生物は必ず死を迎える
それは犬、鯨、蟻、そして人間さえも・・・
これはある少年が残酷な運命を背負った少女たちと出会い成長していく物語である
「俺っていつ死ぬんだろう?」
いつもと変わらぬ日常を過ごしながらこの物語の主人公である七色ーーは一人で学校の帰り道を歩いていた
彼は小さい頃から他人と距離を置き感情というものがまったくないといっても過言ではないほど感情が出ない
「もしもし七色ーー君かな?突然なんだか君のご両親が交通事故で亡くなった」
誰からの電話かは覚えていない。けど親が死んだというのに涙ひとつすら流さない俺を周りの人たちはとても気味悪がった
悲しいって感情はなに?
親戚もいないので俺は俗に言う天涯孤独になってしまった
両親が遺してた貯金でお金に不自由はないがこれからなにをすればいいのかまったくビジョンが思い浮かばなかった
このまま一人で誰に知られることなく生きて誰にも知られず死ぬのかそんなことを考えるが別に寂しいなどの感情などは湧いてこない
そんなこんな考えていたら家についてしまった
部屋には誰もいない当たり前のことだが
夕飯を済ませ今でくつろいでいると二階から物凄い音が聞こえてきた
「なんの音だ」
音の原因を調べるため二階へ上がるとそこには首輪がついている真っ赤に燃えるような翼の生えた女の子がいた
「うわー!!このご飯美味しい!!」
「そうか、よかったところでお前は誰だ」
「私?私はヴァルハラ機関感情色彩タイプレッド階級はA級」
「ここはコスプレ会場ではないが」
「コ、コスプレじゃないわよ!」
「そんな格好をしてなにをしていたんだ」
そう格好だ。まるでアニメのようなカクカクした機械が服のようにまとわりついてるこんな格好で外を出歩くと通報されるのではないかと思ってしまう格好だ
レッド「なにをしてたって逃げてきたのよヴァルハラ機関から」
「なぜ逃げてきたんだ」
「嫌だったのよヴァルハラが」
「そうか」
「聞かないの?」
「なにをだ」
「私がなんでヴァルハラが嫌だったのかとか」
「別にどうでもいい」
そういってお茶を飲もうとした瞬間に壁が目の前から無くなったというか吹っ飛んだ
「やっと見つけた感情色彩タイプレッドマスターの命令であなたを連れ戻しに来ました」
「誰だあついは」
「感情色彩タイプオレンジ」
レッドと同じ機械で体を纏い背中にオレンジ色の翼が生えていたしかし首につけられている首輪にはレッドにはなかったが鎖が繋がっていた
「はっ!わざわざご苦労様。でも私はあんなところに帰るつもりはありませんからね」
「仕方ありませんねならば無理矢理連れていくまでです」
なにもないところから橙色の2丁拳銃がでてきた
「危ない!」
とっさにレッドは俺がいた場所から俺をどかした
次の瞬間に俺がさっきまでいた場所が蜂の巣のように風穴が開いた
「ちょっと狙いは私でしょ!?なんでコイツを攻撃するの!」
「私たちの存在を知られたからにはその男にも消えてもらわなければならならい」
オレンジはまた銃口を向けると俺達に発砲してきた
「マスターのいないあなたでは武器は出せないでしょう諦めてマスターの元に帰ってきてください」
「マスターならいるわ。あんた名前は?」
「俺は・・・七色・・・七色だ」
「あんた私のマスターになりなさい」
「嫌だ」
「え?あんた今がどういう状況かわかってんの!?このままじゃあんたも殺されちゃうの!」
「どうでもいい。生き物はいつかは死ぬそれが早いか遅いか違うだけだ俺はたまたま早かったそれだけだ」
「あ~もうっ!なんなのあんたわけわかんない怖い死にたくないとかそういった感情ないわけ!?」
「ないよ。俺には喜びも悲しみもわからない。涙ってどう流すんだ俺にはわからない玉ねぎを切るときやゴミが目に入ったときに出る涙しか俺にはわからない」
盾にしている瓦礫が弾丸に撃たれる音だけを残し沈黙が続いた
「わかった。じゃあ私が教えてあげるこれから沢山だからこのままやられるわけにはいかない私と契約して七色」
俺は少し考えるフリをしてから答えた
「わかった」
「契約成立」
《バサッ》
翼が赤く輝き首輪から鎖が出てきて七色の手に巻きついた
「なんだこれ」
「それは契約の証あんたが私のマスターである証。これから私たちは一心同体。私が死ぬときはあんたが死ぬときであんたが死ぬときは私の死ぬとき」
「待て、それじゃああいつと戦って死んだらどのみち死ぬだろう」
「大丈夫。私は強いから。さてお話はこれくらいにしてさっさとやっつけちゃいましょうか」
レッドの両手から真っ赤に燃えるような短い二つの剣が現れた
「感情色彩タイプレッド専用武器 火ノ丸 」
「な、なに!?正気ですかレッド、マスターにするということはそいつと運命を共にするということですよ!」
「ヴァルハラに帰るくらいなら私は戦って死ぬわ」
レッドは翼を羽ばたかせオレンジに急接近し互いの武器である剣と銃が交わすとその周りが朱色に変わった
「くっ!」
オレンジの手から銃を弾き飛んだ
「無駄よ色彩武器が出た時点で私の勝ちは視えていたわ退きなさいオレンジ」
「わかっているでしょうマスターの命令は絶対よ」
オレンジが残った銃で戦闘体勢に移ろうとした瞬間オレンジの動きが止まった
「マスター・・・わかりました撤退します。マスターの命令ですのでここは退かせていただきます次は必ず連れ帰りますので」
そしてオレンジが物凄いスピードで空の暗闇に消えていった
少しすると野次馬などが集まってきた
(待てよ、コイツを見られるといろいろと厄介なんじゃないか)
「レッドしばらく姿を隠していろ俺は少しおまわりさんとお話をしてくる」
「いいけどコレどうするの?」
カチャ
「カチャだと」
そう契約をした際にレッドの首輪からでた鎖が七色の手に巻きついたのだった
「この鎖、消せたりできないのか」
「う~ん伸ばすことはできるけど消すことは無理ね」
どこかの某アニメのような便利さはないのか。そんなこんな考えているうちにパトカーなども集まってきてしまった
「今は逃げるのが得策か。レッドここから離れよう」
「わかったわMyMaster」
こうして七色の一生忘れることのない出会いが終わった
これは主人公である七色ーーが残酷な運命を背負った少女たちと出会い成長していく物語である
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