卑弥呼と
「お兄様……♡ ちゅ……ちゅ……っ♡」
夜――静かな部屋の中に、接吻の音が秘やかに響く。
触れあう唇は桃の果実よりも柔らかく甘い。
あなたの腕の中にすっぽりと収まって、小鳥のようにキスを求めるのは、徳川イエヤス――摩訶不思議な魔法の使い手にして、戦国をかける武将のひとり。
だが普段は戦場でのりりしさはどこへやら、恥ずかしがりで、甘えん坊な顔を覗かせる。とりわけ、あなたと二人きりの時は。
「いつも、私の方から甘えてしまって……♡ なのに、いつも受け入れてくれるお兄様……♡ 大好きです♡」
二人きりだというのに、小さな声で少女が囁く。甲冑を脱いだ肌は柔らかく、その全身からほんのりと甘い香りを漂わせていた。
「お兄様、もっと……もっと、ほしいです♡」
この頃はますます大胆に、熱烈にあなたを求めるようになった。あなたは頷き、薄手の寝間着の中へと手を差し入れる。
「あっ……♡ っ……♡ そ、そこは……ひゃあう♡ ま、まだ、敏感で……ぁ、あああっ♡」
あなたの愛撫に、イエヤスは素直に、敏感に反応する。いつぞやのように誰かに聞かれているのではないかと気になるが、可憐な少女の淫靡な姿を前にして耐えることなどできるはずがない。
くち、くちゅ♡ ちゅく、くちゅう……♡
熱い蜜を指にまとわせ、ヒクヒクと反応する秘所……他の誰にも許されないイエヤスのナカを責め立てる。
「ああっ♡ お兄様、へ、変ですっ♡ 何かが……何かが、来ちゃいます♡」
未だにウブな反応を見せるイエヤスが絶頂を迎えようと体を反らせる。あなたはその姿を目に焼き付けるため、さらに攻めを強める。
「ほ、本当に、いつもとは何かがちがって……♡ ぁ、あ♡ ク、る、キちゃいます♡ ぁああああああっ♡」
ビクン、とイエヤスが体を反らし、絶頂に達した、と思った時……
カッ!
まばゆい光がその体からほとばしった。
光は七色に変化した。激しい発光が収まったときには……
「顕現……できたようですね」
尋常ならざる雰囲気をたたえた女が立っていた。
顔立ちはイエヤスによく似ている。だが、彼女よりもずっと大人っぽい。上背も頭ひとつぶんは高い。体つきも、むっちりと肉付きがあり、イエヤスの少女らしい細身の体に対して、成熟した大人の色気をまとっていた。
後ろ髪は霊的なエネルギーをまとい、どこかから光の粒子となっている。
「私の名は卑弥呼……かつてこの国を治めていた女王です」
あなたも、その名には聞き覚えがあった。自らの力を榛名の中に封じたという、伝説の存在だ。戦いの中で幾度か、イエヤスの体を用いて顕現し、予言を授けたという。
その偉大な存在が、いま、あなたと二人きりの空間にいる。
しかも、彼女は何も身にまとっていない。巫女のような天女のような姿をしていると聞いたことがあるが、今はむっちりと豊満な――しかしくっきりとくびれた腰付きも備えた――体を、惜しげもなくさらしていた。
「榛名を通じて姿を現すのには、多大な霊力を使います。その分はどこかで補充しなければなりません……」
あなたがあっけにとられ、見とれている間に卑弥呼は説明を続ける。
「本来なら丁重に祀らせ、捧げ物などをさせるのですが……戦ばかりで、その余裕もないようですから、より直接的な方法で補充することにしました」
す、っと卑弥呼がかがみ込む。布団の上に座ったままのあなたの体を、細い指がなぞっていく――首筋から胸、腹、そして股間へと。
「すべての命の源……霊的な力がたっぷりと詰まっていますね♡」
ふにゅんっ♡
神聖な指が触れたのは、あなたの陰嚢……玉袋である。しわまでなぞるように丁寧に優しく、しかし有無を言わさぬ手つきで、中を転がすように触れていく。
いつの間にか、あなたも服を脱いでいる。着ていた服は布団のそばに丁寧に折りたたまれていた。
「あぁ……この熱さ♡ このにおい♡ 魂だけでは感じられませんでした……♡」
ぐ、ぐ、ぐ……! 力強く立ち上がり、硬さを増していくものを見つめる卑弥呼の目つきはとろんと潤み、熱に満ちている。もとよりイエヤスと触れあっていたのだ。状況が飲み込みきれてはいないが、勃起を抑えろというほうが無理である。
「この子が惹かれるのもわかります。芳醇な命を感じて……あら、先っぽが濡れてきました♡」
ふにゅん、ふに、ふにゅうっ♡ 卑弥呼の繊細な指が二つのタマを転がし、揉み込む。まるでこれから発射するものをたっぷりと作れと命じられているかのようだ。
「気持ちいいのですね? ビクビクしていますよ。……ふぅー♡」
先走りをにじませる亀頭に息を吹きかけられる。常人離れした美しい顔が、勃起した欲望の塊のすぐそばにあるだけでもえもいわれぬ興奮を誘うというのに、息を吹きかけられるとますます反応してしまう。
息吹には命が込められているという。卑弥呼の呼気ともなれば、吹きかけられるだけで力を分け与えてしまうのかもしれない。
まだ触られてもいない男根は、痛いほどに勃起していた。どっくん、どっくんと血が流れこむたびに、一回り大きくなっているかのように錯覚してしまう。
「苦しそうですね。それなら、まずはラクにしてあげましょう♡」
卑弥呼はあなたの瞳を見つめながら、ゆっくりと状態をかがめた。
自然、重力にひかれてその胸にある立派な果実が下を向く。イエヤスが同じ格好になってもおへそが見えるだろうが、今では……目に入るのは、真っ白で艶やかな乳房と、どこか超然とした瞳をたたえた顔だけだ。
「さあ……ぞんぶんに感じてくださいね♡」
ず、にゅうぅぅぅっ♡
双丘の間に、ガチガチに膨らんだ肉棒が挟み込まれていく。
みっちりとした肉の感触が左右から男根を押さえ込む。さらさらとした肌の質感は、すぐに先走り汁を塗り付けられてますます滑りがよくなっていく。
片手ではとうてい隠しきれない乳房の間にすっぽりと勃起が収まると、みっちりとした肉感が左右、どころか回りこんだ肉が前後からも包み込み、気を抜けばすぐにでもこぼれだしてしまいそうな快感が腰から全身に広がっていく。
「この子では、こんなことはできませんからね……ふふ、喜んでいるようですね♡」
にっち、にちゅっ♡ みちっ♡ にゅっち、にゅくぅっ……♡
あなたの体を押さえ込むようにのしかかりながら、卑弥呼が自分の手で乳房を弾ませる。そのたびに、男根には甘い刺激が走る。少し表面が擦れるだけでも、天上の喜びに触れたような快感だ。
「私も……ああっ、こんなに強い生命力に直に触れるのは……はあっ、はあっ……♡」
言葉では雰囲気と格を保とうとしているようだが、徐々に卑弥呼は余裕をなくしている。あなたの肉体に触れ、男を感じるうちに普段は押さえ込んでいる本能が滾りはじめているのかもしれない。
「ふ、ぅっ♡ いつでも、我慢しなくていいのですよ……♡」
あなたを見つめながら囁く女王の表情は、どちらかといえば「速くほしい」と願っているかのように見える。
「っ♡ びくびくと跳ねて……気持ちよさそうですね♡」
あなたにも余裕があるわけではない。みっちりと挟み込まれると、柔肉は隙間なく肉棒を包み、彼女が身じろぎするだけでも細かな摩擦が敏感な箇所を刺激する。
「先っぽを飛び出させて……こんなに大きくするなんて……♡」
みちいっ、と両乳房をひしゃげさせながら締めつけられると、びくん、びくん、と跳ね上がる肉棒が亀頭を飛び出させる。先走りにまみれて濡れたそれを、卑弥呼はじっと見つめてから……
「んっちゅ……じゅるぅっ♡」
誰よりも神聖な唇が、男根を吸い上げた。胸を突き出し、首を丸めるようにして、乳房での奉仕を続けながらさらに口でも男を求める。
甘く濡れた唇は亀頭をぴっとりと包み、飴玉をなめしゃぶるように舌がなまめかしく動く。鈴口を尖らせた舌がつつくと、ピリピリと痺れるような快感が走る。
「はやく……ふ、ぅ♡ はやく、捧げてください♡ 命の源を……精を、ください♡」
ずちゅ、にゅるぅ♡ ちゅぷ、ぴちゃっ♡ ぬりゅ、ぬちゅっ♡ じゅるるるるっ♡
光に包まれた髪を振り乱しながら、体ごと揺さぶって女王が奉仕を続ける。
息を吹きかけられるだけでも力をみなぎらせるというのに、唇が、舌が直にあなたの亀頭を包む。みっちりと幹を挟み込む乳房は、まるで日光を注がれているかのように熱くなっていく。
腰が蕩けてしまいそうな快感にあらがえず……
「……ください♡」
れぇ♡ と、舌を伸ばし、亀頭を口の中に受け止める表情を見せられながら……
びゅぐっ! びゅるるるるるるっ! どびゅるるるるるる! びゅううううっ!
「んんんっ♡ すごい、こんなに濃い精が……ふ、ん、んんっ……♡」
口の中に白濁を受け止めながら、ぎゅう、ぎゅっ♡ と乳房の中で扱くように締めつけられる。
大量の精液が噴き出す感覚は、今までに経験がない。勢いが衰えず、このまま止まらなくなるかと思ったほどだ。
「ふうー……っ、ふう……♡」
卑弥呼はその大量の精液を口でうけとめ、とろんと目を潤ませながら飲み込んでいく。
くちゅ、くちゅっ……♡ 口の中で秘やかに粘ついた音がする。しばし、あなたは吸い込まれそうな瞳と見つめ合い……
「はぁ……♡ まったく、出しすぎですよ……♡」
とがめるような言葉を口にしながらも、彼女は舌を差し出すように口の中を見せた。すっかり白濁は消え去り、神聖な体の中に飲み込まれてしまっている。
卑弥呼の体に刻まれた紋がぽおっと光を放った。エネルギーが充填されたからだろうか。
「ですが、一度だけでは足りませんね。なんども榛名の力を酷使してきたのですから……♡」
☆戦国9乙女☆
「さあ……来てください」
不思議な力であなたと卑弥呼の場所が入れ替わった。
太古の女王は布団の上に身を委ね、むっちりとした肢体をあなたの前に晒している。
たっぷりとした肉が艶めかしい曲線を作っている腿はうっすらと開かれ、その奥……熟した果実のように濡れ、鮮やかな花弁が男を誘う場所が見えている。
あなたは吸い寄せられるようにその腿の間に腰を割り込ませていく。
「嬉しく思います。この私の体にも、女の魅力を感じてくれるのですね」
それどころではない。柔らかく熟しているのに、若々しくハリのある体……触れあうだけでも、まさに天上の法悦だ。
そして、その地上のものとは思えぬ体の中心へ向け、あなたはいきり立ったままの肉棒を向け……
ず、ず、ずぶぶぶぶぶっ♡
「っぁああっ♡ こんなに、硬くて、熱くて……っ、命が、みなぎってます……♡」
熱く濡れた秘所へと挿入していく。亀頭がナカを割り開き、ずっぷりと突き刺さっていく。そのたび、きゅうんっと膣内は収縮し、しゃぶりつくようにあなたのものを締めつけた。
「は、ぁ、これは……っ♡」
言葉にならない、というように卑弥呼が体をくねらせる。快感を受け止めきれずに、しばし悶えて……びく、びくっ♡ 痙攣するように背筋を反らした。
「こ、これほどとは……♡ はぁ、ああっ♡ いけません、威厳が、保てなく……っ♡」
どうやら、軽く達してしまったらしい。まるで生娘が初めて味わう交合の快感に悶えるように、甘ったるい声をあげながら身をよじる。そのせいで、むっちりとした肉がぶる、ぶるんっ♡ とあなたの前で弾み、淫らな踊りで目を楽しませた。
ますます我慢が効かなくなり、あなたは大きく腰を動かしはじめた。
ず、ぷ、ずりゅうっ♡ ず、ぷ、ずぷっ♡ ずりゅうううっ……♡
突き上げる時には力強く、胎を揺らすように。腰をひくときにはじっくりと、襞を舐め回すように。
イエヤスは経験が浅いぶん、奥よりも浅いところを摩擦するほうが喜んでくれる。しかし、卑弥呼の体はイエヤスよりも大柄なせいだろうか。より奥まであなたを求め、強く吸いついてくる。
ずくんっ!
と、根元まで一気に挿入すると、むちゅうっ♡ と全体がしゃぶりつき、そのまま離したくないとでも言うように咥え込む。腰を引こうとしてもなかなか離そうとしない。ぐっとさらに押し込むと胎奥がわななき、ようやく引くことができる。
「ああっ♡ こ、この子が夢中になるはずです……っ♡ ぁ、あ、はあぁっ♡」
ぷちゅうっ♡ ぬちゅ、ぷちゃっ♡ ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷっ♡
体質なのか、イエヤスも愛液の量が多いが、卑弥呼の体はさらに分泌量が多く、すでに垂れ落ちた蜜が布団の上にぐっしょりと広がってしまっているほどだ。下半身はねっとりと濡れ、腰がぶつかるたび、ぴたんっ、という、生々しい音が響く。
神聖な威厳を保とうとしていた卑弥呼だが、一突きごとにそのもくろみは崩されていく。あなたの肉棒を味わうたびに、女の本能が甘い声をあげさせていた。
「だ、ダメです、また……っ……ぁあああああっ♡」
熱い肉棒に膣奥を攻められ、びくん! と卑弥呼が体を震わせる。全身の刺青が甘い桃色の光を放った。命の高ぶり……つまり絶頂に反応しているのかもしれない。
「に、肉体の快楽を忘れかけていたのに、こんな……あ、あ、ひぃ……はあっ♡」
呼吸も絶え絶えに、あなたの体にしがみついてしまう。胸に挟んで攻めていた時には保とうとしていた威厳も形無しである。
「お、お願いですっ♡ 中に……中にください♡ 熱いのを中で感じたい♡」
あなたの体に幼子のようにしがみつき、むにゅうっと乳房を押しつけながらねだる声をあげる。
同時に、あなたを受け入れている膣内もきゅんっと吸いつき、強くしゃぶりついた。
「ほんとうはっ♡ 羨ましくて♡ この子のように、私も味わいたくてぇ……♡」
男を求めて顕現したということなら、その決意に答えなければなるまい。
あなたは力を込めて、卑弥呼の柔らかな体の中へ、熱い男根を突き込んだ。
「あぁあああっ♡ 命を感じて……っ♡ はぁ、あっ♡ これは……あああああっ♡」
しがみついてくる体を抱きしめながら、腰骨が触れあうほどに強く突き上げる。みっちりとしゃぶりつく膣の最奥で、快感が熱く弾けた。
びゅぐっ! びゅぐっ! どびゅるるるるるっ! びゅぐ、びゅるるるるるるっ!
「くぅううううっ♡ ひ、ぅ♡ ぁああああああぁぁっ♡」
体をのけぞらせて、びく、びくん! と卑弥呼が震える。長い手足をくねらせ、逃げ場のない絶頂に全身をわななかせる。あなたもまた、正気を失うほどの法悦を感じ、夢中で注ぎ続けた。
「はぁ……はぁ……っ♡ こ、こんなに凄まじいとは……♡」
どこか上の空の表情で、卑弥呼はつぶやいた。
「こ、これなら、時々顕現しても十分に霊力を補充できそうです……♡」
その体は淡い光に包まれ、薄らいでいる。充分な精を受けとったからか。それとも、満足したからだろうか。
光がうすれると、あなたの腕の中には再び、小柄な少女……イエヤスが横たわっていた。
「あ……お兄様……?」
とろんとした顔でイエヤスはあなたを見つめる。そして、子猫のように体をすり寄せてきた。
「またぼーっとしていたみたいで……あの、続きを……お願いします……♡」
卑弥呼にたっぷり搾られたあとだ。息切れを感じるほどではあったが……
「ダメ……ですか?」
ウルウルと濡れた瞳で見つめられて、否と答えられる男がいるだろうか?
「ああっ♡ お兄様、いつもより大きくなって……ぁあああああんっ♡」
そして今宵もまた、寝床には甘い声が響くのであった……。