※この作品はR-18です。

ダラダラしているが、時にやる気になる悪魔   作:現代のイッセー

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長らくお待たせしました。
言い訳をさせてください。

この時期って忙しいですよね。飲み会然り、卒業然り。いろいろあって結局こんなに時間があいてしまいました。
大変申し訳ないです。

美由希編をどう書こうか迷っていたらそういえば、プレシアとトレインのエッチシーンやってねぇ、と思い出しましてだったらリハビリという意味も込めてやろうと思いこうなりました。美由希編はプレシアとのやり取りがおわってからです。とはいってもすぐおわりますが。

では、スタート。


第44話

sideプレシア

 

 

ある日の時の庭園。

真っ暗にして自室のベットでうつ伏せになり、枕に顔を埋めている一人の女性がいた。普通にみたらただ寝ているように見えるが、彼女は重い溜息を吐き、部屋が暗いためかなり下降中であるテンションがさらに下っていてもうマイナスの域まで達していた。

 

 

「はぁ・・・。」

 

 

なんでこんなにもテンションがダダ下がりなのか?その理由は、

 

 

「なんでトレインは私に構ってくれないのよ!!」

 

 

トレインが自分にあまり絡んでこないからである。プレシアから絡みにいってもトレインは少し話すことはあっても、すぐにリニスやフェイト、アリシアのところにいってプレシアは放置。フェイトとアリシアはまだ子供だからわかる。まだ理解はできる。だけど、リニスと楽しく話しているところをみるとムカムカしてくるのだ。私にはそんな顔で話してくれないのに!と。

 

 

「うぅ・・・。できるならいま呼び出して声を聞きたいんだけど、忙しいわよね・・・」

 

 

トレインに連絡しようと思っても、もし忙しかったら迷惑かな?とあと一歩が踏み出せずにいた。普段の彼女なら普通にトレインに連絡できるんだが、テンション最悪、ネガティブ思考のせいでできなかった。

 

 

ずっとトレインのことをうじうじ考えていて、気づけばもう12時前。いまの時間帯ならバイトをやっていたとしても昼休みのはず。いける!すぐ近くに置いてあるケータイでトレインに電話した。(普通なら時の庭園から地球にいるトレインに届きませんが、リニスとトレイン、プレシアが作ったケータイ電話改のおかげで魔力があればどんなところにいても話すことができる、という設定です)

 

 

「はい、もしもし」

 

 

「あ、トレイン?いま大丈夫?」

 

 

「別に大丈夫だけど。なんだ?」

 

 

「いまから、あ、会えたりできるかしら?」

 

 

子持ちですでに恋愛経験もあるのに、なんでトレインと話すだけでこんなに恥ずかしくなっちゃうのかしら?リニスがいまの私をみたらどんな反応するんだろう?

 

 

「暇だから別にいいぞ。フェイトもこっちにきてからできた友達と遊んでていないから一人で暇してたんだよ」

 

 

まさかの言葉に思わず上体を起こして驚いてしまった。まず、フェイトに友達ができたことに驚いた。フェイトは転生者に近い存在という話だったはず。見た目は9歳でも精神年齢は私と同世代と言ってもおかしくないとトレインは言っていた。だから同じくらいの年代とは絶対に友達になれないだろうと思っていた。でも、友達ができたと聞いて母親としてはすごく嬉しかった。

 

 

一番驚いたのはひとりでいるという言葉。もしかしなくてもこれは、誰にも邪魔をされずにデートができる!いつもはリニスがいたから彼と全然二人きりになれずに、さらにいえば、エッチも全くできなかった。でも、今日はできると思うと暗かった気分が急に明るくなった。

 

 

「じゃ、じゃあいますぐ会える?」

 

 

「ああ、いいぞ。俺たちが住んでるマンションに来てくれ。待ってるから」

 

 

トレインはじゃ、と一言残すとケータイを切った。耳からはツーっツーっと音が発せられるが全然耳に入らない。やっとご主人様を独り占めできる。いつもは私の使い魔や子供たちが独占しているが、今日は私が独占できる・・・。

 

 

そうと決まったらすぐ行動。いつもの衣装・・・ではなく、トレインがたまには違う格好したら?と言って買ってもらった服を着て、化粧はいつもどおり軽く済ませ、いま思いつく荷物をカバンに入れて地球にいざ出陣!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあいきましょうか」

 

 

「ああ」

 

 

トレインは鍵を閉めてポケットにしまった。

 

 

「プレシアは昼飯食った?」

 

 

「いいえ、まだ食べてないわ」

 

 

昼ご飯はもちろん食べてない。リニスが昼ご飯用意してくれたようだが、悪いと思いながら出かけてくると伝えた。どこかに行くのか聞かれ、トレインとデート!と一言言ってすぐにトレインのもとへいったのだ。リニスがなにかいってるようだったけど無視して。

 

 

「そっか。なら、俺が美味しいとこに連れてってやろう」

 

 

「へぇ。もしおいしくなかったら許さないわよ?」

 

 

「もしおいしくなかったら?」

 

 

「えーっと、じゃあ今日一日私の奴隷でいいわ」

 

 

あまりにも自信満々に言うものだから少しからかい気味に言ってみた。奴隷とか言ったあと、何様だとか今日の私は浮かれておかしなテンションになってるわね、と内心苦笑いした。

 

 

「・・・いいぞ別に。一日くらい奴隷をやってやろう」

 

 

「じゃあ、早く行きましょうか」

 

 

私はトレインの腕を持って駆け出した。ここまで無邪気に楽しくて、笑えているのはいつぶりだろう?若い頃に好きな人となにかしているときぶりかしら?あれ、でも10代のときはなにも考えずに恋愛してたあのころはこんなに楽しかったっけ?

 

 

・・・あのときは楽しかったような気がする。でも、いまとくらべると断然今だ。ただいちゃいちゃしたり、買い物したり、話して終わりだった記憶しかない。・・・いまの自分を確立できたのはそういう経験をしたおかげだ。そう思っておこう。

 

 

トレインが言う絶品の店に行くまでの間、トレインの話を聞いていた。

 

 

今日行く店では料理もおいしいがデザートが最高だ、眷属は二人仲間になっただとか、フェイトと毎日お風呂に入っていてもう胸が膨らんできているような気がするとか。フェイトに手を出していないか聞こうか迷ったけど、さすがにまだ10歳いってない娘にはさすがにないかと思い、聞かなかった。

 

 

「いらっしゃいませ。あら、トレイン。お昼食べに来たのかしら?」

 

 

「ああ」

 

 

「何名様?」

 

 

「2名様」

 

 

「2名様ね。こちらになります」

 

 

案内された私たちは向かい合わせで座った。

茶髪で羨ましいほどに若々しく肌もツヤとハリがある女性とトレインは親しげにいまも楽しそうに話している。それを見てどういう関係なんだろう?と気になった。少し話すと注文決めたら呼んでね?とウインクを一つトレインにしてこの場から去っていった。

 

 

「さっきの人は誰?」

 

 

「ん?ああ、あの人は高町桃子さんだ。ケータイで話したろ?フェイトに友達ができたって。その親があの人なんだよ」

 

 

そうなんだ、と私は言って店員に運ばれた水を一口。

はしゃいだせいで喉が少し渇いていたので冷えた水はすごく美味しく感じられた。メニューを開き少し迷ったけど、サンドイッチにすることにした。トレインはハンバーグにするようだ。子供ね、と笑ったら、いいだろ別に好きなんだからとむくれてしまった。むくれた顔がかわいいと思ったのは内緒だ。

 

 

茶髪の女性―――――高町さんが注文した二品を運んできた。いただきますと口をそろえ、それぞれ頼んだものを口に含む。

 

 

うん、おいしい。トレインはお腹が減っていたのかガツガツとハンバーグを口に運んでいく。口の周りにソースがつきながら食べる姿は子供そのものね、と微笑ましい光景にサンドイッチを食べながら和んでいた。

 

 

食後のデザートは私はショートケーキ、トレインはシュークリームにしたみたい。フォークで一口サイズに切って口に運ぶ。生クリームがくどくなくスポンジもふわふわしてておいしい。ショートケーキやシュークリームなどは高町さんが自作しているらしい。それを聞いたときはびっくりした。お菓子作れるなんてすごい。私も今度作ってみようかしら?作ったらトレインに感想聞いてみよう。

 

 

シュークリームも食べたくてトレインの食べかけのそれを頂戴と言ってみた。口開けろと言われ口を開けるとシュークリームを突っ込まれる。

 

 

うん、これもおいしい。お返しにトレインに自分のショートケーキを一口サイズにしてトレインに口をあけてと頼み、口に入れてやった。私のキャラじゃないわね、と思ったけど楽しかったから気にしないようした。

 

 

「それでおいしかったかな?」

 

 

「・・・ええ。残念なことにおいしかったわ」

 

 

「なら奴隷にはなれねぇなぁ。いやー残念だ」

 

 

そんな残念ならいまからなりなさいよね。あなたなら喜んで奴隷にしてやるわ。もう嫌だと喚くくらいに散々こき使うから。

 

 

「んで次はどこいくんだ?」

 

 

「トレインはどこか行きたいところある?」

 

 

「別にこれといってはない・・・な」

 

 

「なら適当にブラブラするのもいいじゃないかしら」

 

 

会計を済ませ翠屋をあとにした私たちは、街をブラブラすることにした。

あまり地球にきたことがなかったため、ひとつひとつ新鮮のように映る。街中に入ると結構人がゴミゴミしていてすこしうっとうしく思えるがこればかりはどうしようもないから我慢することにしよう。はぐれないようにトレインの腕を取り、胸に押し付けるように抱いた。

 

 

ビクッと反応してこっちに視線を向けた。その顔は少し赤かったような気がする。反応しなかったらどうしようかと思ったけど、反応あったから満足ね。

 

 

それから店を見回って冷やかしたり、食べ歩きしたり、時間を潰していった。

時刻はすでに18時すぎ。空は茜色に染まっており、そろそろ帰る時間だけどまだ私は帰りたくはない。

 

 

でも、さすがに泊まりはきつい。アリシアはまだリニスがいるから大丈夫だとして、フェイトはトレインがいないと家に一人でいることになってしまう。どうしようと悩んでいると、トレインから声をかけられた。

 

 

「一応フェイトには九時過ぎに帰るってケータイで伝えてるから大丈夫だけどどうする?帰るか?」

 

 

天は見放していなかった。ありがとう神様。痛っ。・・・そういえば神に祈ったらダメージくらうんだっけ。なら、ありがとうトレイン様。一生ついていくから私を見捨てないでね?




いかがだったでしょうか?

たまには乙女なプレシアもいいのではないかと思ってこんな感じに仕上げてみました。
次は濡れ場・・・にするしかない・・・のかなぁ。どうしようかな・・・。

次回も楽しんでいってください。
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