ノブナガと
群雄割拠の戦乱の時代。全国で覇権を争う大名たちの中でも、その急先鋒はと聞けば、だれもが同じ名を挙げるだろう。
織田ノブナガ。
まさに燃え上がる炎のように戦場を駆け巡るその勢いはとどまるところを知らない。
その大六天魔王が勝ち鬨の声とともに尾張城へ帰還したのが夕暮れごろ。この傑物はいくさのあとすぐに宴を開き、自ら舞を披露したのち、浴びるように酒を飲んだ。
月を肴に風呂を浴び、寝所へ引っ込めば、さすがの英雄もあとは眠るだけ……かと、思えばさにあらず。
深夜、あなたが寝所のふすまの前に立つと同時に、中から声。
「入れ」
ふすまを開き、中へ入る。派手好きのノブナガは寝所も別格だ。金糸で桜が描かれた布団で大いびきをかいて眠れるのは、日本広しといっても彼女ぐらいのものではないだろうか。
ノブナガは窓辺に腰を下ろし、キセルをくわえていた。あなたの姿を見ると、にやりと、猛禽のような笑みを浮かべる。
「よう来たのう。いや、ワシに呼ばれてこないはずがないか」
当然ながら、甲冑など着ていない。白い寝間着のほかには何も着ておらず、うっすらと肌の色が透けていた。
あなたはその艶姿に、思わず生唾を飲み込んだ。
平静を装って不寝番も立てていないことをとがめると、ノブナガは呵々と笑う。
「このワシが楽しもうというに、番など立てては無粋じゃろう。それとも、おぬしは人に聞かせたいのか?」
近う寄れ、とばかりに指で示しながらキセルを置く。あなたが彼女のそばまで進んで平伏すると、彼女の掌が頬に触れた。大剣を振り回しているとはとても思えない繊細な指の形にあなたが目を奪われている間に、ぐいと引き寄せられる。
「かしこまらんでよい。ここでは男と女じゃ」
ささやきとともに、唇が重なる。すぐさま、火のように熱い舌があなたの唇に割り込んできた。
「っふ……ん、ちゅ、く……♡」
煙の味がわずかに残る唾液があなたの口に流れ込む。うねる舌が口内をかき回し、くちゅ、くちゅっ♡と激しく音を立てる。
「っは、ぁ……♪ おぬしの顔を見ると、我慢できんようになってしまったわ」
つう、と唇の間に引く糸をなめとるように舌をうねらせ、ノブナガが笑う。
いつもこうだ。
いくさと同じく、寝所でも一気呵成。駆け引きよりも激しく求めあうのがノブナガの好みらしい。
あなたが彼女の秘密の愉悦の相手に選ばれてからどれぐらい経つだろう。はじめは二週に一度ほど寝所に呼ばれていたのだが、十日に一度になり、週に一度になり……今では、三日に一度は睦言の相手役を勤めている。
まるで、いくさで高ぶる熱を鎮めようとしているかのようだ。
それとも、この覇王が、あなたの体に溺れているのだろうか。……いやいや。さすがにそれはうぬぼれすぎかもしれない。
「何をぼおっとしておる。もっとワシを愉しませんか」
ぐい、とさらに体を引き寄せられる。大きな……それはもう、両手で片方を包むのがやっとというような乳房があなたの体に押し付けられ、とびきりの柔らかさと弾力を伝える。
「ワシはもう、とっくに火がついておるぞ?」
炎を宿した瞳があなたを見据える。いつもなら闘志の色を帯びているその炎は、今は情欲に燃えていた。
あなたは、今度は自分から唇を重ねた。
「んっ……♡ いいぞ、その調子じゃ」
舌を突き出し、口内をむさぼる。酒と煙の香りをこそぎ落とすように、口の中をたっぷりとかき回す。唾液がにちゃ、にちゃ、と音を立て、あなたの味と匂いを代わりにノブナガの口の中に塗り付けていく。
「んっ、っぷ……ぅっ、ふ、ん、むぅっ……♡」
それを受け、ノブナガがあなたの頭に手をまわす。ぐ、と手に力がこもるのは、もっとしろ、という意味だろう。
「ちゅ、る……じゅる、ちゅぷ、っふ、んんっ……♡」
接吻ですら負けず嫌いの乙女が、あなたの舌を押し返そうとする。だが、ここで引くわけにはいかない。あなたはすかさず襟元から手を差し入れ、むっちりと肉の詰まった乳房をつかんだ。
「んむぅぅっ♡」
手のひらからこぼれ落ちるような双丘を大きく揉みしだく。火がついている、といった通り、体温が高く、うっすらと汗が浮かんでいる。それがまた、指にしっとりと吸い付くような感触を与えていた。
「ん、っぷ……っふ、ぅんんっ……♡」
力が抜けた隙に、ノブナガの舌を絡めとる。にち、にち、と絡め合わせれば、唾液が口の端からあふれるほどに流し込んでいく。
「っふ……ん、くぅ……」
のしかかる体勢になっているから、受け手に回った彼女からの反撃は難しい。あなたはたっぷりと乳房をこね回していく。特大の餅を捏ね上げるように、大きな動作で楽しむと、徐々に舌が甘えるようにあなたの舌に応じてくれるようになってきた。
「っふ、ぁ、む、ちゅ、じゅる……っふ、ぅ……♪」
あなたの唾液がノブナガの口内を満たしていく。戦場で味方を奮い立たせる言葉を放ち、雄たけびを上げるのと同じ口を。
「ん、っふ、ん、っむ、ぅうううっー……!」
胸への愛撫にも、ぴく、ぴく、っと体をはねて反応してくれる。口づけが彼女の体をとろかしているのか、それともいくさの熱がのぼせさせているのか。
とにかく、この機を逃すあなたではない。二つの山の頂点に待ちかまえる大将首……もとい、乳首をきゅむっ、とつまみ上げた。
「ん、っふ、っむ、ぅぅぅぅぅっ♡」
これまでで一番激しく、ノブナガの体が跳ね上がる。
コリっと芯が通ったような感触の尖りを指の間でこね回すと、さらに硬く立ち上がる。
戦場にあっては当代最強の一角とされる彼女が、女としての弱点をあなたに攻められて快感にもだえているのだ。
「ん、っく……ん、っ……♪」
こくん、とノブナガの喉が鳴り、あなたの唾液を飲み込んだ。陥落である。
「っぷ、ぁ……あ、相変わらず、容赦がないのう」
唇を離すと、とろっ、とあふれた唾液が顎を伝う。あなたはそれをなめとりながら、なおも胸の尖りをこね回していく。
「んっ♡ ま、まことに、おぬしはワシの胸が好きじゃな。そんなに気に入っておるのか?」
あなたは大きくうなずいた。戦国一は勇名と腕前だけではない。本宮山より立派で尾張富士よりも優美なこのいただきを気に入らぬものなどいるはずがない。
「ははっ、よいわ。それなら、お前が好きなこの胸で相手をしてやるわい」
ノブナガの腕がぐい、とあなたを押し倒す。立派すぎる布団の上にあなたは倒され、すぐさま帯をほどかれた。
「おうおう、期待しておったようじゃのう♪」
あなたの下帯を持ち上げる立派なふくらみに、ますます愉悦の笑みを深める。接吻と愛撫ですっかり責め立てられてしまったぶん、ここで反撃に打って出るつもりなのだろう。
「んー……っ、はぁ……♪」
尾張を治める大名が、あなたの股間に顔を寄せた。下帯から立ちのぼる雄の香りを大きく吸い込む。
「相変わらず、おぬしはここだけは立派じゃな」
挑発的な笑み。あなたは下帯を一気に解き、ぶるんっ! と大きく反り返る逸物を突き出して見せた。
「ほおー……このワシを前にしていささかも怯まんとは、度胸があるのう」
わしっ、と幹の半ばをつかみ、呵々と笑う。さらには、その下の二つの玉をつかみ、重さを確かめるように掌の上で転がした。
「言いつけどおり、きちんと溜めておるな? おぬしの精はワシのものじゃぞ」
ずっしりとした感触に満足したのか、今度は両手の指を竿に絡める。そのまま、上下に大きくしごき始めた。
「限界までこらえてみせろよ? そのほうが濃さも勢いも増すからな」
しゅくっ、しゅくっ、しゅくっ!
剣を扱うのと同じように軽々と、しかし繊細に指があなたの肉棒をしごきあげる。
びくんっ、びくんっ! と、反射的に肉棒が跳ね上がり、先端からはだらだらと先走りの汁がこぼれていく。
「ふふっ、ワシの手がよほど気持ちいいようじゃのう。じゃが、この程度は序の口じゃぞ?」
にいっと鷹が獲物を見据えるような笑みを浮かべ、あなたの足を大きく広げさせる。
「ほれ、いつまで耐えられるか、見ものじゃな!」
両手があの二つの山を左右から支え、ぐい、と押し上げる。深い深い谷間が生まれ、そしてその中央に、あなたの肉棒が飲み込まれていく。
む、にゅうう~……!
どこまでも沈み込んでいくんじゃないかと思えるような柔肉にはさまれ、あなたの肉棒がますますいきり立つ。
乳房は左右から竿を包み、すっぽりと覆い隠してしまった。四方から乳圧があなたを責め立ててくる。どろどろあふれる先走りが、さらに谷間を濡らしていく。
「ははっ! ワシの胸の中で暴れまわっておるわ。どれ、もっと暴れてみせい!」
ぐに、ぐに、ぐに、ぐにぃっ……!
ノブナガの手が乳房を持ち上げては下ろす。たわんでは弾む二つのふくらみは、巨大な饅頭のごとく弾み、ぐにぐにとあなたの肉棒を責め立てた。
「ほれほれ、どうじゃ? 極楽じゃろう?」
柔らかいうえに弾力のある感触が、あなたの肉棒をこね回す。左の乳房に追いやられて右の乳房に沈んだかと思えば、右が跳ね返して左が受け止める。
その動きはエンドレスに繰り返され、単純な動きだというのに複雑に男根を責め立てていく。
快感に腰をひくつかせるあなたの姿を見て、ノブナガは楽しそうに笑った。
「まだまだ。ワシの攻めはこんなものではないぞ」
そして、口元からつう、っと唾液を垂らした。それは木曽川のごとく深い谷に流れ込み、その間にあるあなたの逸物に絡みついてくる。
「そら、そら!」
そしてさらに、ノブナガの手つきは激しさを増していく!
ぬちゅ、ぬちゅ、ぬち、ぬち、にちゅ、にちゅ、にちっ……!
唾液が狭い空間の中にいきわたり、柔らかで滑らかな肌を吸い付かせてくる。
敏感な亀頭をぬちゅぬちゅと音を立ててこすり、ぴったりと張り付いて幹をしごく。さらには、重みで沈むたび、睾丸をぴたぴたと刺激してきた。
「おお、顔がゆがんできておるぞ。それほど好いのか?」
さらに唾液を垂らしながら、ノブナガが笑う。
弾力、柔らかさ、吸い付き。どれをとっても絶品だが、ノブナガの乳攻めはそれに加えて激しい熱がこもっていた。
元来体温が高い気性なのだろうが、いくさの後はさらに高まる。こうして包まれれば身中の熱はあなたの肉棒にまで伝わり、まるでとろかそうとしているかのようだ。
この熱こそが、一級の太夫にも真似できぬ、侵略すること火のごとき乳攻めを可能にしているのだ。あ、これは違う武将の文句だった。
とにかく、あなたの肉棒はずっぽりと乳に飲み込まれ、もはや爆発寸前のところをさらに責め立てられていた。
「ふっふっふ、いい顔になってきたなあ。そろそろイってしまいそうか?」
ノブナガの手が下に伸び、わしっ、とあなたの陰嚢をつかむ。
二つの玉はぐっと位置を上げ、すでに絶頂への準備を始めていた。
「わしが十数えるまで耐えてみせれば、褒美をやるぞ♪」
ぐに、ぐに、っと睾丸を揉みこみ、さらに濃厚な精子を充填させるようにして、鷹の笑みを向ける。
「それじゃあ、行くぞ! ひとーーーーーつ……ふたーーーーーつ……」
ひとつ数える間に、5回は体が上下している。唾液がたっぷり流し込まれた胸の谷間で肉棒はこすりあげられる。
「みーーーーーっつ、よーーーーーっつ……」
すでに絶頂寸前だというのに、これほど焦らされてはたまらない。君は痛みにも似た快感が睾丸から肉棒の根元に駆け上がってくるのを必死にこらえる。
「いつーーーーーーつ、むーーーーーーっつ、ななーーーーーーつ!」
ぬちゅ、ぐちゅ、ぬ、りゅううううっ……!
ぐちゅ、ちゅぷ、ちゅぷ、にちゅにちゅにちゅにちゅ!
意地の悪いことに、ノブナガは攻めるペースを時折変えて君の反応を楽しんでいた。
「やーーーーーーーーっつ、ここのーーーーーーーーーつ!」
さらに間を伸ばしながら、ぎゅううううっ! と、強く乳房を押し付け、一気に持ち上げた。
「そら、ゆくぞ!」
ぬちゅうううんっ!
大きく持ち上げた乳房を左右から強く挟み込み、一気に落とす。
先端から根元まで一気にこすり下ろされ、まるで女陰を深く貫いたような快感。
容赦のない締め上げが、君の男根を全方位から攻めあげた。
「そら、十じゃっ!」
最後のカウントが告げられると同時、君の肉棒を大量の精液が駆け上っていく。
びゅーーーーーーーっ! びゅるるるるるるるるるっ!
「おお、っ、わぷっ……♡」
胸の谷間に飲み込まれていた肉棒ががくんと跳ね上がり、谷間から亀頭を突き出して精液を噴き上げる。
その勢いは胸どころかノブナガの顔にまで届き、びしゃっ、びしゃっ! と整った顔にぶつかっては張り付いていく。
「生意気なやつじゃ。まるで噴火じゃな……♡」
ねとぉ……♡ と、顔中に精液を浴びせられたノブナガが、上気した表情で告げる。
瞳に宿った情欲の炎は、ますます燃え上がる。むろん、彼女との情交がこれだけで終わるはずがない。まだまだ、これからだ。
「まだまだ溜まっておるじゃろ? でなければ、ワシの相手は務まらんからな」
あなたがうなずく。ノブナガは頼もし気に笑ったあと、こほん、と咳払いした。
「……と、その前に……」
すう、と息を吸う。あなたがいぶかる間もなく、
「コルァ!!!!!!」
城壁の外まで響き渡るんじゃないか、というような大声を上げた。
「きゃあっ!」
「うわっ!?」
……と、同時。ばたん! とふすまが倒れ、何やら小さな影が二つ、部屋の中に転がり込んできた。
「……お前たち、覗きとはいい趣味しとるのう?」
怒りにこめかみをひくつかせるノブナガ。その視線の先にはふたりの少女の姿があった。
お館様、尾張の人なのになんであんなしゃべり方なんでしょうね。
次回は15日の24時(16日の0時)に更新します。