Moon Knights IS〈インフィニット・ストラトス〉R-18 作:アマゾンズ
以上
時刻は21時、学園内は業務を終わらせ生徒や教師は寮に戻っている時間帯。
その中で教員用の部屋らしき一室の明かりが灯っていた。その部屋には男女二人がテーブルを挟み座っている。
女性の名はフー=ルー・ムールー、IS学園の教師であり副担任補佐という役割で生徒に学問指導やカウンセリングを行っている。彼女を慕う生徒は同じ教師である織斑千冬と同じとまではいかないが、かなり多く自分から学びに来る者が多い。
その向かい側に座って授業の復習をしている男性の名は青葉雄輔。彼はIS学園において三人目の男性操縦者であり、企業代表候補生でもある。その彼が何故、教師であるフー=ルーの部屋にいるのか?その原因は彼自身にあった。今現在は一人部屋を当てられている為、鍵の管理は責任をもってやらねばならないのだが、偶然にもその鍵を紛失してしまったのだ。この学園はカードキー方式を取っているために紛失による再発行はかなりの時間がかかる。
ゆえに紛失報告と噴出届けを出し、マスターキーで開けてもらえば良かったのだがそれでは鍵が見つかるまでの期間は部屋には入れないとのことでフー=ルーの部屋に世話になる事になってしまったのだ。
「フー=ルーさん、流石にまずいんじゃないですか?一応男女なんですから」
「あら?間違いを起こす気が貴方にありまして?」
「うぐっ・・」
フー=ルーにも見抜かれているが、雄輔自身も親友である政征に負けず劣らずの奥手なのだ。自分以外には鋭いが自分がその立場になると緊張してしまうのだ。
「湯浴みをしてきますわ、お話はその後に」
「分かりました」
今日の復習と明日の予習を終えると雄輔は勉強道具を片付け、くつろぐ事にした。だが、女性の一人部屋というのは健全な男子にとっては落ち着ける空間ではない。仕方がないので持参していた小説を読むことにした。
シャワーの音が響く中で雄輔は自身の心臓の鼓動が聞こえるくらいに緊張していた。
「こ、これじゃ期待しているみたいだろうが・・!落ち着け俺」
そこはやはり健全な十代の男子、そういう事を想像する年頃ゆえの葛藤だった。
◇
浴室の中ではフー=ルーが湯を浴び、身を清めた後に湯船に身を沈めていた。その手には一枚のカードが握られている。
「こうでもしないと、奥手すぎますから」
湯船から出ると水気をタオルで拭き取ると下着類を身につけ、薄着に近い服を着込むと浴室を出た。
「上がりましたわ、どうぞ」
「!え、あ・・はい」
雄輔はフー=ルーに促され、浴室へと入っていった。すぐに湯を浴び身を清めて湯船へと浸かり疲労を癒す事に専念した。
そんな雄輔を見送りながらフー=ルーはベッドへと入った。明かりを静かに落とし、常備灯の状態にすると同時に湯から上がる水音が聞こえてくる。
「あれ?フー=ルーさん眠ったのか?」
着替えの代わりになるシャツなどは幸運にも鞄とは別の袋に常備しておいた為、それに着替えベッドへ近づく。
眠る時にフー=ルーからはベッドに入って良いと言われ断ったが強引に押し切られ、仕方なくベッドに入ることを承諾したのだ。
「(真面目に理性、保てるか・・?)」
ベッドへ入ると雄輔はフー=ルーには背を向けるような形になり、目を閉じた。まどろみがやってきて自分を睡眠という休息の中へと引き込んでくれる。そのまま雄輔は眠りへと入っていこうとしていた。
「っ!?」
不意に柔らかい感触が背中に伝わる。それは紛れもなくフー=ルーの胸元だろう、女性特有の香りと柔らかさに心音が高鳴り始める。必死に眠ったふりを続けるが抱きしめられ耳元で囁かれた。
「起きているのでしょう?雄輔」
「っ!」
眠ったふりをしていたの見抜かれていたが、雄輔はそれに応えず眠ったふりを続けた。ここで起きてしまえば間違いなく流されると確信したからだ。
「強情ですわね?なら、致し方ありません」
そういうとフー=ルーは布団に潜り込み、寝間着代わりになっている雄輔の衣服を脱がせ、自身を露出させた。
「(ちょ、ちょっと待て!これは!)」
葛藤している間にフー=ルーは自身に触れ、手淫を行いながら舌を這わせ始める。その動きはほんの少し、たどたどしいが正確に快楽を与えてくる。
「ん!?」
「はぁ・・ん・・ぅ・・//」
雄輔は必死に堪えてはいるが、快楽というものは人間にとって到底耐えられるものではない。どんなに冷静さや我慢強さを発揮しても生殖行為は生き物自身の本能だからだ。
「(ま、待ってくれ!まさか・・っぁ!)」
「ん・・ぅ・・んふ・・んんっ!」
手淫から口淫へと移り、フー=ルーは一心に雄輔の自身に吸いつき続ける。先ほど舐められた時よりも快楽が強く、技術も上で耐えられるものではない。
「うぁ・・フ、フー=ルーさ・・」
「ん・・
「な、なんでこんな!?」
布団を退かすと同時に口淫をしていた自身からフー=ルーは口を離し、雄輔の目を見る。フー=ルーの顔は紅くなっており、教師として凛としたものではなく一人の女として愛した者にしか見せる事のない雌の顔をしている。
「私も一人の女です。自らが愛した殿方にこの身を捧げ、抱かれたいと思うのはいけないことかしら?//」
「う・・//」
その言葉に雄輔は何も答えられなかった。あの時、自分の気持ちに気づき自分はフー=ルーに告白されると同時にフー=ルーへの気持ちを告白した。それ以降は生徒と教師という立場上、二人で出かける事も一緒に居る事も少なかったが隙間をぬって時間を共にするようにしていた。
「だからといって・・こんな事を!//」
「私から求めなかったら何もできないでしょう?特に学園内では//」
「うう・・?」
そういうとフー=ルーは背を向け自身の服と下着を脱ぎ去り、髪を結っていた髪紐を解いた。薄暗い常備灯の明かりで分かりにくいが、ウェーブがかったエメラルドのような髪色のロングヘアーが晒される。雄輔はその後ろ姿に生唾を飲み込んでいた。
異性の身体というのは最も興味を惹かれると同時に、手を出すことの出来ないものでもある。要因は法律などだが、一般常識として教え込まれる倫理観が理性となっていることが多く。それを強く思う人間ほど異性に対して一歩踏み出すことが出来ないということが多い。
フー=ルーが振り返るとウェーブがかったロングヘアーの髪が揺れ、女性特有の胸元を髪で隠した状態で雄輔を見ている。
「ユウ=スケ・ダーブルス。髪というものは女の象徴・・私が髪を結うのは教師であり、騎士でもある私である事を見せるため」
言葉を口にしながらフー=ルーは雄輔へと近づき、愛しい男の頬に両手を添え唇を奪う。しばらくの間、深い口づけをした後にフー=ルーは再び口を開く。
「髪を解いた私は・・・女としての本気を見せる私ですのよ//」
「フー=ルー・・・//」
雄輔自身も女としてのフー=ルーに魅せられていた。教師でも騎士でもない、今、此処にいるのはフー=ルー・ムールーというただ一人の女として目の前にいるのだ。
凛として生徒を指導する教師としてのフー=ルー、戦いに身を置き戦場の厳しさを教える騎士としてのフー=ルー、だが今は愛を交わし、女としてのフー=ルーを見ることが許されたのは己だけという特別感が雄輔には嬉しかった。
「フー=ルー、いいのか?俺は年下なのに」
「そんな事を気にしていては恋も愛も持ち得ませんわ。それに私が愛した殿方は貴方ですのよ?」
まだ一つとなってはいないが、上乗りになっている裸体のフー=ルーと衣服の乱れた雄輔は見つめ合っていた。年齢を気にするのは自分がまだ十代であるがゆえにフー=ルーとは釣り合ってはいないのではないかという不安からだった。
「・・・っ」
「貴方はいつ・・・んっ!?」
フー=ルーが軽い説教をしようとしたが、突然起き上がった雄輔からの口づけで妨げられた。雄輔自身、女性の扱いは全く分からない。それでも目の前の愛しい人が全てを晒してきた覚悟を受け止めるだけの考えはあった。
「んん!?ん・・ぁ・・ふ・・んぅ//」
仕返しと言わんばかりの情熱的な口づけにフー=ルーは目を見開き、押し退けようとしたが力が入らず口づけを受け入れ続けている。しばらくして唇を離され、二人の間には銀の糸が伸びていた。
「はぁ・・はぁ・・いきなり過ぎますわよ//」
「はぁ・・は、どんな事でも負けっぱなしは嫌なもので//」
お互いに微笑み合うとフー=ルーは身を預け、雄輔の着崩れた服を脱がしてしまった。早く抱かれたい、自分に刻み込んで欲しいという感情が溢れ出ているようだ。
「お、落ち着いてくれ!目が怖いぞ!」
「あんな情熱的に口づけされて落ち着くなんて出来ませんわ!!//」
「ま、まずい!やりすぎたか!?」
既に後の祭りである。やり返す意味でした情熱的な口づけは、逆にフー=ルーの中にある愛欲を燃え上がらせてしまう結果になってしまった。雄輔は押し倒され、騎乗位の状態にされる。
「ま、待ってくれ!そのままじゃ!」
「問題ありませんわ、もうすでに潤っていますから//」
「待って・・くれ!」
「あんっ!!」
一つになる寸前、雄輔はフー=ルーを引き剥がし逆に押し倒した。それは自分が支配したいのではなくフー=ルーの思考を少しでも冷ますためであると同時に恋人の柔肌に触れたいという欲望の表れでもあった。
「まだ、俺がフー=ルーに触れていないんだ・・不平等だろう?」
「う・・//」
滅多に見る事の出来ない雄輔の男としての一面と力強さにフー=ルーはますます胸が高鳴り始めた。普段はクールかつ冷静な判断を出す事が多い彼だが内面には熱い感情を秘めており、それが友人たる政征との協同や、己が大切に思うものを侮辱された時などにそれが表に出てくる。
今、フー=ルーを組み敷いている雄輔はその状態に近い。そんな雄輔を初めて見たフー=ルーは抵抗どころか全く動けないままでいた。それほどまでに今の彼はフー=ルーの女としての自分を刺激してくる。
ゆっくりと雄輔はフー=ルーのふくよかな胸元に触れ、柔らかさを確かめるかのように揉み始める。
「んううう・・!あ・・ぅん//」
フー=ルーの肌は柔らかくとも張りがある。親友の恋人であり皇女であるシャナ=ミアの肌を真っ新な白い雪とするならば、フー=ルーの肌は陽を浴びる海のようなモノと言えるだろう。暖かくも優しく受け止めてくれる。
「・・・女性に触れるのは初めてだがこんなにも違うのか//」
初めての女体に雄輔は戸惑いの連続だった。肌の柔らかさ、細かさや匂い。そして聞こえる心音などが自分の中にある雄としての部分を刺激してくる。それは十代の男にとって戸惑うのは無理もないことだろう。
胸全体だけでなく突起にも転がすように指で刺激する。強さ加減がわからないが強すぎないようにすればいいと刺激を続ける。
「ああっ!こんな・・!ダ・・メ//」
「(ダメと言いながらも引き寄せようとしてくるんだが、これは求められてるって事か?)」
雄輔の勘は当たっていた。今のフー=ルーは女として目の前の男に支配され、支配された証を貰いたいという事しか考えていない。愛欲という炎は理性を焼き尽くし、己が好いた男しか求めない状態だ。
「フー=ルーの全てを貰う//」
首筋に舌を這わせ、胸元の突起を口に含み軽く吸い始める。この知識は年頃の男なら持っているイケナイ本や映像からのものだ。だが、それはあくまでも知識としてであり実践はしたことがないのとフー=ルーを気遣って強くしないようにしている。
「あんっ!はぁ・・・やっ、んあぁっ!」
雄輔から与えられる刺激の一つ一つがフー=ルーに快楽を与え身体がそれに反応し、震えが走る。愛した異性に触れられているそれだけでもフー=ルーの身体は熱を帯びてきていた。
「フー=ルー//」
「雄・・輔・・ん・・・//」
名を呼ばれ口づけをされると同時にフー=ルーは自分の腕を雄輔の背中へと回し、抱きついた。ひと時も離さないという思いなのか、離れたくないという思いからなのかは分からないが二人は舌を絡め合い、唇を離そうとはしない。
互いに息が苦しくなり、唇を離すと同時にフー=ルーの手が雄輔の自身へと伸び、自らの中へと招き入れようとしていた。
「待ってくれ・・着けなければマズイだろう?//」
「今夜は特別にしたいのです・・・いけませんか?//」
フー=ルーの熱に促されたのか雄輔は体勢を整えると改めてフー=ルーの恥部に自身をあてがった。
「行くぞ?誓いは今ここで?//」
「ええ、来てください。新たな誓いと共に//」
その言葉を聞いた雄輔はすぐには挿入せず、鳴らす様に擦りつけた後にゆっくりとフー=ルーの中へと入っていった。
はい、ようやく書けましたフー=ルー編。
アダルチックな雰囲気ってすごく難しすぎますね(苦笑)
雄輔は政征以上の大人の階段を登りました。だって・・着けてないですから。
雄輔×フー=ルーはこれが一番かなって思ったので。
本編も頑張ります!