01/09 誤字を修正
---フレイ---
「もう姉ちゃん、弟と交わりすぎだよ~」
僕の上にいる姉のシルが笑顔で、僕の上で蠢いている。最近、朝の鍛錬後の日課になりつつある。何故か、姉ちゃんと交わると、鍛錬で負った怪我の再生が早いのだ。
姉とは自然にこんな関係になってしまった。最初の頃は介抱するだけの姉ちゃんだったが、次第に添い寝をし、スキンシップをし、そして…
タネ違いとは言え、実の姉とこんな関係は、モラル的にどうって問題は有るのだが、毎朝僕は拒否出来無い。気持ち良いし、姉ちゃんが幸せそうだし。
「姉ちゃんは彼氏いないの?」
「気になっている人はいるよ♪」
シュウさんの部屋の方角を見る姉ちゃん。僕が何かを察したと気づいた姉ちゃんは、僕の背中に腕を回し、僕を抱きしめる。
「でもねぇ…フレイも好きだよ」
そう言うと、僕の唇に自分の唇を合わせて来た。
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「明日、潜るぞ♪戦闘はフレイで、石拾いはジムだ」
この街の生活に馴染んできた頃、シュウさんが潜ると言う。いよいよ、準備の最終段階に入ったようだ。
「フレイのペースで行けるところまで行く。目標は半分の30階層くらいだな」
結構、距離があるなぁ。
「何泊するの?」
ティオナさんが訊いてきた。
「1日でそこまでが目標だ」
「へ?」
団長の答えに、驚くティオナさん。この街の冒険者と僕達では目的が違うから。僕達の目的は60階層にある封印の間の調査だから。
「アイズとティオナでは無理だ。付いて来るな。もし来るのであれば、自分の身は自分で守れよ!」
最速で駆け下りる予定の僕達は、アイズ姉ちゃん達を護る余裕は無いのだ。それは、シュウさん的にもつらいのだと思うけど。目的の為には鬼に成れるシュウさん。いや、元々鬼の子だけども。
翌朝、鍛錬は無しで朝食後、各自装備を装着していく。シュウさんは、黄金色の鎧に愛剣を4振り、ファルコンさんは純白の鎧に愛剣を2降り、僕とジムさんんはハーフアーマーにガントレットを装着して、ガントレット内にナイフを2振り収納していく。
「じゃ、行くぞ!莉愛はメイビスをガードして、ホームで待っていろ」
各自に指示を出していくシュウさん。そして出発。黄金色の鎧と純白の鎧は目立つ。通りを歩く人々が振り返り、僕達を見ている。
そして、ダンジョンの入り口…ロキ・ファミリアの面々が待っていた。
---フィン---
アイズ達に、アイツらが潜ると聞いて、ロキ・ファミリアの幹部で、アイツらの実力を見に来た。ダンジョンの入り口では、僕、リヴェリア、ガレス、アイズ、ベート、ティオネ、ティオナが待ち構えていた。
そこに、人々の響めきと共に近づいて来る者達がいた。黄金色の鎧、純白の鎧、ハーフメールにガントレット姿が2名…アイツらだ。先頭を歩くフルアーマーの二人は目立つ。目を奪う鎧姿。この街にはない鎧だ。鎧だけでは無い。彼らの得物も目を引く。黄金色の鎧には4振りの剣、純白の鎧には2振りの剣が携われている。ガントレットの2名は特に剣を持っていないようだ。ガントレット内にナイフか短刀を忍ばせているのかもしれない。
アイツらは僕達に言葉を掛ける事無く、ダンジョンへと入っていった。僕達も後に続いた。しかし、彼らはダンジョン内を走り抜けていく。
「おい!追うぞ!」
仲間に指示を出し、僕達も走り抜けて行く。その内、信じられない光景が目の前で繰り広げられていく。先頭のナイフ遣いがモンスターを交差した瞬間、血柱が上がり灰と魔石になっていく。そして、魔石をもう一人のナイフ遣いが確実に拾っていく。先頭のナイフ遣いは、出くわすモンスター達に怯む事無く、淡々と屠っているようだ。走る速度も速い。ガレス、リヴェリア、ティオネ、ティオナと脱落していく。残る僕、ベート、アイズの呼吸は荒い。これは何の鍛錬なんだ?そして、階層主が現れると、黄金色の鎧の魔法で瞬殺されてしまった。瞬殺?有り得ないだろ?
安全地帯の18階層で休むのかと思ったが、休まずに走り抜けて行く。
「ベート、アイズ。これ以上は行くな…こっちが危ない」
呼吸を整えないと…
「18階層まで走り込むとは…フィン、アイツら何者だ?階層主を瞬殺って有り得ないだろ?」
ベートに訊かれた。
「1つだけ分かっているのは、アイツらを敵にするな!こっちが危ない…」
アイズ、ティオナを、弱いって言った意味が分かった気がする。アイツら、強すぎる…
---フレイ---
36階層で息が上がった…
「よし、今日はここまでだな。ジム、マーキングしておいてくれ」
「了解!」
ジムさんが、何かの魔法陣を地面に書き込んでいく。
「あれは、次回の転移先の魔法陣だ。次回は、ここから60階層を目指す」
そういうと、シュウさんの魔術により、ホームへ全員で転移した。
「次回は床をぶち抜いていくぞ。下層なら冒険者もいないだろうからな♪」
降りた先はモンスターハウスなんだろうな…苦笑いするしかない。
---シュウ---
今回の案件が終わったら、あの3名の願いを叶えて上げないとなぁ。ファルコンには、相棒のアイリス、ジムには彼の仲間、そしてフレイはアイツがしたかったことをプレゼントするかな。
アイシルのいる世界に、たまに行って情報を収集してくる。魂をたまに入れ替えているのか…魂のシャッフルかぁ。厄介だな。死んでいないので、招魂すら出来無い魂。魂が死を認識する前に封印したのだろうか?相当頭のキレるヤツだ。
アイシルの正体も分かって来た。悪神ロキの兄らしい。で、魔王はベリアルのようだ。アイリスは魂を頻繁に入れ替えている。たぶん、器はファルコンの…
作業をしていると、客が来たと莉愛がしらせてくれた。応接間に向かうと、リヴェリアがいた。
「何の用だ?」
「お前達の目的は何だ?」
「目的?お前らが知らないで良いことだ」
「そうはいかない。そのような強大な力を持つ輩を、放置できないからな」
この街の正義、ロキ・ファミリアらしい言い分だ。リヴェリアの魂と器を分離させて、器を弄ぶ。リヴェリアは気づいていない。
「放置出来無い?で、どうするつもりだ?」
全裸にしたリヴェリアのアンダーヘアで頬ずりしている。あぁ、気持ちが良い。
「戦争遊戯でもするのか?観衆の面前で、お前達もいたぶれば良いのか?」
あぁ、リヴェリアのアンダーヘアに顔を埋めて寝たい…眠いし…
「いたぶるだと?ふざけるなよ…おい…お前…何しているんだ?」
あぁ、寝落ちしたから、魂は器に戻されたようだ。あぁ、気持ち良い…くぅ~
「そ、そ、そんな場所で寝るな!おい!起きろ!あ…寝息を吹き掛けるな…ダメだって…疼く…ダメ…止めて…」
目覚めると、真っ赤な顔のリヴェリアのアンダーヘアに顔を埋めていた。
「お前…」
声が震えているリヴェリア。耳も真っ赤だぞ。
「何が目的だ…何故、身体を求め無い!何故、耳を陵辱しないのだ!」
「リヴェリアの柔らかいアンダーヘアが好きだから…はぅ…あぁ、いい気持ちだ…もう少し寝る」
眠すぎて、非常に素直に受け答えた僕に、睡魔が襲い掛かる。
「ねぇ、起きて!リヴェリアが大変なのよ」
アイズに起こされた。リヴェリアは白目を剥いて、泡を吹いている。なんで、こうなったんだ?記憶を読み取ると、淫乱化を求めるリヴェリアを無視して、下腹部で寝ていた為、身体と理性とでギャップが生じて、思考がオーバーフローしたようだった。
「で、アイズはどうされたいんだ?」
「え?」
アイズのアンダーヘアは固めで、魅力は無い。コイツの場合、膣の中が気持ちが良いと思う。どうされたいかを真剣に考えているアイズと交わる。
「そこが好きなんですか?」
「アイズの場合はねぇ」
「胸は誰が良いですか?」
既に恍惚な表情のアイズ。達するのが早いのが難点である。前回も、あまり出来無かったのは、そうのせいである。
「胸は…ナァーザかアスフィかな…お尻はティオナ…」
「はぁ…はぁ…はぁ…口は?…はぁ…はぁ…」
呼吸が荒くなっていくアイズ。そんなに動いていないんだけど…感度が良すぎるのかな?
「口かぁ…シルかな…」
「あっ!うぅぅぅぅ…」
意識を完全に飛ばしたアイズ。アイズから離れて、リヴェリアを回復させて、二人に服を着せて、リヴェリアの部屋へ強制転移させた。
---リヴェリア---
また、体液塗れに服を着せられてしまったのか…身体がネトネトで気分が悪い。うん?アイズも同じ状態で、何故か私の部屋にいた。二人共返却ってことか…まず、お風呂に入らないと…
アイズを抱えて風呂場へ行く。アイズの服を脱がせて…彼女の下腹部を見て固まった私。彼女とは交わっているのか…私とは交わらないのに…身体を洗い、湯船に身体を沈めた。何が違うんだ?アイズと私で…う~ん…
翌日、アイズと私は医務室のベッドで寝ていた。私は湯船の中でのぼせていたそうだ。アイズは脱衣所で全裸で寝ていたそうだ。
「何してんや?」
心配そうにロキが顔を覗き込んできた。
「考え事をしていたら…」
「そっか…で、誰と交わったんや?」
「私は交わってくれなかった…耳すら触ってくれなかった。なのに、アイズには…うっ…」
涙が零れていく。なんか、悔しい…
「どいつに裸を拝まれたのや?」
「言え無い…迷惑を掛けたく無い」
「おい、フィン!」
フィンと何かを話ながら部屋を出て行く二人。
---フィン---
ファミリア内にいる、リヴェリアの裸を見ながら、アイズと交わった犯人を捜せって…無理な気がする。やった、犯人はアイツだよな。ロキにその旨を伝えた。
「はぁ?他のファミリアのヤツやて?許せん!おい、ソイツを連れて来いや!痛い目に遭わせてやるわ!」
「無理だ。痛い目に遭うのはこっちだ。あんなに強い奴らは見た事がない」
「なら、裏の者に痛い目に遭わせてもらうわ!」
裏?裏社会の奴らにか?ダメじゃないのか?ロキは怒り心頭の様子で出て行った。
---シュウ---
良く無いオーラの輩が多数、近づいて来た。
「フレイ!ファルコン!ジム!お客さんだ。返り討ちにする。後、首謀者の訊き出せよ。お礼参りに行くから」
頷く三名。メイビス達を安全な場所、地下のプレイ部屋へ行かせる。僕達のホームに侵入してきた輩達。返り討ちにしていく。
「なんで?ルノアさん、クロエさん…リューさん…」
悲しそうなフレイの声…押し入ったのは黒拳、黒猫、疾風の裏社会のハンターだった。
「黒幕はミアか?」
「違う…」
「黒幕はフレイアか?」
「…」
「え…フレイア母さんが…僕を襲わせたの?」
「違うよ、フレイ…相手がフレイだなんて、知らなかったのよ」
ルノア達は殺意を脱ぎ捨てて、フレイを宥めている。
「ちょっと、お礼参りに行って来る」
僕はフレイアの元へ転移した。
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フレイアを壁に磔にした。手首と足首には聖なる釘を打ち付けている。床にはオッタルが全身血みどろになって倒れていた。
「嘘を吐くと、聖なる釘が反応して、激痛を与えるよ♪」
「止めて…本当に知らなかったのよ!」
「答えないでいいから。身体に訊いてやるからさ」
「痛いぃぃぃぃぃ~!」
乳首とクリちゃんには聖なる針を刺した。全身を痙攣させ、顔を歪ませている、美しかった女神様。
「なんで、僕達を狙ったんだ?おい!クソ女神よ!」
こめかみを拳固でグリグリと挟み込む。
「依頼されたから…やめてぇぇぇぇ~!」
泣き叫んでも誰も来ない。手下は全員半殺しにしたから。
「誰に依頼されたのかな?」
うん?激痛で意識を飛ばしたようだ。じゃ、記憶を読み取って、釘と針を回収して、肉体的な傷は治しておく。
記憶によると…ロキ…あのエロ女神…僕達を殺そうなんて…自分の手は汚さないタイプなんだな。この世界でも…ロキ・ファミリアへ転移した僕。
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ドッガッ!
「うごぉ…」
血反吐を吐いて、床に倒れるガレス。
「次はドイツだ?」
ベートが飛び込んで来たので、顔面を鷲掴みにして、『エアスタンプ』を手の平から発射した。
ベチャ!
ベートの顔面はつぶれ、床に倒れる。
「おい!ロキを出せ!ロキが雇ったフレイア・ファミリアに闇討ちされたファミリアの団長が来たんだ。早く出しやがれ!」
「おい!今の話は本当か?」
フィンが現れた。
「本当だよ。フレイアをリンチしたら、ロキに頼まれたって、吐いたぞ」
「おい…フレイア様をリンチだと!」
「そうだよ。美しかった女神様の顔は、醜かったぞ♪」
「止めろ!もう、止めてくれ!」
リヴェリアが僕の前に立ちはだかった。相当、体調が良くないみたいだ。どうしたんだ?
「ロキは?」
「ここにはいない…はぁ…はぁ…」
立っているのもつらそうだ。
「どこに行った?」
「わからない…はぁ…はぁ…あっ!」
前のめりに倒れ込んで来たリヴェリア。咄嗟に彼女を優しく受けとめ、抱き締める。回復術を彼女へ発動させた。淡い緑色のオーラが彼女を包み、彼女の悪い物を昇華させていく。荒かった呼吸が、静かな寝息に変わっていく。これで大丈夫かな。彼女を静かに床に横たわらせた。
「フィン、邪魔したな!」
リヴェリアの苦しげな姿を目にして、闇墜ちしていた僕は正気に戻り、自分のホームへと転移した。