ありがとうございます。
第4話です
どうぞ
「4番の人が布団の中でイクまでオナニーをする」
耀の命令に、他の4人が動きを止めた。
「オ、オオ、オナっ!?」
顔と髪を真っ赤にし、バグる黒ウサギ。
「か、春日部さんっ!?いきなりハード過ぎるのではなくて!?」
こちらも真っ赤になる飛鳥。
「そうかなー?でも布団に入るんだから、実際してるところは見えないよ?あ、顔だけは出してもらうけどね」
「「「「そういう問題じゃない(ピョン)(ニャー)!!」」」」
声が揃う4人だった。
「取り敢えず、4番誰?」
自分じゃない、自分でもないと周りを見回していくと、1人の少女のところに視線が集まる。
「……私」
ペストがゆっくりと自分の割り箸を挙げていく。
「ではペスト。布団の中にどうぞ」
「待って!ホントに待って!流石にキツ過ぎる!」
「王様の命令は絶対だよ」
うっ、と耀の言葉に何も言い返せなくなるペスト。
ペストは嫌々黒ウサギの布団へと潜り込んでいく。
顔だけピョコっと出すと、真っ赤な顔で耀たちを見る。
「ホントにやるの?」
「うん。イクまでね」
「うぅ~」
さっきまで慣れ始めてきていた語尾が外れてしまうくらい、ペストには余裕がなかった。
シンと部屋が静寂に満たされる。
すると、モゾモゾと布団の中が動き始める。
「……………ん」
自然と4人の視線が布団や、ペストの顔に集まる。
耳を澄ませば、微かにサス、サスと何かを擦る音が聞こえてくる。
「……ん……ふぅ…」
ペストを抜いた全員は甘い吐息を漏らしながら、モゾモゾと動くペストから目が離せない。
…………………………………くちゅ。
「「「「っ!!!」」」」
微かな、本当に微かな、それでも確かに4人の耳には僅かな水音が聞こえた。
ペストは顔を紅潮させ、目を瞑り、4人の視線に耐えながら、自分の下腹部を弄っていく。
初めはスカートの上から、次は下着の上から、次第に気持ちが昂ってくるのが自分でもわかる。
見られている。4人の視線をひしひしと感じる。
ペストは瞑っていた目を僅かに開く。
(っ!見てる……。4人とも、私の自慰姿を、食い入るように……)
「くっ、……うっ、はっ、………あっ」
見られながら自慰をするという初体験に興奮を抑えきれない。
(見られながらするのって、こんなに気持ち良いの?)
くちゅ、くちゅ
いつの間にか、ペストの手は下着の中へ忍び込んでいた。
ペストから発せられる水音が大きくなっていく。部屋には乱れるペストの甘い声と、くちゅくちゅという音だけが響く。
ゴクリと誰かの唾を飲み込む音がする。
もしかしたら、4人全員からした音かもしれない。そうしても無理はない。それほど、今のペストはエロかった。
布団で隠れて顔しか見えていないのが逆に4人の想像力を働かせ、布団の中ではどのようにしてペストは自慰をしているのかと、4人の感情を昂らせる。
「んっ、……はっ、あっあっあっ、くっ、……んぁっ!ん、んんっっ~~~~~~~!!!」
布団の上からでもペストの身体がビクンと震えたのがわかった。
「はぁ、はぁ……」
ペストは布団の中でぐったりとなる。
「……すごかったわね」
「……黒ウサギも思わず目が離せなかったのですよ」
「……なんだろうか、この見てはいけないものを見てしまったような感覚は」
「……布団で隠れていた分、余計に想像力が働いて、エロかったね」
飛鳥と黒ウサギが息を飲み、レティシアはつい語尾を忘れてしまい、耀は思ったことを正直に口にする。
「とりあえず、ペストを起こそっか」
4人はぐったりとしているペストの元へ向かっていく。
「ペスト?大丈夫?」
耀の声に対し返事がない。
「?」
少し心配になった耀は布団をそっと捲った。
「っ!」
バサッ!
そしてすぐにもう一度被せた。
「……?どうしたの?春日部さん」
「あ、いや、ペストのためにも、あまり見ない方が……」
そんなこと言われたら見たくなってしまうのが人の性。
飛鳥は面白半分で布団を捲ってみる。黒ウサギとレティシアも飛鳥の後ろから覗いている。
「「「っ!」」」
先程の耀と同じ反応をする3人。
それも仕方がない。まず布団を捲った途端、ムワッとした牝の匂いが3人を襲う。さらに、視界に入ってくるのは、両手を濡れた下着の中に忍ばせ、息を切らし涎を垂らしながら、一定間隔でビクンビクンと痙攣をしているペストの姿だった。
「……しばらく休ませてあげましょ」
「……YES。このお姿は見なかったことにするべきなのですよ」
「……そうだにゃ、そっとしておいてやろう」
飛鳥はそっと布団を戻すのであった。
10分後
「……………」
首まで真っ赤になりながらムスッと拗ねているペストの完成。
「ぺ、ペスト?大丈夫よ。布団で隠れてよくわからなかったから」
「……うるさい」
飛鳥が何とかフォローしようとするが、あまり効果は無い。
「き、気にすることないのですよっ。こういうのは忘れるのが1番なのですっ」
「……うるさい」
黒ウサギが励まそうとするが、これも効果無し。
「うむ。耀に仕返ししてやればいいニャ」
「……うるさい」
レティシアの提案も一蹴されてしまう。
「ペストペスト」
そして、ペストがこうなってしまった元凶が声をかける。
「……なによ」
「語尾、抜けてるよ?」
「っうるさいピョンッ!!!!」
前回で30話だったんですね。全然気が付きませんでした。
もう30話か。意外と早いもんですね。
この章もあと2話くらいかなと考えています。
では、感想お待ちしております。