※この作品はR-18です。

問題児たちの性活スタイル   作:U.G.N

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 第2話

 どうぞ



第2話

「……どうするのが正解?」

 

「……ここはいったん部屋を出て、外から大きい声で呼んでジンを起こすべき、かな?」

 

 ペストと耀は互いに頷くと、音を立てないように静かに廊下へ出た。

 

 ドアを閉め、準備完了。

 

 まずは、ペストがスゥっと息を吸う。

 

「ジン!起きなさい!いるんでしょう。もう朝よ!」

 

 それに耀も続く。

 

「話があるんだけど、入っていいの?」

 

 すると部屋の中から、ガタガタという音が聞こえる。

 

『ちょ、ちょっと待ってください!すぐ行きますので!』

 

 どうやら無事ジンを起こせたようだ。

 

 ジンは1分とかからず出てきた。

 

「やっと出てきた。あなたいつもなら、とっくに起きてる時間よ」

 

「う、うん。ごめんペスト。耀さんも。何かご用でしたか?」

 

「……」

 

 しかし、耀の反応がない。

 

「よ、耀さん?」

 

「……はっ、ごめん。何?」

 

「いえ、何か僕に話があったのでは?」

 

「あ、うん。そうだった」

 

(ちょっと!どこ見てたのよ!)

 

(ご、ごめん!つい……)

 

 耀の視線がどこにいっていたかに気づいたペストが、小声で耀を責める。

 

「とりあえず、朝ご飯にしましょう。お腹が減ったわ」

 

「そ、そうだね。話なら食堂に向かいながらできるし」

 

「……?わかりました。では朝食にしましょう」

 

 そういい、3人は食堂へ歩いていった。

 

 

 

 その後はとくに変わったこともなく、いつも通り時間が流れていった。

 

 

 

 

 そんなこんなで同日の夜。

 

 ジンは夕飯後、黒ウサギと書類整理を終わらせ、十六夜との書庫での読書、そして最後にお風呂に入り、気がつけばもう丑三つ時。当然子供たちは別館で寝静まり、ジンもあとは軽く本を読んで寝るだけだなとランプを片手に自室に戻っていた。

 

 そんなジンを全く違う方向からつけている影が2つ。

 

(……ん。ジンは部屋に戻ったかな?)

 

(ふぅ。やっと部屋に戻ったわね)

 

((……よし))

 

 2つの影が動く。目的地は当然ジンの部屋の前。

 

 つまりは……

 

 

「っ!!ペスト!」

 

「よ、耀!?」

 

 こういうことである。

 

「な、何で耀がここにいるのよ!?」

 

「それはこっちの台詞。メイド組は朝早いんだから、早く寝た方がいいんじゃないの?」

 

 偶然なのか必然なのか、今朝の2人がジンの部屋の前で居合わせる。

 

「よ、耀こそ、明日飛鳥たちと街に出かけるんでしょ?早く寝なさいよ」

 

「心配ない。私はもともと睡眠時間が短い」

 

「わ、私だってそうよ」

 

 そして、またも言い合いになってしまう。きっとお互いに何故ここにいるのかはわかっているのだ。なぜならおそらく、相手も自分と同じ理由なのだから。しかし、だからといって、簡単には認めたくはない。探って探って、先にボロを出させたい。少しでも有利に立ちたい。人間誰だって、恥ずかしい思いはしたくないし、それを誰かにばれたくもない。ましてやそれが、明日からも一緒に暮らしていくコミュニティの仲間ならなおさらである。

 

「……」

 

「……」

 

 しかし、そこで2人はあることに気づく。

 

((……あれ?私ってそれを今まさに、ジンにさせようとしてるんじゃ……))

 

 そう。この2人は今、お前らがそれを言うのか、という状態なのである。

 

 

「「……あ、あの」」

 

 

 さらに気まずくなる2人。

 

 しかし、この気まずい雰囲気をさらに2倍3倍にも膨らます声が部屋の中から聞こえてきた。

 

『……………………………ハァ、ハァ。……ウッ』

 

「「っっっ!!!!!!!!!」」

 

 中から聞こえてくる声に2人の動きが止まる。しかし、動きが止まり、物音がまるでしなくなったせいで、中の音や声がより鮮明に聞こえてくる。

 

『………クロウサギ…………クロウサギ!』

 

(っっ!!黒ウサギ!?)

 

(黒ウサギ!?黒ウサギって言ったわよ!?)

 

(でも黒ウサギはさっき食堂でレティシアと話してたからこの部屋にはいないはず……)

 

(つまり、ジンは……)

 

 

((黒ウサギでシてる……!?))

 

 

お互いどうしていいかわからず、固まる2人。

 

「こ、これ絶対聞いちゃいけないヤツでしょ!」

 

「またまた、ペストはこれを聞きに来たんでしょ?」

 

「そうだけどっ……はっ!」

 

「……やっぱり」

 

 小声でペストが墓穴を掘る。

 

「くっ……。そういう耀だって、そのつもりで来たんでしょ!」

 

「そんなこと言ってませーん」

 

「こ、このっ……」

 

 少し、耀が有利になる。

 

『……………アスカ、サン!……』

 

「「っっっっっっ!?!!!!??」」

 

 再び2人の動きが止まる。

 

(……あ、飛鳥まで)

 

(あの赤い人もなの!?)

 

「ぺ、ペスト。やっぱり、いったんここから離れた方がいいよ」

 

「うっ。確かにこのままだと……、嫌な予感がするわ」

 

 そして2人がその場を離れようとした途端。

 

『………ヨウサン!…………ウッ………ペスト!』

 

「」

 

「」

 

 三度固まる2人。

 

「あ、あれ?ペスト、今何か聞こえた?」

 

「い、いいえ。わからないわ。気のせいじゃない?」

 

 何とか聞こえないフリをしようとする2人。

 

『………ヨウサン、ヨウサン!』

 

「///」

 

 耳まで赤くなる耀。

 

『……ペスト!』

 

「///」

 

 首まで赤くなるペスト。

 

『…………ウッ……フタリトモ、キレイダ……』

 

「「///////////」」

 

 さらに赤くなる2人。

 

『………アッ……ヨウサン!ペスト!……モウ……ゲンカイ!』

 

「「もうやめて!!!///」」

 

 限界だったのはこっちの2人だった……

 

 

 




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