来月こそは来月こそは間に合わせるので!
では、第3話どうぞ
イエローが来てからはやくも1週間が過ぎた
「イエロー、そこの醤油を取ってくれ」
「いちいち私に命令しないで!」
朝だというのに七色宅ではイエローの声が響いていた
「命令ではない。頼んだだけだ」
「あ~もうっ!そういう口答えするのがムカつく!」
「アンタもするじゃない口答え」
今日の朝食のおかずである目玉焼きを食べながらレッドが話に割り込んできた
「私はいいけどあいつはダメなのよ!」
「理屈が成り立っていないぞ」
「蟻のくせにうるさいうるさいうるさーーーい!!」
朝食を食べ終わり七色はテレビのチャンネルを変えて唸っていた
「七色、どうしたの?」
レッドが不思議に思い七色の顔を覗いて聞くと
「ニュースになっていないんだ2日前の事件がな。」
「ただ単にニュースにされなかったんじゃないの?」
「その可能性もあるがニュースにならないだけで調べれば起きたことがわかるはずなんだが。どこを調べても出てこない。」
「まるであの事件が無かったような扱いをされている」
七色は疑問に思っていたがレッドにはどうでもよかったらしく別の話題を振ってきた
「そんなことはどうでもいいでしょ?ところで七色は今日学校はないの?」
「ああ、一昨日から夏休みなんだ」
そう季節は夏。学生である七色なら嬉しいこと限りなしの夏であるはずなのだが
「ねぇ!ねぇ!だったらどっかに行こうよ七色」
目を輝かせながらレッドは七色にお願いする
「この鎖があったら目立つし、また捕まる」
「イエロー色彩変化してー」
「はーい」
聞いたこともない言葉が出できて七色は気になったのでレッドに聞いてみた
「なんだその色彩変化とは」
「物体の色を変化させる技術よ。私はできないけどイエローはできるの」
「ステルス技術と似たようなものと考えればいいか。カメラとかにも映らないのかこれは」
「カメラにも映らないわよ」
そんな話をしているうちに終わったようで手に鎖の感触はあるが目でみても鎖は確認できなかった
「ありがとう、イエロー。これで外に出られるよ」
「どういたしまして。じゃ、いってらっしゃーい」
イエローはそう言うとさっき朝食を食べたばかりなのにどっから持ってきたかお菓子の袋を開け食べ始める
「どうしたの?出掛けないの?」
「いや、アンタも一緒に出掛けるのよ?」
「へぇーそうなんだ・・・ってそうなの!?」
「その前にまずは着替えだ。メカメカしいし目立つからな」
レッドもイエローもヴァルハラにいた頃のまま格好だったのでとても一般の服装とはかけ離れていた。というより機械を取り付けたかのような格好である
「その服は脱げるのか」
「脱げるわよ。でもどの服に着替えればいいの?」
「俺の母親の服を着ればいい。サイズが合えばいいのだがな。居間で待ってるから着替えたら来いよ」
七色はそう言うと部屋から出ていった
「普通の服着る日が来るなんて思わなかったねイエロー」
鼻歌しているのも隠さずにレッドは服を選んでいる
「そうね、私たちが普通の服を着るなんてね。にしても普通の服って耐久性が全然無いわ。着るのが少し怖い」
「でもでも、可愛いよね?・・・イエロー?」
イエローからの返事がない
「なによ・・・さっきのも、これも、これも!どの服も胸のサイズが全然合わないんだけど」
肩を震わせてイエローは独り言を言っている
ここまでくれば皆さんお判りだと思うのだがイエローさんはとてもお胸がちっちゃいのだ!
「あーこれかわいい!これにしよっと」
ブチッ
なにかが切れるような音がした
「ゼッーーーーータイ出掛けるもんかーーー!!」
家が揺れる程の怒号を叫ぶとイエローは二階の部屋に行ってしまった
「レッド、イエローがもの凄く怒っていたように見えたのだがどうしたんだ」
七色が心配してレッドと先ほどまでいたイエローの部屋に入るとそこには下着姿のスタイルの良い女の子がいるではないか
もちろん他の誰でもないレッドさんである
「なにかの、間違いだ」
「他になにか言い残すことはない?」
形のいい2つのメロンを揺らしながらレッドは近づいてくる
「そうだ、七色。あんたいろんなことを教えてほしいって言ってたわよね?」
「ああ、そうだな」
「じゃあ、1つ教えてあげる。これが・・・」
「死よ」
ドゴンと素手では起きないであろう大きな音が七色の頭で炸裂した
「今度から入るときはノックして一声かけてよね!」
「ああ、気をつける」
頭からプスプスと煙を上げながら七色は返事をした
「・・・ところでさ、き、着替えたんだけど似合うかな?この服」
「・・・綺麗だ」
純白のワンピース。たったそれだけのシンプルな服だったのだが
どうしてここまで綺麗に見えるのだろう。レッドのその姿は何事にも動じない七色の心に驚愕を植え付けた
「七色、すごい顔してるよ?大丈夫?」
「あ、ああ、大丈夫だ。その服よく似合っているぞ」
「そ、そっか。よかった」
レッドは頬を赤く染めて嬉しそうな顔をしているのを見て
七色はなにか胸がなにか熱くなるのを感じた
ところで・・・二人ともなにか忘れてないかい?
「イエロー出てきてよ~」
「絶対に出ない」
二階の部屋の鍵を閉めてイエローは籠っていた
「だってレッドにはあの部屋の服は似合うけど私には似合わないもん」
「そんなことないって!イエローにも似合う服はあるよ!きっと!」
レッドが励ましの言葉をかけるがイエローは反応しない
「そうだ、俺の小さい頃に着ていた服ならちょうど合うかもしれない」
「だってよ!イエロー。七色もイエローの服見たいよね!?ね!?」
「別に見たくなぁ」
ドカッ!七色の腹部にエルボーが入る
「ほら、七色も見たいって!」
「・・・」
キィっとドアを開けてイエローが部屋から出てきた
「なら!仕方ないわね~。蟻の分際で服を着た私を見れるのは光栄よ」
「ちょろいやつだな」
馬鹿にした物言いをしたのだがイエローにはもう聞こえていなかった
「さぁ~!さっさと着替えて出掛けるわよー!」
ありがとうございました
これからも是非読んでいただけるとありがたいです