---ジム---
ミノタンの肉事件の数日後に、リヴェリアに呼び出された。相談事があるそうだ。指定された場所に出向く。アイズが何かやらかしたかな?それともティオナか?副団長に逆らったかな?などとアレコレ考えながら待ち合わせの場所に着いた。そこは、住宅街のど真ん中。なんで、こんな場所に?誰かに見付かるとマズイ内容なのか?で、内々に処理しないとダメなのか?アイズ、何をやらかしたんだ?不安が湧き上がってくる。
「おぉ、来たか。こっちだ」
リヴェリアの後に付いていく。なんの変哲の無いアパートらしき建物に入っていく。そして、その中の一室に入った。そこは、真新しい家具がある。誰かの新居のようだった。
「まぁ、そこに座れ」
椅子が2つあるのに、何故か、大きめのベッドに座らせられた。
「相談事の前に確認したい事項がある。お前は、ハイエルフの事をどこまで知っているのだ?」
表情をあまり変えずに、質問をして来たリヴェリア。かっ、かっ、顔が近いよ~目が恐い…睨んでいる。僕は何かをやらかしたのだろうか?
「どこまでって…高貴な種族で、プライドが高いって事と、エルフよりも威力のある魔法を唱えられることかな?」
「耳についてはどうかな?」
耳?う~ん…
「とても敏感で、香しい香りを伴い、とても柔らかかったです♪」
僕の言葉を受けて、顔と耳を真っ赤にしたリヴェリア。怒りに油を注いだのか?いきなり魔法を撃ち込まれたら、ヤバいって…
「そういう、お前の感想では無い。知識をどこまで持っているんだ?」
ワナワナ震えているようにも見える。僕の何に怒りを持ったのか…どうしよう。正直に話した方が良いな。
「知識ですか?戦う場合は卑怯者と言われても、そこを陵辱しろと、教えられました。抵抗が出来無くなるから…」
フェルズに習ったことを伝えた。
「なんで抵抗が出来無くなると思う?」
考えたことは無い。言われたことだけを、確実に実行することが、大事と教え込まれた。
「分かりません♪」
正直に答える僕。
「分からない?」
リヴェリアの瞳の奥が怪しく光った気がした。背筋をゾクッとする物が走り抜ける。
「では、教えよう。この耳は、許しを得た者だけが触られるのだ。お前は、私の許しを得てから触れた」
どうだったっけ?よく覚えていない。看病で必死だったし。
「許された相手が触れた場合、それは求婚を受け入れたことになるのだよ、ふふふ♪」
リヴェリアが不敵な笑みを浮かべた。僕は、何かやらかしたのか?彼女の言っている意味が分からない。何を言っているんだ?僕が考え始めた瞬間、僕は押し倒され、服をぬがされ、全裸の彼女が襲い掛かってきた。
唇を貪欲に求められ、僕の唾液を啜る。リヴェリアってこんなキャラだったっけ?乳首の先端で、僕の胸板をなぞっていく。彼女の乳首は段々と固く締まっていくのがわかる。
そして、僕の口に股間を載せ、僕の股間に顔を埋めて、アレを口に頬張っている。僕の舌の働きが悪いと、後ろの穴を鼻先に押し付けてくる。アイズにこんなプレイをされたことの無い僕は、唯々リヴェリアの要求に従う。何をどうすれば良いのか、まるで浮かばない。僕はまだ初心者なのだから。
戦闘訓練でこんな行為は学んでいないし。異性への拷問などは教育されたけど、喜ばす行為なんて、この前、アイズと交わったのが初めての僕には、経験値不足であると思う。誰かに教わらないとダメかな?う~ん、誰に習えば良いんだ?脳裏にフレイヤの顔が浮かぶが、アレもタフそうだよな…う~ん…
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頭の中は真っ白だ。この前も思ったのだが、ハイエルフはタフだと思う。僕はもう疲れ果てているのに、彼女はまだ僕を求め続けている。今更遅いが、迂闊に耳に触るのは危険な行為なんだろう…殺す場合に限った方が良いな。って、遅すぎるぅぅぅぅ~
これ以上は、粉が出るのか、赤い玉が出るのか、そんな感じの僕のアレ。当分使い物にならないだろうな。
「ここはお前との密会の為に借りた、私達の愛の巣だ」
と、言われても…密会する時間なんかあるのかな?副団長だよね?
「ここ以外では極力、お前を意識しないようにする」
僕の上に載っている、緑のロングヘアが似合うハイエルフの女性。アイズ達は母親みたいな存在と言っていたが、まだまだ若い。肌も吸い付くようにスベスベで、言葉は高飛車であるけど、彼女の身体は、僕の疲れ切ったアレに奉仕をしてくれている。彼女の体内では、僕のアレは適度に締められたり、舐められたりしている。アイズ達の体内とは構造が違うのか?使い物にならないと思っていたが、復活して徐々に固く大きくなっていく。
「それでね…相談事なんだけど」
急に口調が変化した。どうしたんだ?顔を見ると目が潤んでいる。頬はうっすらと桃色に染まっていた。彼女の手に誘導されて、僕の手の指は彼女の耳をなぞっていた。
「レフィーヤの事なんだよ」
上からの目線の言葉ではなく、対等…いや、可愛らしい口調になっている。耳を許可された僕だけに見せる姿なのか?
「もう少し、戦闘でどうにかならないかな?」
って、甘えるように言う彼女…レフィーヤは、戦闘中に長い詠唱が終わりきらずに固まる事があるそうだ。う~ん…
「装備を変えていいかな?」
「それはいいけど…」
「僕はスミスだよ。装備からのアシストしか出来無いんだ♪」
---アイズ---
ジムのお店に帰ると、
『材料を仕入れに行きますので、半月ほど留守にします』
と、案内板がドアに貼られていた。今朝、出掛けるときは、そんなこと言っていなかったのに…ふ~む?
隣のヘルメス・ファミリアのホームに行ってみる。アスフィなら、何か知っているだろう。でも、アスフィはおらず、ヘルメス様が留守番をされていた。
「アスフィは留守なんだよ。急用が出来てね」
「あの…ジムは…」
「あぁ、ジムの方か。アイツも急な仕事の材料を、仕入れに出たんだ。少し遠いのと、量がいるそうなんで、しばらく留守にするそうだ。アイズはジム無しだとアレかな?」
アレって?何だろう…う~ん…ジムがいないと…寂しいかな…
「ジムは必ず、君の元に帰って来るよ。だから、心配しないで良いからね♪」
ヘルメス様の言葉に頷く。きっと、帰ってきてくれる。私のジムだもの♪
---フィン---
久しぶりにアイズが夜、ホームの自室に戻って来た。話を聞いたら、ジムが仕入れで留守だそうだ。それも、今日から半月も…どこへ行ったんだ?
アイズの話を聞いたリヴェリアの顔色が、変化したように思えた。
「リヴェリア、何か知っているのか?」
「いや…何でも無い…」
何かを隠しているみたいだ。
「なぁ、隠し事はよそうぜ、リヴェリア」
顔色が更に悪くなっていく彼女。
「まさか…そんな…」
何かやらかしたのか?
「何を知っているんですか?」
アイズが訊いた。
「今日の昼間に、レフィーヤの装備を…」
おい…いくら掛かると思っているんだ?既に、彼の厚意は10億を軽く超えているんだぞ!
「えっ…私の?」
レフィーヤはキョトンとして、リヴェリアを見ている。
「そうなると、それの材料集めだな」
親指は疼かない。問題は無いのだろう。
「彼に…レフィーヤの問題点を相談したんだ。そうしたら、スミスとしての腕の見せ所みたいなことを…」
うん?いつ会ったんだ?アイズ達は気づいていないけど…リヴェリアと二人で別室にて協議をすると言って、人払い状態にした。
「いつ…いや、どこで会ったんだ?」
僕の問いに、耳まで真っ赤に染めて俯くリヴェリア。こんな彼女の仕草は見た事無い。
「えっ…えぇ~っと…今日の昼間に会ったんだ」
「で、どこでだ?お店か?」
指をモジモジさせている。こんな仕草も見た事が無い。こいつ、やらかしたのか?カウンター持ちのジムに対して…
「何をやらかしたんだ?」
「いや…たいしたことは…」
言い淀む?有り得ない。いつもなら、ズバズバ言うだろう…最悪の事態を想定する僕。何かをジムにして、カウンターされた挙げ句に『魅了』されたんだろう…ジムのスキルについて説明をした。こうでもしないと、吐かないと思ったから。
「え…そんなスキルを…」
目を見開いて、顔面蒼白になったリヴェリア。
「で、何をやらかした?これはファミリアとしての問題になる」
「耳をねぇ…触って良いって許可を出して…触られたから…求婚を受けたことになるって…伝えたの~♪」
口調が崩壊していくリヴェリア。確実に乙女化しているようだ。僕の説明を聞いて、乙女化が加速しているのかもしれない。
「アイズが婚約者って、知っていてか?」
ファミリア内で恋愛を巡って…ロキの恋愛禁止令が正しいと思えてしまう。
「アイズはアイズ…私は私で…ダメかな?」
一人の乙女になってしまったリヴェリア。ダメかなって…僕に言われても…アイズがなぁ…ティオナもいるし…ジムは3股か?
「この件は…僕の胸にしまっておく。だから、早まったマネはするなよ」
早期に釘を打ったはずなのだが…
「もう、二人の愛の巣は借りたわ…そこで逢ったの♪」
手遅れだった…完全に『魅了』が発動しているし、求婚の受諾はカウンターされている。既にリヴェリアの心は、ジムだけの物のようだ。親指の疼きは無いのだが、頭が痛い…
「おっ、おっ、落ち着け…リヴェリア」
「フィンがね♪」
僕ですら、心が持って行かれそうな笑顔を見せるリヴェリア。こんな表情が出来るのか、恋をするってことは…しかし、ジムの能力、恐るべし…ここまで、性格、人格、態度などを変えてしまうのか。それも神すらも…
問題が解決していないのだが翌日、遠征の依頼が舞い込んできた。医療系のファミリアから、51階層にあるカドモスの泉の水、カドモスの皮膜 、ブラックライノスの角 などを依頼された。潜る為の準備が急ピッチで進められていく。
リヴェリアは僕に見せた乙女化の姿では無く、通常通りきびきびと動いてくれている。精神ダメージを受けて療養していたベートも復帰をして、通常戦力で潜れそうだ。