鎮守府の仮眠室にて横になりながら気になったことに思考を張り巡らせる。もう11時になるというのに睡魔はまったく襲ってこない。
時雨の姿で帰る途中、山にある寂れた神社、そこから何か引き寄せられる感じがする。
もしかしたらそこに何かあるのかもしれない。そこへ行くべきか考えたところで、意識が闇に包まれていく。また誰かに憑依するのか、誰にすれば良いのやら……。
・子供なら油断してくれるかもしれないし、響にしよう
・夜遊びってことで言い逃れできそうな古鷹だな
・余計なトラブルに巻き込まれないように大人な榛名がいいか
神社の参道を歩く響に憑依した俺。石段を登り切り、寂れた神社を正面に見据える。
覚悟を決め、いざと足を進めたところで何かにつまずいて転んでしまう。幸いにも顔から突っ込むことは避けられた。
ほっとしたが立ち上がろうとすると粘着性の黒い何かがへばりついて離れないことに気がつく。何とか剥がそうと手足を引っ張るがとれる気配は一向にない。
『無理よぉ、それは今のあんたじゃ剥がせないようにしてあるから』
「っ!誰だ!?」
声が聞こえた方向は目の前の神社だった。神社から何か波動のようなものが見える。艦娘に憑依している内に霊感でも得たのだろうか?
『あんたが知る必要はないわぁ~、あんたはそいつらの体で愉しんでいればいいのよ』
「ざっけんな!!なんでそんなこ……」
『あらぁ?これはあんた達にとってもいい話よ。なんせそうしている間は私達についてあんまり悩まなくて済むんだし』
その言葉の意味を理解し、俺は息を呑む。俺達にとっていい話、私達に悩まなくていい、この2つが意味するところは。
「お前まさか深海s――」
『おしゃべりはぁ、おしまい。ここからはお楽しみのお時間よ。今回は長く楽しめる仕様にしておいたからたっぷり遊んでね』
俺の疑問は、女の声とともに俺の背後に現れた人型の黒いもやの行動によって遮られた。
黒いもやは粘着物質で出来た地面に邪魔されることもなく、響のスカートの中に手を入れてパンツを下ろして女性器を触れてくる。四肢を拘束された俺はなすがままにされるしかない。
もやの手マンは入り口で指を動かすだけで正直に言ってあまり気持ちよくない。だが異物の侵入に対してか、少しだけ愛液が分泌された。それに気がついたもやは股間の部分を棒状に膨らませるとそれを女性器にあてがう。
「っ!あ、ああ……」
意外なことに破瓜だというのに痛みはやってこなかった。挿入されたブツも確かに感触は肉棒のそれなのに温度は一切無いという、何とも言えないものだということも俺の違和感を強めていた。
ゴンッゴンッと子宮口を強く突いてくるが肉棒のあの熱や相手からの反応がないせいでいまいち気持ちよくなれない。確かに膣壁を棒が擦る度に気持ちよさは生まれるが本来の肉棒に比べれば皆無に等しい。
ビュルルッ! と絶頂したらしいもやは精液を響の子宮に注ぐ。これは熱い。肉棒は温かくも冷たくもないのにそこから吐き出されるものには本来の温度があるのは何故だろうか?
と、そこで自分の体の異変に気がついた。急激に体が熱くなっている。体温が上がるのに合わせて下腹部がうずき出し、内部の異物への期待が増していく。
なぜ急にオスを欲し始めたのか、その答えを俺は思い出した。
「(長く楽しめる仕様ってのはこういうことかよっ)」
もやは射精直後にも関わらず再びピストンを行う。媚薬入りの精液によって発情させられた響の体では抵抗すら出来ずにもやの動きに翻弄される。
「ひぐっ、あ、があぁっ!」
響の膣は一刻も早く自分を屈服させて欲しいとわめき立てる響の本能に従ってか、男に媚びるように受け入れ、締め上げる。それにもやはクリトリスと乳首をいじくりながらのピストンという形で答えた。
「ひぐおおおぉぉぉっ!!!?」
2度目の射精によってついに響の体も絶頂に達する。子宮に流し込まれた精液によってさらに体は熱くなっていく。
「ひいっ!?も、もうやめ……」
『悪いけどぉ、この程度でおしまいじゃつまらないからダメよ。それに調べすぎた事への罰って意味合いもあるしね』
くつくつと楽しそうに笑いながら声の主は俺の懇願をあっさりを却下する。夜の神社に響き渡る悲鳴はもうしばらく続きそうだった。