※この作品はR-18です。

戦国乙女と【あなた】の蜜月   作:五十貝ボタン

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マサムネと♡

 丸い月が空に浮かび、叢雲がその前をゆっくりと横切っている。

 あなたたちは、行燈のわずかなあかりに照らされた部屋の中、向き合って座っていた。

 あなたの隣にヒデアキ。向かいには、マサムネとモトナリ。

 さすがに宿の中でまで甲冑を着込んではいない。だが、あなたたちの話を聞いたマサムネは、眉間にしわを寄せながらうなった。

 

「本気なのだな?」

 マサムネの問いかけ。ヒデアキの体がびくっと震えた。

「は、はい……本気です、あの、一応、たぶん……」

 小心なヒデアキが、なんとかマサムネと目を合わせようとしている。

「珍しいわね。ヒデアキが、自分で私たちに意見するなんて」

「それだけ、通じ合っているということか……」

 

 じ、と、ふたりの視線があなたに注がれる。

 さすがに歴戦の猛将たちである。その気になれば数百の兵を相手に戦える女傑二人ににらまれれば、平静ではいられない。

「条件があるわ」

 と、モトナリが小さく告げる。

「……私たちに認められるような胆力を見せなさい」

 どこか眠たげなモトナリの、据わった目つきがあなたをとらえている。

 

「そうだな。一生に一度のことだ。ヒデアキが選んだのなら間違いはないだろうが、だからと言ってはいどうぞと差し出すわけにはいかん」

 うん、うん、とマサムネがうなずく。

「で、でも、どうやるんですかぁ?」

 ヒデアキがおろおろと二人を見やる。まさかこの場であなたに斬りかかるんじゃないだろうかと心配げだ。

 

「案ずるな。さすがに手合わせをするわけには……」

「いいえ。手合わせするわ」

 マサムネの言葉を遮って、モトナリが平然と告げた。

「なっ! し、しかし、いくらなんでも……」

「といっても、刀で勝負するわけではないわよ」

 いつもの淡々とした口調では、なかなかモトナリの真意は測れない。ヒデアキはほっとしているようだが、マサムネはむしろ困惑しているように思えた。

 

「勝負するのは、房事よ」

「ぼう……じ? って、なんですかぁ?」

「……」

 ヒデアキがきょとんと首をかしげる。どことなく、マサムネも不思議そうにしているように思えた。ほかに誰も気づいていないようだが。

「つまり、男女の閨でのことよ」

 

「ねや?」

「ねや……!?」

 ヒデアキはまだピンと来ていないようだが、マサムネの顔が赤く染まったことにあなたは気づいていた。

「男女のまぐわいのことよ。つまり、私たちとそれぞれ同衾して、私たちが認めたら、ヒデアキとの房事も認める。……どうかしら?」

 

 モトナリの提案に、あなたは大きくうなずいた。刀ならともかく、それならばまだ勝ち目がある気がする。というか、これだけの美女と、それも二人と寝られる機会はそうそうない。

「ちょ、ちょっと待ってくれ、モトナリ殿。私は、そんな……」

「あら。でも、彼はもう条件をのんでしまったわよ」

「う、ぬ……」

 冷然としたモトナリの態度に、マサムネが喉をうならせる。

 

「勝負を降りる? 私はかまわないわよ」

「そ、そういうわけにはいかん! 私の辞書に不戦敗という言葉はない!」

 武人としての矜持なのだろう。すでに申し込まれた勝負から逃げるわけにはいかない……に違いない。

「そう。それじゃあ、まずはあなたから彼の挑戦を受けてあげて」

 告げて、モトナリはそっと立ち上がる。相変わらず、衣擦れの音さえ立てない奇妙な身のこなしだ。

 

「なに? ち、違うぞ、逃げるわけではないが、心身の準備がだな……!」

「ヒデアキ。行きましょう。二人だけの勝負よ」

「は、はいっ! が、頑張ってくださいねぇ」

 あなたに声をかけてから、ヒデアキがモトナリに連れられて部屋を出る。

 ぴしゃ、とふすまが締められ、部屋の中にはあなたとマサムネだけが残された。

 

 

☆戦国9乙女☆

 

 

「……」

 それからしばらく、マサムネはじっと黙って座っている。

 頭の中で何か考えているのだろう。眉間にしわを寄せたり。じ、とあなたに視線を向けたり。ぶるぶるっと首を振ったり。普段の様子からは想像できないほど、落ち着きがない。

 その間、あなたはしげしげと彼女を眺めることができた。

 恐ろしく整った顔立ちは、まるで美しく磨かれた氷の彫刻のようだ。長い手足に均整の取れた体つき。それほど長身というわけではないが、それを感じさせない堂々としたふるまいも魅力を増している。

 

 が、今はそれほど堂々とはしていない。むしろ、縮こまっているように思えた。

「い、言っておくがな!」

 叫びをあげてから、自分でも自分の声量に驚いたように口を押さえた。

「わ、私は、今まで、武芸一筋で生きてきた。オウガイのことがあってから旅を続けてきたが、どんな局面も双刀で切り抜けてきた……」

 落ち着きなく、マサムネが言葉を紡ぐ。

 

 おほん、と咳払い。

「つ、つまり、モトナリ殿には、なにがしか、経験があるようだが……」

 うなりながら、あなたにきっと目を向ける。眼帯の目元も赤く染まっていた。

「わ、私は、こういうことは初めてなんだ……」

 か細い声でつぶやくマサムネ。意外な告白にあなたが目を白黒させていると、

「だ、だが、勝負からは逃げるわけにはいかない。そ、それに、私も、そなたのことは憎くはないし……」

 

 歯切れは悪いが、あなたは黙ってその続きをうながす。

「つ、つまり、武人として、そなたの相手をしてやるが、本当に何も知らないんだ。ど、どうするのが正しいやり方なのか、そなたのほうが教えてくれ」

 きっと顔を赤くしながら、なんとも迫力のないことを告げるマサムネ。あなたはしばらくあっけにとられたが、ゆっくり頷いて返した。

「よ、よし。……それではまず、どうするんだ……?

 うなるマサムネの髪に手を添えて、あなたはその体を抱き寄せた……。

 

「ん、っ、く……!?」

 びくり、とこわばるマサムネの体を腕の中に抱き寄せる。張りのある胸があなたの胸板に触れて、押し返すような弾力を伝える。

 間合いを詰められて反射的に反応するマサムネの、浴衣をまとめている帯に手を触れる。

「ま、待て、まだ、私は準備が……んむっ!?」

 何事かを訴えようとする彼女の唇を、そのままふさぐ。力がこもった口元はきゅっと閉じられていた。

 

「ん、む、んんっ……!」

 こわばる体。あなたを突き飛ばそうと力を籠めるが、すぐにその腕が止まる。力比べではないのだ。突き飛ばしてしまえば、それはすなわち自らの負けを認める、ということに違いない。

「っふ……ん……っ!」

 結果、マサムネはあなたの腕の中に抱かれたまま身を震わせている。緊張で体がこわばっているが、どうすればいいのかわからずに動くに動けないのだろう。呼吸するのも忘れているようで、あなたに唇を奪われたまま小さく震えている。

 あなたはそっとその唇をついばみながら、彼女の帯を外した。

 

「ん、っ……ふ、ぁ、ん、む……っ」

 柔らかく触れ合う感触に溶かされていくように、唇があなたに応じる。触れ合わせながら舌を伸ばし、唇の間をなぞるように滑らせた。

「ん、っ……」

 知らない、というのは本当なのだろう。しばし困惑するように身動きを止めたマサムネが、そっと舌を差し出す。ちょん、っと舌先同士が触れ合い、くちゅりと水音を立てた。

 

「ふ、ぁ……む、んっ、んっ……」

 繊細な舌の感触を、何度もこすり合わせる。舌の感触までも、彼女の体つきと同様、しなやかに感じられた。

 く、ちゅ、ちゅく、ちゅぴ、くちゅ、ちゅ……。

 濡れた水音が静かな部屋の中に響く。こわばっていた唇は甘い口づけに溶かされ、徐々にマサムネも舌をあなたに絡ませ始めている。

 

「んっ……っふ、あ、む……ちゅ、る、っふ、んっ……」

 徐々に夢中になって唇と舌が触れ合う。あなたはその間に彼女の帯をほどき、する、と浴衣を落としてしまった。

「っふ……あ、っ……!」

 浴衣の下から、はっとするほど白い体が現れる。薄暗い部屋の中でもぼうっと浮き上がるような体はシミひとつない。張り出した二つの胸は、呼吸のたびにゆっくりと上下に弾んでいた。

 

「こ、こんな体、見てもつまらないだろう……?」

 世間ずれしているのか、自覚がないのか。体を隠そうとする手を引き止め、あなたはその胸元に手を添えた。

「んんっ……!」

 男の手に包まれ、ふるん、っと柔らかく弾む乳房。柔らかく温かい感触が、あなたの手指に触れる。

 氷のような美女、と人は感じるのかもしれないが、胸の内で早鐘のように心臓が脈打っているのが感じられる。

 

「み、妙な感じだ、こんなこと、今まで……っ、ぁ、っ……♡」

 あなたが手の中で乳房を撫で、揉みしだくと、ぴくりとその身が震える。

 たっぷりとした動作で円を描き、柔らかな双丘を揉みこむ。柔らかな乳房がぴく、ぴく、っと弾み、マサムネの吐息があなたの顔にこぼれる。

「こ、これが、房事……なのか。あ、温かいんだな……っ、んんっ!」

 こりっとした感触を伝える胸の先端を、あなたが指でこすると、思った以上に大きな声をあげてマサムネが身をそらせた。

 

「や、やめてくれ、そこは、あ、っく、ううっ♡ こ、声が、抑えられない……っあぁ♡」

 あなたの手の中で刺激を受け、びく、びくっ! と、マサムネが体を躍らせる。それを押さえるように、布団の中に彼女の体を崩していく。

 あなたに身を任せているのか、それとも抵抗するだけの力が入らないのか。素直に身を倒し、乳房はあなたの手の中で踊るように弾んでいる。あなたはきゅ、っと胸の先の尖りを指の間で強くつまみ上げ、押し込むように刺激した。

「んん、っく……う、ぁ、ぁああっ♡」

 びくびくびくっ! と、乙女の体が弾む。強い刺激を受け、体に電流が迸ったように痙攣したあと、くた、と力が抜けた。

 

「っは、ぁ……く、ぅ。わ、分かっている。何をするか、ぐらいは……」

 はあ、はあ、と荒く息を吐きながら、マサムネはそれでも、足を広げられないままあなたをうかがっている。長い足に手を添えれば、そこはぴくりと震えた。

「っは、っく……ぅ」

 まだ落ち着かない呼吸。マサムネの左目がうるみ、じ、っとあなたを見つめていた。

 双剣を自在に操る剣豪、とはとても思えないほど、濡れた瞳は色気を帯びてあなたを求めていた。

 

 服に手をかけ、脱ぎ去る。あなたの隆起した逸物が現れ、薄明かりに照らされる。

「こ、こんなに、力強い……のか」

 その偉容を見つめ、マサムネが息をのむのがわかった。

「……よ、よいぞ。白黒、着けなければならないし……」

 ぼそぼそと、いくらか力ない様子でマサムネがつぶやく。自分への言い訳を探っているかのようだ。

「し、勝負は時の運という。最後までしなければ勝敗はわからない……だ、だから」

 

 布団の上に崩れたマサムネの体が緊張を解く。あなたは両足に手を添えて広げさせる……女の香りが立ち上った。

「さ、最後までしてくれ……」

 甘い蜜をあふれさせる秘所があなたの前にさらされる。そこは整った秘唇の合間からひくつく入り口がのぞき、初めて味わう性的興奮が抑えきれない、というように収縮していた。

「へ、変ではないか? そ、そうか……」

 あなたが首を振ると、どこか安心したように頷いてから、その後は無言であなたを見つめる。

 

 あなたはマサムネの体に覆いかぶさり、位置を合わせ……そして、ゆっくりと腰を進めていく。

「っく、ぅ、ぁあ……! か、かまわぬから、一気に……」

 痛みと苦しさに声を漏らすマサムネをしっかりと抱き、抵抗を打ち破るように腰を進めていく。

 幸い、すでに濡れそぼった秘所はそれほどの苦労をせずともあなたのモノを受け入れる。が、さすがに今まで何物も通ったことがない場所だ。あなたを拒むようにきつく締め上げ、なかなか奥まで進むことができない。

 

「っは、っく、ぁ、っ、ぅう……! うぁ、っ?」

 挿入感に息を吐くマサムネの胸元に、唇を落とす。柔らかく弾む乳房に、雨のようにキスを落としていく。

「な、っや、やめ、くすぐったい、ぁ、っく、っぁ、あぅ♪」

 思わず身をよじらせる彼女の体から緊張が抜けたところを見計らって、ぐ、っと腰を突き出した。

「ん、っく、ぁあっ! っは、ぅ、ぁ、ああっ……♡」

 再び、切なげな声をあげるマサムネ。だが、先ほどよりもどこか艶が増しているように思えた。

 

「は、入ってる、な。そなたが、私の中に……っ」

 奥まで男根を受け入れたことを悟り、呼吸を落ち着かせながらマサムネがあなたを見据える。うるんだ目は熱っぽく、男女のつながりが結ばれたことを感じさせる。

「んん、っ……! そ、そうか。これが、本当の房事、なのだな。こんなに、アツいとは思わなかった……」

 徐々に異物感に体が慣れてきたのだろう。女の体がゆっくりとうねり、きゅ、きゅ、とあなたの逸物を感じようとしているかのように締め上げる。

 

「っは、ぁ、っく、っふ……っ♡ こ、こんなに、すごいとは、思わなかったが……あ、あっ♡」

 ゆっくりと腰を前後させていく。締め付けは強いものの、徐々にあなたの形に慣れた膣は吸い付きながら収縮し、抽挿を助けるように愛液を分泌させていく。

 それに合わせるかのように、マサムネが漏らす声も甘いものへと変わっていった。

「あ、ぁっ♡ っく、っは、ふうっ……♪ ん、あ、ああっ♡」

 鍛え上げられた体があなたの体の下で大きくうねる。乳房をあなたに押し付け、ぎゅう、っと強く抱きしめられた。

 

「さ、さっきみたいに……してくれ」

 じ、っと見つめるマサムネが、舌を伸ばす。不器用な要求にこたえ、あなたは唇を重ね、舌を絡ませた。

「っふ、んっ、んんっ……♡ あ、む、っちゅ、る、っふ、んんんっ……♪」

 ちゅく、ちゅく、っと水音が唇の合間から漏れる。あなたの舌を吸い上げ、唾液を口の中で受けながら、マサムネは腰を揺らめかせてあなたの肉棒を膣内でしごいていく。

 

「あ、っく、ぁあっ! 感じる、そなたが、私の中で、あ、あっ♡」

 びくん、びくん、っと肉棒が跳ねる。押さえは聞かなくなり、腰が大きく前後していく。

 膨らみ切った肉棒はマサムネの中をかき回し、えぐり、あなたの形に押し広げて蹂躙していく。

「っは、っく、ぁあっ♡ んん、あぁああぁぁぁっ♡」

 甘く尾を引く声。りりしい顔立ちがとろけて快感に染まり、美しい体があなたに絡みつく。

 

 ぐ、ちゅ、ちゅぐっ、ちゅぐっ、ちゅぐっ、ちゅぐっ♪

 

 つながった場所からはとめどなく愛蜜がこぼれ、あなたの肉棒に絡みつく。

「っは、っく、ぁ、っぁっ、んんっ! こ、こんな、の、耐えられ……あ、っく、ぁああぁっ♡」

 マサムネの体がびく、びく、っと跳ねる。絶頂の予感に身を震わせ、その感触に戸惑うように首を振る。

 しかし、女の体は本能的に男の喜ばせ方を知っているのか。きゅう、きゅう、と奥に向かってあなたを搾りあげていく。

 野獣のように牡を求める牝の体をあなたは強く抱きしめ、深い場所に肉棒を強く打ち込んだ。

 

 どくんっ! びゅくっ! どくっ、どくっ、どくどくっ! びゅるるるるるっ!

 

「ぁあああっ♡ あ、っくううううっ、ぁ、あああぁあああっ!」

 熱いほとばしりを胎内の最奥で受け、男の精を注がれる悦びにマサムネの体が震える。

 長い足をいつしかあなたの腰に絡みつかせ、ぎゅうっと腰を密着させていた。

「っは、っく、ぁあ、あああ……っ♡」

 熱いものを注がれ、下半身をびく、びく、と痙攣させながら、マサムネがあなたを見つめる。うるんだ左目から快楽の涙があふれ、つう、と伝い落ちていった。

 

「私の完敗だ」

 ぎゅう、っと全身であなたに抱き着きながら、マサムネがこぼす。言葉とは違って、どこかうれし気ですらあった。

「こんなに完膚なきまでに負かされたのは二度目だが……」

 はぁ、はぁ、と甘く息を吐きながら、ぴったりと触れ合う肌を擦りつけられる。離れがたいように女の体が求めていた。

「そなたになら、もっと負けてみたい……♡」

 そして、再び伸ばされる舌に答えて、あなたは唇を重ねた。




再び投稿が遅れてしまってすみません。
マサムネはクールでありながらかわいらしいところもあり、正統派の美女という感じで好きなキャラです。代表キャラの一人にまで出世するとは思っていませんでしたが……。
次回は2月14日の23時に更新予定です。きっと。
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