※この作品はR-18です。

"GIRLS und PANZER" R-18版短編集   作:キルロイさん

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後編

今の話は信じられないって貴方の顔に書いている。

でも本当の事よ。

 

朝になったら家の中は大騒ぎになっちゃった。

だって、私は裸になった状態で気絶していて、シーツに赤黒い血が染み付いていたの。

どう見ても事件だよ。

夜中に誰かが侵入して私をレイプしたって思うよね。

 

だから、朝一番で産婦人科に連れて行かれた。

そして裂傷があるかもれないって理由で下着を脱いでアソコの診察を受けた。

男のお医者様にアソコをじっくり見られちゃった。恥ずかしかった。

 

その先生から「少し流血した跡はありますが、もう傷は塞がっている様子なので大丈夫です。膣から分泌される体液は殺菌能力がありますから、炎症しなければ大丈夫でしょう。安心して下さい」って言われた。

それだけなら良かったのに、続けて「それにしても愛里寿ちゃんのココはすごく綺麗だよ。大人になるまで大事にしてね」って言われちゃった。

もう、どう返事すればいいのか困っちゃった。

只でさえ物凄く恥ずかしいのに。

 

お医者様から頂いた避妊薬を飲んで家に戻ったら、家で待っていたお巡りさんから色々質問されたので順々に答えていった。

でも、話を全部聞いたお巡りさんは困った顔をしちゃった。

だって、私が「筆を持った幽霊に犯された」って言ったからだよ。

私は「私の身に起きた事を全て正確に言いなさい」って言われたから、正確に話しただけなのに。

 

それからお巡りさんとお父様とお母様が話し合っていた。

結論が出て、私に呪いが掛けられたらしいというので神社に連れて行かれた。

どんと焼きの祭事で筆を燃やしたあの神社だよ。

そこでお払いを受けて家に戻ったら、もう夕方になっていた。

 

その日から、あの幽霊は出てこなくなった。

次の日も、その次の日も出てこなかった。

私はやっと安心して寝ることが出来るようになったんだよ。

 

でも、あの時の経験で私はチーズが嫌いになった。

私のアソコに出来たアカを舌にべったり塗られた時、おしっこが混じった苦い味とチーズのような匂いが口の中に充満していた。

それが今でも忘れられない。

だから、チーズの香りを嗅ぐとあの時の事を思い出しちゃう。

 

ねえ、分かったでしょ。私はバージンじゃない。女の子じゃない。

男の人からは使用済みとか中古品って言われる女だよ。

 

……

……

……えっ?

 

何で泣いているの? 私、変な事を言ったかな?

私が可哀想だって? 絶対許せないって?

そう言われても、相手は幽霊だし……。

違う? そうじゃない? 使用済みとか中古品って言われるのが許せない?

例え筋肉ムキムキの野郎が相手だったとしても俺がボコボコにしてやるって?

ごめん。その言葉は実際に言われた事は無いの。

でも、男の人にとって、バージンじゃない女の子は価値が無いのでしょ。

 

そんな事は無い?

わたしは貴方の魂そのものだって? わたしが消えれば貴方も消えるって?

嬉しい。ホントに嬉しい。思い切って話して良かった。

二人だけの秘密にしようって? 口が堅いから誰にも絶対しゃべらないって?

 

ありがとう。でもね、今の話に続きがあるの。

説明するより、見て貰いたい。脱ぐからちょっと待っていてね。

くうぅっ、手が震えてボタンが外せない……。

あ、ありがとう。手伝ってくれて。

ねえ、ブラウスのボタンも外して。

そう、上から一つずつ一つずつ外してね。

どう、見えた? 胸じゃないよ。お腹だよ。お腹。

 

内出血したような青黒い線が無数にあるのが分かるかな。

この線はね、文字なんだよ。鏡の前に立つと分かるんだ。

どう、分かったかな? 読めたよね。

そう、所々掠れているけれど、私の汚い字で「筆下ろし専用」って書かれている。左右反転していて、わたしを鏡に映した時だけに読めるようになっている。

お払いを受けてもこの文字は消えなかった。

 

もう一箇所あるんだ。ブラジャー外すからちょっと待って。

どお、見えた?

そお、おっぱいに89って数字が書いている。

最初は97だった。

 

この数字、初めて経験する男の人とエッチすると数字が小さくなっていくのよ。

この数字を小さくするために、わたしは今までに色んな人とエッチしてきた。

ヤリチンの人とエッチしても数字は小さくならなかった。

だから、わたしは経験が無さそうな男の人を選んでエッチするために付き合い、分かれた。

 

でも、もうヤダ。愛がないエッチはもうヤダ。

わたしは肉便器じゃない。普通の女の子なんだよ。

男の人に愛されたい。守られたい。だから、だから……。

ごめん。今の話は引いちゃうよね。

やっぱり、私は貴方に相応しく……。

 

えっ、そんなに強く抱きしめなくても、うぐっ!?

……

……

……不意打ちのキスなんてズルい!

でも、嬉しい。

 

今のキス、チーズの香りがした。

さっき貴方が食べていたチーズの香りよ。

 

多分、一生忘れる事が無い香りになった。

いや、一生忘れる事が出来ない香りにしたい。

だから、わたしを抱きしめて! わたしを愛して!

わたしが一生忘れる事が出来ない、思い出に残るエッチをして!

 

そして……、わたしを貴方だけの物にしてね♡。

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