舌で舐められ転がされ吸われているという感触を、揺れ動く乳首の姿を見ながら経験した彼女は困惑していた。だが、影による丁寧な愛撫により彼女が持つ女としての本能を目覚めさせ、無意識のうちに口を滑らせた。
「ひゃん! 何か、気持ちいい……、えっ!?」
彼女が漏らした言葉に、彼女自身が愕然とした。
信じられなかった。まるで彼女の中にもう一人の彼女がいるようであり、もう一人の彼女が影の行為を素直に受け入れようとしていたのだ。
「どうだ、気持ちいいだろ」
愛里寿はブンブンと顔を左右に振るが、影はお構いなしに空いているもう一方の手で筆を掴みススッと筆を滑らせていった。
筆は胸元、腹、へそと下りてきた。腰回りを一周しているショーツのゴムがあるラインまで到達すると、そのまま下には向かわず太股に向かった。
滑らすように動く筆がくすぐったく感じていた愛里寿がほっとしたのも束の間、筆は太股を何度も擦りながら次第に股の内側に移動し、目一杯に広げていた穂先を整えると太股の付け根である股関節に向けてゆっくりとゆっくりと上がっていった。
「ねえ、お願い、止めて」
両股を固く閉じたり腰を捻ったりして筆の進攻を阻止しようとしても、両足首が拘束されているため体の身動きが自由に出来ない。
筆の進攻先である彼女の恥部はショーツという一枚の布地で固く防備されていたが。
「ヤダ、もう嫌だ! 絶対にアンタを許さない!」
だが、彼女と意思とは裏腹に、彼女の女としての本能は次に起こる事を予想して準備しつつあった。
母親から大事にしなさいと常に言われてきた恥部に対して体内の全ての器官が注目し始め、元から刺激に弱い恥部に繋がる神経が益々活発になりつつあった。
恥部から神経を通じて伝達された情報を脳で整理した彼女は、自分の体に起きている変化に愕然とした。
彼女の頭脳は影を否定している。だが、彼女の体は影を求めている。信じられないがそのような結論しか出来なかった。
そんな愛里寿に構わず遂に筆は股関節に到達した。
筆は止まらずに乳房と共に成長中の恥丘の下にある、彼女がアソコと呼び「もう一人の彼女」が姿を見せている部位に筆を滑らし、ショーツの上から恥裂とその左右に広がる花弁を何度も撫で始めた。
「ひゃあぁぁぁぁぁ、ひいぃぃぃぃぃ、いい……」
ショーツごしに何度も撫でられると、じんわりと快感が湧き上がって来た。恐ろしさ、悔しさ、恥ずかしさという感情が入り混じっている彼女に、気持ちよさが加わったのだ。
愛里寿は自覚していなかったが、筆が恥裂を撫でる都度に腰が静電気に触れた時にようにピクッと震わせるようになっていた。
しばらくすると、彼女が穿いているフロントに小さなピンク色のリボンが縫い付けられ、グレー色の布地にハート型や星型のマークを鮮やかなピンク色でプリントしたショーツに黒い点が生まれた。愛里寿の恥裂から湧き上がって来た微量の愛蜜がショーツに滲みだしたのだ。
「おっ、滲みが出来たな」
これを見つけた影は筆ではなく指をショーツの黒々とした滲みに重ね、恥裂にショーツごと指を押し込んだ。
「あんっ、そこ、指、ダメェェェェェ」
「おおっ、ここだけ温かい。もしかしてお前、俺の事を待っていたのか?」
「そんな事は無いもん!」
既にショーツの内側でほんのりと火照っている恥部は、ショーツの布地を通して熱を発散しており周囲の空気の温度を僅かながら暖めていたのだ。
「素直になれよ。指を動かすぞ」
影は彼女や彼女の両親以外触れた事が無い、股間の前後に刻まれている恥裂をなぞるように指を動かし始めた。
「ひゃあぁぁぁん、あっ、ああん、あっ、指、そんなに動かしたらダメェ、んぁあああん」
ショーツで隠されている恥裂の複雑な形状を指先で確認しながら何度もなぞると、呼吸は「はあっ、はあっ」と次第に荒くなり、静寂に満ちている部屋の隅々にまで広がって行った。
何時の間にか、影のよる指の動きに合わせて愛里寿は体をくねらせ、呼吸を荒げ、快感を素直に受け入れるようになっていた。既に彼女は影の指によって操られる人形と化していた。
影がしばらく愛撫を続けると恥裂の端に隠れていた小さな苺を見つけた。クリトリスが目覚め勃起したのだった。
「おっ、コリコリする所を見つけた! これがクリトリスかぁ」
「えっ、そこは……、あんっ、はあぁぁぁぁぁん、あっ、あっ!」
「ここが気持ちいいのか?」
「はあっ、はあっ、あぁぁぁぁぁっ、それ以上、止めて、もう、くうぅぅぅぅぅ、もう、おかしくなりそう」
小さな苺は彼女の弱点の一つであった。影が指先を震わせながら刺激を与え続けると、ショーツの滲みは瞬く間に百円玉の大きさに広がった。
「そんなに気持ちいいのか。だったらお前のマンコを舐めてやるぜ」
「へっ、汚いよ」
「気にするな」
「そう意味じゃ……、だから、指を動かさないでぇ」
「お前のパンツが邪魔だな。ちょっと待っていろ」
影は筆の穂先を刃物のように変化させると股関節に降ろし、ショーツと素肌の間に挿し込みクロッチラインの上を狙って真一文字のように切り裂いた。滲み込んだ愛蜜の重さでクロッチはだらしなく垂れ下がり、生え揃っていない恥毛、愛蜜でツヤツヤと輝いている恥裂、未だに黒ずんでおらず乙女特有の可憐な桜色のままである花弁が影の前に露わになった。
だが、愛里寿の恥部をじっくりと見た影は、失望感を露わにして彼女に言った。
「……止めた」
「……そう、良かった」
「お前、マンコをしっかり洗っているか?」
「洗っているよ?」
「マンコを開いて内側まで丁寧にお湯で洗っているか?」
「そこまでは……」
「マンカスが溜まっているんだよ」
「何それ?」
「これだよ」
影は愛里寿の恥裂に指を挿し、掬い取るように動かすと彼女の鼻先に持ってきた。
「これがマンカスだよ」
「うぐっ、凄い匂い」
「チーズのような臭みがするだろ」
「うん」
「どんな味か味わってみろ」
「えっ」
愛里寿が反応する前に、影はカスを彼女の舌にベッタリと擦り付けた。途端に彼女の鼻腔と口の中に苦味とチーズに似た臭みが広がった。すぐに吐き出そうとしたが舌の上でさらりと溶けてしまい、慌てて唾液を注ぎ足して吐き出した。
「うげぇぇぇぇぇ!?」
だが、口の中のどこかにカスが残っているようでもあった。チーズに似た独特な匂いは彼女に忘れる事が出来ない程の強い衝撃を与え、嗅覚が麻痺し匂いに慣れるまで不快感を与える事になった。
そんな状況により苦々しい表情をしている愛里寿を気に留めず、影は筆を自身の股間に括り付けた。そして「ふんっ」と声を出して腰に力を入れると、垂れ下がっていた筆がムクムクと起き上がった。
「待たせたな。これからが本番だ」
影に翻意を促しても無理だと悟りつつ、彼女は嗚咽が混じる声で彼女なりに抗議の声を上げた。
「ねえ、止めようよ。私、赤ちゃんが生めなくなっちゃう」
「ここまでさせておいて止めろなんて無理だ」
「そんなぁ」
「入れるぞ」
「ちょ、ちょっと待って、ああっ! あぁぁぁぁぁ!」
そそり立つ影の筆が愛里寿の腰回りの向こう側に隠れた。
何時の間にか足首の拘束が外され影が彼女の足を大きく足を開かせたと同時に、彼女の恥裂に何かが押し当てられた。そして筆の先端を恥裂に軽く当て、クチュックチュッと音を立てながら恥裂を何度もなぞっていた。
「よし、十分濡れてきた。なあ、お前、これから俺の立派な筆を入れるから驚いて腰を抜かすなよ」
「ねえ、お願い」
「何だ」
「お前って呼ぶのは止めて」
「……愛里寿、今から入れるよ」
「うん、初めてだから痛くしないでね」
覚悟を決めた愛里寿は目をつむり、「初めての時は痛い」と耳にする行為に備えて歯を食いしばって彼女なりの「戦闘態勢」を整えた。
筆は愛里寿の花弁に挿し込まれ、その奥にある蜜壺へ進入を開始した。
◆◇†◇◆
彼女の下腹部からじわりじわりと体内に侵入する異物は、あくまで筆という異物である筈だった。
自然の摂理では排除されるべき存在であった。だからこそ、臓器移植手術を受けた患者は移植された臓器に対する拒絶反応で長年に渡り苦しむ事になり、輸血でさえ相性が悪ければ患者が死に至ることもある。
だが、彼女の体は異物を取り込もうとして纏わりつき、きつく締め上げようとしていた。
「ううっ、温かくて、きつくて、気持ちいい。これが処女のおマンコか」
悦び溢れる声で気持ちよさを表現する影の声を、愛里寿は黙って聞いていた。
何しろ愛里寿にとっては初めて受け入れる異物であった。じわりじわりと押し込まれているとはいえ痛みを伴うものであり、快感を得るには程遠い心境であった。
更にどこまで異物が侵入するのか分からないという不安もあった。彼女の蜜壺の深さ故にいずれは停止する事は理解していたが、それでも不安であった。何しろ目の前にいる影は人体の常識では理解出来ない存在であり、男性器の常識が通用しない存在でもある。蜜壺の奥深くにある子宮を貫通して他の臓器まで傷つくのは避けなければならなかったからだ。
「愛里寿、どうだ?」
「……まだ入るの?」
「まだ半分も入っていない」
「もう、いいでしょ」
「それより、気持ちいいか?」
「……痛い」
「最初の頃だけだ。いずれ痛く無くなる。だから我慢しろ」
影は愛里寿を腰をガッチリと掴み、更にじわりじわりと筆を押し込んだ。
「ひいぃぃぃぃぃ!?」
「もう少しだ。頑張れ」
「お、お腹を突き破らないで!」
「あん? 愛里寿の大きさに合わせて長さや太さを調整しているぞ」
「本当?」
「心配するな」
影が約束したとおり、筆は子宮の手前で停止した。
「愛里寿、どうだ?」
「……何か変な感じ」
「変?」
「うん。痛いけれど、変な感じもする」
不思議な感触であった。彼女のお腹に何かが入っているのは把握出来た。
筆の穂先は獣の体毛を束にしているので冷たくて固くて肌触りの悪い円錐形をしている。だが、彼女の狭い入口をこじ開けて蜜壺に侵入してきたそれは、温かく、太く、滑らかさを感じさせる流線型のような形状をしており、そして逞しさを感じた。
何時の間にか嫌悪感が薄れていた。そして、別の感情を抱き始めていた。充実感なのか、満足感なのか、安心感なのか、具体的な表現が出来ないがそれに近い感情を味わっていた。
「動かすぞ」
「うん……」
影が腰を動かすと筆が奥深くに挿し込まれて、そして引き抜かれた。
影は筆を挿し込む深さを変化させ、半分程度で止めたり奥深くまで挿し込んだりした。この不規則な動きと蜜壺を擦りつける刺激が、愛里寿にとって次第に快感へ変化していった。
「あっ、はあっ、何か、変な感じ」
「それが快感だ。気持ちいいだろ」
「うぅぅぅぅぅ、気持ち、いい、ううっ」
「俺もだ。愛里寿のここはすげえ気持ちいいぞ」
影は筆を挿し込む角度を変え、更に愛里寿を攻め立てた。
先程までとは違う角度からの刺激に、彼女は更に歓喜の身震いをした。
「ひゃあぁぁぁん、あっ、ああん、んぁぁぁぁぁあん」
「どんどんノリに乗って来たな」
「はあんっ、んんっ」
「愛里寿、すげえぞ」
「あはぁん、あれぇ、奥に当たっているぅ」
「筆を伸ばした」
「あぁん、すごぉい」
蜜壷へ繰り返し刺激を与える筆は、蜜壷から引き抜く度に纏わり付いた愛蜜がシーツやパジャマに振りかかった。彼女の愛蜜が発散する彼女の匂いが部屋全体に漂い始め、ますます影を興奮させた。
「愛里寿、愛里寿!」
「ああん、あはぁん」
「俺もそろそろ限界だ。出すぞ」
「うん?」
「くうぅ、そろそろ出そうだ。お前の子宮に俺の墨汁を掛けてやる!」
「ぼくじゅう!」
墨汁の主成分は、戦車道の乗員保護に用いられている素材と同じカーボンである。当然ながら体内に流し込まれて害が無い訳が無い。もし、流し込まれたら……。
「だめぇ、赤ちゃんが生めなくなっちゃう!」
「出る! ぐがっ!」
ドプッという音と共に温かく粘り気がある墨汁が勢いよく穂先から迸り、子宮に纏わりついた。
「ひゃあぁぁぁぁぁん、あっ、赤ちゃんが! 赤ちゃんがぁ!」
将来、好きになった男性と結婚し、愛し合って、子供を産んで幸せな家庭を築くといった夢がこんな事で諦める事になるなんて……。
絶望感に打ちひしがれた愛里寿は気を失った。
◆◇†◇◆
影が筆を引き抜くと、愛蜜と黒々とした墨汁が入り混じった液体が蜜壺から溢れ出し血が染み込んだシーツに注がれていった。
「すげえ、気持ちよかった。愛里寿はどうだった? ん? おい、愛里寿?」
影が愛里寿の顔を覗き込むと、彼女は白目を剥いて気絶していた。
「あぁあ、気絶しちまった。一言でも『ごめんなさい』って言えば許してやるつもりだったけれど。まあ、最後の仕上げをしよう。これで心置きなく他界出来るぜ」
そう言うと筆を股間から外し、利き手で握りしめて愛里寿の胸と腹に文字を書いた。
全て書き終えると、影は納得の出来に満足し筆と一緒に部屋から消えた。
静寂に満たされていた部屋は強風が立てる音で満たされるようになり、間もなく朝を迎えた。