「………大丈夫そうだね」
ユウちゃんの体を視姦したせいでさらに上を向いて染みを大きくした股間を見ながら、ユウちゃんは嬉しそうに呟いた。
「もっとこっちに来て」
俺は言われるがままに、ゆっくりとユウちゃんに歩み寄った。
ユウちゃんから二歩ほど離れたところで立ち止まる。
「もっと」
そう言われて、もう半歩近づいた。
俯いていても、座ったユウちゃんの顔が見える。
その視線が「まだ足りない」と言っているように感じて、俺はさらに一歩近付いた。
「うん、いい子だね」
ユウちゃんの吐息を太ももに感じるくらいの距離に近付いて、俺の股間はさらに期待を募らせた。
ユウちゃんの組んだ足先が、いたずらするように俺の足の内側に触れている。
「さあ、もったいぶってないで早くパンツ下ろして。それとも、私が脱がせてあげようか?」
ユウちゃんの言葉に、動かしかけた俺の腕が止まる。
股間がびくんと一跳ねしたのを見て、ユウちゃんは嬉しそうに頷いた。
「変態」
上目遣いで俺を見上げながら、セリフとは裏腹に妙に嬉しそうにユウちゃんが言う。
ユウちゃんの手が、俺の腰に添えられる。
ユウちゃんの指先が触れた瞬間、俺の腰が冗談のように跳ね、馬鹿みたいに反応した。
「アハッ、もう……敏感すぎ」
俺を刺激しすぎないようにか、それとも汚くて触りたくないのか、ユウちゃんは指先で摘まむ様にパンツの端を持つと、ゆっくりと動かしていった。
「凄い……ひっかかってるよ…?」
そう言いながらも、ユウちゃんは俺の股間にほとんど刺激を与えることなく、ゆっくりとパンツを脱がしていく。
「うわぁ……すっごい糸引いてる……」
太ももまでずり下げたパンツの内側を、ユウちゃんはパンツを裏返してまでマジマジと見ていた。
「邪魔だから、全部取るよ」
俺はユウちゃんの動きに合わせて、パンツから足を抜く。
俺は下半身素っ裸になった上に、足の間にユウちゃんの組んだ足があるせいで股を若干開いており、かなり間抜けな格好だった。
恥ずかしすぎて死にそうだ。
さっき会ったばかりの女の子の前で、俺はなんてことをしてるんだ……
ユウちゃんが急に無言になる。
もはや隠すこともせずに荒く吐息を吐き、組んだ足の間に手を差し入れてモジモジしながらも、視線はガッチリと俺の股間に固定されていた。
俺の存在などまったくいないかのように無遠慮に、右に左にゆっくりと体を傾けながら、様々な角度で股間を見つめてくる。
この段階にきて急に、自分が仮性包茎であることが恥ずかしくなってきた。
俺の股間は、完全に勃起しても先端が少し覗くくらいで、皮が亀頭を覆っている。
ユウちゃんの目の前で改めて自分で皮を剥くのも何か嫌で、俺はどうにかこのまま完全に剥けてくれないものかと股間に力を込めてみた。
変な力を込めたせいで奥に詰まっていた先走り汁が押し出されて先端に玉を作り、そのままとろりと糸を引きながら零れていった。
「うわぁ……」
ユウちゃんが感嘆の吐息を漏らす。
ゆっくりと垂れ落ちる雫を、ユウちゃんは視線で追いながら指先でそっと受け止めた。
ユウちゃんの指先の上でそれは玉を作り、そのてっぺんはいまだに俺の先端と繋がっている。
その雫に魅入って半開きになっていたユウちゃんの唇の端から、とろりと涎がこぼれた。
それに気付いたユウちゃんが、ハッとして慌てて口元を手で拭う。
しかし、俺の我慢汁を受け止めた指先は、まるでとても大切なものでも扱っているかのように中空にキッチリと固定されたままだった。
「っ!……じゃ、じゃあ、ほら、射精してみせてよ」
俺の雫を受け止めた指先を彷徨わせながら、慌てた様子で取り繕うようにユウちゃんは言った。
先ほどまでの様子と打って変わったその姿は、非常に可愛かった。
俺の考えを察したのか、ユウちゃんが視線に力を込めて見上げてくる。
「何してるの? さっさと始めて」
その強がった様子がさらに可愛くて、先ほどの慌てた姿と相まって俺にもだいぶ余裕が出てきた。
そんなに見たいなら、強烈なのを見せてやろうじゃないか。
今の状態でもすぐに出すことはできそうだったが、俺は限界まで溜めて特大のヤツをお見舞いしてやることにした。
竿を軽く握り、ゆっくりと上下させる。
すぐイかないように調整しながら、感度を高めていった。
「……あっ、出すときはちゃんと言ってね?」
その様子に再び目を奪われていたユウちゃんが、主導権を取り戻そうとするかのように言った。
その言葉で危うく込み上げるものがあったが、俺はぐっと我慢した。
ぐぐっと力を増した股間から、再度雫が垂れる。
「あっ…」
ユウちゃんはそれに気付くと、さっきと同じ指で再び雫を受け止めた。
今度のは先ほどのよりも量が多い上に、先ほど受け止めた分と合わさってしまいユウちゃんの指先から零れ落ちそうになる。
「ああっ」
ユウちゃんは俺の先端から繋がる雫を掬い上げるように指を動かすと、指先の雫が垂れる前にパクッと口に咥えてしまった。
「ん……ひょっぱい……」
ユウちゃんは熱に浮かされたような視線で俺のオナニーを見ながら、ポツリとそんな言葉を漏らした。
指先についた液体をしっかり味わっているのか、ユウちゃんは咥えた指を離すことなく口をもごもごと動かしていた。
ユウちゃんは完全に自分の世界に入っており、俺がそんなユウちゃんの様子をじっと見つめているのを忘れているかのようだった。
ユウちゃんのもう片方の手はスカートの股間部分をぐっと押さえており、その太ももは切なそうにもじもじと擦り合わされている。
視線は完全に俺の股間に固定されており、俺がそんなユウちゃんの様子に興奮してラストスパートに入っているのに気付いている様子はなかった。
「……出るよ」
「えっ?」
俺はいたずら心といままでやり込められていた仕返しとを込めて、ユウちゃんの顔にぶっかけてやろうと腰をぐっと突き出した。
しかしそれで気付かれたのか、それとも条件反射でか、ユウちゃんは突き出された俺の先端を咥えていた方の手できゅっと包み込んでしまった。
「あうっ……!」
出る直前の敏感になった先端を、しかも思い切り飛ばしてやろうと皮を根元まで下げて剝き出しになった亀頭部分を触られて、俺の腰が跳ねる。
「わわっ…」
ビューッ、ビューッと、今まで経験したことのないくらい長い射精が続く。
一回一回の飛沫がいつものオナニー一回分くらいの量があり、普段の射精より何倍も気持ち良く思えた。
量が多すぎるためにユウちゃんの片手では収まりきらず、普段よりかなり粘度の高い精液がボタボタと零れ落ちた。
「凄い……」
ユウちゃんは惚けながらも、もう片方の手の平で零れ落ちてきた精液をしっかり受け止めていた。
ユウちゃんの手の平に、ゼリーのようにぷるぷるとした白濁液がどんどん溜まっていった。
「ふぅ…」
出し切った俺は、快楽の余韻に浸っていた。
賢者タイムに入り、頭の中がスッキリしている。
すっげぇ気持ち良かった。
特に、他人に触られるということがこんなに気持ち良いとは思わなかった。
なんとかしてこれをオナニーで再現できないものか。
そういえば手首を縛って手先を正座したときみたいに痺れさせて、他人にされているかのようにしてするやり方ってのをネットで見たことがあるな。
今度チャレンジしてみるか。
「ウゥッ!?」
突然の強烈な快感に、変な声が出てしまった。
余韻から抜け出した俺が尿道に残った精液を絞り出そうとした瞬間、ユウちゃんが俺の亀頭をきゅっときつく握ったのだ。
「………今、私の顔にかけようとしたでしょ」
精液で濡れた手の平全体で亀頭を揉み洗うように断続的にシゴきながら、ユウちゃんは精液を受け止めていたままの手の爪先で俺の睾丸をカリッカリッと軽く引っ搔いた。
これは威嚇だ。
ユウちゃんが前髪の隙間から、感情のない目で俺を見ている。
射精後の敏感になった亀頭を攻められ、腰をビクリビクリと跳ねさせながらも、俺はそこから抜け出すことができなかった。