※この作品はR-18です。

ラスボスになりたい~   作:もっち~!

28 / 69
初めての射精*

 

---フレイ---

 

ナァーザの状況はおもわしくない。彼女は前線の戦力が足りないと感じ、得物を手にして前線に向かい、被害に遭ったそうだ。咀嚼途中のせいで、皮膚や筋肉、血管、神経はグチャグチャで、骨は所々折れていたり、ひび割れていたり。

 

どうするかな…唾液だけでは足りない。いや、こんなに広範囲を舐めたら、舌が保たないだろうな。

 

「どうだ?」

 

リヴェリアが声を掛けてきた。彼女は魔力を使い果たし、現在休養中である。

 

「唾液の量が足りない。汗だと殺菌作用は強いけど、再生回復は微々たるものだし。どうしよう…」

 

「うん?アレがあるだろ?」

 

「何かな?」

 

アレ?意味がわからないので、彼女に訊くと、彼女の耳や頬が紅色に染まってきた。

 

「あの…何て言うか…フレイの肉棒から出る白い液体…」

 

あぁ、精液かぁ。確かに再生力は抜群だ。けども…

 

「どうやって大量に出せば良いの?」

 

と、素朴な疑問をぶつけただけなのだが、彼女の顔と耳が、紅色を通り越して朱く染まっていく。

 

「どうしたの、リヴェリア?」

 

「いや…何て言うか…ははは」

 

なんか悪い物でも喰ったのか、笑い出した彼女。

 

「ちょっと、方法論を議論してくるよ」

 

って、部屋を出て行った。

 

 

 

---リヴェリア---

 

 

フレイの関係者の女性とアミッドだけで会議…内容が内容だけに。

 

「フレイの精液をどう出すかだって?」

 

アミッド以外、みな悩み始めた。

 

「難しいぞ。アイツ自体、出し方を知らないだろうに」

 

難しい顔のアリーゼ。

 

「女性の裸とかスキンシップ程度ではダメだろうな…」

 

椿が悩んでいる。

 

「何かいい考えはないか?」

 

一同に問うてみた。

 

「そんなに難しいことなんですか?」

 

フレイのことを良く知らないアミッドから、疑問の声があがった。

 

「難しいなぁ。そこらにいる男なら、全裸で身体を合わせれば、簡単だろうけど…フレイは免疫が有りすぎて、そういうことのハードルが高いのよ」

 

アミッドに対して、リューが答えた。

 

「そんな男性がいるんですか?」

 

不思議そうにリューを見るアミッド。

 

「いるんだよ。普段からシルと裸で抱き合って寝て、何も起きないんだぞ。私なんか全然の問題外だし」

 

呆れたようにアリーゼがこぼす。

 

「シルって、豊饒の女主人の看板娘のシルさんですか?それは信じられない…」

 

「アイツはシルの弟なんだ。口外するのは御法度だが、両親はフレイヤ様とヘルメス様なんで、簡単な誘惑程度では心は動かないし、育ての親がヘファイストス様で、両親を反面教師にして、エロ心を持たせないように育ててしまってなぁ…性交って何の為にするか知らない厄介な神なんだよ」

 

衝撃的事実の前で、アミッドの顔が、驚きで歪んでいく。

 

「なんですか…その環境は…絶望的じゃないですか。でも、なんで彼の精液って必要なんですか?」

 

そもそも論からか。

 

「アイツの血液を除く体液は、強力な回復再生薬なんだ。唾液を塗るだけで、切り傷が治るし、肉棒を差せば、そのオーラだけで膣内部や子宮、処女膜など、再生回復する」

 

「私の能力よりはるかに上じゃないですか…」

 

アミッドは唯々驚いていた。

 

「ただ、今回のケース。唾液では量が足りない。肉棒では差さないと効果が無いで、手段が無いんだ。精液を除いてな」

 

「なんか、歪んだ回復術ですね」

 

「厄介な能力保持者なんだよ、アイツは」

 

溜息を吐きながら、アリーゼが補足をした。

 

「で、肝心の精液が出せないと言うことなんですか…はぁ…」

 

「あっ♪なぁ、ティオネ、チャレンジして♪」

 

アリーゼが何かに思い当たったように、ティオネに提案した。

 

「何で私ですか?」

 

いきなりの指名に、あたふたするティオネ。

 

「うん?アマゾネスってそういう種族だよね♪」

 

「え~!アマゾネス全員が性行為が得意で無いですよ。妹なんて未経験だし…」

 

「私のことは言わないで良いだろ?」

 

ティオナがティオネを睨みながら噛みついた。

 

「テクニシャンじゃないのか?」

 

アリーゼが食い下がる。

 

「違います~!私だって、うぶな部類ですよ~」

 

最後の方は泣きながら叫んだティオネ。

 

「どうするかな。ティオナもダメだろ?私は論外だし、アイズはアイツを抱き枕にして安眠するし」

 

アリーゼはもう1つの結論に辿り着こうとしていた。それは避けたいんだけど。

 

「そうか、リューとリヴェリアなら、行けるんじゃない?エルフだし」

 

もう1つの結論に辿りついたアリーゼ。私は頭を抱えた。

 

「なぁなぁ、エルフって淫乱堕ちすると凄いらしいじゃん♪」

 

「アリーゼ、そういうことは言わないでよ」

 

顔が紅色に染まったリューが、俯いて抗議する。

 

「と、いうことで、リヴェリア、お願い♪」

 

あぁ、避けたい結論に達したな、アリーゼ。

 

 

-------

 

そして、再び、フレイとナァーザがいる部屋に戻った私。

 

「フレイ、私の身体で発情しろ!」

 

彼の前で、全裸になった。

 

「発情って、何?」

 

そこからか…あぁ、頭が痛い。

 

「情欲を起こすことだ」

 

「情欲って?」

 

「異性の肉体に対する欲望を持ったり、色情を覚えることだ」

 

「ふ~ん…」

 

ダメ…コイツ、そういう欲求がまるで無いようだ。どうする?しかし彼は、近づいてきて、私のアンダーヘアで頬を撫でている。いや、そういう欲望では無く…

 

「リヴェリアのここ、心が安らぐなぁ~♪」

 

だから…あぁ~どうしよう~

 

「お前を堕とせば良いのか?」

 

えっ?いつもよりも太い声でフレイがそう言うと、私の唇を奪い、私の口の中に唾液を流し込んで来た。溜まらず、飲み込むと、全身が疼き始めた。なんで?

 

「フレイの唾液は強力な再生回復薬だが、俺の唾液は強力な媚薬だよ。ふふふ」

 

見た目はフレイなのに…コイツは誰だ…私の片耳ずつ舐めて、耳の穴に唾液を流し込んで来た。その瞬間、腰が抜けたように下半身に力が入らなくなった。

 

「ハイエルフ様がハイエロフ様になられたかな。ふふふ」

 

ハイエロフ…淫乱堕ちしたハイエルフの蔑称だ…身体が火照り、彼を求める。欲しい…

 

彼の肉棒を口に頬張り、口全体でしごく。彼のは私の秘部に顔を埋め、私の体内に強力な媚薬を流しこんでいる。

 

「おい、ハイエロフ様、口が止まっているぞ」

 

達して余韻にい浸っていると、注意される。彼の肉棒の先端の割れ目は、開く気配刷らない。すでに下半身に力が入らない。感覚も無くなってきている。彼が射精する前に、私が廃人になりそうだ。

 

「うっ…うっ…うっ…」

 

上半身を使って、口を前後させていく。あぁ…腹筋も感覚が無くなってきた。

 

「なんだよ、ハイエロフ様は、もう動けないのか?」

 

いつもと違う雰囲気のフレイが体勢を変えた。秘部に肉棒を差し、唾液を口、鼻、耳に流し込んで来た。彼の手は怪しげに胸を弄っている。乳首に有る穴にも、何かを注入されている感覚がある。全身の筋肉が痙攣してきた。

 

痙攣が最高潮になると、一気に全身の筋肉が緊張して、一気に弛緩していった。感覚がまるで無い。私は膣と子宮と脳だけの生き物になった気分だ。快楽とか享楽とか…そういう刺激しか受け入れていないみたいだよ。

 

段々と意識が薄れていく。このまま、私は…

 

 

 

---フレイ---

 

リヴェリアは、僕のもう一つの人格のダークフレイ、通称ダー君の手により、変わり果てた姿になった。威厳を漂わせる雰囲気を持つハイエルフの彼女だったが、全身の筋肉が弛緩してだらしない姿になり、色々な体液をダダ漏れするだけの、性欲に塗れたハイエロフに変貌してしまった。

 

そんな彼女から、性的快楽を吸い出して、僕の身体に働きかける。僕のそそり立つ棒に全身の血液やオーラが流れ込む感覚になった。これが射精寸前というものなのだろか。僕はナァーザの傍に行き、そして彼女のつぶれた右腕に精液を射精した。

 

そして、僕は一心不乱にナァーザの腕の再生を念じた。

 

 

 

---アリーゼ---

 

ナァーザ達のいる部屋から、何かが倒れる大きな音がした。急いで入室すると、腕の治ったナァーザの傍らにフレイが倒れていた。アイズがすかさず、抱きしめしまう。うっ、出遅れた…そうだ、リヴェリアはどうした?部屋を見回すと、部屋の隅に倒れていた。その姿に驚き、彼女にタオルを掛けて、隠してしまった。

 

「どうしたんだ、アリーゼ?」

 

リューが私の不審な行動に気づいた。

 

「えっ…リヴェリアが見るも無惨で…マジで淫乱堕ちしたみたいというか…」

 

身体の穴という穴から、体液が滴り流れ出ていた。こんな姿は見せたくない。私でもそう思うし、ましてプライドの高い彼女だと…

 

「アリーゼ、私達の部屋に連れて行こう」

 

リューは、私の考えを察したようで、二人でリヴェリアを隔離するように、私達の部屋に運び、全身をお風呂で洗い流してあげる。

 

------

 

気力、体力を使い果たしのだろう、もう3日も、リヴェリアとフレイは目を覚まさないで寝っぱなしだ。ナァーザは意識を取り戻し、再生した腕のリハビリをしている。

 

どうするかなぁ…フィンに相談をしてみる。

 

「もうしばらく様子見だろうな。フレイはともかく、リヴェリアの意識が戻らないと、地上には戻れない。経験上、フレイは1週間くらいは無理だろうな」

 

そうなるよな。

 

「アミッドによると、リヴェリアも外傷がないから、疲れだろうって」

 

いや、そうじゃないと思う…淫乱堕ちして精神がやられたんだと思うが、男であるフィンには言えないなぁ。精神疾患だとフレイの能力じゃないと治らないかな。

 

「まぁ、ここを拠点にロキ・ファミリアは鍛錬をしていく予定だ」

 

-----

 

更に3日経つ頃、リヴェリアの意識が戻った。

 

「大丈夫か?」

 

弱々しく頷く彼女。かって感じていた威厳あるオーラは、感じられなくなっていた。

 

「あのなぁ…」

 

私が言いづらそうにしていると、

 

「わかっている…ハイエロフになってしまったんだろ。もう、彼に以外の為には戦えない。主の為になることしかできないんだ…」

 

フレイなら、元に戻せると思うんだけど。

 

「フレイが元に戻してくれるよ。きっとさぁ…」

 

「どうだろう。彼に見られるだけで、身体が反応してしまうかもしれない。もう彼の前でも戦えないかもな…」

 

私は簡単に『淫乱堕ち』という言葉を使ってしまったが、彼女達にとっては致命的で重大なことだったのかもしれない。

 

「ごめん…私があんなことを言ったばかりに…」

 

彼女に頭を下げた。

 

「いや、いいんだ。頭を上げて。ナァーザは治ったんだろ?」

 

「あぁ」

 

「それなら良い。私も淫乱堕ちの意味を知った。あと、フレイの正体も…」

 

うん?フレイの正体?

 

「どういうことだ?」

 

「彼は人格を2つ持っている。人格が変わると、能力が変わる。とても危険な能力だ。彼は神であり悪魔なんだろう。そんな気がする」

 

フレイが悪魔?どういうことだ?

 

「悪魔って?」

 

「2つ合わせて、1つなんだろう。本来はな。分離した意味が何かあるんだと思う」

 

意味?何か思わせブリだな。

 

「アリーゼ、フレイって何者なんだろうな」

 

「フレイはフレイだろ?安眠抱き枕君だ」

 

「そうだな…アイツに弄ばれた時、前世でフレイに逢った気がしたんだ。でも、気のせいだな、きっと。神は転生はしないもんな」

 

前世?う~ん、どうなんだ?私には難しすぎる話だな。

 

 

さらに3日くらい経つと、フレイが反応しだした。アイズの問い掛けにだけ。少しくやしいけど、まぁ、良かった。

 

そして、地上を目指すことになった。フレイはリリが背負っていくことにして、リヴェリア、ナァーザの歩く速度に合わせて進軍することにした。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。