---フレイ---
下っ端である僕の一日は掃除から始まる。店内と工房の掃除をまずする。それから、朝の鍛錬…木刀でシュウさんと手合わせだ。僕の剣捌きは完全に読まれていて、一太刀も入れられない。撃ち出す刃先は、総てガードされてしまう。
「お前の長所は首筋を迷い無く切り裂けることだけど、それって弱点でもある。首筋だけガードすれば、お前は無力だぞ!何度言えばわかるんだ?」
身体反応してしまう。頭ではわかっていても、身体は首筋を狙いに行ってしまう。ガードされる度に、何かしらの攻撃を貰い、地面に叩き付けられる僕。
「フレイ…大丈夫?」
シル姉ちゃんが駆け寄ってくるが…
「鍛錬中に出しゃばるな!終わってからにしろ!戦場で、そんなことすれば、お前の身体は男共のエサになるだけだ!」
シュウさんから容赦の無い怒号が、シル姉ちゃんにも飛ぶ。
「だけど…」
「これは、お前を護る為の鍛錬でもある。フレイに強くなって貰わないとダメなんだ。鍛錬以外で優しくしてやれ!このブラコン娘!」
鍛錬中のシュウさんは鬼である。普段はあんなに優しいのに…
「すみません。黙っていますから…続けて下さい」
邪魔にならない場所に戻るシル姉ちゃん。何回、地面に叩き付けられただろうか?
「今日は、こんな程度にしておく。仕事に差し障るとマズいしな」
やっと、地獄の鍛錬が終わった。シル姉ちゃんが駆け寄り、僕を抱き締めてくれる。
「私と手合わせしてくれませんか?」
なぜか、アイズ姉ちゃんがいて、シュウさんに襲い掛かった。
『エアリアル』
風の力を纏う呪文を唱えたアイズ姉ちゃんだったが、
『エアスタンプ』
シュウさんの唱えた呪文により、地面に叩きつけられた。
「ケンカを売って、それでお終いか?」
アイズ姉ちゃんの頭を掴み、引き起こし唇を奪う鬼。抵抗するアイズ姉ちゃんだったが、徐々に抵抗しなくなり、シュウさんの好きなようにされていく。胸を揉まれ、股間の臭いを嗅がれ…
「身体は美味しいが、剣技は2流だな」
「てめぇ~!アイズに何をしやがる!」
ティオナ姉ちゃんも一緒に来ていたようで、シュウさんに襲い掛かった。
『催淫』
シュウさんの唱えた呪文により、その場で苦しみ悶えるティオナ姉ちゃん。この二人が赤子同然って…
「こいつら、躾が必要かな♪」
二人を抱えて、どこかへ向かうシュウさん…破綻した性癖が湧き出したようだ…
---ティオナ---
気が付くと、どこかに幽閉されていた。近くから肉同士が叩き合う音がする。
パン…パン…パッパン…パンパンパンパン
その音の後ろで、アイズの艶めかし声が…
「もっと…もっと激しく…いい…あぁぁぁ~」
叩く音が止まると、アイズの声も途絶えた。これって…あれだよな…
「次は、ティオナだよ♪」
うっ!有り得ないアイツのアレ!なんだ、この大きさは…こんなデカイのをアイズは入れたのか…
「まず、舐めてくれるかな?」
後頭部を押さえつけられて、力尽くで口に差し込んできたアイツ。顎が…外れる~。口にどうにか入ったアレ。何かしないと抜いてくれないんだろうな。身体の芯が熱い。まさか、あんな刺激を与える呪文があるとは…アイツの目の前で昇天した私。身体は、次の刺激を待ち受けている。あんなこと、こんなこと、そんなこと…あぁ、して欲しい!
私の脳内には煩悩が渦巻いている。もっと乱暴にして欲しい…身体が欲する。しかし、口に入れられたアレ…舌が抑え込まれていて、何も出来無い。手足は拘束されているので、アシストすら出来無い。これって、拷問なのか?いや、アイズはこの局面を乗り越えて、次なるステップに進んでた。どうすれば良いんだ~!
身体が蕩けていく感覚がわき起こる。何が起きたんだ?液体になるのか…いや、バターか?そんなことを考えて居たら、意識が薄れていった。
---シュウ---
久しぶりに陵辱三昧した。この世界のアイズはいいなぁ。ティオナは及第点だったけど。ノープランの僕は、後のことを考えていなかった。この後、どうしようかな?僕の部屋のベッドで、横たわっている全裸の二人。体液塗れだったので、お風呂で洗い流してきた。起きるまで、放置かな。仕事場に降りていく。
「あの二人どうするの?」
メイビスに訊かれた。どうしようね…
「溜まっているなら、言ってください」
って、莉愛。いや、弟子のお前とはプレイはしない。
「フレイは、どうなった?」
「あの後、シル姉ちゃんの部屋で、介抱してもらいました」
結果良ければかな?
「良く無いでしょ?あの二人どうするの?」
「起きたら、考えよう♪」
「まったく…アレはノープランが多すぎます!」
メイビスに絞られる。だって、いきなり乱入されたんだよ~
「はぁ~。あの二人の責任は取ってあげてくださいよ」
まぁ、そのつもりではあるが…
「いつの間に地下に、プレイ部屋を作ったのやら…」
メイビスに呆れられている。前回、作らないで、エライ目に遭ったからねぇ。
---アイズ---
身体が重い…完敗した相手に身を委ねた結果、全身が重い。でも、優しく洗い流してくれた。心に抱えていた闇まで…完敗だった。一撃で地面に叩き付けられて、不覚にも意識を持って行かれた。実戦なら死んでいたはずだ。でもこうして、五体満足な身体でいる。
重い身体を起き上がらせると、どこかの部屋のベッドの上に寝ていた。隣には、安眠しているティオナがいる。彼女からも私と同じ香りが漂っている。彼に身を委ねたのね、あなたも…
ベッドサイドには、私の着ていた物が丁寧に畳まれて、置かれていた。洗濯もされているようだ。受けた待遇にハテナマークが付く。彼は私をどうしたいんだ?虐めたいの?身体目当てなの?大切なの?彼に訊かないとダメだな。服を着て、彼を探す為に部屋を出た。
足を踏み出す度に、股間が痛い。あんなデカイものを入れるなんて…いや、あんなデカイものが身体に入るなんて、知らなかった。でも…入れる時は抵抗も有り、痛かったけど、入った後は気持ち良かった。もっとして欲しかった。でも、私は意識を飛ばしてしまったようだ。
階下へと降りていく。鍛錬場が見えるサンテラスのような場所に出た。
「大丈夫でしたか?」
銀髪の女性に声を掛けられた。
「ここの主神でメイビスと申します。団長のシュウが無茶をしたようで♪」
「いえ…奇襲した私にも責はあります。ショックでした。魔法1発で意識を持って行かれるとは…」
「彼は最凶の魔導戦士ですよ。奇襲は避けないとダメ。手加減しないからね」
「正式に、ここで鍛錬をしたいんですが…」
「ふふふ、懲りないのね。あんなことをされたのに」
されたことを思い出すと耳が熱い…
「お代に、身体を請求されるかもしれませんけど、いいのかな?」
頷く私…もっとして欲しい…そんなことは言えないけど…
「わかりました。また、朝に来なさい。夜は仕事していると思うから」
「はい♪」
---フィン---
朝散歩に行ったっきり、戻って来なかったアイズとティオナが、昼過ぎに戻って来た。二人とも身体を引き摺る様な感じだった。何が遭ったんだ?
「どうしたんだ?」
彼女達に声を掛けた。
「鍛錬をしてもらってました。初めてだったんで…身体付いていかなくて…」
手練れのアイズがボロボロになる鍛錬って?
「袋だたきに遭ったのか?」
「違う…魔法1発で…迂闊に飛び込んだから…」
苦しそうではあるが、楽しそうな表情のアイズ。
「う~ん…アイズに負けたのがショックだよ~。アイズより先に強くなってやる~♪」
って、ティオナ。
「どこで鍛錬をしたんだ?」
「彼に迷惑を掛けるから、言えない…」
そういうと、自分達の部屋に戻っていくアイズ達。彼?誰だ?
---------
アイズ達の事をリヴェリアに話した。
「うん?男?最近出逢ったのは…あぁ…」
何かに思い合ったリヴェリア。
「誰だい?」
「新しいファミリアのメンバーだろうな。でも、あそこは鍛冶系のはずだが…メンテをしに行って、鍛錬現場に遭遇して、乱入か?」
あぁ、強そうなヤツを見ると、手合わせするな、あの二人だと…
「どこのファミリアで、どこにあるんだい?」
「メイビス・ファミリア…今から、一緒に行くか?」
リヴェリアと共に、そのファミリアのホームへと向かった。
------
「朝駆けして、夜駆けか…ロキ・ファミリアは行動的だな」
団長が応対してくれた。
「アイズとティオナは、こちらで鍛錬をしたのですか?」
「してないよ。あんな弱い奴らは、鍛錬について行けないぞ」
目の前の男から、意外な言葉が飛び出した。アイズとティオナが弱い?
「あんな低位魔法で意識を持って行かれるんじゃ、戦場では即死だな」
低位魔法で意識喪失…まさか…
「鍛錬の代金は払うそうなので、それなりに鍛えるけど…まず、基礎からだな」
「おい、なんだ、その上から目線の言葉は!」
リヴェリアがキレた。そんな彼女に向けて、指を鳴らした彼。それだけの動作で、リヴェリアの意識は持って行かれた。彼女は高位魔導師なのに…
「この程度でこれじゃ、戦場では生き残れない。今のは無詠唱の低位魔法だぞ」
目の前の男に、恐怖を抱いた僕。何者だ、コイツ!
「僕かい?僕はスミスだよ♪」
スミス?有り得ない。ハイエルフでも、トップクラスの高位魔導師であるリヴェリアを、一瞬で無力化出来るスミスなんて、有り得ない…
「帰れよ!」
次の瞬間、僕は自分達のホームの屋根の上に、転移させられていた。
---リヴェリア---
気が付くと、手足は拘束されて、全裸でベッドに上にいた。私の股間には、私のアンダーヘアの感触を愉しんでいる、あの男がいた。
「リヴェリアのアンダーヘアは、どこでも気持ち良いよな♪」
どこでも?初対面のはずだ。うっ…声が出ない。詠唱防止か…彼の吐息が、股間に触れる度に、身体の芯が熱くなっていく。マズい、淫乱堕ちしてしまう。耳が熱い…頭の中が悶悶とする…ダメっ…もう、止めて…太股が震えてきた。でも彼はアンダーヘアに集中していて、私の異変に気づいていないようだ。コイツ、何をしたいんだ?私の身体目当てでは無いのか?
まさか、アンダーヘアだけが目的なのか…絶望的な淫靡な刺激が身体を駆け巡っている。そこだけで無く、違う場所も…お願い…気づいて…
「髪の毛より淡いグリーンで、柔らかい。サイコーだな、リヴェリアのアンダーヘアって♪」
全然、気づく素振りの無い彼。いや、コイツ、耳にも興味が無いみたいだ。上半身に目をくれずに、アンダーヘアと戯れているし…おかしいだろ?おい、私はハイエルフだぞ~。
「意地でも耳になんか触れないよ~♪」
あっ…コイツ、読心が出来るの…新手の虐めなのか…こんなにも淫らな気持ちにさせておいて、淫乱化させないって…身体が勝手に蠢いている。刺激を求めて蠢いている。呼吸が荒くなっていき、意識は途絶えた。
---シュウ---
「鬼ですよね~淫乱化を望むハイエルフに催淫行為しないなんて♪」
メイビスに言われた。まぁ、性癖が破綻しているから♪エルフ系の耳は危険だし、そもそも、リヴェリアのアンダーヘアしか興味ないし♪それ以上の関係は、僕へのダメージが大きいからね。
「まだ、気にしているのですか?いつになったら、忘れるのですか?」
メイビスが心配そうに声を掛けて来た。
「忘れないよ。あんな悔しい思いは…あんな思いは二度とごめんだ!」
僕は別の世界でリヴェリアを救えなかった。僕の能力不足だった。もっと、色々身に着けていれば、彼女は救えたはずだ…
「で、彼女はどうするんですか?」
ノープランの僕に訊くのか?
「もう、こっち系のノープランはやめてもらえませんか♪」
呆れて、楽しんでいるようなメイビス。どうするかな。達しているし…風呂入れる時に、耳が危険だしな…彼女と彼女の衣服を、彼女の部屋のベッドへ転移させた。
----フレイ----
今日こそはと意気込んで鍛錬場に行くと、立て札があった。
『昨晩、無茶をしました。反省はしております。今朝の鍛錬は無理ですorz』
と、書かれている。無茶?誰と?まぁ、自主トレでもしようっと。素振りとステップを反復していく。
シル姉ちゃんがやって来て、立て札を見て笑っている。
「何をされたの?団長さんは?」
「わからないけど…たぶん、女性絡みでしょうね。朝無理な時って…」
「ふ~ん…団長さんって、どんな女性が好みなのかな?」
へ?シル姉ちゃんの顔を見て固まる僕。姉ちゃんの顔は笑顔だった。惚れたのかな?
「性癖が破綻しているらしいから、虐めがいの有る女性らしいよ」
「で、フレイの好みの女性は♪」
えっ…再度固まる僕…好み?考え込む僕。しかし、3人の顔しか浮かばない。
「うんっとねぇ~…シル姉ちゃん…アイズさん…ティオナさん…かな」
「見た目はバラバラだよね…そうか、あの人と同じで魂が見えるのね」
あの人とは、たぶん、僕達の共通の母親のことだと思う。
「でも、シル姉ちゃんは…」
「だよね…でも、私もフレイが好き♪」
僕に抱きつく、姉ちゃん。実の姉とはダメだよなぁ~…団長はたぶん、ダメとは言わないと思うけど。団長のお姉様もブラコン姉だそうで、弟と交わる為に、子供を産めない身体になった猛者らしい。でも、シル姉ちゃんにはそういう風にはなって欲しくないけど…抜け道は無いかな?
「え~!鍛錬無いの!重い身体を引き摺って、ここまで来たのに…」
寂しそうなアイズ姉ちゃんの声が聞こえた。杖を突いているアイズ姉ちゃんとティオナ姉ちゃんが、鍛錬場にいた。
「フレイ、無茶って、何をしたの?」
「夜中のことはわかりません」
いや、たぶんアレだと思うが…
「わかった、直に訊く!」
二人はホームへと向かっていく。それを僕とシル姉ちゃんが見送っている。
---シュウ----
昼近く…遅い目覚め…で…なんで、全裸のアイズとティオナが添い寝して、アイズが交わっているんだ?まったく、記憶に無いのだけども…