※この作品はR-18です。

ラスボスになりたい~   作:もっち~!

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怪物祭と焼きもろこし*

 

怪物祭当日、中庭に集合した祭り見学組。

 

「いいなぁ…私も行きたいなぁ…」

 

「シル、仕事が有るだろ?しっかりと働いてくれよ。今日は稼ぎ時なんだからね」

 

ミアがシルに釘を刺す。

 

「ジムぅ~」

 

甘えるような仕草をするも、ミアに腕を引かれて、豊饒の女主人へと消えていった。今夜はシルの拳に注意しないと危険そうな予感だ。

 

で、屋台の出ている通りに繰り出した。目当ての焼きもろこし屋さんを見つけた。けど、アイズに腕を引かれて…じゃが丸君の屋台へと連行されていく。

 

「小豆ソース味1つ!後、カレー味1つ」

 

アイズが注文をして、僕にカレー味を手渡した。

 

「ねぇ、ジム、あ~ん♪」

 

無防備に口を開けて、僕のじゃが丸君カレー味を待つ剣姫アイズ。まだ僕が口を付けていないじゃが丸君を、アイズの口に入れる。

 

はふっ…もぐもぐ…

 

「美味しいよ、ジム♪次はあっちのじゃが丸君の屋台に行こうよ♪」

 

普段見られない剣姫の甘えている姿を、周りの群衆が物珍しそうに見つめている。

 

「アイズさん、私にも師匠を貸してくださいよ~」

 

レフィーヤがアイズに、僕の譲渡を申し込む。だから、僕は物では無いんだけど。

 

「うん?全部のじゃが丸君の屋台を制覇したらね」

 

って、それでは僕のお腹がじゃが丸君で一杯になってしまう。ティオナが、焼きもろこしを買って食べているし。

 

「ジム、食べる?」

 

ティオナの助け舟に、口を開けて待つ僕。

 

「ティオナ、餌付けはダメよ!ジムの口がじゃが丸君味以外になっちゃう!」

 

僕と口を合わせて、じゃが丸君味となった僕の口をアイズが味わっている。そんな剣姫の行動を周囲の群衆が唖然として見ている。濃厚なディープキス…口の中を丹念に舐められていく。

 

「レフィーヤ、気を付けろよ。今日のアイズは一人締めモードだ。逆らえば、仲間でも斬るかもしれない」

 

ティオナが恐ろしいことを言っているが、

 

「そうですよね。家出の時、ショックで食が喉を通らなかったですしね」

 

って、ティオナの意見に賛同しているレフィーヤ。

 

「アイズ!休みである今日は、私の日だぞ!」

 

リヴェリアが僕の領有権を主張し始めた。

 

「左腕は、ご自由にどうぞ!」

 

僕の左腕はバラ売りされた気分だ。

 

 

色々と悶着を起こしながら、歩を進めていると、地面が鳴動しているような感覚を感じた。

 

「アイズ!リヴェリア!」

 

僕の声に反応して、僕から離れて、周囲を警戒をする二人。

 

「どうしたんだ?」

 

ティオナは感じ無かったのか、訊いてきた。

 

「今、地面が鳴動した気がしたんだよ」

 

「えっ?」

 

ティオナも周囲を見渡した。静かである。騒いでいる者はいない。しかし、急に地面が割れるような音がして、騒然とした声が響き渡った。

 

声の下方へと向かうと、巨大な花の群れが地面から生えていた。

 

「マーリン、頼む」

 

「了解♪」

 

マーリンは『ファイアーストーム』を唱えると、目の前の植物は燃えていく。

 

「えっ?ワンフレーズ詠唱?」

 

リヴェリアとレフィーヤが驚いている。まぁ、この街の魔法は、長い詠唱が一般的だからな。

 

「レフィーヤ、天使の矢を準備しておけ!」

 

「はい、師匠♪」

 

レフィーヤは自分のスペースを作り、天使の矢を発動した。

 

「モルドレッドはアイズと行動を共にして」

 

「了解。盾になれば良いんだ♪」

 

戦えるのが嬉しそうなモルドレッド。僕とヴィヴィアンとランスロットで、地下水路を目指した。

 

「ヴィヴィアン、植物だ、根を絶やしてくれる?」

 

「了解です」

 

水を操れる魔術を使える彼女は。水の分子を止めて氷らせていく。これで一安心かな?と、視界に焼きもろこしの屋台を発見。買いに走る僕。しかし、闘技場から逃げてきたのだろうか?巨大なモンスターが、屋台を破壊…なんてこったぁぁぁぁぁ~!許せない!

 

『我が剣よ出でよ』

 

ティア達と再会したことで、記憶が戻り剣を持っていたことを思い出した僕。空間から剣が現れて、僕はソレを手にした。そして、モンスターに斬り掛かる。巨大だったので、脛部分を斬り裂くと、モンスターは灰と魔石とドロップアイテムになっていく。

 

「どうだ。聖魔剣の威力は…ふふふ」

 

次の獲物を探しに行く。僕の焼きもろこしを返せぇぇぇぇ~!

 

 

 

---フィン---

 

闘技場から数匹の巨大モンスターが逃げたらしい。今日の目玉だったらしく、イレギュラーなヤツらしい。

 

僕とリヴェリアで対処しているのだが、リヴェリアの魔法が効かないレベルのモンスターだった。マズイだろ?これって。

 

「僕の、僕の焼きもろこしを返せぇぇぇぇ~!」

 

どこからか、ジムの声が聞こえ、ジムとモンスターが交差した瞬間、モンスターは灰と魔石とドロップアイテムになっていった。なんだ?あの得物は?見た事の無い大剣であった。見るからに重そうで頑丈そうである。

 

ジムはモンスターを見つけ次第、灰と魔石とドロップアイテムに変えていく。相当キレているようなんだけど…

 

「あぁ、フィン殿」

 

ランスロットが、息を切らしてジムの後から来た。

 

「どうしたんですか、ジム?」

 

「念願の焼きもろこしを買おうとした矢先、屋台をモンスターに潰されて…」

 

苦笑いしているランスロット。食い物の恨みか?

 

「僕の焼きもろこしぃぃぃぃ~」

 

遠くからジムの声が聞こえてきた。

 

 

 

---ジム---

 

結局、焼きもろこしは食べられなかった。焼きイカもだぁ…楽しみにしていたのに…ぐっすん…路地裏で膝を抱えて座っている。鼻腔に神経を集中して、食べたい物の臭いを探査している。あぁぁぁぁぁ、どこからもしないぃぃぃぃ~

 

「ねぇ、そこで何をしているの?」

 

「僕の焼きもろこし…焼きイカ…モンスターのバカやろ~!」

 

「まさか…モンスターが屋台を…?」

 

「そうだよ…ねぇ、この街、吹き飛ばしていい?」

 

たまたま、僕を発見してくれたシャクティに、駄々をこねている僕。

 

「良い訳無いでしょ?まったく…本当に食い物には運が無いよね」

 

「うん…」

 

「おいで…食べさせてあげるから♪」

 

--------

 

食材を買って、ガネーシャのホームの厨房で、調理をしてくれたシャクティ。

 

「どう?」

 

「おいしい…ありがとう、シャクティ」

 

「うん♪」

 

焼きもろこし4本、イカ焼き2本を平らげた頃、

 

「俺がガネーシャだ!何をしているんだ?」

 

「ジムに、食事を…」

 

「そうか…シャクティ、今日はこの後、自由時間で良いぞ」

 

「あ、ありがとうございます」

 

主神に頭を下げたシャクティ。そして、お腹が満たされて、シャクティの部屋へと行く。

 

「ねぇ、今度は私を味見して。ねぇ、ジム♪」

 

全裸になり全裸にされ、僕をベッドに押し倒す。

 

「いつも、助けてくれて、ありがとう…ジム」

 

僕の焼きもろこし味となった口に、自分の口を重ねる。

 

「焼きもろこしの味…おいしい…」

 

舌で、僕の唇、歯茎、舌を舐めていく。

 

「おいしい…ジムの味が隠し味ね♪」

 

彼女の乳首が僕の胸の上を這う。鼻と鼻が触れ合う。焦げた醤油の香りのおかげで、唾液の分泌はいつもよりも多い。

 

ごくっ!

 

口の中に溜まった彼女の唾液を、無駄にならないように、総て飲み込むようにする。

 

「ジム…はぁ…はぁ…」

 

荒い息づかいの音で、僕のアレが反応していく。

 

「元気に成ってきたわね」

 

彼女の指達により、彼女の中へと送り込まれていく。暖かい…生きていて良かったと思える瞬間だ。妄想では、この暖かさは得られないし。彼女の口と上半身と下半身は別々の生き物ように、変拍子を刻みながら、僕の上で蠢いていく。

 

「中で…出して…いいよ」

 

口の中が、唾液貯留槽状態の僕は、返事が出来無い。突然、彼女の腰の動きだけが早くなっていく。近いのか?そして

 

「あぁぁぁぁ…あっ!はぁ~」

 

彼女の身体の全体重が僕にのし掛かり、彼女の呼吸は穏やかになっていく。弛緩していく彼女の中で、時間差攻撃のように僕の砲門が噴いた。

 

「ジム…こういうのは同時がいいんだよ」

 

頬を赤らめた彼女が、僕の耳元で囁いた。

 

-------

 

ガネーシャのホームから出ると、シルが立っていた。殴られる…咄嗟に頭を庇う僕。

 

「どうだった?彼女は…やっと、交われたんだね」

 

今日のシルは穏やかそうだ。安心して近寄ると、

 

バコッ!

 

お決まりの激痛が、頭頂部に響き渡った。

 

「痛いよ~、シル…」

 

「うん?殴られると思ったんでしょ?だから、殴ってみました」

 

って、笑顔で僕の左腕に抱きついて来た。

 

「痛いのは嫌いだよ~」

 

「うん、知っているよ♪」

 

「たんこぶだらけだよ~」

 

「うん、よく知っている♪」

 

しばらく無言で帰路を進む。そして、アストレアのホームに向かおうとすると、

 

「ちょっと、来て♪」

 

と、豊饒の女主人へと連れ込まれる。あぁ…食べたかった物が…

 

「イカのキモ焼きだぁ♪」

 

「あぁ、シルがどうしても作ってくれって」

 

ミアが優しくて暖かい眼差しで、僕を見守ってくれている。

 

ばこっ!

 

頭頂部に激痛が走る…何で?

 

「何しているんだ、シル!」

 

ミアもシルの行動に驚き、シルに訊いた。

 

「だって…恥ずかしくて…」

 

そっちでも殴るのか…あっ、舌噛んだ。

 

「ごめん…舌噛んだから、食べられない…」

 

「えっ!ごめん、ジム…」

 

シルが謝る。

 

「何をやっているんだ、シルは…はぁ~」

 

シルの行動に呆れるミア。イカのキモ焼きに後ろ髪を引かれつつも、裏口から中庭に出た。シャクティに言われたけど、本当に食べ物運に恵まれていないなぁ~

 

「久しぶりに手合わせを頼む」

 

モルドレッドから木刀が渡された。

 

「ほんと、久しぶりだな」

 

「うんうん♪1000年振りだよ」

 

彼女と打ち合う。ルフェイがいるので、多少の怪我も心配なく、手合わせができる。

 

-------

 

目覚めると、僕のアレを咥えて土下座をして、その体勢で寝ているシルがいた。何をしているんだ?僕は僕でモルドレッドとの手合わせで腕が筋肉痛で痛いし。

 

「シル…何をしているんだ?」

 

無言のシル。耳を澄ますと、静かな寝息が聞こえてきた。その体勢で安眠?大丈夫か?

 

「ジム…どこに行っていたの?」

 

もう一人の強敵の冷たい声がしてきた。どこにいるんだ?シルがあそこにいるので、攻撃をされても逃げられない。

 

うっ…僕の鼻の頭を自分の敏感な場所に触れさせる強敵…

 

「ねぇ、どこに行っていたの?」

 

えっ?脇の下を膝でロックしてきた。腕が動かない。まずい…

 

「豊饒の女主人ですけど…」

 

「ふ~ん、その前は?」

 

彼女の声から、感情の起伏が感じられない。怒っているのか?

 

「その前は…」

 

鼻の穴に、生暖かい液体が流れ込んできた。頭がキーンとして痛い…鼻の頭に触れている物体は小刻みに動いている。

 

「うん?その前は?どこかな?」

 

鼻が何かの穴に吸い込まれて行く。そして、柔らかい物体は上唇に触れている。呼吸が出来無くなりそうな予感。

 

「ガネーシャ・ファミリアのホームです…」

 

「誰と?」

 

上唇に触れている物体を舌で舐めたら、どうなるんだ?この逃げ場の無い状態で…恐ろしくて試せない。

 

「シャクティ…」

 

「なんで?」

 

「焼きもろこし食べたいって、駄々をこねたら、調理してくれて、食べていました」

 

「二人で?」

 

「です…」

 

「私にお土産は?」

 

はぁい?

 

「婚約者にお土産は無いの?ねぇ、ジム♪」

 

甘える声で有るが、肩の締め付けがキツくなり、顔面にかかる体重も増加している。新手のエスプレイなのか?

 

「無いです…全部食べてきました…」

 

「じゃ、お腹を開くと入っているのね♪」

 

か、か、開腹?

 

「死んじゃいます…」

 

「ジムが死んだら…後を追うから…だから、心配はしないでいいのよ」

 

ダメ元で、上唇に触れている何かを舌で舐めてみる。少し固めのグミのような感触。

 

「あっ~ん…ダメ…」

 

声が弱体化している気がする。攻め時かな?でも、噛んでしまった舌では、長時間は無理であった。痛い…痛すぎる。舌を動かす度に裂けていく気がする、

 

僕の異変に気づいたアイズ。

 

「えっ?どうしたの?舌から流血しているけど」

 

「ミアが調理してくれたイカのキモ焼きを食べようとしたら、シルの拳固が…」

 

「あぁ、だから、土下座しているのね。怪物祭の後始末をして帰ってきたら、私の指定席をシルが…」

 

アイズの指定席だったのか?アレって?

 

「ごめん…虐めるつもりは無かったの。騒いでいれば、起きるかなって…」

 

シルを起こす為のエスプレイか?

 

「あれ?…ごめん…足が痺れて、退けない…」

 

えぇぇぇぇぇ~、朝までこの体勢?辛いって、呼吸がきついって…

 

 

 

翌朝、僕達が朝練に出て来ないので、心配になって見に来てくれたレフィーヤにより、救助された。

 

「何をしているんですか?アイズさん!」

 

弱りきった僕の姿を目にして、レフィーヤがアイズを叱る。

 

「反省しています…今度からは、ティオナがいる時だけエスプレイをします」

 

「え~、なんで…アイズさん、何故、私を誘ってくれないんですか~」

 

レフィーヤもやりたいのか…妹枠なのに…

 

 

 

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