ダラダラしているが、時にやる気になる悪魔 作:現代のイッセー
2月に4つとかできるわけがない。
でもこれを乗り切れば春休みが待っているのでがんばります!
では、スタート!!
やっほー、トレインだ。
時刻はすでに夕方です。太陽はお疲れのようでそろそろお暇をもらいますねーとお月様に言って退却の準備をしています。それでなにが言いたいのかと言うと、今日一日を振り返るとフェイトから褒め言葉が一度ももらっていないことに気づきました。
まず、料理は人並みにできると自負していたけど、フェイトにいわせるとあまりよろしくないらしいです。掃除もしていたら「そこはそうじゃありません!あぁもう!貸してください!」とキレ気味に言われ、道具をぶんどられて繊細な俺はもう泣きそうでした。それからは結果的に見ればいつも通りに時間が過ぎていった。いつもと違うのはフェイトからの精神的ダメージがいまだに響いてるというくらいか。
俺たちはいま、海鳴公園でアイスを食いながらジュエルさんを探していた。
「私が悪かったですからいい加減機嫌直してくれませんか?」
「けっ。どうせ俺はフェイトがいなきゃなんもできねーニート野郎ですよーだ!」
只今俺は絶賛ふてくされ中である。何度注意されようとヤケクソ精神でいろいろ取り組んだ結果、フェイトから辛口なコメントを頂いたのである。その言葉が「私がいないと何もできない無能王みたいですね」である。フェイトは冗談で言ったようだが、俺にとってはクリティカルヒット並みに効いた攻撃だった。それから俺は心に深い傷を負いつつも、がんばって最後まで自分のやるべきことは果たして現在にいたる。
「なら今日は私の初めてあげますから機嫌直してください」
「マジで!?・・・ハッ!」
いけない、思わず反応してしまった。以前の俺だったら迷わず拒否していた俺だったが、誰かの暗示のせいか、はたまた俺の許容範囲が広くなったせいなのかわからんがフェイトの年齢の娘にも反応してしまうようになってしまった。多分温泉でのなのはと、フェイトの一件のせいとも言えなくもない。
「反応・・・するようになりましたね・・・?」
「いや、ただのノリだ。気にすることないさ」
「へぇ・・・?そうですか」
フェイトのほうを見ると怪しげな笑みを浮かべていた。まるで作戦は順調に進んでいるな、みたいなそんな笑み。その顔を見て少し背筋が冷えた感覚があったが気のせいだろう。
「そ、そんなことよりこのアイス美味しいな!」
「ええ、そうですね。あの店はあたりだったようでよかったです」
フェイトの小さな舌でペロペロとどこかいやらしくアイスを舐めていた。お前それわざとやってるだろと思うくらいに大胆に。やめなさい。俺はまだそんなので興奮しない。それに周りを見なさい。同い年の子供がこっちを凝視してるじゃないか。つか、中年オヤジも息荒くしてるし・・・。
「おい、その舐め方やめろっつの」
「・・・なんでですか?」
「周りを見たらわかる」
俺の言葉を聞いたフェイトは周りをキョロキョロ見回した。普通自分に視線が集中していたら恥ずかしくなり赤面して顔を俯かせるなどして可愛い反応をするのが一般的である。だが、このフェイトは違う。なぜか?それは、
「・・・?誰かこっち見てますか?私にはカップルがいちゃいちゃしてる様子しか見えないのですが」
自分を邪な目で見ている異性は視界に入らないのです。なんとも節穴すぎるフェイトだ。もし、変質者に襲われても視界に入らないのか?と思い実験しようかと思っても実行に移さないのが俺である。そんなことしたらO★HA★NA★SHIは確定だからだ。
「いつもどおりだなお前」
「・・・?」
先ほどまで不機嫌だった俺だが、アイスのおかげで機嫌が直った。アイスを舐めつつどうでもいいようなことを話しをしていた。アイスを食べ終わり時計を見てみると時刻はもう6時を回っていた。
「もう6時すぎてんじゃん。そろそろ帰るか?それとも久しぶりに外食にするのもいいかもな」
「そうですね。たまには外食もいいかもしれません」
ジュエルさんの探索とかいいながらもう探す気は0な俺。フェイトは食い終わったら探そうと思っている様子。俺としては食ったら即効で帰りたいんだがな。そんなことを思いながら街中に繰り出そうと足を向けた瞬間膨大な魔力が溢れ出した。
「ジュエルシードですね。どうします?」
「・・・個人的にこのまま足を止めずにご飯に有りつきたいんだけど」
「ええ、それは私もそうですよ。ですがもう結界を張られたようです」
えぇ・・・なのはのペット仕事はやすぎだろ・・・。もう少しダラダラやっても罰はあたらんて。はぁ、と肩を落として溜息一つ。フェイトはフェイトでジュエルさんが見つかり少し嬉しそうにしていた。少しでもプレシアの役に立てることが嬉しいのか、それとも戦えるのが嬉しいのか、よくわからんねぇ。
「あ、なのは三人組も到着か」
「それでは、私たちも行きましょう」
「ええー。あいつら三人だけでよくね?俺たち行く必要ないと思うんだけど?」
「いいからいきますよ!」
無理やり手を引っ張られ渋々俺はフェイトの後をついていく。なのはたちの姿が見えてきた。ジュエルさんが合体したのはどうやら木のようだ。木が願ったのってなんだ?生きたい!とかでも思ったのかね?どうでもいいけど。
「あ、トレイン!」
「ちっ!おいモブ!なにフェイトの手を握ってやがる!さっさと手を(ry」
「トレインさん・・・」
俺の姿を発見した空に飛んでいるなのはは戦闘中だというのに大きく手を振ってくる。金髪は以下略。一条少年はなにやら複雑そうな顔をしていた。なんだよ?言いたいことあんならはっきり言いやがれ。
「俺はいいからさっさとあいつを倒してくれ。じゃないと夕食にありつけないから」
「うん!わかったの!」
なのははシューティングモード?になり、杖の形状が変化した。フェイトはバルディッシュをすでに構えており準備は万端。一応俺もセットアップしときますか。
「初お披露目だな。バルディ、セットアップ」
《了解》
俺の現在の格好は黒い手袋に黒いスーツ、というよりも燕尾服、Yシャツは白だがネクタイは黒で靴も革の靴で色は黒。全身がほとんど真っ黒である。杖の形状はフェイトのバルディッシュと同じだ。
「さて、セットアップしたけどあいつらだけでおわりそうだから傍観しとこっと」
俺の隣にいるフェイトはアークセイバーをやるつもりだ。刃を投げて木の根っこ?をスパスパと切り刻んでいく。一条少年はでっかくて太い刀を振り回し、金髪は木の根っこと戯れていた。遊んでねーでさっさと始末しろや。なのはは空に浮いて杖の先に魔力を貯めていた。
「行くよ!ディバイン・バスター!」
杖の先から桃色の光線が放たれた。木がバリアを張って防ごうとするが一瞬で砕け散り、なのはの破壊光線の前では無力だったようだ。ご愁傷様です。俺は散っていった木に手を合わせて合掌した。いま俺にできるのはこれくらいだからな。
「フェイト!」
「わかってます!」
フェイトは大急ぎでジュエルさんを確保した。一応なのはも反応したようだが、一歩及ばず届かなかった。さて、こいつらの仕事は終わりだな。次は俺の番だ。
「よう少年ども。この前の続きといこうや」
「ええ、そうですね。今度こそあなたを・・・」
「ふん。モブの分際でいきがるんじゃねぇよ!」
金髪が睨みを効かせてくるが殺気が全くなくただ睨んでいるだけ。全然怖くないし、驚異すら感じない。それは一条少年にも言えたことだが、金髪の少年よりはマシだ。俺は空を飛びそれに続いて二人もついてきた。なのはとフェイトは観戦モードである。
「じゃあ、始めようぜ!『モード雷炎竜』」
「ええ、そうですね」
「キサマらは俺がぶっ殺してやる!」
俺は雷炎竜モードになり、一条少年はどこから出したのかいつの間にか白い仮面がついていた。その仮面は模様がついているせいで不気味な仮面がさらに不気味さを増大させていた。金髪は一本の剣を出した。その剣はすごく美しくまるで金髪が真っ黒なクズ野郎なら私はその反対の存在だとでも言わんばかりだ。さらに剣からの威圧感も半端ない。金髪よりもそっちに注意を払った。
「さあ、ショータイムだ!『雷炎竜の咆哮』」
「いきます!『月牙天衝』」
「俺の攻撃食らって死にやがれ!『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』」
それぞれ大技を放ち高密度の魔力がぶつかると思った瞬間、
「ストップだ!ここでのs」
誰かが俺たちの攻撃の間に入って俺たちの大技を文字通り体を張って止めた。それでも威力は衰えず、ここで威力を抑えてしまったら俺にダメージがくると思い、さらに魔力を込めてしまった。俺が魔力を込めたことが二人にも伝わり、一条少年はさらにもう一発暗い斬撃を放ち、金髪は大丈夫だろう。俺が負けるわけがないとなにもせず。
「うわああああああああああああああああっ!!!!」
魔力がぶつかっているところから叫び声が聞こえた。助けようにも、もし緩めたら俺にダメージを食らってしまうから止めるわけにはいかないんだ!見ず知らずのものよ!俺のために死んでくれ!誰かの叫び声をBGMに俺たちの攻撃が続く。
一方そのころなのはたちは
「ねぇフェイトちゃん!今日なのはの家でご飯食べない?」
「私はかまいませんよ。ご主人様はいいというかわかりませんが」
「多分トレインもいいよって言ってくれるから大丈夫だよ!」
「なのは!あれ止めなくてもいいの!?」
「大丈夫。絶対トレインが勝つから。それでねフェイトちゃん!トレインのことなんだけど・・・」
「じゃなくて誰かがあの攻撃の中に―――――って聞いてないし・・・もういいや」
淫獣は落ちていた枝を拾って寂しそうにしながら絵を書いていく。
視点は戻りトレインに。
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」」」
「うわああぁぁぁぁっ!」
いつ叫び声がなくなるんだろうと思いながら攻撃を続けていく。そろそろ次の攻撃に差し掛かろうかと思ったそのときに宙に画面が映った。
「あ、あのちょっといいかしら?」
女性の声が聞こえたので俺たちは一旦攻撃を解いた。中心にいた誰かというか少年がボロボロになって海に落ちていった。つか、なんであいつ自ら攻撃の中心に飛び込んだの?馬鹿なんじゃねーの?もし、なにか請求されても払わねーからな!
「なに?俺たちいま取り込み中なんだけど」
「ごめんなさい。それはわかってはいたんだけど、家のモノがそろそろ危ないと思って割って入ってしまったの」
「別にいいけどさ。それで俺たちになにかようなのか?」
俺はまた決着をつけられないことにイラつきを覚えたがそれは我慢することにした。もう戦う気分でもないのでバルディを解除して雷炎竜モードも解除した。それを見た一条少年も解除し、金髪も解除した。
「ええ、それでお話しを聞きたいのでアースラに来て欲しいんだけど・・・いいかしら?」
「俺はかまいません」
「俺もだ!」
一条少年と金髪はアースラとかいうところに行くようだ。俺はどうしようか迷い中。少しフェイトと相談しようか。そう思い、俺はいまだに楽しそうになのはと話ししているふたりを呼ぶことにした。
「おーい!なのは!フェイト!こっちにこい!」
俺が二人の名前を叫ぶと二人は話を中断してこっちにきた。フェレット(?)は枝でなにかしているようだ。まあ楽しそうだからほうっておこうっと。
「なぁ、フェイト。なんかこの女性がアースラってとこに来て欲しいらしいんだが、お前どうする?」
画面の中にいる女性に一瞬戸惑ってはいたがすぐにいつもどおりの顔になり私はいかないと言って拒否する。実際俺も行ってもいいことなさそうだし別に行かなくてもいいかなぁと思ったところでなのはは大きな声で私行きたい!と言ってきた。
「そ。じゃあ俺はいかn」
「トレインも行こうよー!」
「いや、だから」
「トレインも行こうよー!」
「だから」
「トレインも行こうよー!」
「・・・はい」
なのはは俺が頷くまで壊れたおもちゃのように同じセリフを繰り返してきた。俺が折れないまでこのやり取りを繰り返すことになるのではやめに折れたほうがいい。なぜこうなってしまったのか・・・と思い気が重くなる。ふと画面にいる女性に目を向けた。
確かどこからかの情報で緑髪の未亡人はスタイルがよく子供を出産したようだが、産んだとは思えないくらいにスタイルが整っていて胸も大きいという話があったな。・・・まさかこの人が・・・?ふむ。アースラに行く理由ができたな。
「海に落ちた子もついでに拾ってあげてね。・・・私の顔になにかついてる?」
「いや、別に。んじゃあいつ拾ってくるわ。そうそう。フェイト今日夕飯どうする?」
「今日はなのはの家で食べることになりましたので私は先になのはの家にいます」
「了解。んじゃいってくるわ」
海に落ちた少年を担いでフェイト以外の俺たちはアースラに乗り込んだ。
いかがでしょうか?
今回、トレインのセットアップと、クロノ撃ち落とし事件が書きたいがためにやりました。後悔はしておりません。
そういえば、最近ノロウィルスが流行ってますね。私も最近腹の調子がよろしくありませんので、みなさん気をつけてください。
感想、誤字脱字などありましたらぜひよろしくお願いします!感想は力になります。