※この作品はR-18です。

金瞳の二丁拳銃 アイナ   作:我楽娯兵

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兎と狼

 静穏な無の中からアイナは眼を覚ます。

 柔らかなベット、タオル地のシーツが優しく肌を撫でた。

 ここか何所だか分からず、寝ぼけた眼で周囲を見回してしまう。

 殺風景な部屋で家具といえば、アイナが今居るベットと机が一つ在る。

 机の上には愛銃とオイル、手入れのブラシが置かれている。

 もともと使っていない部屋だったのだろう。ある程度掃除はされているが、細かなところに埃が積もっており、このベットも恐らく急ごしらえ。

 だぼだぼの黒色のタンクトップだけをアイナは着ており、その寸法は明らかに男物のサイズ。

 

「っ!!」

 

 寝ぼけていた意識が一瞬で覚醒する。

 ここはフランシスの隠れ家、敵の腹の中だ。

 飛び起き机の上の銃を掴み構える。異様に軽い、弾丸が抜かれているのはその時にわかるがどうしても持っておかなくては落ち着かないのだ。

 膝立ちに拳銃を構え部屋の隅々に銃口を向けるが誰もいやしない。

 というより家の中に人の気配が無かった。

 部屋を出る。

 静かな家、時折電気自動車のモーター音が家の外から聞える。

 非常に大きな敷地でいくつもの部屋があるがどれも空いている。

 二階から降り、一階のリビングに向かう。

 白を基調にしたリビング、黒色のL字ソファーとガラス張りテーブル。大きなテレビが壁際に鎮座しており、観葉植物は水遣りが足りていないように見えた。

 フランシスは上品(シック)を気取っているようだが、内面をよく知るアイナには外の面が厚い(シック)にしか思えない。どれだけ着飾ろうとも蛙の子は蛙のように、フランシスはアイナと同じようにどこまでもガンマンでしかない。銃でナニができちまう銃に狂わされたガンファイターだ。

 家中を見て回るが結論として逃げ出すことはできなかった。庭には出られるが、高い生垣で囲われガレージに出る道には反発性磁気機が作動し、近づくもの全てを弾き返す雷電を放出していた。

 玄関口は綺麗に施錠され、窓は厚さ十ミリの防弾ガラス。アイナのひ弱な力では敗れない。

 ならせめて自衛の道具を探すが、いい物は見当たらない。

 キッチンルームで刃物を探せど見当たらず、物置には日曜大工の道具は何一つ無くただその場で犯された記憶だけが蘇り鳥肌が立つ。

 

(9mmはどこだ)

 

 銃を管理するスペースが見当たらない。

 唯一それらしいところはあったが、あまり足が進まない。

 二階の奥にある部屋。小さく息を整えノブを捻り開け中に入った。

 濃厚な牡の匂い。汗や老廃物、女性からは臭わない特有な匂いが部屋全体を満たしていた。

 

「何でこんなに臭うんだよ……」

 

 あれのズボラな性格がここにだけに現れ生活感があった。

 外着のリクルートスーツが黒と白の二色で上下しっかりと分けてクローゼットに掛けられていた。

 ただそれ以外の下着やTシャツは床に脱ぎ捨てられいた。

 リビングとは対照的な小さなテレビは直に床に置かれ、もともとTVボードだったであろう家具は左右を巨大な本棚に囲まれ、ボードの上には読みかけの本が無数に詰まれていた。

 本に関しては雑食だったフランシス。

 系統などは無く、医学書、文学、哲学書、図鑑、聖書、クルアーン、小説、ライトノベル、エッセイ、絵本、ちょっとした図書館のような部屋だった。

 ほんの少しドキドキしてしまう。男性の部屋など今まで入ったことが無かった。

 初心で恋愛をしてこなかったアイナ。敵あるフランシスであっても過去を知り、共に歩んできたからこそ気まずくあった。じろじろ見回すのが無粋な事であるかのようだ。

 

「わッ――つゥ」

 

 足許が疎かになり、あいつの下着に足を引っ掛け転び、ゴミ箱をひっくり返してしまう。

 心の中で愚痴り、ゴミ箱にちり紙を戻す。戻す最中に見つける。

 丸まった青臭いパリパリ固まったティッシュペーパー。明らかに精液を拭ったものだった。

 

(お、俺を犯しておいてナニをするって、どういう神経してんだ)

 

 犯されたと思ってはいるが、肝心なセックスは未だにしていなかった。

 結局のところこの家には弾丸の一発もなく、徒労に終わる。

 リビングに戻りL字ソファーに座り込みでかい溜め息が漏れる。

 時計を見ればもう昼過ぎになっており、腹も減りだしていた。

 キッチンルームに向かい冷蔵庫を開こうとする、扉に乱雑に張られたメモ帳の一番上にアイナ宛のものが張られていた。

 

 ――Dear.A

 

  よく眠っているようだったので昼を作っておいた、温めて食べろ

 

                               from.F――

 

 親切心ではないだろう。そう思わないとどうにも腑に落ちなかった。

 復讐と言っておいて、餌付けとは。

 肉体を求める事は勝者の権利である、現にフランシスはアイナを求めた。

 アイナは甘んじてそれを受ける気はないが。

 なのに――

 

「調子狂うだよ、ちくしょう」

 

 昼飯を取り出し、温める。

 簡単に作られたスクランブルエッグと少し生っぽいベーコン、ピザトーストとサラダの昼食だった。ピザトーストを食いながらリビングに戻りテレビをつけた。

 昼のニュース番組をボーと見ていて、事件のニュースが流れた。

 食事の手が止まってしまう。

 あまりにも大規模で、あまりにも大胆すぎた。その犯行を煽動したのはフランシスだ。

 タカマガハラに放置された無数の頭部。

 フランシスが憎んでいたのはアイナだけではなかった。

 米連も憎んでいる。

 この犯行は闇に解けた米連の汚点。

 ――あの大陸防衛警備機構が解体される事件の再現だった。

 

 

 

 

 

「~~♪」

 

 ガンズ・アンド・ローゼズの「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」のフレーズを鼻歌で歌いながらフランシスは帰宅した。足取りは軽く、祝祭日(クリスマス)前の子供のようにはしゃいだ雰囲気だった。

 指紋と網膜認証、それに左手の親指と人差し指の間に埋め込んだマイクロマシンの磁気信号でドアロックが解除される。楽しい我が家だ。

 電気が点いていない。アイナは監禁状態の筈だが、どこにいるのやら。

 

「帰ったぞー、アイナ」

 

 白々しく関白気取りで声を上げてみるが返事はない。

 廊下を抜けリビングへと向かう。足取りはしっかりしており壁伝いに歩く必要もない。

 フランシスには真っ暗な中でも視界ははっきりとしていた。

 炯々と輝く赫き瞳が、暗視スコープのように暗黒をも見通していた。

 家の細部(ディティール)までしっかりと見える。見えているから、ちょっとした茶番のように感じる。

 子供が部屋を暗くしてやる闇かくれんぼのようだ。簡単な遊び(イージーゲーム)にも程があるが相手に合わせ、付き合ってやるのが復讐を楽しむ醍醐味の一つだろう。

 

「アーイーナー」

 

 呼び声には楽しんでいる色が滲み出ていた。

 月光が差し込むリビングには誰も居らず、静寂が支配していた。

 食いかけの昼飯。元気にはしているようだ。

 姿を現さないアイナにフランシスは誰もいない部屋でおちゃらけた。

 

「ぽち三郎の出番かな? ワンワン」

 

 両手で頭の上で耳を作り、アイナの残滓を探すように大きく鼻を鳴らし部屋の空気を吸い込む。

 ふざけていたがその嗅覚だけは本物でしっかりとアイナの臭いを嗅ぎ取っていた。

 特に甘い薫る股間の性臭を嗅ぎ取って、その後を追いかける。

 臭いは応接間に続いている。アイナと再会の食事をした場所だ。

 

「うさぎちゃんはどこかな? すん、すんすん……すん――あーあ……なんだよこれ」

 

 それを見て少し愕然とした。

 中華の円卓。それに沿って八脚の椅子がある筈だが六脚しか見えない。

 もう一脚を探し見つければ無残な姿であった。

 ひっくり倒された椅子の片足が折られている、綺麗にボッキリと。

 木製だから折れやすくはあるが、こうもあからさまに折られると少々怒りを覚える。

 そんなこんなで後ろにはアイナがいる。

 力技で折った椅子の足を鈍器にフランシスを殴りつけようと。

 後頭部を狙ったスイングを左腕で受け止める。ちょうど角で殴られ鋭い鈍痛が走る。

 

「アイナ……この椅子どれだけ高いと思ってんだ」

 

 フランシスの顔に笑顔やおちゃらけはもう無かった。

 大事な玩具を壊され子供のように心の底から怒っていた。

 アイナの両腕を押さえつけフランシスはタンクトップに手を掛け破き棄てた。

 

「結局、体が目当てなんだろ」

 

「お前がオレを撃ったときから、復讐が目当てだ」

 

 犬が他の犬のケツを嗅ぎ相手を知ろうとするように。

 フランシスもアイナの白い香り立つうなじに鼻を押し当て匂いを嗅ぐ。

 

「だがこれは家具を壊したお(・)仕(・)置(・)き(・)だ」

 

 

 

 

 

 

 鈍い重みの苦しみにアイナは再び弄ばれていた。

 今回は物置ではなく浴室で裸にされたアイナは首輪付きの背面よこ手枷で拘束されていた。

 浴室で何度も浣腸され、腸内を洗浄される。

 

「ぐ、っあああッ!」

 

 抵抗しようと次々注射器で注入される薬液に耐え切れず肛門は幾度も決壊し、羞恥心と同時に屈辱感がアイナの顔を赤く染め上げていた。

 フランシスは愉しみ、アイナは敗北感で震える。今の状況はそれしか許さなかった。

 

「穴が緩くなったんじゃないか? 指がすんなり入るぞ」

 

「う、うるせえ! 指ぃ……入れるなぁ」

 

 フランシスの言うと通り、液状生物を腸内に入れられてから肛門の力が緩まっているような気がした。それが寄生性の液状生物の習性からくる肉体改造である事はフランシスは黙っていた。

 アイナのアヌスに収まった二指が括約筋の壁を内側から押すように内を探る。

 

「こうなってんだなアナルって、入り口だけがキツイな」

 

「解説すんな! 指、抜けえッ!」

 

 声をどれだけ荒げようとフランシスは指を抜く気は毛頭ない。返って反抗的な態度は興奮の香辛料でしかない。フランシスは指を上下させ、きつく絞まるアヌスを解す。

 

「おっ、ほ……んん、は……はぁぁんっ!」

 

 排便に似た快感と異物を挿入される違和感が交互に訪れ、ない交ぜとなりアヌスを痺れさせる。

 二本の指がヒリヒリと焼けるような快感を作り出し、それに呼応するように腸液が溢れヌチャヌチャといやらしい音を立て、泡を立てる。

 フランシスの薄ら笑いが肌に突き刺さり、滲む汗を舌で舐め取る。

 

「ひゃあッ! な、なに舐めてやがる、ふぅん……指、指うごかすなあ!」

 

「お前の汗は、旨いな。れろ……汗の味だが、何か違うな?」

 

 腰に顔を押し当て背筋を伝い、肩甲骨の谷間に舌を這わせ汗を舐める。

 覆い被さるように押さえつけられ許されたのは行為はその感触に声を上げることだけだった。フランシスの二指に肛門を犯され、肌は彼の舌に舐め回される。

 ひどく不快である。ある筈なのだが――

 

(なんで、……気持ちいいんだ!?)

 

 体が火照り、子宮が切なく疼く。フランシスの手の動きが、舌の動きが、肌が触れ合いザラザラとした肌が当たるたびに敏感に「フランシス」と言う存在を感じた。

 敵対者としてではなく、絶対的な「牡」としてアイナは女を今までより強く感じさせる。

 

「はは、こりゃすげえ。尻穴ってこんなに広がるんだな」

 

「拡げるなっ! ひうっ……息、吹きかけてんじゃねえ……」

 

 指をV字に拡げアイナの中を観察し始めるフランシスは息を吹きかけ紅色の腸壁を刺激する。

 無邪気な好奇心からの行為に背筋を震わせ、無残に拡げられたアヌスはフランシスの放つ息にただただ震えるのみ。生温い微風のような息が腸壁を撫で反射的に尻の穴を強く引き締めた。

 万力とまではいかないが、強く締め付けられた指に頬を吊り上げたフランシスは指を引き抜いた。

 

「ん……はぁはぁ、やめるきに、なったのか?」

 

「指では満足したぞ、指では」

 

 顔の前で先程までアイナの中に納まっていた指をすり合わせ、ヌメヌメの腸液をわざとらしく糸を引かせる。僅かに黄ばんだ汁は臭くそしていやらしく滴り、己から出たものに羞恥心から顔が赤く染まった。

 

「こ(・)っ(・)ち(・)の相手もしてもらおうか」

 

「こっちって……お、お前、なにだしってんだよッ!」

 

 首輪付きの手枷で振り向くことはできなかったが、ベルトの金具を外す音が聞えれば何をしているのかは理解できた。熱く焼け付くような肉竿がアイナの尻房の間に当てられる。

 むっちりとした尻肉を鷲掴まれペニスを擦られる。人の体温ではない程に熱く、熱く強張った肉棒が地肌に当てられその形を大まかに感じ取る。

 外は筋張った肌のようだが内側には骨のような芯のようなものが感じ取れた。

 男性の象徴、子を生み出す性のシンボル。ペニス。

 あてがわれたペニスは徐々に股座にその矛先を向けていく。

 

「お前、どこ入れる気だ……やめろっ、こんな格好でやりたくねえ」

 

「どんな不様で醜い格好だってお前はオレにとってのセックスシンボルだ。マリリン・モンローなんて比じゃねえよ」

 

 甘く耳元で囁きかけられ今までとは別の羞恥心が湧き上がる。

 羞恥に染まったアイナには歯牙にもかけず、熱いペニスが行先を決め行き中へと突き進んだ。

 

「おほおおおッ! そっちは、アヌス……ほぁぐぅぅ!」

 

「ああ、良いわこれ。入れたときにメキメキって軋む感触――サイコウだ」

 

 猛り立つペニスが収まった先は、アイナの思い描く場所ではなく不浄の穴に入り込んでいた。

 

「ぐ、ほぉぉぉ……そ、そっちは……入れる場所じゃ、ねえッ!」

 

 フランシスに叫び付けるがその言葉に今まで張っていた威勢は瓦解寸前だった。

 ゆっくりと慣らすように腰を動かすフランシスは耳元で囁き問いかける。

 

「そっちは入れる場所じゃないって、入れる場所があるのか? どうなんだ、アイナ」

 

「は、ふぅ……ふウウッ」

 

「喘いでないで、答えろよっと!」

 

 強く腰を打ちつけた。

 その衝撃は腹の奥底まで届き、亀頭はS字直腸の手前まで抉り込まれていた。

 特大のクソを押し込まれたように、フランシスのペニスが、異物感が、アイナの腹の中をかき回し、抉り回した。

 その度に獣のような咆哮を挙げてしまう。

 

「ほ……ほっおおお、んん、ひっぐ……んはぁあああっ!」

 

 抜ける度に感じる排便の快感、カリ首が入り口にぴったりと引っ掛かり中から出ることは無く手前はその形を生々しく感じ、奥は押し上げられる圧迫感があった。

 異物に体が拒否反応を示し、自然と背筋が丸まり体全体を縮めようとするが手枷が邪魔をする。

 無意識の本能が防衛に周り体のすべてを使い守りに徹していた。

 目許に涙が滲み、瞼が降り眼を閉じた。口を噤み下唇を噛み締め痛みに耐える。

 そしてアイナの秘部からは愛液が滲み滴り落ちる。

 フランシスはその防御反応にも敏く気づく。

 静かに伸びた手が無垢な割れ目を這い伝い、愛液を掬い取る。

 

「アナルセックスで感じてるのか? アイナ」

 

「感じるわけ、ひゃああっ! ケツ穴が抉られて、おうふっ、んんんッ!」

 

 僅かに体位を変えられ抉り突き上げられる感覚が直接子宮を揺さぶり更に愛液を滲ませる。

 垂れた愛液がアナルに伝い落ち、潤滑油のようにペニスの滑りをよくする。

 ヒリヒリと擦り傷のように感じる快感が徐々に熱を帯び、膣を緩ませ迎え入れる準備が出来つつあった。

 

「こっちの処女よりアナルの処女がなくなるなんてな。ああ、これホント良いわ」

 

「やめろ……これ以上、んひぃっ! 突くなあぁっ」

 

 言葉では抵抗しているが、表情は蕩け初めペニスを受け入れつつある。

 アヌスを犯し悦に浸るフランシスであったが、終わりも間近に来ていた。

 

「出すぞっアイナ、このまま中に出す。良いな?」

 

「だ、出す――んん、いい訳ねだろぉぉ! やめろッ、腰打ち付けるの激しく……するな、ひああああッ!」

 

 ビクビクとペニスの痙攣が伝わり、ついに溢れる。

 

「んぐ、んほおおおっ!? ああ……ドクドク精液溢れてるぅっ! ペニス脈打ってケツ穴に精子撃ちだしてるぅううッ!」

 

 迸る精液がS字直腸を登り、更にその奥に注がれる。

 熱い迸りがアナルを侵食する最中にフランシスはポンプ運動を再開し、解れきったアナルを更に深く掘り進む。

 

「んぎいいっ……もう、だめだぁ……んぐあ! 突くなぁ、だめ、イクっイグううううぅぅぅッ!!」

 

 快楽の関が崩壊し蓄積されていた快感が一気にあふれ出した。

 脳に昇る快感が全身にその余波を広げ、手足が、背筋が、腰が、痙攣し絶頂に達した事を表した。

 ビクビクと震える間に気付かぬうちにマ◯コから愛液が溢れ出ていた。

 収まることを知らない絶頂はどこまでも続き、アイナの体を苛んだ。

 フランシスはペニスを抜きぽっかりと口を開き、閉じる気配のないアヌスを見てにやけてしまう。

 ぐったりと延びたアイナを抱き、絶頂に震える彼女の頭を膝に乗せる。

 下腹部に手を沿え子宮を揺するようにして本日の調教を終えた。




ぽ~しょん氏がまたシコリティの高い絵を描かれていた。
アスタロトか……よい


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