※この作品はR-18です。

ラスボスになりたい~   作:もっち~!

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ガーディアン失格*

 

オラリオには、まだまだ闇が残っている。アストレアの一件で大掃除をしたのに、天界から酒池肉林を夢見て、地上に舞い降りてくる神々が後を絶たない。闇ファミリアは、正義を自負するファミリア達に潰されることから、交易所に出入りする商会を隠れ蓑にして、世界各地から禁制品を持ち込み、売買して益を得たり、性欲を満たしていたりする。

 

中でも闇が深い地域は、外資系が運営している巨大カジノ街である。オラリオに隣接する位置にあり、オラリオの法では裁けない治外法権な特区であった。オラリオに娯楽が少ない為、娯楽を求めた神々が、外資運営の巨大娯楽施設を誘致したのだ。

 

そのエリアには関所が在り、そこを通過する為のパスを持っている者のみ、出入りが可能である。たとえ、誘拐されて無理ヤリ働かされていても、そこからの脱出は不可能であった。

 

そのエリアの警備はガネーシャ・ファミリアと、傭兵により行われている。オラリオの最大規模のファミリアの警備って言うのは、安心感を得られる。但し得られるだけで、安心・安全なエリアでは無い。ガネーシャ・ファミリアであっても、不正を目にしても取り締まれない。彼らに出来るのは、ケンカや諍いを止める事くらいである。

 

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「なぁ、これを精査してくれるか?」

 

ヘルメスが薬を手渡して来た。精査をして成分、効能をチェックしてみたのだが…

 

「これ…ヤバい系だぞ」

 

ヘルメスの顔色は変わらない。予想はしていたのだろう。

 

「それが何か、わかるのか?」

 

僕に精査結果を訊いてきた。

 

「たぶん、デーモンダストだと思う。ここでは作れない。解毒剤もここには無い」

 

「うん?ジム、デーモンダストって何だ?」

 

聞いた事の無い単語だったのか、直ぐに訊いてきた。

 

「ヘルメス、夢魔もしくは淫魔って知っているか?」

 

「あぁ、書物で読んだことがある。催淫能力のある魔族だよな?」

 

「そいつのミイラを原料にした、強力な媚薬だ。神すら催淫させる効果があるらしい。そして、厄介なのは、一度催淫状態になると廃人若しくは、性の奴隷になり、正常な状態に戻れない劇薬だ」

 

僕の説明で、ヘルメスの顔色が悪くなった。

 

「まさか、この街で流通しているんじゃ?」

 

まさかと思うが、ヘルメスに訊いてみた。

 

「いや、巨大カジノ街でだ…」

 

闇の深い治外法権エリアか…それはそれで厄介だ。ギルド命令で掃除に行けないし。

 

「そうなると、行方不明な者達は、そこにいるな」

 

最近、この街では行方不明者が多い。それも女性がほとんどである。

 

「そうか…どうにかしないと…ジム、解毒剤は作れるか?」

 

「難しい。夢魔を浄化させる処方が浮かばない」

 

「それの解毒薬の処方を優先的に頼む。スミスの仕事は、後で良いから。俺から、ゴブニュとヘファイストスには伝えておく」

 

ヘルメスは、薬を持って、急いで出て行った。

 

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夕方近くになると、レフィーヤが訪れた。

 

「どうした?何か不具合か?」

 

「いえ…あの…並行詠唱をマスターしたいんですけど、何か練習方法って有りますか?」

 

困った顔で訊かれた。

 

「普段から何かする時、鼻唄まじりでやってみるといいよ。何があっても鼻唄を続けるんだ。話し掛けられたら中断してもいいけど」

 

はっとした表情のレフィーヤ。

 

「そうか。鼻唄を詠唱にすれば良いってことですね。さすが、師匠♪的確なアドバイス、ありがとうございます」

 

師匠になった覚えは無い。レフィーヤはあくまで妹枠の弟子だし。

 

「で、師匠、何をされているんですか?」

 

スミスの仕事以外をしているので、気になったようだ。

 

「じゃが丸君を僕流にアレンジしてみている」

 

じゃがを蒸してからマッシュして、更に裏ごしをしてから、ハチミツで味付け…そして、丸く捏ねている。

 

「この状態でもうまいと思うよ」

 

レフィーヤの口に入れた。

 

「おいしい…アイズさんはいいな。毎日、食べられて」

 

「さすがに毎日は、作らないよ」

 

考え事をする時には、料理が一番だ。スミスとしての仕事中は、邪念は禁物であるから。で、レフィーヤに作り方をレクチャーしているとアイズが帰ってきた。

 

「うん?なんで、レフィーヤと和気藹々?」

 

不審な顔をしている。何かを疑われているような。こういう時は…アイズの口にじゃが丸君を入れた。

 

「おいしい…ほんのり甘いし♪」

 

険しい顔付きが蕩けていくアイズ。そんなアイズにイヂワルな質問をしてみる。

 

「僕とじゃが丸君、どっちが好き?」

 

アイズの悩む顔を、拝もうと思っていたのだが、

 

「勿論、じゃが丸君が大好き♪」

 

即答だ。食い物に負けた僕…凹む…そんな僕の姿を見て、アイズがはっとした。

 

「あ…ごめんなさい…う~んっと…ジムかな?」

 

とってつけたような答え。なんか、お仕置きをしてあげたくなった。アイズに襲い掛かり、テーブルの上に拘束した。テーブルの上で、全裸で大の字になったアイズ。

 

「そんなに、じゃが丸君が好きなら、今宵はじゃが丸君プレイにしよう♪」

 

「それは…何?」

 

アイズの質問をスルーする。そして、小判形にしたじゃが丸君を先を丸くした串に3つ刺して、アイズの股間をじゃが丸君で攻略し始めた。アイズの小豆を串の丸みで突っつき、じゃが丸君をアイズの体内に出し入れする。

 

「えっ…ダメ…食べ者を些末にしちゃダメだよ、ジム」

 

「粗末にしない。じゃが丸君のアイズ味にするんだよ♪」

 

僕が何をしたいかの見当がついたのか、困ったような表情になる。

 

「そんな場所で付けたのは、汚いよ~」

 

「何を言っている?アイズが汚い訳無いだろ♪」

 

「あっ…ダメ…じゃが丸君でイキたくないよ~…あぁぁぁぁ、そこはダメだよ」

 

ジワジワと湧き出てくるアイズのエキス。そのエキスをじゃが丸君に充分に染みこませる。で、1つ口の中に。う~ん、うっすらとした塩味がハチミツの甘さを引き立てている。

 

「レフィーヤ、アイズの事を大好きだよね?」

 

「え?そうですけど…それは、ちょっと…」

 

怯むレフィーヤの口に入れると、

 

「あっ!さっきより美味しいです」

 

しばらく、二人で食べ進めていると、、

 

「何をしてんだ?お前らは!」

 

リヴェリアとティオナがやって来た。

 

「じゃが丸君のアイズ味を食べています♪リヴェも1つどう?」

 

唖然としているリヴェリアの口に1つ入れる。

 

「おい…うん?うまい…アイズって、こんなにうまいのか」

 

って、感想を漏らすリヴェリア。三人でアイズをご馳走を見るような目付きで眺める。

 

「ジム…ごめんなさい…もう、助けて…じゃが丸君プレイは痛いよ~」

 

あぁ、ただれてきているアイズのアソコ。じゃ、ここまでだな。アイズのアソコに回復魔法を施してから、解放する。で、なんでこうなったのか?リヴェリアとティオナに説明した。

 

「う~ん…それはアイズが悪いだろ?即答でじゃが丸君は無いだろう?」

 

ティオナがアイズをツンツンしている。アイズは反省しているようだ。

 

「そうだ、今夜はみんな、泊まっていって。最近、物騒だからな」

 

行方不明者が多いので、夜道を女性だけで返すのは、危険が一杯だから。

 

「何か、聞いているのか?」

 

平日は酒が入らない限り、最近は乙女化しなくなってきたリヴェリアが訊いてきた。

 

「ちょっとマズイ薬が横行しだした。だから、なるべく女性だけで夜道は歩くなよ」

 

あの薬について、少し説明しておく。知らないで軽く扱うと危険だから。

 

「それは恐いな…治す方法は無いのか?」

 

「今の所はね。今日の昼間に聞いたばかりで、今考えているところだよ」

 

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翌日の朝、ヘルメスが来て、神会が開催されると言う。議題はあの薬の街への持ち込みの規制強化と、行方不明者の問題。治外法権エリア絡みだと、及び腰になるだろうとヘルメスは言うが、誰かがどうにかしないとダメな問題だと思う。

 

神会は主に夜開催される。着飾った神々が会場へと集まり、街は主神のいない、しばしの羽伸ばし時間を満喫する眷属達で盛り上がっていく。しかし、こういう日は何か起きる場合が多い。自警が緩くなり、神は1箇所に集まっているから。

 

夕方になる少し前、クロエとルノアが血相を変えて、駆け込んできた。

 

「どうした?何か遭ったか?」

 

「買い物に出たシルとリューが帰って来ないの!」

 

頭の中が一瞬白くなる。まさか…リュー…シル…まさか…なんで…

 

「買い物ルートを探していたら、コレが落ちていたにゃ!」

 

クロエが手渡して来たのは、リューにプレゼントした…アリーゼの形見を再生した懐刀だった。護身用にとプレゼントした1点物だった。

 

「くそっ!今日中に見つけ出さないと…ヤバい…」

 

アレをすぐに服用はさせないと思う。いたぶって鑑賞してからだと思いたい。

 

「ルノアは、ロキ・ファミリアのホームに行って、フィンに事態を知らせて。で、捜索隊は男性のみ中級者以上で3名一組と伝えてくれ。薬の詳細はリヴェリアに話してあると伝えてくれ」

 

「わかった…ジム…」

 

僕に口づけをしてから走り去って行くルノア。僕の顔には、悲壮感でも出ているのか?

 

「クロエは、ミアを護れ。店から絶対に出すな」

 

「にゃんで?」

 

「女性だと危険な相手ってことだ。で、ミアが言う事を聞かなければ、幻覚や睡眠系の術を使っていいから。何か言ってきたら、僕の命令だと言え」

 

「ジム…帰って来いにゃ!絶対だからにゃ!アンダーヘアを剃った責任を、取って欲しいにゃ!」

 

クロエは涙を浮かべて、僕に口づけをしてから走り去って行った。僕は出掛ける準備をしていく。

 

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治外法権エリアに入る関所で揉めている。ガネーシャ・ファミリアとオッタル達のようだ。

 

「どうしたんだ?」

 

「ジムさん。オッタルさん達が通行証が無いのに入れろって」

 

ガネーシャ・ファミリアのメンバーが困っている。

 

「オッタルは、何の用?」

 

「フレイア様が、ホテル一期一会に招待されて…」

 

ラブホか?一期一会って…

 

「誰に?」

 

「フレイヤ様に似た少女を預かっている者…」

 

あぁ、僕の行き先もそこだな。

 

「シャクティは?」

 

「フレイア様と一緒に行かれました」

 

と、ガネーシャ・ファミリアのメンバー。まずい、シャクティも危ない気がする。ここは治外法権だし…僕が責任をかぶればいいかな?

 

「緊急事態宣言を発令する。これより、ガネーシャ・ファミリアとフレイア・ファミリアは僕、ウラノス・ファミリアの団長ナイトの指揮下に入って貰う」

 

団長ナイトを名乗る時、それは裏の案件の掃除を意味することを、ガネーシャ、フレイア、ヘルメスの各ファミリアは知っていた。

 

「ジムさん、じゃなくてナイト様、これって…」

 

「デーモン・ダストを投与されれば、シャクティもフレイアもダメだと思う。だから、責任は僕がかぶる。責任が広がらないように、突入は僕だけでする。その代わり、ガネーシャ・ファミリアは、このエリアから出ようとする奴らを、事が終わるまで絶対に出すな。フレイア・ファミリアは、ホテル一期一会を包囲して、裏口、抜け道を探してくれ。僕は正面から突破する」

 

頷く、みんな。僕は一人へとホテルに向かった。

 

 

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ホテル内は用心棒だらけだ。これは何かのパーティーをしている可能性大だよな。急がないと。シルとリューとシャクティの気配は感じ無い。正気であれば、微かに感じるのだが。微かにフレイアの気配を感じるだけだ。シル達は既に…くそっ!フレイアの気配を道しるべとして、先へと進む。

 

 

 

広間に出た。目の前に頑強な扉が見える。あそこだな。でも、扉の前には、強そうな剣士達がいる。迷わず、『ファイアー・トルネード』を唱えて、剣士達を焼き払う。肉の香ばしい臭いが室内に充満していく。あぁ、腹減ったなぁ。

 

力一杯体当たりしても、ノブを回しても、扉は開かなかった。頑強な上に鍵が掛かっている。どうするかな…隕石を落下させる『メテオ・フォール』だと、地面すら抉れるがシル達にも危険が及ぶ。局地的な大地震を引き起こす『アースクェイク』でも壁、天井、床が崩落して、シル達も危ない。どうするかな…

 

ふと、閃いた手立てがあった。魔術では無いけど、砲龍の狙撃を受けたことがあり、あれをマスターしていたことを思い出した。早速『砲龍 砲撃』と唱えて、手の平を、扉に向けて出すと、扉は簡単に吹き飛んだ。まぁ、ダンジョンの床を何階層にも渡って抜ける威力だし♪

 

そして、室内に入ると…悪そうな顔な者が数名いて、シル、リュー、シャクティを食い物にしていた。彼女達は既に廃人に近いようだ。上下の口から液体を流し、目は白目で失神しているようにも見えるが、性刺激を求めようとケダモノ達の男根に群がっている。

 

その一団から離れた場所で、フレイアと交わろうとしている者がいた。だけど、そのケダモノはフレイアの秘部に触る事が出来ずにいた。

 

「フレイア、おまたせ♪」

 

「ジム…あの子を…」

 

「あぁ…その前に、そこのエロじじぃ。知っているか?女神は英雄と神としか交われないんだ。デーモン・ダストを使っても、資格が無いと交われないんだよ」

 

僕はナイフを手にして、その部屋にいるケダモノ達の男根を斬り落としていく。

 

「痛~!」

 

「ぎゃ~!」

 

「なにを!」

 

様々な悲鳴が聞こえる。許さない。リュー、シル、シャクティになんてことをしやがった!ケダモノ達へ、僕の悪行が増える術を発動する。

 

『ボディロスト』…ケダモノ達の首だけが床に転がっていく。僕が悪行を受け入れ、ケダモノ達の首から下を喪失させる。お前らはこの先、一生、首だけで生きて貰うよ。

 

それから、別の生物のようになり、蠢いているリュー、シル、シャクティを抱き抱える。僕の股間に顔を近づけ、性的な刺激を得ようと蠢いている三人。くそっ!

 

「フレイア…」

 

シルに似た女神も抱き寄せる。

 

「ジム…ごめんなさい…アレを使うんでしょ?」

 

僕の顔を見た女神は、涙を浮かべて、僕のこれからの行動を指摘した。

 

「あぁ、フレイア。オラリオを頼む。僕はまた護り切れなかった。本当にダメなガーディアンだよ」

 

全身全霊を込めて念じる。『デーモン・ダストの毒が浄化して正気に戻りますように』『デーモン・ダストの解毒薬の処方が手に入りますように』『この街を平和にしてくれますように』

 

アビリティが発動し始めた。僕の身体が光の粒子に分解されていく。それに伴い、シル達の表情は穏やかになっていく。僕は残っている魔力を捻りだし、彼女達に回復術を施す。傷が消えていく。アソコが未使用な状態へと戻っていく。

 

突然、手に何かを持っている感覚が芽生えた。それをフレイアに託す。

 

「これ、デーモン・ダストの処方だよ。このエリアにいる中毒者達を救ってあげて、フレイア♪。じゃ…さようなら…」

 

そして、僕の意識は深い闇へと沈んでいった。

 

 

 

 

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