※この作品はR-18です。

ラスボスになりたい~   作:もっち~!

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勇み足のドワーフ*

 

---ジム---

 

夜明け近くに、アイズとティオナがスヤスヤと寝てくれた。遠征で疲れているだろうにと思うのだが、タフすぎる。二人によって精も根も吸い取られた気がする。今日は業務をパスしようかな。そう思いながら、アイズ達のテントを出ると、

 

「待っていた。私の身体も調整してくれないか」

 

と、呼び止められた。目が潤んだ緑の髪のハイエルフ様は、僕の返事を聞かずに、僕の手を引き、彼女のテントへと連れ込んだ。そして、彼女は手際良く全裸になり、手際良く僕を全裸にして、手際良く僕と抱き合う。

 

「こんなにも、恋しいと思った相手は、初めてだ」

 

耳元でそう呟くと、僕の頬に自分の頬を擦り寄せ、僕の胸に自分の胸を押し付ける。しばらくすると、僕を押し倒し、僕の顔に自分の股間を押し当てて来た。僕の上に載り、僕のアレを舌で器用に舐め上げていく。ハイエルフはテクもすごいと思う。もう、疲れ切っていると思われていた僕のアレは、ビンビンと固くそそり立っていくのがわかる。何もする気が起きないので、何もしていないのだが、彼女の股間からは、コンコンと暖かい液体が僕の顔へと流れ出しているし。

 

彼女は体勢を入れ替え、僕のアレを自分の体内へと取り込み、僕の上で踊り始めた。僕の目の前で撓わに実った2つの果実は、ランダムに揺れている。

 

「あぁぁぁぁ~ジムぅぅぅ~」

 

彼女の動きが一瞬にして止まり、僕のアレが大噴火を起こし、彼女の全身が痙攣していく。

 

「あっ!…はぁ…はぁ…はぁ…」

 

荒い気遣いとと共に、僕の上に上体が倒れて来た。彼女の顔は、僕の顔の横に落ち着き、僕の耳元で囁いた。

 

「ジムの精液が、私の体内の汚れと共に、体外へと出る、この瞬間が好きだ」

 

って。リヴェは、汚れていないと思うんですが…と、そうも言えない、雰囲気が漂っている。彼女の呼吸が落ち着き、スヤスヤとなったのを確認をして、服を着てから、テントの外へと出た。

 

 

 

---レフィーヤ---

 

今朝は早く目が醒めて、テントの外で朝練をしていた。誰もいない時間帯なので、あの感覚を掴む練習をしていた。そんな時、リヴェリアさんのテントから、彼が出て来た。

 

「あっ…おはよう…レフィーヤ…」

 

目の下にクマが出ている。アイズさん達の後に、リヴェリアさんに捕まったのだろうか。

 

「大丈夫ですか?」

 

彼は、私に抱きついて来た。えっ!胸の鼓動が速くなっていく。

 

「ダメ…何で、ハイエルフって、タフの上に、テクがあるんだろう?そういうのって、アマゾネスの特性かと思っていたけど、ティオナはテク無いんだよな」

 

って、耳が熱くなる話をされている。どうすれば、いいのかな。私の気持ちを知らず、彼の額が私の額に寄り添う。か、か、顔が近いよ~。胸の鼓動は更に速くなっていく。

 

「あの~…」

 

「うん?アイズのことかな?」

 

違う…今はアイズさんより、あなたの事が…

 

「違うの?誰のこと?」

 

ですから…ジムさんの…声に出せずに、心の中で藻掻く。

 

「焦らなくて、レフィーヤは、かわいいし、優しいし、器量も良いし。きっと、良い相手が見つかるよ♪」

 

う~ん…目の前にいるのですけど…耳が熱い。顔は真っ赤だろうな。気づいて…

 

「おい!朝っぱらから、逢い引きか?」

 

私と彼の時間に、割って入って来た者がいた。

 

「野暮ですね。弟子との語らいの時間に、割り込むとは」

 

彼が私を護るように、私を背中に隠し、声の主と対峙した。

 

「お前、何の術で、懐柔をしているんじゃ!」

 

「何の術?僕はそういうコミュニケーション系の術は、無いはずですが」

 

「それにしては、うちの女性陣を、片っ端から手籠めにしてるだろ?」

 

えっ…私はまだ手籠めにされていないんですけど…ガレスさん。

 

「失礼な言い方ですね。うん?椿さんの得物ですか…もったいないけど、消してあげます♪」

 

『腐食霧』

 

彼のワンワード詠唱により、ガレスさんは霧のような物に包まれて…霧が霧散すると、獲物も鎧もボロボロになっていた。

 

「うっ…貴様ぁぁぁぁ~」

 

ガレスさんが殴り掛かる。彼はガレスさんの手首を掴み、脇の下に肩を入れて地面に投げ落とした。

 

「うごっ!」

 

手首を捻り、肘と肩を逆関節に極めているようだ。

 

「ふっ、この程度で、ケンカを売るとはな」

 

「おい!やりすぎじゃねぇか?じじぃが、悪いのは認めるが」

 

今度はベートさんが、割り込んできた。

 

「猫耳の狼さんですか…で、どうします?」

 

「猫じゃねぇぇぇぇ~。何度も言わせるな!」

 

言い終わる前に、彼にケリ込んでいくベートさん。しかし、ケリ上げた足の付け根に肩を入れ、軸足の膝裏を踵で蹴って、ベートさんを押し倒した。

 

ドン!

 

ベートさんの後頭部が地面に叩き付けられて、鈍い音がした。その音で、何人かが起きて来た。

 

「なんだよ。受け身が取れ無いのか。まったく、ロキ・ファミリアは、男女共に朝っぱらからタフだよな。僕なんか、ボロボロなのに…」

 

「何が遭ったんだ?」

 

団長が彼に訊いた。

 

「レフィーヤと会話をしていたら、手籠めにするなって…言いがかりだよ」

 

「レフィーヤ、そうなのか?」

 

私は頷いた。

 

「そうか…ジム、すまない」

 

「問題無い。僕に被害は無いし。うんじゃ、寝るよ」

 

彼は自分のテントに戻っていった。

 

 

 

---フィン---

 

「どういうことでしょうか?明け方まで、愛を語り合うのは、ジムにも責任は有りますけど、ケンカをしかけるって…有り得ないと思います」

 

ヘルメス・ファミリアの団長のアスフィが、怒鳴り込んで来た。まぁ、こちらに非が有るので、平謝りだ。

 

「恩を仇で返すとは、このことですよね?」

 

レフィーヤの貰った装備だけど、アスフィに訊いたのだが、価格は算定不能なくらいと言われた。ドロップアイテムでは無い物を、ふんだんに使用している為らしい。蜘蛛の糸は非売品扱いって感じだ。

 

「すみません。ガレスとベートには言っておきます」

 

ひたすら謝る。

 

「次は無いですからね!」

 

アスフィの口調は怒りモードのようだ。言いたいことを言って、アスフィは自分達のキャンプ地へと戻っていった。

 

「ガレス、どうしたんだ?」

 

「はぁ?フィン、気づかないのか?あやつは、怪しい術を使っているに違いない」

 

怪しい術?言いたいことは分かる。う~ん、事実は言えないしなぁ。

 

「使っていないと思う」

 

「いや、使っているはずだ。出なければ、リヴェリアとアイズを手籠めに出来る訳が無いだろ!」

 

「おい、誰が手籠めにされたと?私は自分の意志で、彼を愛しているんだ」

 

ガレスの意見に、リヴェリアが反論する。

 

「じじぃが悪いって!俺もばばぁと同意見だ」

 

と、ベート。

 

「しかし、アイツ、本当にスミスなのか?じじぃの装備を一瞬でボロボロにして、俺を一瞬で失神させるって…有り得ないだろ?」

 

ベートがいいところに気づいた。でも、神との約束は絶対だ。例え、主神で無い神との約束であっても。

 

「フィン、お前、何か知っているんだろ?」

 

リヴェリアに訊かれた。う~ん、どう誤魔化すかな…

 

「スミスなんだし、それなりに戦闘はできるだろう。材料を取りに行くこともあるんだしさ」

 

「Lv6を一瞬で制圧って、有り得ないだろ?私は愛した者を疑いたくは無いが…スミスにしては強すぎる」

 

まぁ、二人とも一瞬で制圧されたらしい。う~ん…

 

「フィン、何を知っていて、何で言えないんだ?」

 

リヴェリアの語気が強くなっている。愛した者の事を知りたいのは、分かるけど…

 

「言えないのは、神との約束があるからだ」

 

と、本当の事。言える事を伝えた。

 

「神?誰だ?」

 

「それは言えない。神との約束は絶対だ。そのルールを団長である僕が、破る訳にいかない」

 

「そうか…フィンは知っているんだな?」

 

みんなの視線が僕に集まる。

 

「総ては知らない」

 

「ジムはLv2です」

 

アスフィがいつの間にか、話の輪に加わっていた。

 

「Lv2?有り得ないだろ?」

 

ベートが詰め寄る。

 

「ジムは偉業を成し遂げていないんです。だから、Lvは上がらないのです」

 

偉業と呼ばれる成果を上げないとLvは上がらない。ジムの場合、裏の仕事の成果ばかりで、偉業にならないのだろう。

 

「実際はどれくらいなんだ?」

 

リヴェリアが訊いた。

 

「ステイタスは主神しか知りません。彼はそういうことに興味無いですから」

 

「どこのファミリアなのだ?」

 

「ジムはウラノス・ファミリアだよ」

 

って、アイズが答えた。ジムから聞いたのか?

 

「ウラノスだって?…おい…それって…」

 

ウラノス・ファミリアの位置付けを知っている、古参組のリヴェリア、ガレスの顔から血の気が引いていく。

 

「フィン…それって…」

 

リヴェリアの問いに頷く。

 

「そうだったのか…」

 

ガレスが彼のポジションに気づいたのか、俯いた。

 

「おい、どういうことだよ!」

 

ベートが知りたがっている。が…その問いに、答えを知った者は誰も答えない。口に出して良い内容では無いと、悟っているから。

 

「そういうことだ。ガレス…もう、彼に絡むな。いいな」

 

ガレスは頷いた。

 

 

 

 

---ジム---

 

目覚めると、何故かレフィーヤとアイズが添い寝していた。何で、ここにいるんだ?彼女達は全裸では無いから、お昼寝タイムなのかな?あれ?

 

「おはよう…ジム♪」

 

アイズを起こしてしまったようだ。

 

「おはよう、アイズ♪何で、添い寝しているんだ?狩りに行かなくていいのか?」

 

「うん…ベートとガレスが…ごめんなさい」

 

あぁ、戦力が低下しているのか。僕のせいだな。

 

「一緒に狩りに行こうか?」

 

「いいの?」

 

「彼らを負傷させたのは僕のせいだし」

 

「でも…悪いはアイツらだよ」

 

「アイズの困った顔は、見たく無いんだよ」

 

アイズの額にキスをした。

 

「あっ…ズルい!」

 

レフィーヤが僕の背中に抱きついて来た。胸が気持ちいい…

 

「私にもしてくださいよ~!」

 

「レフィーヤには、まだしなくていいわよ」

 

って、アイズ。まだ?いずれはしないとダメなのね。

 

「アイズさん…そこをなんとか」

 

アイズと交渉をするレフィーヤ。僕はスルーですか…

 

三人でテントから出ると、アスフィが睨んできた。

 

「アスフィ、どうしたんだよ…」

 

「怒っていません!」

 

え?怒っているように見えますが。あっ、そうだ♪

 

「アスフィ、考えたんだけど、蜘蛛の魔石を使うと、生成できるんじゃないかな?」

 

怒っているような顔が、綻んできたアスフィ。

 

「どういうことかな?」

 

「糸の生成器官だけじゃダメで、魔石で何らかの工程があるのかなって」

 

アスフィが考え込んだ。暫く考え込んだ末に。

 

「ジム、取ってきて♪」

 

って、笑顔で要望された。

 

 

 

 

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