---フレイ(バカ兄)---
「お兄ちゃん…」
目を涙で潤ませ、僕を見下ろしている妹。
「今日は、アイリスに任せる。好きにしていいよ」
と、告げたのだが、妹はどうしていいのか、分からないようだった。
「何もしないのであれば、今宵は見るだけプレイだな」
妹の股間を見つめる。
「恥ずかしいよ~。そんなに見つめないで…」
益々、目が涙で潤んでいく妹。かわいいお豆ちゃんに、息を吹きかける。
「あっ…いい…お兄ちゃんの息吹…」
なら、もっと恥ずかしい目に遭わせるか。
「アイリス…マスかいて♪」
僕の要望に驚いている妹。
「えっ…恥ずかしい…って…」
股を固く閉じ、真っ赤な顔で俯いている。困った表情もいいなぁ♪
「誰になら見せられるんだ?」
「誰にも見せないよ~」
「僕には見せて欲しい。アイリスの総てを見たいから」
意を決したのか、妹は閉じた股を開き、自分の指で、自分を虐めていく。
「あぁぁぁぁ~…あっ…あっ…あっ…あぁぁ…はぅ~…ダメ…ダメだって…あぅ…」
自分で達し、僕の方へ倒れて来た。妹を支え、唇を合わせる。彼女の腰を持ち上げて、濡れまくっている茂みの奥にある、秘密のトンネルへ僕を侵入させていく。指でトンネルの向こうにある小山を左右の手で掴み、山々の谷間に指を引っかけ、広げていく。
「ダメ…お兄ちゃん…いやぁぁぁぁ~」
後ろを広げれば、前は締まる。締まった状態で、トンネル内の掘削をする。刺激が強烈だったのか、逃げようと上体をエビ反りにしていく。上体剃れば、下腹部は僕に押し付けられていく。パニくっている妹には、それがわからないようだ。
「アイリス。気持ちいいよ。もっともっと、アイリスを味わいたい」
僕も達して、出す物を出して、妹と共に果てた。
---ハーデス---
今朝は結構真面な体勢であった。フレイの上にアイリスがいて、二人の股間周りには、二人の体液が、大量に流れ出していたことを除けば。
「アイリス、起きて。ねぇ、フレイとお風呂に入って来てよ」
アイリスの身体を揺り動かす。
「はぁ…あっ…ハーデスさん…おはよう…ございます…」
アイリスにしては珍しく、寝ぼけ気味である。
「身体中が痛い…うっうっ…筋肉痛かな…」
のっそりと起きたアイリス。そんな彼女に、リリアンが回復魔法を掛けた。
「あぁ、ありがとうございます♪」
アイリスが完全に目覚めて、フレイを抱いて、お風呂場へ消える。
「いつも、こうなんですか?」
リリアンが訊いてきた。
「昨晩は激しかったんだろうな。フレイに疲れが残っているかが、心配だよ」
あのバカ兄をどうにかしないと、フレイがばててしまう。
「相手が魔王フレイさんなら、こうはならないのに…」
と、リリアン。魔王フレイと交わると、元気になるそうだ。体液自体が万能薬だったから。今のフレイにもその力が有るのかは不明だ。バカ兄はアイリスとだけ交わり、フレイは誰とも交わってはいないのだから。
「1つの身体なのに…何かの封印が、為されているのでしょうか?」
「う~ん、それは有るかもな…そもそも魂が3分割している影響もあるだろうし」
どうにかしないと…この先、フレイの負担が減らない。
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「今日の目的地はどこ?」
いつもと変わらぬフレイと、次の場所に向かう私達。
「確か、風の谷だったかな?風の塔っていう物が街の中心にあり、その街を治める者の城が、塔の上にあるそうよ」
と、アイリス。昨晩宿泊した宿周辺で、情報を仕入れてきてくれた。
「風…使い手…う~ん…」
何かを思い出しているようなフレイ。昔の仲間の記憶が戻って来ているのだろうか?
「あの高い塔がそうかな?塔の上に森があって、あぁ…本当だ。お城があるねぇ」
前方の谷間にそびえ立つ塔が見えた。まだ、街は見えず、塔の先端だけが見えていた。どうやって作ったんだ?塔の上に森があってお城って?人間には無理だと思うのだが…
「アイリス…どうして…えっ、フレイもか?」
目の前に現れた賢者っぽい出で立ちの老人が、アイリスとフレイを見て驚いている。
「あっ、アズ様…」
アイリスの知り合いのようだ。アズ?確か、先代の勇者のパーティーで賢者をしていた者か?
「お前達…死んだはずだろ?どうやって、生き返った?黒魔術か?」
何かの呪文を唱えるアズ。唱え終わるまえに、リリアンの放った雷撃で、呪文の詠唱を中断された。
「何?なんで、ハイエルフがいるんのだ?アイリス、事情を説明しなさい」
命令口調か、私は鎌を構えた。
「ハーデス様、お止めください…話せば分かって貰えるはずです」
アイリスに制止された。
「なんと、ハーデスだと…冥府の女神がどうして、ここにいるのだ」
あぁ、敵にすると厄介だな。このじじぃは…アイリスは、ここまでの経緯を説明している。時より頷くような仕草をするアズ。
「で、そこにいるのが魔王だと言うのか?魔王は二人いないはずだが」
え?魔王がもう一人いるのか?
「どういうことですか?アズ様!」
アズは、あの塔の上にある城を指差して、
「あの城に魔王が住んでいる。風の谷の妖精を玩具にして暮らしておるそうだ」
「ティヌをか?」
フレイが反応した。記憶が戻ったのか?
「ティヌ?それは初代の妖精の名前だ。何故、お前が知っている?」
「そうか、ティヌの子孫が…許せない。アイリス、リリアン、ハーちゃん、力を貸してください。彼女を助ける」
三人とも笑顔を返す。貸さない訳ないだろ?フレイは塔に向かって、歩き出した。
「おい、私の質問に答えろ!」
スルーするフレイ。アズが剣を手にして、フレイに襲い掛かるが、
「死にたいのか?」
アズの剣をナイフで凌ぎ、手首を叩き、剣を叩き落とすフレイ。
「お前…本当にフレイなのか?」
あぁ、バカ兄と勘違いしているのか。そして、その日の夜には、風の谷の市街地に入った。
「フレイ、宿はどうする?」
「このままいく。その老人の前に、彼を出す訳にいかない」
私達に付いてきているアズ。バカ兄が会うと、碌なことが起きないってことか。
「フレイさん、装備を買いたいんですけど…」
フレイはアイリスに有り金を渡す。
「ありがとうございます」
頭を下げて、アイリスは装備の店に駆け込んだ。そして、戦士の姿になって戻って来た。
「うん?聖戦士か?」
「そうです。ジョブチェンジもしてきました。回復はリリアンさんがいるから」
余ったお金をフレイに渡すアイリス。
「何?聖戦士?アイリス、お前は一体…」
「アズ様、私は元々聖戦士です。アズ様のお目に止まったのは、回復師になってからですが」
凜々しい姿になったアイリス。
「じゃ、行こうか。ハーちゃん、あの塔の構造は分かる?」
手下に下見をさせてくる。
「天井に入り口がある。階段は無い。飛べてことか?」
「う~ん…飛ぶと罠が…きっと有るな。そもそも、飛べるのはハーちゃんだけだし♪」
確かに、残りの者は飛べない。私だけ行けってことか?不安を抱えたまま、塔の前まで来た。塔の周囲を見て廻るフレイ。
「石組みの塔だね…それなら、いい手が有る♪」
「どうするんだ?」
「お城を引き摺り降ろす」
はぁ?意味が分からないのだが。フレイは躊躇無く塔に入っていく。
「リリアン、防御魔法は有る?」
「有ります。私の周囲半径5メートルだけですけど」
「天井の入り口の真下に行こう♪」
言われた位置に立つ私達。
「リリアン防御魔法を持続して…う~んと10分くらい。入り口を突破したら、アイリス、ハーちゃんと僕で斬り込むいいね」
頷く私達。何故かアズもいるのだが。
『アースクェイク』
フレイが呪文を唱えると、地面が激しく蠢く。塔を形作っている石が、踊っている。まさか…
『エアースタンプ』
次の呪文で、上から天井が落ちてきた。いや、上から石組みが崩壊して、天井が落下してきたのだ。
「リリアン、ガレキから僕達を護ってね」
そして、天井の入り口を通過すると、周囲に螺旋階段があった。でも大量の兵士が襲い掛かってきた。フレイの指示通りに、私とフレイ、アイリスが、兵士達を屠っていく。人間ではなく、泥人形のようだ。
「アズ、術師を探せ!」
フレイがアズに命令をした。アズは頷き、術師を探す。
「フレイ、上のフロアだ!」
フレイは階段を駆け上る。そいて、フレイが上のフロアに着いたのか、泥人形は総て消えた。私たちも上のフロアに向かった。
そこは森だった。鬱蒼とした森、道が足元に生える草でよく見えない。フレイとアイリスが索敵をしながら、進んでいく。しばらく進むと、遠くに大きな檻が見えた。そこには妖精が一人、収監されている。
檻に近づくフレイ。中の妖精を見ている。そして…
「ティヌ姉ちゃん?」
フレイの声に反応して振り向く彼女。
「フレイ…フレイだよね…」
よろよろとした足取りで、近づいて来た彼女。フレイは鍵穴に手をかざし、
『封印無効』
と、唱えた。鍵は音も無くハズレ、檻の中に入り、彼女に抱きつくフレイ。
「逢いたかった…ティヌ姉ちゃん…」
「ごめんね…記憶から消していて…忘れられた神は、神じゃ無くなっちゃうのに…」
えっ?フレイは神なのか…魔王でなくて…
「僕は神でも無く、魔王でも無く、ティヌ姉ちゃんの弟分で良かったのに…」
檻から彼女を連れ出してきたフレイ。
「玩具にされたの?」
彼女に訊いたフレイ。
「子孫が…玩具にされている…ねぇ、助けて、フレイ…孫のティーズを…彼女だけまだ、命が感じられるのよ…」
「わかった。リリアン、ティヌを頼む。アズはガードしてくれ。僕とアイリスで行く。ハーちゃんは、遊軍でね♪」
ガントレットからナイフを手にして、両手に構えるフレイ。アイリスと共に。城に入っていった。
---アイリス---
王の間と思われる広間で、ケダモノと精霊が交わっていた。精霊は、たぶん…もう…
「おい、お前、何をしているんだ?」
ケダモノが振り向くと同時に、フレイさんがソイツと交差し、どす黒い血のような噴水が現れた。
「大丈夫か…くそっ!」
やはりダメだったようだ。周囲に目をやると、多数の妖精の死骸が山積みになっている。
「コイツ…何をしていたんだ?」
確かに。弄ぶには精霊や妖精ではもの足り無いはずだ。フレイさんはケダモノの屍を精査し始めた。
「自然を操る力を得ようとしたのか…精霊で無い者に、そのような力が宿る訳が無いのに…無意味な事を…あの勇者の指令か…あの野郎、絶対に許さない!」
フレイさんは今召されたばかりの精霊を大切に抱き抱え、城を後にして、仲間の元に戻った。
「ごめん…間に合わなかった…今の僕には蘇生は出来無い…本当にごめんなさい」
昔の仲間に深々と頭を下げるフレイさん。
「しょうがないよ…私はフレイを殺す側だったし…これは報いなんだよね」
「報い?そんなことを僕は望まない。みんなと楽しい毎日が送れれば良かっただけなんだよ」
ティヌを優しく抱きしめるフレイさん。
「ハーちゃん、ティヌの孫のティースの魂が転生しないようにしてくれる?」
「了解♪」
「ティヌ、能力が戻ったら、生き返らせるから…」
「そうか…彼は魔王フレイか…」
アズ様が彼の正体に気が付いたようだ。
「神と女神の間に産まれた神…だが、天上界の神々は彼の存在を認めたく無かったので、魂を魔王の物と取り替えたのだ。その彼の神としての魂は、今魔王に入っている。今世の勇者の中にな」
アズ様の突然の告白に驚く、私、ハーデス様、リリアン。
「あの勇者が…魔王なのか…」
ハーデス様の動揺は激しい。
「そうだ。神の魂を得て、誰も魔王とは思わないがな。やっと、古文書で、証拠を見つけたよ」
「そうなると、英雄はまだフレイの物を持っているのか。封印と解く鍵とか…」
「そこまでは、わからん。だが、魔王フレイは、未完成ではある。人としても、神としても、魔王としてもな」
「じゃ…フレイは神なのか?」
「のはずだ。神と女神の間には、神か女神しか産まれないからな」
「待てよ…そうなると…アイリス、お前は女神か?」
「えっ?」
いきなり何を言っているのかな。
「そうなると、何故死んだお前を手元に置いていたのかが、わかる。それは、英雄とお前の間には神か女神が産まれるから」
え…私は…女神?
「魂のことだよ。種族ではなくて。神は魂だけの存在だし。実体は信仰する者次第で、見方が変わる。例えば、私だけど、アズとフレイとでは見え方が違うはずだ。アズ、お前にはどう見える?」
「ドクロの顔を持つ邪悪な存在…」
「アイリスは?」
「優しそうなお姉様…」
「って、感じだ。見た目は、関係ないんだよ。フレイは神でも魔王でも人でも無い、不安定は存在故、誰の目から見ても同じなんだろう」
「英雄を倒してくれるか?」
アズ様が訊いてきた。
「あぁ、ぶち殺す。絶対にな!」
フレイさんが、宣言をした。