※この作品はR-18です。

プリズマ☆イリヤ クロエのお守り   作:扇 漱真

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雨音が包む部屋の二人のお話。



プリズマ☆イリヤ クロエのお守り

軋むベットの音とサラサラと静かに降る雨の音が部屋中に優しく響いてた。二人の呼吸は荒かったし、何処と無く力が入っていない体を重ねている。

 

「.....んっ..」

 

一度体をはずませると快感が彼女の体を走ったのだろう。すると、彼女は恥ずかしかったのか痛かったのか、ベットにあった毛布と一緒にうずくまった。

 

「あ、ごめ....。イリヤ、痛かった?」

「ん...大丈夫」

 

痛かった。なんて言ってもさっきからお互いの口の中を舐る様なキスしかしてないわけだが。だが、彼女の顔は満足気な顔だった。

 

「んで、今日はどうしたの?イヤに積極的じゃない」

「.....うん。まぁ、ちょっと....」

 

イリヤはたまにこんな感じで甘えてくる。何も言わなくてもただそこにいるだけの時や、こんなふうに求めてくる時もある。

 

「昨日、さ。クロが消える夢見たんだ」

「夢?」

「うん。いくら手を伸ばしても届かなくて、逆に遠のくばかりでクロがどんどん離れてく夢だった」

「はぁ.....それってあくまで夢でしょ?大丈夫よ私は今ここにいるわ。それに、アンタに言われたしね。そばにいて、ってさ」

 

と言って、クロエはイリヤの頭を撫でる。イリヤはその手をそのまま自分の頬へと運び、猫の様にすがりついた。こんなイリヤは初めて、とは言わないけどやっぱりギャップが強くてクロエには困りものだった。

 

「だから、今日は......なるべくこのままでいて欲しいな〜、なんて」

「えぇ、分かったわ」

 

優しく微笑みながらクロエはイリヤの頬をそのまま撫でる。イリヤは嬉しそうに喉を鳴らした。しばらく撫で回した後、またキスを求めてきた。

 

「ん...」

「あ〜、はいはい」

 

イリヤに覆いかぶさりながらゆっくりと顔を近づけていく、重なった二人はただただ、躊躇しながら、でも貪欲に二人は求め合う。

 

「んむ.....んく....っは」

 

クロエが唇を離すと二人の口は銀の糸で繋がっていた。まだやり足りないのか、イリヤはクロエの顔をガッシリと掴んだ。

 

「ん〜ん!」

「ちょっとタンマ。息持たない」

 

荒い息を整えながら、もう一度イリヤにキスをする。幸いにも今日は全員家の者は出払っている。

ルビーも机に転がっているがあれは多分...寝ている。

魔力も若干切れそうだったので都合がよかった。それでも、何故か嬉しさもある。

 

「んふぁ.....クロぉ?」

 

声も顔も口の中も完全に蕩けている。クロエもこんなイリヤを見て普段通りなんて無理だった。痛覚共有なんてものもあったが、感覚が共有されてるようで、自分の体の奥までじんわりと熱を帯びてきた。

 

「んふふ、クロ。顔真っ赤だ〜」

「誰のせいだと思ってるのよ」

 

魔力はもう十分にもらった。本当はもう必要ない。これ以上はイリヤと触れ合う、重なり合う必要はもうない。

それでも、今日のイリヤは寂しいと言っている。これ以上触れ合うことはイリヤの.....

 

「クロ?」

「っ!.....ぁ、何?イリヤ」

 

考え込んでいる時に不意に名を呼ばれビクリと体を震わせてしまった。

 

「今日はね。私はクロを感じていたいの。魔力とか関係なく。クロがここにいるって。私の傍にいるって、感じさせてよ」

 

目に涙を滲ませ、イリヤは言う。

 

「イリヤ.....」

「もう、嫌だよ。私の友達が、家族が消えるのは......」

 

自分はここにいるというのに。

イリヤはギュッ、とクロエに抱きついている。こんなにも自分は家族同然の扱いを受けているなんて。

 

「そうね。ごめんね。イリヤ」

 

それだけ言って、クロエはまたイリヤにキスをする。

口の中を舐る音はだんだんといつもより、いやらしく、激しくなっていく。

 

「ん....んちゅ、クロぉ....」

「ん.....イ...リヤぁ....」

 

お互いに離すまいと、体をしっかり腕で包み合う。

あぁ、自分の弱い部分を出すとこんな風に成るのだろうか。クロエとイリヤは同じで違う。きっと、自分はイリヤから優しさを抜くと自分のような者が出来上がるのだろう。

それでも、クロエは消えたくないと言った。でも、それはイリヤへの負担が増えただけなのだ。

そんな状況でもイリヤはクロエを気にかけてくれる。

 

(分かってはいるつもりだ。私の存在がイリヤに迷惑をかけていることくらい。でも、それでも、もし叶うのならこれ以上イリヤには....)

「ぅん....っは...クロ?泣いてるの?」

「ふぇ?」

 

気づけばいつの間にかクロエは涙を流していた。その涙をイリヤは頬に添えていた手の親指で拭う。

 

「大丈夫だよ、クロ。私は......ここに....」

 

そう言い残して、イリヤは目を閉じて寝息をたてた。

 

「さすがにやり過ぎたかしら」

 

口の周りの唾液を拭いながら、クロエは言った。

 

『いや〜、いつもより激しかったですねぇ〜』

「ぅい!?」

 

声の方向を向くと、ルビーがフワフワと浮いていた。

 

「ア、アンタいつから?」

『「ん.....イ...リヤぁ....」からですかね』

 

露骨にもクロエの声でセリフを流してルビーは言った。

 

「もしかして録画とか....されてるの?」

『えぇ、そりゃぁモチロン!後で見ます〜?』

「そう.....投影、開始」

 

クロエは録画完了を聞くと剣を二本両手に持った。

 

「とりあえず削除」

『んぎょぇー!クロさん激し〜〜!!』

 

 

 

終わり




ご愛読ありがとうございます。
途中でもう何書いてるか分かんなくなってましたw
キスシーンだけにしたつもりです。
百合は.....私にはまだ早い。
良ければアドバイスお願いします。
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