※この作品はR-18です。

金瞳の二丁拳銃 アイナ   作:我楽娯兵

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個人的にこういったテンションの高いキャラクターは初めて書く気がする。


地獄 また地獄

 タカマガハラ南東部のガールズバー。

 無法者(デスペラード)の多い地域でまともに経営を続けれている店で、魔族が店主を勤めていると言う特異な店であった。客層もそこそこいいが、やはり筋物(そっち)が多く油断はならない。

 フランシスはそんなガールズバーでも悠然と酒を呑む事をやめない。

 

「教官殿。お久しぶりでございます」

 

「おう」

 

 声をかけてきたのは過去戦術指導を行ったフラタニティ「黒い天使」の首領であった。

 目配せし座るように促した。

 

「お日柄もよろしいようで」

 

「わかるか?」

 

「非常に楽しそうであります」

 

 フランシスは微かに笑い、ブランデーを呑む。

 吸いかけのタバコの煙がゆらりゆらりと鼻先を揺らめき天上へと昇る。

 甘い煙の香り、いつも吸っているジャンキースターとは違う銘柄のタバコに首領は目敏く気づく

 

「いつもお吸いになられている物ではないですね」

 

「――……はぁ。ちょっとな、女と同棲を始めたんだ。匂いが臭いって言われたら傷つくだろ?」

 

「教官殿は女誑しであられますね」

 

「女性解放論者(フェミニスト)と言ってくれよ」

 

「ご冗談を」

 

 冗談で言ったつもりはないのだが首領のフランシスの評価は女誑しで固定されていた。

 たしかに女に対て束縛的な面が強いフランシスだが、謀り貶める事はやっていないと考えている。それが相手側からは陵辱の何者でもないのにだ。

 顔に斜めの裂き傷の跡ある魔族のバーテンダーに、電気ブランを頼んだ首領は肩からかけた筒を渡してくる。筒を開けるフランシスは頬を吊り上げた。

 

「よく潜入できたな」

 

「一苦労です。露帝は我々に対して受容ですが、中にはいるとなると」

 

「おっちんだ矢崎のおっさんに感謝だな。監視網だらけのこの街で身体固有情報(パーソナルデータ)を売るなんて、あれでものを考えてる割に切れ者だな」

 

「よき同志であられた」

 

 筒の中から取り出した青図を広げたフランシスは再確認をした。

 広げた青図の内容は、タカマガハラに張り巡らされた熱地環境移行経路、通称「気温調節線(ヒートライン)」と呼ばれる完成予定図であった。胸元に修めていた手帳を取り出し、びっしりと書き込んだ実際の気温調節線(ヒートライン)を見比べる。

 

「思ってた通り――設計当初よりも線が多いな」

 

「封印の陣、ですか……」

 

 首領は届いた電気ブランのグラスを傾け、青図を見て不安げな表情を浮かべる。

 

「封印の陣でしたら何を押さえ込んでいるんでしょうか」

 

「ろくでもないもんであるのは確かだな。気温調節線(ヒートライン)でこんな巨大で擬似的な『龍脈』作るなんて、ぞくぞくしねえか」

 

「計画通りで封印の陣を破壊できるので?」

 

「楽観視したプランでなら。二番目のほうが確かだろうが」

 

「孤立した虚岩(モノリス)の破壊ですか」

 

「ああ。十中八九、あの中に封印されてる。聖数字を壊せばもうどうしようもないだろうよ」

 

「聖数字?」

 

「知らないか? 『3・5・8の聖数字』、ラッキーナンバーなんて呼ばれてる。魔を封じるのに絶大な効果があるんだ」

 

「それタカマガハラに?」

 

「ああ。三つの頂点を持つ孤立した虚岩(モノリス)、電力供給の五本の熱量吸引ライン。八はいわねえでも判るな」

 

「街を支える支柱ですか」

 

 フランシスはタカマガハラの秘密を一から調べ上げ、そして真実を知った。

 この街は、孤立した虚岩(モノリス)と言う棺桶(カーゴ)に封印された何かの為に建造された人工都市であるという事を。尋常ではない強固な封印陣を敷いて押さえ込んでいる。

 

「あの支柱ももともと魔界に生息する巨人の足をもぎ取って使ってる。魔を封入するためにわざわざ巨人を狩ったんだ」

 

「『龍脈』に『3・5・8の聖数字』、洋と和の共演オカルティズムですか」

 

「洋和だけじゃねえ中華もだ。支柱と気温調節線(ヒートライン)の配置図も検証したら『五石八陣』の痕跡もある、間違いなく組み込まれてる」

 

「『五石八陣』――諸葛孔明が得意だったという陣ですか」

 

 フランシスは青図を丸める。

 

「この陣の欠点は『龍脈』と『3・5・8の聖数字』だ。こいつさえ壊せればハゲタカは動かざる得なくなるだろうよ。封印している『何か』を全力で攻撃、と」

 

「それを味方にハゲタカを撃滅。敵の敵は味方という事ですか」

 

 ブランデー飲み干すフランシスは微かに笑い、そして聞えぬように呟く

 

「……敵の敵は味方とは限らねえがな」

 

 酒代をバーテンダーに渡し、ガールズバーを出る。

 後に続く首領、街を歩き闊歩しているフラタニティが徐々に寄り集まり進攻する行列となる。

 小声で首領が言う。

 

「来る時に向け『龍脈』を押さえまか?」

 

「ああ、南西部にオレたちに靡かない人売オークションがあったよな。それにどんぴしゃだぜ」

 

「立場を教えることを建前に『龍脈』を」

 

「フッ、フフフ、ハハハハハ。そこから始めよう」

 

 頬を吊り上げたフランシスはほろ酔い気分で、仕事(ころし)に向かった。

 

 

 

 

 

 出来るだけ平静を装いタカマガハラ南西部の街を歩くアイナ。

 行きかう人々は常にどこか浮かれた様子である。

 あるものは騒ぎ、あるものは喘ぎ、あるものは啼き、あるものは嗤う。

 そんな熱に浮かされた群衆の中には「人」でないものも数多くいた。

 すれ違う緑色の肌をした豚顔の肥満――オークだ。

 でっぷりとした腹を揺らし、耐え難い体臭を漂わせいるオークが闊歩する光景は南西部特有のもので、イーグル&サンクチュアリと露帝が行政を取り仕切る北東部ではありえない光景だ。

 

「おねーさん。一万でどう?」

 

「売りはやってねえ、失せろ」

 

 四度目だ。

 歩いているだけで売りをやっていると勘違いした馬鹿がアイナを買おうと声をかけてくる。

 キツイ言葉で去なし早足であるく。

 南西部には風俗街地域が点在している。犯罪多発地域(ホットスポット)と化している南西部でアイナのような雄を刺激する女が一人出歩くことがまず間違いなのだ。

 その上今のアイナは丸腰ときている。モッズコートを大きく開き弾のない銃を見せているが、自前の大きすぎる胸のせいで隠れてしまい傍目からは暑がっているようにしか見えない。

 男たちの視線が肌を舐める。背筋を氷のように冷たい悪寒が這い登ってくる。

 

(追っ手。いや、人攫いか)

 

 人混みの中で距離を取ってアイナを追う者たち。

 フラタニティはフランシスが鍛えた兵士たちだ、素人であろうともアイナに気取らせないだけの偽装行動をするだろう。となれば、人攫いが妥当と言うところだろう。

 路地に入り歩幅を縮めゆっくりと歩く。案の定、人攫いたちが路地に飛び込んできた。

 確定だ、得物としてアイナは見られていた。

 立ち止まり振り返る。

 二匹の魔族。二人とも人の形をしているが、細かな部分は違っていた。

 一人はかなり体を整えられた(シェイプアップ)オーク。例えるなら指輪物語の細いほうによく似ていた。もう一人は顔からして違う。ウマヅラ、というより丸っきり馬、馬漢と呼ばれる魔族。

 誰かに雇われているのか身なりは人間に合わせきっちりとしていた。

 

「すー……、オーケー……」

 

 覚悟を決めるアイナはファイティングポーズを取った。

 筋力的には一般女性よりは有るが、魔族に比べれば劣るのは目に見えている。

 ニコラスの考案した体術は心得てはいるが、普通なら勝算などないだろう。しかし今回の相手は人攫いだ。『商品』を傷物にする事はない、羽交い絞めがいいとこだろう。

 二人は正面切って襲い掛かる。

 オークのでかい手の平が顔を掴もうと迫る。

 掻い潜り顎に左掌底打ち、鳩尾に一撃を食らわせ、金的。敵の制圧はまだだ。

 鯖折でも極めるかのように両手を広げた馬漢がアイナ目掛けて突進してくる。うめきを上げるオークを盾にし、ビルの壁を蹴り上げ馬漢の頭上を飛び越える。

 後ろに回ったアイナは馬漢の背に蹴りを入れ、元いた道に走る。

 ネオンの蛍光色の街灯が手を照らそうとしたとき鎖が天空を駆け踊る。

 体に絡みついた黄土色の鎖がアイナを路地へと引きずり戻す。

 

「ちくショう。テまかけさせヤガって……」

 

 息絶え絶えの馬漢が片言の愚痴を漏らす。

 

「くっそッ! なんだこの鎖ッ!」

 

 身を捩り鎖を取り払おうともがくが締め付けがより強く肌に食い込む。

 意思を持ったように動く鎖が、胸の谷間や股の間に滑り込んだ鎖がより正確に動きを制限していく。その姿は緊縛プレイの途中にも見え欲望に従順な魔族ならその場で襲い掛かっていただろう。

 鎖の伸びる先はアイナの逃げ込んだ路地の更に奥に続いており、薄暗がりの中より現れる。

 紫色のローブに額に第三の眼。暗殺予定者(ターゲット)認定を受けた魔族、闇夜の魔女と呼ばれる少女がもともとこの路地にいたのだ。

 

「早くオーナーのとこに運ばなくていいのか? 納期は」

 

「ワルイ手間をカケた」

 

 オークがうめきアイナを襲おうとしていたが馬漢が宥めていた。

 両手足に磁気手錠を嵌め、顔には袋を被せられ視界が塞がれる。

 抱えられたアイナはなされるがままどこかに運ばれていく。銃弾さえあれば、口惜しく思う。こんな連中一分と掛からず片付けられる自信があるのに、今のアイナは無力だった。

 行き着く先はどこであれろくでもない場所であった。

 被された袋を取り払われ眼に映ったのは殺風景な地下室だった。

 打ちっ放しのひび割れたコンクリートの壁、手術台のような台に不穏な道具が幾つも置かれ、両手足の磁気手錠とペアを組むX字の磔台に手足が張り付き身動きが取れない。

 そんな姿をしたアイナの目の前にはカマっ気のあるダークエルフだった。

 妖精のように舞い踊るファンタジー感はまるでない。しなやかな体は男性特有のがっちりとした特徴があるのだが細身で女にも見える。長い灰色の髪を三つ網に束ねガウンを着ている。

 パープルの口紅を引いたやけに浅黒い肌をしたダークエルフがアイナを品定めしていた。

 

「お目覚め? やっだ隻眼! こんなオプションそうそういないわ!」

 

 甲高い声でアイナの顔を見て歓んだ。

 

「てめえ、どこだよここッ! 拘束を外せッ!」

 

「あらやだ、口が汚いのね。もう少し女らしくできないの?」

 

 可哀想な子でも見るような目でアイナの頬を撫でる。

 

「肌もいいわ、キメも細かい。おっぱいも申し分ないわー」

 

 エルフの長い指が体を弄り這い回る。フランシスの遊び半分の手付きとも違う、本当に体を調べるように体を調べている。

 胸を覆う手に力がこもりアイナの豊満な牝肉に埋まる。

 指先の感触を確かめるように何度も揉む。牛の搾乳でもしている風であった。

 

「おっぱいは申し分ない、乳がんになるしこりもないし。完璧よ!」

 

「ああ、そうかいカマ野郎。いい加減胸から手を放せ!」

 

「もう、焦らないの! 商品としての検査なんだから、次はこっちよッ!」

 

 磔台が可変し足をM字に開脚させた。

 薄く透けたパンストの向こうにTバックが浮き彫りにされ、羞恥心が芽吹く。

 

「可愛らしい(キュート)お尻。むっちりしてて赤ん坊のようねえ」

 

 パンストとTバックを破かず優しく脱がしたダークエルフは眼を点にして驚いていた。

 

「やっだ。なに、おまんこがすっごく綺麗ねえ……あら、あらあらあら。あなた処女なの!」

 

 歓喜の声を上げたエルフのカマはクスコを取り出し、挿入してくる。

 生温い金属の感触が膣壁を容赦なく押し広げ、男を知らない秘所を晒した。

 

「……ん、ふっ……うっ」

 

「痛かったかしら? ごめんなさいね、もうちょっとで済むから」

 

 先端をロックしペンライトでアイナの膣(なか)を楽しげに観察するダークエルフ。その視線にいやらしさは無くまるで医者に罹っているようであった。

 

「あらやだ! バッチリ処女膜あるじゃない!」

 

 手を叩いて喜んでいた。

 

「処女は商品価値は高いわよ。高価で買ってもらえるわ」

 

「俺は商品じゃねえ! 売られる気もねえ!」

 

「もうー、あたしの下に来たってことはもうあなたはあたしの大人の素材(アダルトキャンバス)なんだから、私の思うままの牝奴隷になって出荷されるの、おわかり?」

 

 ダークエルフは視線を股座に戻した。無垢なスジを撫で、指先がアナルに向かう。

 フランシスに散々弄られたアナルは以前より絞まりが悪くなっているのは身をもって知っていた。

 指先がアナルの皺を撫でたとき。

 

「んっ、ふぅ――」

 

 耐えるような声が漏れる。

 その反応をしっかりと聞いていた。

 

「普通より緩いわねえ、こっちが趣味?」

 

「なッ、なわけねえだろ!」

 

「じゃあ彼氏の趣味? いい線いってる。もうちょっとで完璧なんだけど、あと一歩ねえ」

 

 立ち上がったダークエルフは宣言するように言う。

 

「この私、調教師サルヴィエがあなたを立派なアナル奴隷にしてあげるわ!」

 

 サルヴィエと名乗ったカマのダークエルフはピストル注射器に透明な薬液をセットした。

 静かに首筋に押し当て注射した。

 

「なにを注射しやがった」

 

「体には影響はないわ、これで魔法のお薬注射完了よ♪」

 

 サルヴィエがガウンを開けさせ闇に堕ちた妖精の魅惑の肢体を露にした。

 言葉を失ってしまう、その体に――サルヴィエは男である、またに生えた男根が力強く脈打ちフランシスのモノと少々違った形をしているのがわかった。

 そして、最も目を引いたのは胸部。そこには――女性の胸があった。

 アイナには劣るが確かな乳房があったのだ。

 

「驚いたぁ? 私エルフの中でも希少な両性具有種なのよ」

 

 手術台の上に置いてある瓶を手に取る。瓶の中には透明な液体、と言うよりセックスローションが満たされていた。蓋を開けたときに溢れ出る臭いに、アイナの視界が揺らいだ。

 

「これね、私が作った特製媚薬ローションなのよ。この施設きちんとした魔界医術の設備がないから、オークの先走りを蒸留して成分を凝縮したの。効き目はバッチリ、イキ狂えるわ」

 

 そういったサルヴィエは己の逸物に媚薬ローションをたっぷりと垂らした。

 

「俺の膣(なか)、挿れるきかッ」

 

「まさか、それはあなたを買ったお客様のお楽しみよ。処女じゃなきゃ勃たないって方も居るんだから」

 

 そういい、サルヴィエの先端がアヌスの入り口にあてがわれる。

 

「アナルの調教は時間が掛かるから、代行してやるのよ!」

 

 手加減無くペニスがアイナのアナルを押し開き、腸壁をえぐりヘソの下辺りを突き上げた。

 

「お、ほぉおお......ぉおおおぉお......」

 

 細く掠れるような喘ぎが声に出た。

 ちかちかと視界が点滅し、アナルの入り口が熱を佩びる。

 フランシスに犯されたときのような圧迫感が、今では背筋を解れさせる快感となっていた。

 長さのあるサルヴィエのペニスはS字直腸を曲がり、腸の奥底へ到達していた。

 あれだけアナルを犯されたときに感じていた排泄感が、いまでは甘美な蜜に入れ替わりアイナの頭を弾けさせた。

 

「な、にゃんだこれッ! りゃにしやがったッ!」

 

 サルヴィエは赤らめた頬でうっとりとした瞳をアイナに向けた。

 引き抜かれるペニスが括約筋を刷り上げ、堅く閉ざされていた入り口が解れ始める。

 徐々に口を開きだしたアナルは紅色の腸壁が捲れ上がり、その姿を引きずり出される。

 

「はあぁん、んん……アヌスが、捲れ……るっ」

 

 貪欲にサルヴィエのペニスを咥え込み離そうとしないアナル。媚薬ローションの効力がしっかりと働きアイナとサルヴィエの情欲を掻き立てる。

 意識をアナルセックスに持っていかれていたアイナの隙を突いたサルヴィエは、アイナの巨乳に手を伸ばし桃色の蕾を摘む。

 

「ふうううんっ! ちっ……くびぃいい、抓るなぁ、ひゃあああっ!」

 

「おっぱい……ふ、敏感なのねえ。あたしのは小ぶりだから弄るまでもないけど、はぁんっ!」

 

 二人の交わりは傍から見ればレズビアンのセックスにも見えた。

 男と名乗っているサルヴィエだが、その仕草から口調まで女性に近く、体格が少々筋肉質な事を除けば殆ど女性。そのせいかアイナは初めてフランシスに犯されたときよりも不快感が少なく、すんなりとその快感を受け入れてしまっていた。

 

「おぐっ、くぅぅぅぅぅ」

 

 固さが無く長いサルヴィエのペニスはどれだけ捻じくれようとも、奥へ奥へと入り込んでくる。熱い蛇が腸を舐め這い、四肢の強張りを蕩かした。

 

「あなた、ホントにいい名器よッ! こんなに気持ちのいいアナルは初めてだわ!」

 

「うりゅ、さ……い、て、めぇのフニャチン……抜きやがれ」

 

 アイナはサルヴィエを力弱く睨みつけ毒を吐くが、サルヴィエは残念そうな顔。

 

「もう、女の子がそんな汚い口利いちゃ駄目でしょ」

 

 分かりやすく頬を膨らませたサルヴィエはアイナの腰を掴み、長いペニスを奥深くまで挿れて。

 

「教育よ、どんなおちんちんも魅力的に見えちゃう。お薬よ!」

 

 腹部の奥底に熱い流れが溢れる、内臓が炸裂したのかと錯覚するが違う。それはサルヴィエが放つ尿――ただの尿ではない。サルヴィエの種はその肉体すべてを惚れ薬の材料になりえるのだ。

 そのために「密漁」が相次いだが、サルヴィエは調教師としての道を選びその肉体的特性を遺憾なく発揮していた。ただそのことはアイナは知る由も無く腹の中で不浄の水を注がれているようにしか感じれなかった。

 

「りゃに、俺の中でしょんべん……してんだ。にゅけぇぇ」

 

 蕩けた弱声でアイナはいう。

 赤ん坊でもあやすような態度のサルヴィエはアナル拡張ポンプを片手ににっこりと笑う。

 長いペニスを抜いた途端に拡張ポンプを挿入し、目いっぱい風船を膨らませ強力な体液惚れ薬を体外に放出させまいしていた。

 ただアイナはそんなことは関係なく、風船の圧迫感に僅かな苦痛を感じていた。

 幸か不幸かで耐えられないほどの苦しさの筈の圧迫感は媚薬ローションの影響で緩和されていた。

 

「ふう、それじゃあ少し休憩ね。あたしは外でシコって来るわ!」

 

 声高に言ったサルヴィエは部屋を後にする。

 残されたアイナは、息を落ち着かせ平常心を取り戻そうとしていた。

 下半身を剥かれ無垢な恥部を晒す感覚に僅かに罪悪感と羞恥心があるが、脱出法を探そうと思考する。

 するのだが――

 

(……疼く)

 

 じれったい熱がアヌスを焦がし、思考の邪魔をする。

 オークの先走り媚薬の効力だ。塗り始めは一気に感度を上げるがその次の段階が、この疼きの正体なのだ。粘度の高いこのローションは時間経過と共に液化を始め、より人体に催淫作用のある成分を吸収させる。そして今アイナが塗られた部位は――食道、腸管。水分を最も吸収する人体である。

 

「ふ、う……ん、はぁはぁ」

 

 徐々に切ない疼きが体を上り始める。

 肛門だけであった疼きが尻をはじめ、腿を、マンコを、そして胸や舌までも呑み込んだ。

 狂おしい感覚に、体が反応し欲求が体を湿らせた。

 玉の汗が服を濡らし、愛液がにじみ床へと垂れる。耐えられる感覚ではなかった。

 腕が動いたなら、今すぐにでもオナニーをはじめている。

 

「はぁはぁ、あぁあああああッ!」

 

 叫び気を反らそうとするが、返って意識を取られてしまう。

 快感が、あの快感がほしい。誰か――

 

「チンポ、誰か俺を……」

 

 口に出そうになり踏みとどまるが、そう長くは無かった。

 すでに洪水のように溢れ始めた愛液の臭気が部屋に満ち始め、その臭いに当てられたアイナはついに言ってしまう。

 

「犯してくれぇぇえええッ!! サルヴィエ、サルヴィエ……俺を、私を犯してぇええ!!」

 

 空しく部屋に響くアイナの嬌声が数時間続いた。

 

 

 

 

 

 ルンルン気分のサルヴィエが作品(アイナ)を閉じ込めている部屋に向かっていた。

 オークの先走り媚薬ローションとサルヴィエの種(メタモルフォーゼエルフ)の体液惚れ薬の合わせ技、これで落ちぬ女は体を弄っていると確信できる。

 作品(アイナ)が少々強情であると聞き及んでいた為に、わざわざ別の薬を投薬までしているのだ。

 

「堕ちてるわよねぇ。体内時間引き延ばしてるんだから☆」

 

 はじめに首筋に打った薬。その効果、「体内時間の延長」が間違いなく効いている。

 体内時間の延長などほんのお遊び程度の効果だが、今のアイナには地獄の時間だ。

 アイナの体は媚薬の効力で蝕まれ、耐え難い発情状態になっている。そしてオナニーを禁止する為に磁気手錠で手足を封じ、数時間放置プレイ。

 ほんの数時間だが、アイナの体内時間では――四ヶ月間。

 四ヶ月間の発情状態オナ禁時間を過ごしているのだ。結果は言うに及ばないだろう。

 

「見てのお楽しみー、オープン セサミ!」

 

 部屋の扉を開いた瞬間、鼻を突く饐えた淫臭が溢れ出た。

 余りの臭いに思わず鼻を覆ってしまうほどの臭いだった。ぽたぽたと愛液が滴り落ち、耐えられなくなったのか失禁までしている。

 

「はぁ……? サルヴィエ! ようやく来てくれた。早くおチンポぉ、我慢できないのぉ」

 

 初めの頃では信じられないような甘い声を出し、チンポチンポと交尾をねだる。

 その姿に腕を抱え歓喜に震えるサルヴィエ。

 

「最っっっっ高よあなた!! 今迄で一番美しい作品が出来たわ!!」

 

 持ってきていた少し太めのディルドをアイナのアヌスに遠慮なく押し込む。

 押し込こまれた瞬間、白目を剥いたアイナは高圧ホースのように潮を噴き上げ、天井を濡らした。

 誇らしげなサルヴィエがアイナを抱えて言う。

 

「さあ、あなたは私の最高の作品よ!! お粧めかししてオークション会場に行きましょう、お客様に観てもらわなくっちゃ!!」




私事ですが、友人の決アナの登録キャラアルバムを今後の参考にバレンタインアスタロトのHシーンを見ていましたら、伊東サラさんとは別に分倍河原シホさんの女王お姉様ボイスで見てみたいという感想が出ました。
本当にただの私事でした。

誤字脱字報告。感想、意見、要求などはどんどん受け付けます。
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