※この作品はR-18です。

プロトガハマさん【習作】(R18)   作:凍傷(ぜろくろ)

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恐るべきは、女性の強さというものか

 天井のシミが見えない。数えられないから終わらない。視界がちかちかとスパークしてる。纏めて言うと星が見えるスター。わけわからんな、すまん。

 腰は勝手にびくんびくんと跳ねて、その先端にある隆起は、何度目かの射精のお掃除として、じゅるるると吸われていた。

 

「……、ゥ……」

 

 快感が強すぎてなにがなんだか解らない。

 ただ、美しい笑顔の女神は捕食者だった。それだけ。

 結衣は俺の反応が鈍くなってくるとさわさわと体を触りだし、乳首に吸い付いてきたり舐めてきたり、かと思えば耳を舐めたり噛んできたりして、らめぇええ耳弱いのぉおと身体が反応すれば、目を輝かせて執拗な愛撫が始まる。

 もう勘弁してください。謝るからやめて。そしてこれ絶対立場逆だ。自分のヒロイン力に泣けてくる。つーか泣いた。泣いたら頭持ち上げられて、おっぱい吸わされて頭撫でられた。羞恥心で泣いた。でもマイサンはギンギンになった。余計泣いた。

 

「ん、んっ……ヒッキー……♪」

 

 結衣は俺を攻めながら……いや、もう責めながら、自分の秘所を自分で弄っていた。

 その姿に手を伸ばしかけるが、押し倒されてまた蹂躙。女って怖い。

 

「ゅ……ぃ……」

 

 喉がカラカラだ。荒い息を吐きすぎた。でもそのポッカリはいりませんやめてください。

 そう言いたくても上手く声が出てくれなくて、また口移しで飲まされる。

 精力増強とかそれどころじゃないでしょこれ。射精ってこんな何度も出来るもんなの?

 もう射精するたび、喉の奥から勝手に“あがあああ”とか悲鳴が出るんですが?

 しかも結衣、俺が射精しそうになると、絶対に、その……秘裂に先を埋めてからトドメの刺激をして……つまり、その。そこに射精させるし。

 

「《びゅるるるるっ!!》んんんんんっ───!! っ……ふあぁあああ……!!」

 

 そして、射精し終わってもうっとりとするばかりで、抜こうとしない。しばらくは埋まる限界まで……言ってしまえば膜が裂けそうになるまでの非常に短い距離を、軽くぬちゅりぬぽりと抽送して、痺れるような多幸感を体全体で味わっている。痛みよりも快感が勝っているのだろう。

 ……そう、困ったことに、深く意識したキスの果てに感じられていた幸福の爆発が、ここに来て同時の絶頂とともに感じ合えるようになってしまったのだ。それがたまらなく嬉しいらしい結衣は、勢いの止まない射精力を膣内に放たれながらの“幸福の絶頂”にハマってしまったらしく……き、きみ、痛さとかどうしたのとかツッコミたくなるほど、完全に犬モードになってしまっていた。

 それでも。

 

「………」

 

 それでもだ。

 時折に期待を込めた目でこてんと仰向けに寝転がり、こちらをじいっと見つめてくる。散歩を待つ犬と服従のポーズをする犬の姿が混ざったような幻覚を見た。

 ……思えば、浅い抽送も繰り返し、結衣自身が慰めて、膜を縫っての射精で潤滑も十分。

 俺自身のソレも、度重なる射精の所為か集まる血液の量も減ったのか、最初の頃よりは随分と細った……気もする。

 これならば、と……期待も高まる……と、また血液が集まっていき───結衣が頬を膨らませ、押し倒され、また絞り取られて───ままま待て待て待って待ったぁああ!!

 今ほんとじんじん痛くて、勘弁してくれ! ほ、ほら、痛みとか意識したら、細くなってきたし……!

 

「………」

「いやもう、ほんと限界だから」

「……うん。じゃあ……」

 

 結衣がベッドから降りて、紙袋をガサゴソ。歩く過程でとぷとぷとこぼれる透明の液体がエロイ。つーかあの、ここ俺の部屋……ああ、カーペットが……! いやまあいいけど。どうせ掃除するし。

 で……あれ? なにしてるのん? 紙袋になにかあったっけ? とか思ってたらジャーンと出されるは件の軟膏。

 あ、なんか地獄の扉が見える。

 あ、あのー……結衣さん? なんで笑顔でこっち来るの? それ、きみのそこに塗ろうって話じゃ……?

 いやちょっと待て! そりゃさすがに擦りすぎて赤くなってるけど、だから限界だって言ったわけじゃなくてだな!!

 その錠剤もいらん! なんでわくわく笑顔で持ってきてるんだよ! フリスビーを投げてもらいたい犬みたいな表情はやめろ!

 ヤ、ヤメロー! クルナー! ここここっちはもう腰が抜けてるみたいに動かねぇんだよ! これ以上は無理だから! ほんと無理だから! つかお前ほんと疲れてんの!? 八幡そっちの方が疑問でアッーーーーー!!

 

……。

 

 あらゆる愛と薬とドリンクが僕の中でチャンポン。気持ち悪い。

 気持ち悪いくせに身体は熱く、なんつーかもりもりと力が沸いてくる。

 え? どれくらい戦えるかって? ビジネスマン級よ。二十四時間なんて余裕だね。なんかそんな気がする。気がするだけで、多分効果が切れたら二百キロ級の力士がセントーンしたみたいな重い筋肉痛とかに襲われる。そんな気がする。助けてヨコシマン。

 

「ヒッキー、ヒッキー……♪」

 

 ちくしょうなにが嬉しいんだこの野郎可愛くベッドに座りながら人の腕に抱き付いて器用にぴょんぴょん跳ねやがって、ぼるんぼるん揺れるお胸様に目が釘付けじゃねぇか。もう嫌だ男ってやろうはこれだから。視線外せ。無理です。ならばよし、よくやったよ俺は。いいのかよ。

 けれど逆にやりたいことが出来た。なにがって、もう遠慮しない。

 傷つけるのは怖いな、ああ怖い。でもな、世の中にゃ自業自得って言葉があるんだ。

 人が弱っているところにつけこんで、ドーピングをさせまくったユイガハマ=サンと、言ったようにずうっと繋がっていてやるってくらいの意気込みで向かい合った。

 ガハマ殺すべし、とは言わないが、薬の効果が切れるまでは……自業自得だよネッ☆

 

「結衣」

「う、うん。なに? ヒッキー」

「先に言っておく。やさしくはできねぇから」

「……え、うん。少しくらいなら強くしても、だいじょぶだと思う」

「……やさしくはできねぇから」

「なんで二回言ったの!?」

 

 まあまあ、と言いながら、腕に抱き付いている結衣を抱き寄せ、まずはその唇にやさしい口付けを。

 

「ん……ヒッキー……♪」

 

 そのままゆっくりとベッドへと倒して、左手で右胸を揉み、右手は股間に伸ばしてゆく。

 

「《びくっ!》んんっ!? ふえっ!? い、いきなりっ!? んやんっ!?」

 

 驚いたのか、軽い抵抗をする結衣の腕を掴み、躊躇もなく胸に吸い付いた。

 

「ひゃんっ!? あ、あっ、あぅうっ!?」

 

 体が跳ね、力が抜けると腕から手を離し、奮える胸を両手でふにゅふにゅと揉み、乳首を互いにくっつくように寄せると、その二つの突起を同時に口に含んでれるれると舐め回してゆく。

 

「んぐぐぅうっ!? えっ!? ひゃっ!? んぁああううっ!?」

 

 弱い、と言っていただけあり、さらに同時に舐められるなんてよほどに胸が大きくなければ無理なこと、滅多に体験できるものじゃない。

 それを体験し、驚愕している間も執拗に舐め、吸い、歯で挟み、乳輪を舌で円を描くように刺激する。

 

「ぃぅっ……! んっ、くっ……! ふ、うくっ! ふっ……ふーーっ、ふぅうーーーっ!!」

 

 一気に荒くなる呼吸を耳に、責める手は一切緩めずに刺激してゆく。

 そうしている内に、やがて小さく震える結衣の身体。さざなみのような浅い絶頂を体験したのだろう。足がかくかくと小刻みに震えている。

 だが待っていたのはそれだ。頭が呆然となり、なにも考えられないその隙に、俺は素早く移動を開始すると……くたりとベッドの上に足を投げ出して倒れる結衣の足の間に、スタンバイ。

 

「ん……ふ、あ……? あれ……ひっきー……? ひっきぃい……」

 

 目に焦点が戻ったらしい結衣が俺を探すように声を出す。

 だが残念だ、もはや逃がさん。

 ……では、散々と八幡の八幡を弄くってくれたお礼……今こそ返します。

 えー……自分のアレが大量に流れ込んだ場所ではありますが、結衣も自分の愛液にまみれたこれを舐めたり銜えたりしてくれたわけですから……では、いただきます。

 痛くさせないステップ中級~上級編にて存在していた、なんだったか……栗? ともかくお豆さんがあるそうだから、それを刺激してやるといいらしい。

 刺激ってどんな感じのがいいんだろう。デリケートなものだとか、それ自体が快感神経とまで書かれていた気がする。

 神経ですって、神経。……触って大丈夫なのかよおい。虫歯とか想像すると、そんな想像も絶するところに位置する激痛とか走らない?

 ……もし刺激するにしても、舌でだな。自業自得だとか言っておいてやさしいなおい。

 ではいざ。

 反応が鈍い内にくりゅりゅと剥くと。ぷりゅんとしたお豆さん。

 

「んえぅっ!? え!? なにっ!?」

 

 気づかれた。だが遅いとばかりに、自業自得を免罪符に、それを口に含み、舌の奥から先端までを使ってぞるぅりと舐め上げた。

 

「───!!!」

 

 直後、声にならない絶叫が確かに響いた。それは、吐き出すばかりの絶叫。すぐに言葉はなくなり、けれど吸う行動ができなくて、すぐに痙攣を始めた。

 腰がぎちりと強張り、背が仰け反り宙に浮き、手足には存分に力が篭るのが、見ただけでも解る。しかし離れない。

 明らかに強すぎる刺激に驚愕している体に、考える暇を与えない容赦ない刺激をぶつけてゆく。

 声の出ない悲鳴は続く。

 防衛本能からか、がちがちに緊張している足を無理矢理動かし、俺の存在を拒むように閉ざしてくるも、足に挟まれながらも刺激を続けた。

 

「───! ───!! ィ、ァッ───!!」

 

 吐き出すばかりで呼吸が出来なかったらしい喉が、ようやくひゅう、と息を吸い、ようやく出たのは意味を成さないなにか。

 けど、なんとなく“ひっきぃ、やめて”、と言っているようにも受け取れた。

 ……結衣よ。知りなさい。

 それは俺が、薬を飲まされ薬を塗られ、もがいていた時にキミに無視された言葉だ。

 

「───、か、はっ……! くひゅうっ! はぁっ! はぁっ! ぇぅうう……! いき、いきがっ……ひっく、ふぁあん……!」

 

 一度なんとか呼吸が出来ると、身体が思い出したかのように息を吸う。ちらりと見れば背はベッドに沈み、覗けた顔は涙に濡れ、もう完全に泣いていた。

 呼吸を思い出すと力も抜けたようで、俺を挟んでいた足がビビク、ビクゥと痙攣を起こしながら、くたりと離れてゆく。

 うん、悪い。攻勢はちっとも終わってないんだ。なのに力を抜いたお前の負けだ。

 秘所を指で広げ、ひくんひくんと動いているそこを見る。

 ……呆れるくらいに近くに、処女膜、と呼ばれているであろうものを見つける。

 弾力があり、膜というよりは……ああいや、うん。

 愛液で濡らした指で穴をなぞってみると、指一本分程度の大きさしかないように感じる。これ、ほんと入るの? こんな凶悪なのが? ……だとすると、ほぐすの大事な。ほんと大事。

 

「ひ、ひっき……? ひっき《くぷぷ……》ひんっ!? えっ!? やっ!! なにっ!?」

 

 ならばと、舌を差し入れた。

 そのにゅるりとした、指とは違う感触に相当な違和感を感じたらしい結衣は、驚きよりも恐怖で声をあげた。

 

「ひっきー!? ひっきーだよね!? や、やだ! なんか言ってよ! やだよ!」

 

 自分の知らない強烈な刺激のあとの絶頂と脱力、動かせない身体と、顔の見えないなにかから与えられる感触に、素直に恐怖の感情を出している。

 暴れようとしているのだろうが、足はヒククッと痙攣するばかりで、思うようには動いてくれないようだ。

 いや……つーか、いつ他人が入る隙があったんだよオイ。けれどこんな泣きそうっつーか泣いてる声聞かされて、自業自得だとか言っていられるほど鬼にはなれないらしいっす、俺。

 にゅるりと舌を抜いて顔を持ち上げて見せれば、迷子になって泣いた子供みたいな顔、と言うとひどいかもだが、綺麗な泣き顔の天使が居た。

 うわー、俺最低な。泣き顔めっちゃ綺麗とか思ってる。最低。

 で、顔を確認すると余計にぽろぽろと涙を流し、抱き締めて、抱き締めてとばかりに、ろくに力も入らないらしい、持ち上げるだけで精一杯の手をなんとか伸ばしてくる。

 ……ああはい、もう、アレだね。泣いた結衣には勝てん。絶対に許さないノートに自分が載るとは思わんかった。

 身体を起こし、腕で軽く口周りを拭ってから結衣を抱き締める。

 背中にぎううと腕を回し、ひっくひっくとマジ泣きし始めちゃったからアラ大変。

 さて問題だこの最低野郎。俺がもし気絶していたとして、見えないところから結衣以外の何者かに身体をいいようにされていたらどう思う? …………おえ。無理だそれ、気持ち悪い。

 もしそんなことになっても、目を開いた先にあるのは好きな人の顔であってほしい。なにもない天井とか勘弁な。俺さっきこの人に、似たようなことされたんだけど。え? 女からのはノーカン? やだなにそれ、世の中まちがいまくってる。

 

「お前、自由だなぁほんと……」

「ひっきーのばか、ぼけなす、はちまん」

「おい、八幡は悪口じゃねぇだろ」

 

 やめて? 俺は許しても八幡宮が許さない。俺は許すのかよ。……許すんだよ、悪いか。

 そもそもだ。大体だ。こうしてガキの頃からこじらせた……もとい、暖めてたっていうの? ヒヨコが孵りそうなくらいの生暖かい温度で暖めてた恋が、奇跡的にも成就して、な? そんで恋人同士かっとばして婚約者同士になったとしてだ。

 親に促されてずるずるとこんな夕方から夜を過ごすってどうなの? そんな急に最大級の試練に立ち向かわんでもよくない? いや、証が欲しいとは俺も思うよ? 思うけどさ。むしろこの爆発しそうな欲望とか超雄度とか、八幡のお腹にキスしっぱなしなほど反り返ってる八幡の八幡とかどうしたものか。

 俺今最高に頑張ってるからね? 今抱き締めている女の子、めっちゃくちゃにしたい衝動を歯ァ食い縛ってめっちゃ堪えてるから。

 なにこの薬、効果ありすぎで怖い。欲望吐き出したい。むしろ結衣のあんな反応を見せられて興奮するなとか無茶だ。いえべつに泣き顔めっちゃ綺麗だーとかごめんなさい思ってた。八幡嘘ついた。

 

「……目」

「あん?」

「目、開けたとき、目の前にいてくんなきゃやだ……」

「………」

 

 んで、図らずも同じことを考えていやがってくれました愛しい人を前に、我慢しろってんですか神様コノヤロウ。

 言っておくが俺だって八幡なんだぞこの。あとに続くそれらがないだけで、なんか神様っぽくて菩薩っぽいんだぞコノヤロウ。八幡神とか八幡大神とか八幡菩薩とかいろいろ名前があるんだぞ。それを苛めるとか俺のクラスメイト、人類的にすげぇよ。絶対に許さない。

 

「……ヒッキー…………んっ」

 

 寂しそうに潤んでいた目を静かに閉ざし、仰向けの少女がくっと顎を上げる。

 これ、キスをしてから目を開ける過程で姿を隠したら、絶対怒られるだろうな。

 ヤラナイヨ? 八幡いい子だもん。恋人に対してだけは。

 そんなわけ、といってもどんなわけなのか。ともかくキスをする。

 やれやれ、なんて思いながらキスをするほど成長した俺を見たら、一年前の俺って包丁取り出すんじゃなかろうか。俺も今でも呆れるよ。

 しかも裸の女性とです。胸も揉めます。「ゃんっ!? ……ヒッキー!」怒られました。キスに集中しろと言いたいようです。

 

「ちゅっ……はぁっ……んっ……んっ……れるっ……はふっ……ん、んん、んー……!」

「んぷっ……お、おい、ふぶっ……こらっ、息させっ……んぷっ……!」

「はぁっ……鼻からすればいいじゃん? ……んぷっ……ちゅるっ……はぁ、はぁ……んっ……」

「…………《フスー!》」

「ヒッキー!!」

 

 深くキスをしたタイミングで強く鼻から出したら怒られたでござる。横暴でござる! 絶対に横暴でござるよ薫殿!

 

「なんでこういうことするかな……!」

「あーそうなー。アホでもやらんと襲いかかりそうなくらい、薬が効いてるからだろうな。誰かさんの所為で」

「えっ、あ、や、やー……その…………ごめん」

 

 わざと、反り返った肉棒で結衣の腹を押した。その硬さにぴくっと身体を震わせた結衣は、気まずげに視線を逸らす。

 なにあの軟膏。塗った先からギンギンになって、なんつーの? こう、うずいてうずいて仕方ないんですけど。なんかこぷこぷ先走りっつーの? 吐き出してるし。

 

「なぁ結衣。俺はやさしくできないって言ったな? 言ったよな? 言ったはずだよな?」

「う、うん……でもさっ、見失っちゃったあとで急にとか、やめてほしいなって……」

「意識逸らさねぇと足閉じたままだろが、お前……」

「じゅ、順序ってもんがあんの! いきなりクン……モニョモニョ……とか……! ってなに言わせんのヒッキー!!」

 

 クン? クンチュウかしら。あらやだ、腕がとっても守れそう。

 

「よく解らんが。その、なに? クンなんたらってのは、前戯には含まれないのか? つか、これを挿入るよりも恥ずかしいことなのか?」

「《……ぷしゅう》……ごめんなさい」

 

 おい。なんか知らんが謝られたぞ。しかも顔真っ赤。

 いやしかし、クン? クン……なんか初級編でいろいろ書いてあったな。

 見るのに必死で覚えるどころじゃなかったが。……おい、なんのために見たんだよ。

 ただとにかく、いきなり刺激が強いのはいけないって口酸っぱく書いてあった気がする。じゃないとそっちの刺激に慣れてしまって、強い刺激じゃないと満足できなくなる、とか。

 

「………」

「……ひっきぃ?」

 

 既にやっちまいすぎてる感がすごい。

 どこか怯えた目をしている幼馴染にキスをして、安心させてやることにした。

 つまりはたっぷりねっとり。体力を使ってしまった今なら、それが一番ぴったりだと理解する。

 ……大丈夫、我慢は慣れてるから。ぎっちぎちすぎて痛い八幡の八幡には、もうちょっと我慢してもらおう。

 

「結衣」

「え、う、うん……」

 

 いきなり頷かれた。まだなにも言ってないんだが……エスパー?

 

「頑張るから……その、ちょっとはやさしくして……ね?」

「───」

 

 いや、そうじゃねぇよ。

 そういえば“やさしくはできない”と言ったままだったことに気づいた。

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